二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
- 日時: 2020/02/19 11:22
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?
{逃走者紹介}
カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}
▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?
※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.54 )
- 日時: 2020/02/12 18:57
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
>モンブラン博士さん
鬼太郎が確保されてしまいましたが、
モンブラン博士さんは彼より長く生き残れました!
クロエは今のところ何もしてませんが、果たして彼女はこれからどう動いていくのか。
そして猫姉さんたちはこれからどうなるのか。
逃走成功のために、頑張って逃げてくださいね!←展開決めるのは俺
では!
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.55 )
- 日時: 2020/02/12 19:53
- 名前: ウィオ (ID: sJF0MvJe)
「ハナウタヒメ」
ギギギギギ
りょうクン「痛……! 痛い、痛いよぉお!!」
カンナ(男)「ごめんねりょうクン、でも頑張れ!」グググ
ギギギギギ!
カンナ(男)「!? なんだか力が強く……!」
(「何か」がりょうクンを引っ張る力が強くなっていく――)
りょうクン「ギブギブ!! もう勘弁してえ!」
カンナ(男)「プロレスじゃねーんだぞ!; 頼むから気張れ!」グググ
りょうクン「そ、そんなこと言われたって……も、もういいよ、離してええっ!」
カンナ(男)「ダメだよ! そんなことしたらりょうがどうなるか……!」グググ
(その時――)
ズルッ
カンナ(男)「!? しまっ、手が滑って――」
りょうクン「!!?」ズルルルル!!
(りょうクンはドームの中に引きずり込まれた――)
りょうクン「わぎゃああああぁぁああぁぁぁぁあああっ!!」ザシュドスドスゲシッガスッゴスッ!!!
カンナ(男)「!!? りょう!!」ダッ
(カンナは急いでドームの中に入る――)
-----------------------------------------------------------------------------------------
【ドーム・内部】
りょうクン「」
カンナ(男)「……!!」
(腕をもがれて、動かないりょうクンの姿があった――)
カンナ(男)「う……ウワアアアアアアアアアアアッ!!」
カンナ(男)「あ、……りょ、りょう……!!」ガクガク
(その時――)
白銀「どうした!? 何があったんだ!?」タッタッタ
(白銀とゆうきとひろとクンが駆けつけてきた――)
りょうクン「」
白銀「なっ……!!」
ひろとクン「こ、これは……!」
(逝っているりょうクンを見てしまった――)
ゆうき「りょ、りょうクン……!? 嘘だろ……!?」
(悲壮な顔をしたゆうき。南ことりファンクラブのメンバーであったりょうクンが、こんな姿になっていたのだから――)
{残りゲーム時間 185:00}
{MISSION 失敗}
(3体のハンターが放出され、ハンター6体から9体となった――)
寵姫「……」ユラユラ
(りょうクンの近くには、チューリップの花弁から上半身を出している女性型のモンスターがいた――)
ひろとクン「……こいつが寵姫!?」
寵姫→ハナウタヒメ蜜儀(出典:Re:kinder)「……!」
カンナ(男)「来た!」
{BGM:花のワルツ(出典:Re:kinder)}
白銀「化け物と相手しろってか……!」
ハナウタヒメ蜜儀「」シュッ
ドガッ
白銀「ぐっ!」ドサッ
ゆうき「白銀!」
(ハナウタヒメの殴打をまともに食らってしまった白銀)
カンナ(男)「どりゃああっ!」ザシュッ
ハナウタヒメ蜜儀「ッ!」ズキッ
(カンナが剣でダメージを与え――)
ひろとクン「はあっ!」ドカッ
ゆうき「そりゃっ!」ゲシッ
ハナウタヒメ蜜儀「っ!」ズキッ
(ひろとクンとゆうきが蹴りを放った――)
カンナ(男)「攻撃が効いてる!」
(その時――)
ハナウタヒメ蜜儀「」ドクン
(そしてドクンと、大きく脈打った――)
ゆうき「? 何してんだ、アイツ……」
白銀「よく分からんがとにかく殴るぞ! はあっ!」ドカッ
ハナウタヒメ蜜儀「っ」ズキッ
(白銀が拳で殴った――)
カンナ(男)「……」
ハナウタヒメ蜜儀「……」ユラユラ
カンナ(男)「みんな! ガードして!」
白銀「? 何故だ?」
カンナ(男)「勘だけど……。なんか凄い攻撃が来そうな気がする!」
ひろとクン「? なんだかよく分からんが……」
(カンナ、ゆうき、白銀、ひろとクンは防御の態勢を取った――)
ハナウタヒメ蜜儀「!!」カッ
ボオオオオオッ!!
(ハナウタヒメは「九月の雨の心臓」という大きな炎を放つ魔法を唱えた――)
ひろとクン、白銀、ゆうき、カンナ(男)「ぐっ!!」ボオッ
(まともに食らってしまったが、ガードしていたため軽傷で済んだ――)
ゆうき「いてえ……!」ズキズキ
ハナウタヒメ蜜儀「!」ドカッ
ゆうき「があっ!」ドサッ
(ハナウタヒメに殴り飛ばされたゆうき)
白銀「ゆうき! くそっ、やっぱり生意気な化け物だ!」ドカッ
ハナウタヒメ蜜儀「っ」ズキッ
(白銀に蹴りを食らわされた寵姫――)
ハナウタヒメ蜜儀「」ゴスッ
白銀「がうっ!」
(そして殴り返された――)
ひろとクン「みんな……!」
カンナ(男)「くそっ、強いな……!」
ハナウタヒメ蜜儀「」ドクン
ゆうき「またアイツ、脈打った……!」ヨロヨロ
ひろとクン「またあの炎を放つ気だ……!」
白銀「させるかっ!」ドゴオオッ!!
ハナウタヒメ蜜儀「ッ!!!」ドサアアッ
(白銀は渾身の一撃をハナウタヒメ蜜儀に食らわした――)
ハナウタヒメ蜜儀「」シュウウウン
(寵姫は消滅した――)
白銀「倒した……」
ゆうき「でも……」
りょうクン「」
(寵姫を倒しても、りょうクンは帰ってこない――)
カンナ(男)「……」グスッ ドサッ
(泣き崩れる、少年――)
カンナ(男)「う……やだよ……。こんなのやだよおおおおおっ!! りょう……。お願い、生き返ってよぉ……」グスッグスッ
――僕は叫んだ。友達を失ったのは、これで3人目だ――
――涙が、止まらなかった。
――どうして、りょうがこんな目に遭わなければいけないの――
白銀「……っ」
(涙を堪えている白銀と――)
ゆうき「……ぐうっ……あうっ……」グスグス
(男泣きしているゆうきと――)
ひろとクン「………………」
(ショックで唖然としている、ひろと――)
カンナ(男)「……」
カンナ(男)「……」スクッ
(ゆっくりと立ち上がった、カンナ)
ひろとクン「カンナ君……?」
カンナ(男)「行こう……。もう、ここに、居たくない……」
ひろとクン「……」
ひろとクン「そうか……じゃあ、一旦秘密基地に戻るか……」
カンナ(男)「うん……」グスッ
(4人は辛そうな表情をしながらドームを出て、公園を出て行ったのであった――)
---------------------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 180:00}
【秘密基地】
ひかり「あ、帰ってきた……!」
カンナ(男)、ひろとクン、ゆうき、白銀「……」テクテク
ことり「……察しはついてるけど、どうだった……?」
ひろとクン「……それが」
(説明中――)
ひかり「そんな、りょう君まで……」
れいサン「なかよしゲーム、難易度高すぎるでしょ……。お陰で人が二人も……!!」イライラ
しゅんすけ「りょうクン……」グスッ
あやサン「……」
konakun.「やっぱり、怖すぎるわ、このゲーム……」ガクガク
海未「寵姫とやらは、相当強いようですね……。私、勝てる自信がありません……」
れいサン「……」
れいサン「今度はあたしも連れてってよ」
カンナ(男)「れい?」
れいサン「やっぱり、あたしも何かしなきゃなーって思ってさ。ひろとクンやゆうきクン、そして白銀クンには休んでもらって」
カンナ(男)「そっかぁ……でも大丈夫?」
れいサン「いけるいける! あたしこう見えて空手習ってるんだから。カンナ君のほうこそ大丈夫? あれからずっと動きっぱなしでしょ。休んだほうが……」
カンナ(男)「平気だよ。僕、こう見えて体力には自信あるから」
れいサン「……ぷぷっ。なんだかちょっと面白い奴だね」
カンナ(男)「はは、ありがとう。それじゃ……。お願いできるかな」
れいサン「おっけ、任して」
れいサン「とは言ったものの、二人だけで行くのはちょっと心細いってか、なんていうか……」
れいサン「もう少し人数が欲しいよね~……。誰か来てくれる?」
しゅんすけ「……」
しゅんすけ「僕、行くよ」
れいサン「しゅんすけクン! 大丈夫なの?」
しゅんすけ「僕の友達が3人も消えてしまったんだ……。もう流石に、何もしないわけにはいかないよ」
しゅんすけ「友達のために、僕は頑張る!」
(神妙な顔つきになっている、しゅんすけ)
れいサン「そうなんだ……。じゃあ、頼んだよ」
しゅんすけ「うん……!」
カンナ(男)「よし……じゃあ、あや。君も一緒に来てくれる?」
あやサン「……私?」
(基地の隅っこに座り込んでいたあやサンを指名した、カンナ)
れいサン「無理っぽいかな?」
あやサン「……ううん、そんなことない。一緒に行く……」スクッ
(あやは立ち上がり、カンナの近くに寄った)
konakun.「……わ、ワイも行くわ! 今まで何もしてへんし……;」
ひかり「私も、そろそろ手伝おうかな~……」スクッ
れいサン「ありがとう皆……じゃあ、よろしく!」
konakun.、ひかり「うん!」
カンナ(男)「よし、これだけ人数がいれば安心だね」
(カンナ、れいサン、あやサン、しゅんすけ、konakun.、そしてひかりの6人が外に向かう事になった――)
ピリリリリ♪
konakun.「! またメール……」
カンナ(男)「『ういーーっすwww みんな、調子はどう? 元気にしてる? ウ〇コは快便?』」
konakun.「最低な出だしやな……;『ミッション③発動しちゃうよ~』」
ひかり「『町に「トレアント」っていう木の姿をしたお化けを10体召喚しちゃった☆』」
konakun.「『残り165分までに全部倒さないとタイマーの時間が30分くらい巻き戻っちゃうよ』」
カンナ(男)「『つまり失敗するとまた195分からになるよ~♪』」
ひかり「『あ、因みにトレアントには打撃効くから。一発殴るだけで消えるから肝に銘じておいてネ☆』」
カンナ(男)「『そんじゃ、バイバイビーwwwww』」
ひかり「ゆういちクンの肩を撃ち抜きたい」
カンナ(男)「止めとけ」
白銀「じゃあ、俺たちはここで休んでるよ」
ゆうき「俺はことりちゃんと一緒に休む!」
ことり「ゆうき君……?」
ゆうき「ことりちゃん、今も辛そうな顔をしてるね。だけど俺といれば辛くないよ」キリッ
ことり「ゆうき君……! ふふっ、ありがとう///」ニコッ
ゆうき「いやあ、そんなぁ///」イチャイチャ
ことり「(*´▽`*)」イチャイチャ
れいサン「何アレ」
カンナ(男)「社交辞令です」
-----------------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 178:00}
モンブラン博士「おや、あそこにいるのは……」
(その頃、作者勢の一人であるモンブラン博士は路地裏にいる「誰か」を見つけていた)
モンブラン博士「おーい!」
(その「誰か」とは――)
エマ「!」クルッ
(今回初参戦であるそばかすの外国人のエマ・ヴェルデであった――)
エマ「モンブラン博士君? どうしたの?」
モンブラン博士「いやあ、元気にしてるかな、思って」
エマ「今のゲームマスターみたいなこと言ってるじゃん;」
モンブラン博士「え?; まあな。とにかく元気にいかないとだめだぞ」
エマ「そう言われても無理だよぅ;」
モンブラン博士「こんな状況だからこそ明るく行くべきだろう。怖がっていても何もならないぞ!」
(今回はポジティブにやりたいと思ってる、モンブラン博士であった)
エマ「ポジティブだね……凄いなぁ」
モンブラン博士「ハハハ、私と一緒にいれば少しは気持ちが楽になるだろう。一緒に行動していいか?」
エマ「うん、いいよ!」
(モンブラン博士、エマと共に行動することに――)
モンブラン博士「ありがとう」ニコッ
(その頃、今回初参戦である可愛らしい見た目をしたねこは――)
ねこ「」ビクビク
(建物の裏に隠れていた――)
ねこ「怖いよぅ; 早くこんなゲーム終わってほしいよぉ;」ビクビク
(恥ずかしがりやで臆病なねこさんの近くに――)
ハンター「……」テクテク
(1体のハンターが――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ねこ「……! ハンターだ……」
(ねこ、やり過ごせるか――)
ハンター「……」テクテク
ねこ「……」ドキドキ
ハンター「!」タッ
(見つかってしまった――)
ねこ「あうわっ!」ポンッ
《ねこ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 32人 [176:25]
ねこ「にゃおう……確保されちゃったぁ;」
ピリリリリ♪
からあげ「『姉歯マンションの付近にてねこ確保、残り32人』」
カルマ「ねこ確保か……」
(その頃、猫娘は――)
猫娘「いたわ!」
トレアント「」テクテク
(1体のトレアントを見つけていた。トレアントはエリア内をゆっくり徘徊するだけの妖怪――)
猫娘「一発殴るだけでOKなのよね? そんじゃ、はいっ!」ドカッ
トレアント「」パアアッ
(殴られて消滅した――)
{トレアント撃破 残り9体}
猫娘「よしっ!」
※因みに撃破されるたびに「残り〇〇体」というアラームがスマホから鳴ります
(その頃、カンナとしゅんすけとあやサンとれいサンとひかりとkonakun.のグループは――)
カンナ(男)「あっちにトレアントいた!」
あやサン「こっちにもいるよ……」
れいサン「でかしたっ!」タッ
konakun.「よーしっ!」タッ
(れいサンは左にいるトレアントのところへ、konakun.は右にいるトレアントのところへ走り出した――)
れいサン「そりゃあっ!」ゲシッ
konakun.「でいっ!」ポカッ
トレアント2体「」パアアアッ
{トレアント2体撃破 残り7体}
れいサン「うん、順調だね!」
ひかり「このペースならすぐに倒せちゃうかも?」
しゅんすけ「そうだね……」
しゅんすけ「……」
カンナ(男)「しゅんすけ……。大丈夫?」
しゅんすけ「あ、ううん。平気平気。ごめん、心配かけさせちゃって」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)(そうだった。友達を3人も失ってるのは、僕だけじゃないんだ……)
(しゅんすけもりょう、さやか、そしてたくみの友達であった――)
しゅんすけ「気持ち、切り替えないと……」
(その時――)
konakun.「あっ、向こうにまたトレアントが!」
しゅんすけ「! 僕がやる!」タッ
あやサン「しゅんすけクン……」
しゅんすけ「僕だって役に立ちたいんだ! どりゃあっ!」ドカッ
トレアント「」パアアッ
{トレアント撃破 残り6体}
しゅんすけ「はあ、はあ;」
ひかり「皆頑張ってるなぁ……。私も貢献したいよぉ;」
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.56 )
- 日時: 2020/02/12 19:00
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
(その頃、ミカンは――)
ミカン「ハンター早く退きなさいよ……」ドキドキ
ハンター「……」ウロウロ
(民家の裏に隠れながら、遠くにいるハンターの様子を窺っていた――)
トレアント「」テクテク
(ハンターの近くには、1体のトレアントが。ハンターが離れてくれないと、倒せない――)
ミカン「イライラするわね……向こうに見えてるのに、手を出せないってのが……」
(そんな彼女の近くに――)
ハンターB「!」タッ
(別のハンターが迫りくる――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミカン「って、イライラしてどうするのよ私、ここは落ち着いて、落ち着いて――ぬあっ!?」ポンッ
《陽夏木 ミカン 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 31人 [173:05]
ミカン「マジで……?;」
ピリリリリ♪
桃「『本屋付近にて陽夏木ミカン確保、残り31人』」
斬美「あの人、牢獄行きになっちゃったのね……」
(その頃、Ga.c=evo.とカルマの二人は――)
カルマ「そっちにいるぞ!」
Ga.c=evo.「でかしました! そーれっ!」ドカッ
トレアント「」パアアッ
(トレアント退治に協力していた――)
{トレアント撃破 残り5体}
Ga.c=evo.「よしよし! いい感じですね!」
カルマ「まだ1体しか倒してないのに何調子乗ってんだ」ハッ
Ga.c=evo.「べ、別にええではないですか!;」
カルマ「ま、トレアントはまだ半分も残っている。力を合わせて残りのやつ全部倒そうじゃねーか」
Ga.c=evo.「力を合わせてって……カルマにはなんだか似合わない言葉ですねえ」
カルマ「やかましいぞ」ヘッ
(なんだかんだで仲良くやっている、二人――)
(その頃、カンナグループは――)
カンナ(男)「見つからないなぁ……」キョロキョロ
(トレアントを探している途中であった――)
れいサン「空き地行ってみようよ」
ひかり「そうだね」
{空き地}
ひかり「土管の中や裏に隠れてるってことは――」テクテク
konakun.「ちょっ、一人で探すのは危ないでっ!」
ひかり「大丈夫大丈夫! 出てきたら殴ればいいだけだし~♪」
ひかり「……」ゴソゴソ ←土管の中と裏を調査してる
ひかり「まあ、1体もいなかったわけですが」
konakun.「(;´・ω・)」
あやサン「じゃあ……別の場所、あたろう?」
れいサン「うん」
タッタッタ
(カンナたちは走って空き地を出て行った――)
カンナ(男)「れい」
れいサン「ん?」
カンナ(男)「君、女の子なのにこの町を見て全然怖がってないよね? 凄いなぁ;」
れいサン「女の子全員がこの町を見てビクビクすると思ったら大間違いさ」
れいサン「まあアレだね。空手道場でよくガタイのいい男や強面の人間と相手してるからさ――。そうしてるうちに、怖いモンに耐性ついたのかもね」
れいサン「力持ちの大男5人が一斉に襲い掛かってきても勝てる自信あるよ!」ニヤリ
(自信家なれいサン――)
カンナ(男)「じゃあ翠星石と戦ってほしいなぁ~」
れいサン「誰それ?」
カンナ(男)「魚雷を蹴り返したり(第7回参照)、かめはめ波放ったりする超人の人形だよ」
れいサン「お前はそいつをあたしと戦わせてどうしたいんだ。あたしをこの世から抹消したいつもりなのか;」
カンナ(男)「いや本当に手合わせさせるつもりはないから。いや、マジで;」
『牢獄 DE トーク』
翠星石「ぶえっくし!!」
シャミ子「大丈夫ですか?」
翠星石「平気ですぅ。へへ、誰かが翠星石の噂でもしてるんでしょうね~」
レベッカ「陰口でも叩かれてるんじゃない?」
翠星石「何だとクソ赤ずきん、ですぅ」
レベッカ「冗談冗談」
{残りゲーム時間 170:00}
(その頃、カンナグループは――)
あやサン「やっぱり、全然見つからないね……」キョロキョロ
れいサン「全く、何処にいるってんだ……」イライラ
ひかり「ねえ、手分けしてトレアントを捜さない? そうしたほうが固まって探すより効率いいと思うんだ」
しゅんすけ「そ、そうだね! てかそれをもっと早くにやっておけば良かったんじゃ……」
ひかり「ごめん、今思いついて……(;^ω^)」
しゅんすけ「まあ、いいんだけど……;」
カンナ(男)「じゃあ、手分けして捜そうか。みんな、気をつけてね」
konakun.「おう! カンナも気を付けるんやで!」
カンナ(男)「勿論!」
タッタッタ……
(カンナ、れいサン、あやサン、しゅんすけ、konakun.、そしてひかりはバラバラに行動した――)
(一方、ゲムヲは――)
ゲムヲ「トレアントハ何処デスカ~」テクテク
(ミッションに挑んでいる途中であった――)
ハンター「!」タッ
(そんな彼の背後に迫りくる、ハンター――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゲムヲ「ソロソロミッションニ貢献シタイッテノニ、コレデハ――ゲッ!!;」タッ
(それに気づき、咄嗟に逃げる。しかしその時には既に距離を詰められていた――)
ゲムヲ「ビイイイイイッ!!;」ポンッ
《Mr.ゲーム&ウォッチ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 30人 [168:05]
ゲムヲ「マジデスカ……;」ドキドキ
(平面世界の住人、これにて牢獄行き――)
ピリリリリ♪
からあげ「『交番付近にてMr.ゲーム&ウォッチ確保、残り30人』」
猫娘「あのペラペラが確保されちゃったのか……」
エマ「てかさっきから思ってたんだけど、確保情報を伝えるときはふざけた書き方しないんだね、今のゲームマスター;」
(その頃、カンナ(男)は――)
カンナ(男)「いたっ!」
トレアント2体「」テクテク
(遠くのほうでうろついているトレアント2体を発見していた)
カンナ(男)「それっ!」ザシュッザシュッ
トレアント2体「」パアアッ
(剣で2体を一刀両断した――)
{トレアント2体撃破 残り3体}
カンナ(男)「やりぃ!」ガッツポーズ
(その頃、ひかりちゃんは――)
ひかり「何処かな、何処かな?」キョロキョロ
(焦りながらトレアントを捜していた)
ひかり「むーっ、早くみんなの力になりたいよぉ」プクーッ
(むくれた顔をした(可愛い)彼女の近くに――)
トレアント「」テクテク
(トレアントが歩いてきた――)
ひかり「! ラッキー、自分から来てくれた! そーれっ!」ポカッ
(ひかりは軽く殴った)
トレアント「」パアアアッ
{トレアント撃破 残り2体}
ひかり「よしよし! やっと皆の助けになれた~♪(*´▽`*)」ピョンピョン
(ひかり、喜びのジャンプ。かわいい)
(その頃、あやサンは――)
あやサン「……」テクテク
(ふらふらと、町の中を歩き回っていた)
あやサン(……トレアント、見つけなきゃ……)
あやサン「……」
あやサン(……でも、苦しい……)
(あやサンは疲れた顔をしている――)
あやサン「……」
あやサン「ちょっと、休もう……」ペタッ
(あやサンは近くにあったベンチに座って休憩を始めた――)
あやサン「……」
あやサン(………………一人って、こんなに辛いもんなんだ)
あやサン(……)
(なんだか、思いつめた表情をしているあや――)
(一方、しゅんすけは本屋の近くにて――)
しゅんすけ「はああっ!」ゲシッ
トレアント「」パアアッ
(トレアントに飛び蹴りを食らわしていた)
{トレアント撃破 残り1体}
しゅんすけ「うん、いい感じ!」
(その時――)
konakun.「あっ、しゅんすけー!」タッタッタ
(konakun.、偶然しゅんすけと会った――)
しゅんすけ「えーと、konakunクン? どう? 倒せた?」
konakun.「いや、あの時の1体が最後や。そっちは?」
しゅんすけ「今しがた1体倒したよ」
カンナ(男)「おめでとう!」ヒョコッ
しゅんすけ「うわっ!? き、君居たんだ; びっくりするなぁ、もう;」
カンナ(男)「メンゴメンゴ」
カンナ(男)「――んで、残るは後1体だけだね」
konakun.「せやな。後1体何処にいるんやろ――」
しゅんすけ「……あの本屋の中だったりして」
(しゅんすけは近くにある本屋を指差した)
カンナ(男)「そこ?」
しゅんすけ「うん、確証はないけど……。時間無いし、早く行こう!」タッ
(しゅんすけは単独で本屋の中に乗り込んでいった――)
konakun.「あっ、ちょっと、一人は危険やで――行っちゃった」
カンナ(男)「追いかけよう!」タッ
konakun.「おう!」タッ
(二人はその本屋の中に乗り込んだ――)
----------------------------------------------------------------------------
{本屋}
カンナ(男)「く、暗いなぁ……」
(暗くてよく周りが見えない――)
konakun.「しゅんすけ、何処に行ったんや? おーい!」
シーン
カンナ(男)「……おーい!?」
シーン
konakun.「……おい、これしゅんすけに絶対何かあったんじゃ……!」
カンナ(男)「や、止めてよ……。おーい、しゅんすけー?」テクテク
konakun.「……」テクテク
(カンナとkonakun.はとりあえず、奥に突き進んでみる――)
残り逃走者……カンナ(男)、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、マヨネ、猫娘、白銀、ソトカ、
桃、雪、みーくん、最上、ひかり、エル、斬美、クロエ、一馬、カルマ、メタルメイドウィン、しゅんぽこ、
konakun.、ゆうき、aren、モンブラン博士、からあげ、Ga.c=evo.、生ブスカジの30人。
---------------------------------------------------------------------------------
【とある林檎とロリババアと人形の雑談】
翠星石「はい、カンナがいないのでコーナーのタイトル変えました」
シェリー「おい、アプールはともかくワシはどうにかならないのか。ロリババアってなんだ、ロリババアって!」
翠星石「だって本当のことじゃありませんかwwwww」
シェリー「ふざけんな! 悪口言われてるみたいで気分悪いんだよ! 今すぐタイトル変えろ!」
翠星石「はいはい、分かりましたよ」
【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】
シェリー「よしよし、それでよい」
翠星石「チッ、前の方が面白かったのに……」
アプール「あのー、もうそろそろコーナー始めない?」
翠星石「あ、そうでしたね。じゃあやりましょうか」
~74人目・恋塚 小夢~
翠星石「こいつは漫画・アニメ「こみっくがーるず」に登場する女ですぅ」
アプール「少女漫画家で、ペンネームは「恋スル小夢」だよ」
シェリー「いかにも少女漫画家らしいペンネームじゃのう。彼女は明るくてファッションに興味があるという、ちゃんと「女の子してる」女の子じゃな」
翠星石「定期テストで赤点取るほどの頭脳の持ち主ですがね。頭悪っwwwww」
シェリー「ほうほう、頭悪いお前が人に「頭悪い」って言ったか。最高のギャグだなw」
アプール「ブーメランだよ、翠星石ちゃんwwwww」
翠星石「やかましいぞクソ共、ですぅ」ドカッ
シェリー、アプール「いたい」
翠星石「てか小夢ってまちカドまぞくのミカンと似てますよね」
シェリー「そうじゃなー、雰囲気や髪色、そして髪型などといい……共通点多いな」※画像検索推奨
アプール「小夢のほうが先に世に出たけどね」
※こみっくがーるず……2014年5月号 まちカドまぞく……2014年8月号 - 9月号
(Wikipediaの一部の文章を引用しました)
翠星石「小夢がウィオ版逃走中に初登場したのは第7回「逃走中 ~空中庭園と地底の鮫~」ですぅ」
シェリー「konakunさんがリクエストしてくれたんだったな、確か」
アプール「konakunさん、ありがとうございます!」
翠星石「ウィオ版では、前回紹介した腐女子連合軍の一員になったり、主人公のカンナ(男)に惚れたりしたですぅ」
アプール「主人公って書いてクソガキって読んだ奴初めて見たわ」
翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」
アプール、シェリー「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.57 )
- 日時: 2020/02/13 14:09
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「二人目」
カンナ(男)「……」テクテク
konakun.「……」テクテク
(慎重に捜す、二人――)
ゴトッ
konakun.「!」
(奥の方で何かが動くような音がした――)
カンナ(男)「しゅんすけ!?」
(音がした方向に向かってみると――)
しゅんすけ「……!」クルッ
カンナ(男)、konakun.「!」
(しゅんすけがいた――)
しゅんすけ「カンナ君……! konakunクン!」ホッ
カンナ(男)「なんだ、ここにいたのか……良かったぁ;」
konakun.「ほんまヒヤヒヤしたで;」
カンナ(男)「全く、いるなら返事してよ;」
しゅんすけ「ごめんごめん……。声出そうと思っても出なくて――」
konakun.「え? それはどういう意味や――」
(その時――)
ドゴオオオオンッ!!
カンナ(男)、konakun.「!!?」ビクッ
(突然、何かが勢いよく倒れてきたような音がした――)
しゅんすけ「い、いたいよぉ……!」ビクビク
カンナ(男)「!? しゅんすけ!?」
(しゅんすけは倒れてきた本棚の下敷きになっており、上半身だけが露出している状態である――)
konakun.「しゅんすけ? 何処や!?」
しゅんすけ「こ、ここだよ……」
カンナ(男)「ううっ、暗くて全然見えないよ!」
(しゅんすけを見つけられない、カンナとkonakun.――)
しゅんすけ「こっちだってば!」
(その時――)
ガタガタガタ
しゅんすけ、カンナ(男)、konakun.「!?」ビクッ
(突然、周囲の本棚が大きく揺れ出した――)
バラバラバラバラバラッ!!
(そしてその本棚から揺れで大量の本が飛び出してきた――)
ヒュウウウウウウウ
しゅんすけ「な、何!? 何!?」オロオロ
(その大量の本が、しゅんすけの頭に落ちてくる――)
しゅんすけ「うがああううあっっがああっ!!」ドガドガドガゲシゴスゴス
カンナ(男)、konakun.「!!!?」ビクッ
カンナ(男)「しゅんすけ!?」
(その時――)
パッ
カンナ(男)、konakun.「っ――」
(唐突に本屋の電気がついた――)
カンナ(男)「眩しっ――……ってうわあああっ!!」
konakun.「え? ――なっ!!」ビクッ
しゅんすけ「」
(頭を腫らしたまま、動かないしゅんすけ。そう、落ちてきた本で頭を何度も強く打ったのだ――)
カンナ(男)「あ……しゅんすけ……!!」
konakun.「そんな……!!」
(その時――)
フフフフフ……
(女の笑い声が聞こえた――)
カンナ(男)「!? 誰だ、出てこい!」
パアアッ
ヒトカタヒメ櫻儀(出典:Re:kinder)「クスクス」
(光と共に、二人目の寵姫がやってきた――)
カンナ(男)「ま、まさかこいつも寵姫……!?」
konakun.「戦うで!」
ヒトカタヒメ櫻儀「……」ニヤニヤ
(ヒトカタヒメは不気味に微笑んでいる。何か仕掛けてきそうだ――)
konakun.「何わろてんねん!」ドカッ
ヒトカタヒメ櫻儀「っ」ヨロッ
カンナ(男)「はあっ!」ザシュッ
ヒトカタヒメ櫻儀「っ」ズキッ
(二人は寵姫にダメージを負わした――)
ヒトカタヒメ櫻儀「ルンルン♪」パアアッ
(ヒトカタヒメは「不思議な快楽」を唱えた。全回復魔法だ。寵姫の傷が完治された――)
カンナ(男)「!? マジでか……」
konakun.「なら回復使われる前に倒したるわ! そりゃっ!」ドカッ
カンナ(男)「おう! でええいっ!」ザシュザシュッ
(konakun.は飛び蹴りで、カンナは何度も剣を振ってダメージを与えていく――)
ヒトカタヒメ櫻儀「!」ドカッ
カンナ(男)「ぐっ!」ヨロッ
konakun.「カンナ!」
(ヒトカタヒメの殴打を食らった、カンナ――)
konakun.「どりゃあっ!」ゴスッ
ヒトカタヒメ櫻儀「っ!」ヨロッ
(力いっぱい込めた拳で大ダメージを与えたkonakun.。しかし――)
ヒトカタヒメ櫻儀「ルンルン♪」パアアッ
(また「不思議な快楽」を唱えられた――)
konakun.「また全回復や……!」
カンナ(男)「くそっ、これじゃラチがあかないよ……!」
ヒトカタヒメ櫻儀「~~♪」ユラユラ
(その時――)
れいサン「そりゃああっ!」ドカッ
ヒトカタヒメ櫻儀「!?」ドサッ
(突如駆けつけてきたれいサンにヒトカタヒメは突き飛ばされた)
カンナ(男)「その声はれい!?」
れいサン「逃げるよっ!」ガシッ
(れいサンはカンナとkonakun.の腕を掴んで、そのまま本屋の外へ脱出した)
ヒトカタヒメ櫻儀「……」パアアアッ
(寵姫は戦いで疲れたため、休憩をするために姿を消したのであった――)
----------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 165:00}
れいサン「ちょっと……大丈夫!?」
カンナ(男)「ぼ、僕たちは平気……だけど、しゅんすけが……」
konakun.「……」
れいサン「一体、どういう経緯があって、あの敵と戦ってたの……?」
konakun.「……実は」
(本屋で起こった出来事を全部説明中――)
れいサン「そんな……!! 逝っちゃったの……!?」
カンナ(男)「うん……」
konakun.「しゅんすけは、もうおらへん……」
れいサン「……っ」
(唇をかみしめるれいサン。そんな彼女の近くに――)
ひかり「あっ、皆ー!」タッタッタ
(小倉ひかりと――)
あやサン「……」テクテク
(あやサンがやってきた――)
konakun.「みんな……!」
ひかり「ねえねえ、最後の1匹私が倒したんだよ? 凄いでしょ!」
(カンナとkonakun.が寵姫と相手している内に、ひかりは最後の1体を倒していたのであった)
{MISSION CLEAR}
(時間巻き戻しは阻止された――)
れいサン「……凄いなぁ。でもひかりサン、あんま喜べる状況じゃないってこと、分かってる?」
ひかり「え?」
カンナ(男)「……」
(カンナ、ひかりやあやサンにも事情説明)
ひかり「……!! 嘘、しゅんすけ君が……」
あやサン「……酷い……」
konakun.「……」
カンナ(男)「……」
(皆、辛い表情をしている――)
れいサン「……なあ」
れいサン「こんなこと言うのも何なんだけど……。悲しんでいてもどうにもならないよ……。寵姫、捜さなきゃ」
あやサン「……」
カンナ(男)「ははは、どうにもならない、か……。それが友達全員を失った僕にかける言葉なのか」グスッ
カンナ(男)「もう少し悲しませてくれない? 時には理屈に逆らって泣き続けたい時だってあるんだよ……」グスッ
(涙目になっている、カンナ――)
れいサン「しっかりしなよ! ゲームを終わらせる方法、忘れたの? 寵姫を全部倒せば、皆助かるんだぞ!?」
カンナ(男)「……!」
カンナ(男)「そっか、これは生き残りをかけたゲームなんだ……」
(我に返った、カンナ)
カンナ(男)「ごめん、迷惑かけた……」
れいサン「気にするなって……」
れいサン「とにかく寵姫探し、再開しよう。今度はここにいる全員固まって行動しよう。寵姫見つけたら全員でフルボッコすんの」
あやサン「何処を探すの?」
れいサン「……その肝心な部分を決めてなかったわ; 何処に行く?」
カンナ(男)「そりゃ、本屋に戻って」
ひかり「さっき確認したけどいなかったよ」
konakun.「いつの間に! てか単独で行動は危険やって言うたやろ;」
ひかり「ごめん、気になって……」
konakun.「まあ、無事やったからまだええんやけど……」
カンナ(男)「とりあえず土管のある空き地なんかどうかな? あそこなら探しがいがありそうだし」
れいサン「ああ、さっきの場所か……おっけ、じゃあそこ行こっか!」
カンナ(男)「うん」
{残りゲーム時間 160:00}
(その頃、エマとモンブラン博士は――)
エマ「あっちにハンターいるね……」
モンブラン博士「ああ」
ハンター「……」テクテク
(二人一緒に路地裏でこっそり、遠くにいるハンターの様子を窺っていた――)
エマ「……うん、どんどん離れてってるね。ふう~、本当にしんどいよ、このゲーム;」
エマ「後2時間半もあるじゃん……。もう耐えられない、もう自首しちゃおうっかな?」
モンブラン博士「ここまで生き残ってきたのにそれは勿体ないだろう」
モンブラン博士「逆に考えるんだ、「後2時間半だけだ」と考えるんだ」
エマ「そのフレーズ、なんかどっかで聞いたことあるんだけど……」
(その時――)
ハンターB「!」タッ
(別のハンターが、エマたちの姿を見つけた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エマ「ん? うわっ、ハンター来てるよ!;」
モンブラン博士「何!」
(二人は咄嗟に逃げる。果たして、振り切れるか――)
ハンター「……」タッタッタ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エマ、モンブラン博士「くっ!」タッタッタ
(逃げてる最中に――)
ハンターC「!」タッタッタ
(向こう側からも更に別のハンターがやってきた。挟み撃ちにされた――)
エマ、モンブラン博士「あわわ!」ポンッ
《エマ・ヴェルデ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 29人 [158:58」
《モンブラン博士 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 28人 [158:58]
モンブラン博士「ははは、捕まってしまった~」
エマ「捕まったのに楽しげ;」
ピリリリリ♪
からあげ「『路地裏にてエマ・ヴェルデとモンブラン博士確保、残り28人』」
メタルメイドウィン「同時確保多いな……;」
(その頃、今回初参戦である毒舌家兼読書家のみーくん(本名は直樹美紀)は――)
みーくん「……」ペラッ
(建物の裏でスティーブン・キングの本を読んでいた)
スタッフ「何読んでるんですか?」
みーくん「ザ・スタンドっていうホラー小説です……」
スタッフ「逃走中で小説読むんですか……」
みーくん「本読んでると、何か落ち着くんです……」
スタッフ「何ソレ;」
みーくん「ていうか細かいことですけど、「毒舌家兼読書家」の部分、なんかラップみたいですね」
(あ、言われてみれば韻踏んでるわ)
(その頃、今回初参戦であるメタルメイドウィンは――)
メタルメイドウィン「向こうにハンターいんな……;」コソコソ
ハンター「……」テクテク
(民家の裏に隠れつつ、近くにいるハンターの様子を窺っていた――)
ハンター「……」テクテク
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(気づかれていない)
メタルメイドウィン「お、どんどん離れて行ってる……よし、今のうちに離れるか!」タッ
(走り出した瞬間――)
ゴンッ!! ゴロンゴロゴロロ!!
メタルメイドウィン「なっ!」
(すぐそばにあったゴミ箱にぶつかってしまった。ゴミ箱は大きな音を立てて倒れる――)
メタルメイドウィン「しまっ――」
ハンター「!」タッ
(ハンターがその音に反応し、メタルメイドウィンの確保に向かう――)
メタルメイドウィン「やばいやばいやばい!;」タッタッタ
ハンター「……」タッタッタ
(果たして、逃げ切れるか――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メタルメイドウィン「ぐっ!」タッタッタ
ハンター「……」タッタッタ
(建物の曲がり角を利用しながら逃げ続ける――)
ハンター「……?」キョロキョロ
(うまく、撒いたようだ――)
メタルメイドウィン「ふう……一時はどうなるかと思ったぜ;」
(その頃、エル・マタドーラは――)
エル「よしよし、ハンター遠くに行ってくれた……」
ハンター「……」スタスタ
(遠くにいるハンターの様子を窺っていた――)
エル「別に捕まりたくは無いけど、捕まる前に「アレ」をしておきたい……」ムフフ
スタッフ「アレとは?」
エル「ナンパさ! まだ可愛い女性と交際できてないからな!(*´▽`*)」
スタッフ「どこのおばドルですか、あんたは」
エル「あんなキモイのと一緒にすんな!;」
(プレイボーイなロボット――)
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.58 )
- 日時: 2020/02/13 15:13
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
{残りゲーム時間 153:00}
雪「……ここ、隠れられそう……」コソコソ
(その頃、真面目な高校三年生の半蔵門雪は本屋の裏に隠れようとしていた――)
雪「……」←隠れた
雪「後2時間半もあるのね……早くこんなゲーム、終わってほしいわ」
(ハンターに捕まれば賞金はゼロ。全ての努力が水の泡となる――)
雪「緊張するわ……」ドキドキ
生ブスカジ「あ、向こうにいるのは……」
(その頃、作者勢の一人である生ブスカジは――)
aren「あっ、生ブスカジさん!」
(同じく作者勢の一人である、arenと会っていた)
aren「近くでハンターいませんでしたか?」
生ブスカジ「いませんでしたよ」
aren「ほっ、良かった」
生ブスカジ「お互いに頑張りましょうね」
aren「はい! ……」
生ブスカジ「どうしました」
aren「生ブスカジさんって結構邪悪って噂を聞いてましたので、なんか、意外っていうか……;」
生ブスカジ「ははは、噂なんて所詮赤の他人が適当に流した、信憑性に欠けるものですよ」
aren「そうですよねー」
生ブスカジ「おっと、少し喉が渇いたので向こうで水飲んできますね」
aren「はい! 気を付けてくださいね」
生ブスカジ「」コクッ
タッタッタ
(生ブスカジは遠くへ行った――)
生ブスカジ(流石に作者を囮にするわけにはいかないな。作者以外なら、さほど周りからの顰蹙を買わないだろう――)ニヤニヤ
(悪い笑みを浮かべている、生ブスカジであった――)
一馬「よし、ハンターいない……」テクテク
(その頃、桐生は単独で街の中を歩いていた――)
一馬「後2時間ちょっとか……。きついが、気張るか」
(そんな彼の近くに――)
ハンター「!」タッ
(1体のハンター――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一馬「ん? くっ、ハンターか!」タッ
(それに感づき、咄嗟に逃げた彼。果たして、振り切れるか――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター「……」タッタッタ
一馬「くっ!」タッタッタ
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
一馬「ぐはっ!」ポンッ
《桐生 一馬 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 27人 [150:02]
一馬「捕まってしまった……;」ゼエゼエ
ピリリリリ♪
雪「『交番付近にて桐生一馬確保、残り27人』」
しびれん「一馬が牢獄行きになっちゃったかぁ……;」
最上「あの人、個人的に最後まで生き残ると思ってたんだけどね……;」
(その頃、今回初参戦である作者勢の一人・からあげは――)
からあげ「くそっ……!」
ハンター「……」テクテク
(しゅんすけの家の裏に隠れながら、近くにいるハンターの様子を窺っていた――)
ハンター「……」テクテク
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
からあげ「早く向こう行って……!」ドキドキ
(やり過ごせるか――)
からあげ「……」ドキドキ
ハンター「……」テクテク
(ハンターは気づかず、そのまま遠くへ行った――)
からあげ「ふう~、危なかったぜぇ~……」
からあげ「やっぱ、逃走中ってスリルがあって楽しいな……!」ワクワク
(しかしハンターに見つかり、捕まれば賞金はゼロである)
からあげ「逃げ切りたいぜ……!」
(一方、千代田桃は――)
桃「うーん……喉乾いたなぁ」
(自販機の近くにいた)
桃「なんか買おうっと」チャリン ←100円投入
ピッ ガランゴロンッ
桃「」キュポッ ゴクゴク
(ペットボトルのポカリスエットを飲んでる桃――)
桃「ふー、喉が渇いた時にはポカリに限る(*^-^*)」
(スポーツ系女子、幸せそうだ――)
{残りゲーム時間 147:00}
しゅんぽこ「どうしようかなー」
(一方、しゅんぽこは自首しようと悩んでいた――)
しゅんぽこ「後20分ぐらいでゲームが半分終わるんだよな……」
しゅんぽこ「でも、ここまで来たからには逃げ切りたいっていう気持ちもあるし……」
しゅんぽこ「……」
しゅんぽこ「まあ、20分になったらどっちにするか決めるか」
(その頃、東条斬美は――)
斬美「よし、ここらにはハンターいないわね……」コソコソ
(慎重に街の中を歩いていた――)
ハンター「……」テクテク
(そんな彼女の近くに、黒い影――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
斬美「……早くゲーム、終わってほしいわ」
ハンター「!」タッ
(見つかった――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター「……」タッタッタ
斬美「……」
(背後から迫りくるハンターに全く気が付かない、斬美――)
ハンター「……」タッタッタ
斬美「? えっ!?;」ポンッ
《東条 斬美 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 26人 [145:59]
斬美「え、嘘!? いつの間に……?」
斬美「しくったわ……この完璧な私が、なんたる失態……!;」orz
(完璧主義なメイド、ここで終了となる――)
ピリリリリ♪
しゅんぽこ「『今北産業廃ビル付近にて東条斬美確保、残り26人』」
最上「斬美が捕まってしまいましたか……」
しびれん「あの人逃走成功すると思ってたんだけどな~;」
--------------------------------------------------------------------------------------
{空き地}
カンナ(男)「やっと着いた……」テクテク
(その頃、カンナ、れいサン、あやサン、ひかり、konakun.の5人は再び空き地の中に入っていた――)
れいサン「やっぱ何もないね、ここ……」
カンナ(男)「ま、まあまあ、そう言わずに。捜してみないと分からないじゃない?;」
れいサン「んー、それもそうだね。じゃ、サクサク捜そうか」
カンナ(男)「うん、でも油断は禁物だよ。さっきの公園のこともあるし……」
konakun.「そうそう。それに本屋に寵姫がいたこともあるし、一瞬でも気を抜いたらアカンで」
れいサン「……だね」
ひかり「うん!」
(こうして5人は手分けして、寵姫を捜すことにした――)
――まあ、結局何もなかったんですけどね。
カンナ(男)「……全く、収穫無かったね」
れいサン「まあ分かってたけど……虚しいね」
konakun.「探し忘れたところとかあれへんよな?」
れいサン「多分無いと思うけど」
ひかり「私もくまなく捜したよ~?」
カンナ(男)「お前には言ってねーよ」
ひかり「酷い(´・ω・`)」
カンナ(男)「あやはどう? なんか収穫あっ――アレ?」
カンナ(男)「あや?」キョロキョロ
(カンナたちは周りを見渡してみるが、あやサンの姿は何処にもなかった――)
れいサン「え……あの子、何処行ったの?」
ひかり「いつの間にかいなくなっちゃってるよ!;」
konakun.「な、何で……;」オロオロ
(その時――)
ピリリリリ♪
れいサン「!?」
konakun.「スマホだ……。と、とにかくスマホチェックするわ!」ポチッ
(konakun.はスマホに届いていた一通のメールを開き、読み始める――)
konakun.「『あはは、ビビった?』」
ひかり「またあのゆういち君って子からか……」
konakun.「『諸君、あやサンがどこにいったか気になるよね。実は君たちが空き地を捜してる間に、独断で、しかも単独でふらふら何処かに行っちゃったんだ(;´・ω・)』」
konakun.「『これはボクも予想してなかったなぁ。危ないねえ。「町」があやサンを狙ってるよー』」
konakun.「『でも彼女の命を奪うのはもーちょっと待ってあげる。かくれんぼ感覚で、あやサンを捜してみない?』」
konakun.「『制限時間は40秒! それまでに見つけられなかったら、あやサンはこの世から消えちゃうよ。んじゃ、グッドラック(*´▽`*)』」
konakun.「あ、「町」が邪魔してくるだろうから、気を付けてねーーーwwwww』」
れいサン「!?」
ひかり「40秒って、ちょっとじゃん!」
カンナ(男)「早くあやを見つけないと!」
konakun.「おう!」
(果たして、見つけられるか――)
残り逃走者……カンナ(男)、しびれん、リリー、ことり、海未、マヨネ、猫娘、白銀、ソトカ、桃、
雪、みーくん、最上、ひかり、エル、クロエ、カルマ、メタルメイドウィン、しゅんぽこ、konakun.、
ゆうき、aren、からあげ、Ga.c=evo.、生ブスカジの26人。
------------------------------------------------------------------------------------
【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】
アプール「なんかもうこのコーナーやるの飽きてきたんだけど」
翠星石「お前っ……! お前は今回でまだ3回目じゃねーですか!」
シェリー「三回目なのはワシも一緒だ。アプール、そんなこと言わずにやろうではないか」
アプール「分かったよ」
翠星石「そうそう、それでいいんです。さて、今回紹介するのはこのかたですぅ!」
~75人目・ロキ~
アプール「彼は北欧神話をベースにしたフリーのRPG「ラグにゃロク」に出てくる猫の妖精だよ」
シェリー「ラグにゃロク……。かなりマイナーなゲームだな。カキコで知ってる奴いるのか?;」
翠星石「多分ウィオくらいでしょうね。んで、ロキはラグにゃロクの主人公ですぅ」
アプール「腹ペコで倒れてたところを、森のリス「ラタトクス」に助けられたんだよね」
翠星石「その時にくれたリンゴ、美味しそうに頬張ってたですぅ、ロキ」
翠星石「んでアプール。お前を頬張ったらどんな味がすんですかね?」
アプール「いい加減ぼくを食おうとするのやめろ;」
シェリー「飄々としてるけど、善人ではある。世界で起こった悪事は仲間を連れて全部解決したからな」
翠星石「因みにロキ、フェンリルたんっていう魔物にベタ惚れされてるですぅ。猫の妖精の癖にリア充ってふざけんな、ですぅ」
アプール「まあまあ;」
アプール「彼がウィオ版逃走中に初登場したのは第18回「逃走中 ~思い出の電子レンジ~」だよ」
翠星石「2部の終わりくらいですね」
シェリー「こっちでも飄々してて、フェンリルたんにベタ惚れされているぞ」
翠星石「因みに作者は中学時代、このゲームに滅茶苦茶ハマってたそうです」
アプール「色んな攻略サイトを見に行ったりとか、Pi〇ivで絵も漁ったりとかもしたそうです」
翠星石「今回の紹介はこれで終わりですぅ」
アプール、シェリー「ありがとうございました~」
続く
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