二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
- 日時: 2020/02/19 11:22
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?
{逃走者紹介}
カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}
▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?
※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.34 )
- 日時: 2020/02/08 19:27
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「ドッジボール」
白銀「俺たちと一緒に遊びたいのか?」
しゅんすけ「はい、ボール届けてくれたお礼に、お兄さんたちに思い出を作ってあげたいんです。だから遊んでくれませんか?」
ネクスタ「律儀だなぁ。別にいいですよ」
白銀「まあ、ストレス発散になりそうだから付き合おう!」
ネクスタ「ストレス発散って、なんかムカつくことあったんですか?;」
白銀「「ハンターに追われるかもしれない」という恐怖がストレスの元になってんだよ……。だからドッジして気を紛らわしたい」
ネクスタ「なるほど……」
しゅんすけ「じゃあ早速、ドッジ始めましょう! さやかサン、りょうクン、真美おねーちゃん、いいよね?」
真美「全然いいよー」
さやかサン「あたしも全然構わないわ」
りょうクン「僕もいいよ」
しゅんすけ「よし、じゃあやろう! 今ここに6人いるから、3 3 で分かれよう!」
ネクスタ「はい!」
(その時――)
金髪の少年「誰かいる?」テクテク
(一人の少年が秘密基地にやってきた――)
りょうクン「あっ、その声は……たくみクン! こっちこっち!」
金髪の少年→たくみクン(出典:Re:kinder)「あっ、みんなー! 良かった、いたんだね」タッタッタ
(たくみクンがこっちに走ってくる)
白銀「あれ、君さっきの……」
たくみクン「あ、さっきの人!」
(たくみクンはミッション①で白銀におにばばの店を教えた、あの金髪の少年である――)
たくみクン「ねえ、暇だからみんなと遊びたいんだけどいいかな?」
しゅんすけ「いいよー。あ、でもこれで人数合わなくなっちゃった……」
(たくみクンも入ると、3 VS 4 になってしまう――)
ネクスタ「まいったな、これじゃ片方が不利だぞ……;」
たくみクン「あ……すいません、迷惑でしたか?」
ネクスタ「え? 別にそんなことないですよ;」
白銀「そうそう。両方のチームが同じ人数になるようにすればいいだけだ。さて、誰か呼ばないと――」
(その時――)
カンナ(男)「ぶはあっ!;」ゴロゴロゴロ
レベッカ「あうっ!;」ゴロゴロゴロ
ゆうき「げふうっ!;」ゴロゴロゴロ
ことり「くふうっ!;」ゴロゴロゴロ
リゼ「よしっ!;」ゴロゴロゴロ
ネクスタ「!?」クルッ
(突然、カンナとレベッカとゆうきとことりとリゼが秘密基地に転がり落ちてきた――)
カンナ(男)「」キョロキョロ
カンナ(男)「よし、ハンター1体もいないです、社長!」
ゆうき「でかした、部下よ!」
白銀「オイオイオイ! なんか突然いっぱい来たぞ!?;」
(その時、秘密基地に転がり落ちてきた5人がこっちへやってきた――)
カンナ(男)「ごめん、さっきハンターに追われてさ……;」
ことり「それでここへ逃げ込んだってわけ」
ネクスタ「なるほど……てか、5人も追われてたんですか?」
ゆうき「俺はことりちゃんと一緒に逃げている最中に、このカップルやリゼと合流しちゃってさ;」
カンナ(男)「僕とレベッカはカップルじゃないよ、一方的にアプローチされてるだけだよ」
レベッカ「は!? カンナったら昨日「僕と結構しよう」とか言ってたじゃん!(´;ω;`)」
カンナ(男)「言ってないよ! 虚言は止めろ!;」
リゼ「まあつまり、私たちはゆうきに巻き込まれた、っていうわけだ」
ことり「ごめんねリゼちゃん、巻き込んじゃって……;」
リゼ「いやいいんだ、こうして逃げ切れたわけだからな」フフフ
白銀「……で、ドッジボールのほうだけどさ」
しゅんすけ「あ、そうだった!」
ゆうき「ん、この子たちは?」
(しゅんすけたちはゆうきたちに自己紹介していった。そしてゆうきたちもそれを行った)
ゆうき「よろしく、みんな!」
りょうクン「じゃあ、ここにいる全員でドッジボールやろっか。遊びはみんなでやったほうが楽しいでしょ?」
ことり「うん!」
たくみクン「じゃあ、チーム分けを……」
真美「ん、そうだね。どうやって決める?」
しゅんすけ「今全員で12人いるから……くじで決めよう」
(くじの結果、以下のようになった――)
レッドチーム ブルーチーム
カンナ(男) 真美
レベッカ しゅんすけ
ことり さやかサン
ゆうき たくみクン
りょうクン 白銀
外野 外野
リゼ ネクスタ
※チーム名は適当です←
しゅんすけ「うん、いい感じに分かれられたね」
ゆうき「ことりちゃん、一緒に頑張ろうか!」
ことり「うん!///」ニコッ
(ことりはゆうきに抱きついている)
レベッカ「あたしのカンナ、一緒に頑張ろうね!」
カンナ(男)「お前は帰れ」ゲシッ
(レベッカはカンナに蹴飛ばされた)
りょうクン「カンナ君」
カンナ(男)「?」
りょうクン「もし僕に万が一のことがあったら、いっそ一思いにす巻き(食べ物)にして川に流してね」
カンナ(男)「唐突に何を言ってんだ君;」
りょうクン「だって相手チーム、ドッジ強い人ばかりだし……」
カンナ(男)「そうなの?;」
※さやかサン、真美、しゅんすけはドッジが強い(二次設定)
カンナ(男)「いや、でも川に流したりはしないよ;」
ゆうき「す巻きにはするのか;」
ゆうき「まあ安心しろ、りょう! こっちのチームにも運動神経高い人いっぱいいるから!」
ゆうき「カンナやレベッカ、後自分で言うのもなんだけど俺とか!」
りょうクン「はあ;」
しゅんすけ「因みにルールだけど、内野の人が当てられたらずっと外野になるよー。まあ、負け抜けみたいな感じ」
たくみクン「うへえ、緊張するなぁ;」
真美「まあ、頑張って。でもいざとなったらおねーちゃんが何とかするから」
たくみクン「ありがとうございます……」
さやかサン「じゃあ、始めるよー!」
(ジャンケンでどっちから先に投げるか決めた――)
{ドッジボール スタート}
※誰がどのチームなのか分かりやすくするために、名前の横に(赤)、(青)などをつけます。
さやかサン(青)「よし、あたしからね。行くよー、それっ!」シュッ!
カンナ(男)(赤)「おっと!」パシッ
リゼ(赤)「いけえ、カンナ!」
カンナ(男)(赤)「それええっ!」ブンッ
しゅんすけ(青)「」パシッ
しゅんすけ(青)「はあっ!」ブンッ
(しゅんすけの投げたボールが――)
ことり(赤)「チュンッ!?」ビクッ
(ことりの方に飛んでいく――)
ゆうき(赤)「危ないことりちゃん!」タッ
パシッ
ゆうき(赤)「ふうー;」←ボールキャッチした
ことり(赤)「あ、ありがとう、ゆうき君///」
ゆうき(赤)「いやいや。おいしゅんすけ! 俺の嫁にボール投げるな! 殴るぞ!(#^ω^)」
しゅんすけ(青)「これドッジボールなんだけど; 何で僕怒られてんの?;」
カンナ(男)(赤)「流石ことり厨」
りょうクン(赤)「……」
ゆうき(赤)「それっ!」ブンッ
真美(青)「ふっ!」パシッ
真美(青)「そーれっ!」ブンッ
(真美の投げたボールが――)
レベッカ(赤)「!」
(レベッカに飛んできた――)
レベッカ(赤)(カンナ! 助けてっ!)
カンナ(男)(赤)「」←反応なし
レベッカ(赤)「えっ」
ボンッ ←レベッカにボール命中した
レベッカ(赤)「いたい」
{レベッカ 外野行き 赤チーム 残り4人}
レベッカ(赤)「何で助けてくれなかったのぉ、カンナ!?(´;ω;`)」
カンナ(男)(赤)「えっ、何?」ポチポチ ←スマホでどうぶつの森ポケットキャンプやってて気づいてなかった
レベッカ(赤)「(´・ω・`)」
たくみクン(青)「レベッカちゃん、外野」
レベッカ(赤)「ったく……;」
カンナ(男)(赤)「それっ!」ブンッ
さやかサン(青)「っ」パシッ
さやかサン(青)「行くよー♪」シュッ
ゆうき(赤)「おしっ!」パシッ
(ゆうき、キャッチ)
ことり(赤)「ゆうき君、頑張って!」ニコッ
ゆうき(赤)「!///」ドキーン
ゆうき(赤)「あ、ああ……! やったるで! どりゃあああ!!(# ゚Д゚)」ドシュンッ
ギュウウウウウン!!
(最愛の女性に応援されて一気にパワーアップしたゆうき――)
たくみクン(青)「な、何アレ!?;」
さやかサン(青)「速すぎて取れないっ!!――」
(物凄いスピードでボールが飛んでいく――)
ギュウウウウウン
さやかサン(青)、たくみクン(青)、真美(青)、しゅんすけ(青)、白銀(青)、ネクスタ(青)「('_')」
(明後日の方向に)
ゆうき(赤)「あれ」
ことり(赤)「(;´・ω・)」←何とも言えない顔
しゅんすけ(青)「コントロール悪すぎでしょ……;」
真美(青)「ていうか、小学生もいるのにあんなスピードの球投げるって、大人げない……;」
ゆうき(赤)「」←ショックで硬直
たくみクン(青)「さやかサン、新しいボール」シュッ
さやかサン(青)「サンキュ」パシッ シュッ
ゆうき(赤)「」ボンッ ←さやかサンの投げたボールが命中
{ゆうき 外野行き 赤チーム 残り3人}
ことり(赤)「ゆうき君……;」
たくみクン(青)「向こうはもう2人も減っちゃったね……」
さやかサン(赤)「順調だね! このままどんどん倒していこう!」
カンナ(男)(赤)「ぐう……このペースだとこっちが負ける可能性大有りだ……;」
りょうクン(赤)「まだそうと決まったわけじゃないよ」ニヤニヤ
ことり(赤)「何か策があるの?」
りょうクン(赤)「僕は「ドドドドドッジ」を読み込んでいるからその漫画に出てくるショット(投げ技)を真似できる」
カンナ(男)(赤)「マイナーすぎてわかんねーよ」
りょうクン(赤)「とにかくここからは僕に任せて!」
りょうクン(赤)(それに……)チラッ
ことり(赤)「?」
りょうクン(赤)(とっても可愛い子もいるし!)
たくみクン(青)「それっ!」シュッ ←ボール投げた
りょうクン(赤)「来た!」パシッ
(そして――)
りょうクン(赤)「終わらせてやる!! 回転シュート!」ギュンッ!!
{回転シュート。それは螺旋状に回転して飛んでいくボールを投げる技である――}
真美(青)「す、凄い!!」
ボール「」ギュルルルルルルル!! ←物凄い勢いで縦に回転している
さやかサン(青)「こ、これはあああーっ!?」
ゴオオオオオオオオオオオオ!!
(ボールは真上へ勢いよく飛んで行ったのであった)
カンナ(男)(赤)、ことり(赤)「(;´・ω・)」
りょうクン(赤)「あれ? 何処行った?」
ボール「」ピタッ
ヒュウウウウウウウン
カンナ(男)(赤)「りょう、上!」
りょうクン(赤)「上?」
ゴンッ
りょうクン(赤)「いやんっ!」ドサッ
(投げたボールが、りょうクンの頭に命中した)
{りょうクン 外野行き 赤チーム 残り2人}
カンナ(男)(赤)「敵に当てられてないのに外野行きって;」
ことり(赤)「自分で自分を終わらせてんじゃねーよ」
パシッ
白銀(青)「よしっ……!」
(ボールが白銀の手に渡った――)
たくみクン(青)(この人、高校生っぽいよね。なら小学生より凄い球投げるはず!)ワクワク
白銀(青)「さて、今度は俺がやる番だな……そりゃっ!」ブンッ!!
(白銀は大きく振りかぶって投げた)
ヘロヘロヘロ~ ←軌道が不安定な上にゆっくり
カンナ(男)(赤)「……」
トントン ←そしてボールがカンナたちの陣地に転がる
ことり(赤)「……」ガシッ シュッ
白銀(青)「わわっ」サッ ←避けた
カンナ(男)(赤)「……」
白銀(青)「ええい、もう一度!」ブンッ!!
ヘロヘロヘロ~ ←軌道が不安定な上(ry
カンナ(男)(赤)「……」
トントン ←そしてボールがカンナたちの陣地(ry
ことり(赤)「……」ガシッ シュッ
白銀(青)「わわっ!」サッ ←避けた
白銀(青)「くそーっ、ボールって怖いなぁ……;」
(運動音痴の高校生・白銀御行――)
真美(青)「白銀君?」トンッ ←彼の肩に手を置く
真美(青)「帰って(*´▽`*)」
白銀(青)「」
白銀(青)「(;゚Д゚)」
白銀(青)「ちょ、ちょっと待ってくれよ! 俺は皆の力になりたいんだよ!;」
真美(青)「ごめん、逆に足手まといになっちゃってるから……; 気持ちは嬉しいけど;」
白銀(青)「(´・ω・`)」
白銀(青)「じゃあ俺、外野行きます」
カンナ(男)(赤)「切り替え早いな」
{白銀御行 外野行き 青チーム 残り4人}
(その後――)
さやかサン(青)「そーれっ!」シュッ
カンナ(男)(赤)「っ!」パシッ
カンナ(男)(赤)「はあっ!」シュッ
たくみクン(青)「わわっ!」パシッ
たくみクン(青)「せーのっ!」シュッ
(まともにドッジボールをするようになった――)
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.35 )
- 日時: 2020/02/08 19:31
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
(一方、ゆうきとレベッカとりょうクンは――)
ゆうき(赤)「あー、全然こっちにボール来ねえな……」
りょうクン(赤)「そうですねー。特にあの子なんか――」
レベッカ(赤)「」ジイイイイイイイイイイ
りょうクン(赤)「血走った目でずっとカンナ君を凝視してますよ」
ゆうき(赤)「ホラーゲームかな」
ゆうき(赤)「畜生……もっとことりちゃんのそばで遊びたかったなぁ」
りょうクン(赤)「ことりちゃんって、あのサイドテールの可愛い子?」
ゆうき(赤)「ああ! 確かに可愛いだろ!? 俺の彼女なんだぜ!(*´▽`*)」
りょうクン(赤)「いきなり興奮しますね、アンタ;」
(ことりちゃんのことになると、暴走する彼氏――)
りょうクン(赤)「てかあの人、彼氏持ちだったんですね……;」
ゆうき(赤)「ああ! 因みに俺の他にもファンも持ってるぜ!」
りょうクン(赤)「ファン?」
ゆうき(赤)「そう! 南ことりファンクラブっていう、ことりちゃんをとにかく愛でるグループだ! 10人以上のメンバーがそれに属している!(*´▽`*)」
りょうクン(赤)「それって、アイドルの追っかけグループみたいなやつですか?」
ゆうき(赤)「そうそう」
りょうクン(赤)「確かに……あれぐらいの美貌なら、いくらでもファンがいても不思議ではないですね……」
ゆうき(赤)「ああ! ことりちゃんの可愛さは天使並だからな!」
りょうクン(赤)「そのファンクラブって面白いんですか?」
ゆうき(赤)「面白いぞ! 変態ばかりだからな!」
りょうクン(赤)「(;´・ω・)」
ゆうき(赤)「でも皆いい奴だぞ! りょう、どうだ? 入ってみるか?」
りょうクン(赤)「……」
りょうクン(赤)「じゃあ、ちょっと入ってみようかな……」
ゆうき(赤)「おおっ! よっしゃああ! 嬉しいぞ!(*´▽`*)」
{優しくて大人しく、そしてす巻き好きな少年・りょうクンが南ことりファンクラブに加入した}
りょうクン(赤)「あ、入ったら僕をす巻きにしてくれるキャンペーンとかありますか?」
ゆうき(赤)「どんなキャンペーンだ; てか、もうお前は俺の仲間なんだから、ため口でいいぜ」
りょうクン(赤)「……」
りょうクン(赤)「うん、分かった!」
ゆうき(赤)「よーし、じゃあことりちゃんの応援、頑張ろうな!(*´▽`*)」
りょうクン(赤)「うん!(*´▽`*)」
(その時――)
ギュウウウウン ズドオンッ!!
りょうクン(赤)、ゆうき(赤)「やすのりっ!!;」ドサッ ←ダメージボイス
ことり(赤)「あっ、ごめん! 勢いよく投げすぎちゃった;」
りょうクン(赤)「いや、気にしないで……(;´・ω・)」ピクピク
レベッカ(赤)「」ジイイイイイイイイイ ←カンナ凝視中
(一方、カンナと南ことりは――)
カンナ(男)(赤)「ぜえぜえ……強いなぁ、あの子たち……;」
ことり(赤)「うん……; 避けるのに精いっぱいだよぉ……;」ゼエゼエ
(息切れしていた――)
カンナ(男)(赤)「中々当てられない……」
さやかサン(青)「ふふふ! あたしは学校一ドッジが強い女として有名なのよ!(*´▽`*)」
しゅんすけ(青)、真美(青)「」ニヤニヤ
(そしてスポーツ得意なしゅんすけと真美――)
カンナ(男)(赤)「このままだと、負けてしまうかも……;」
ことり(赤)「そんなぁ……!」
カンナ(男)(赤)「だけど……諦めちゃダメだ! そうさ、僕たちは絶対に負けられないんだ!」
ことり(赤)「凄いやる気だね……」
カンナ(男)(赤)「だって僕たちが負けたらレベッカが暴走して相手チーム八つ裂きにしそうなんだもん……;」
レベッカ(赤)「」ジイイイイイイイイ
(未だに血走った目でカンナを見ている――)
ことり(赤)「怖い怖い怖い!!;」
ことり(赤)「これは確かに、負けられないね……;」
カンナ(男)(赤)「うん!」
(その時――)
真美(青)「それっ!」ブンッ!!
(真美がボールを勢いよく投げた)
カンナ(男)(赤)「おしっ!」パシッ
(それを咄嗟にキャッチしたカンナ――)
カンナ(男)(赤)「よし……。僕が絶対に皆を倒してやる!」
ことり(赤)「大丈夫、カンナ君? りょうクンの二の舞になっちゃいやだよ!;」
カンナ(男)(赤)「大丈夫さ! 僕はこの小説の主人公なんだ! 主人公補正が働いていい方向に進むに決まってる!」
ことり(赤)「おおメタいメタい」
カンナ(男)(赤)「はああああああああああ!!」ゴゴゴゴゴ
(カンナはスーパーサイヤ人のごとく、髪の毛を逆立て、更にオーラを出す――)
たくみクン(青)「な、なんだアレ!?;」
しゅんすけ(青)「なんかよく分からないけど、凄いの来そう!;」
カンナ(男)(赤)「行くぞ、オラアアアアアア!!」
(カンナはボールを天に掲げた。果たして、カンナは青チームを倒すことができるのか!? それとも、負けてしまうのか――)
ご愛読ありがとうございました! ウィオ先生の次回作にご期待ください!
カンナ(男)(赤)、ことり(赤)「打ち切りエンドかああああああああああ!!(゚Д゚;)」
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【逃走中の次回予告】
メラメラメラ……
カンナ(男)「……」
翠星石「……」
(炎に囲まれたフィールドで、カンナが翠星石を睨み据え、翠星石がカンナを睨み据えていた――)
カンナ(男)「お前……。今までよくも、ヒロインの分際で主人公の僕より主人公らしいことしてきてくれたな……」
翠星石「へっ、悪いですか?」
カンナ(男)「テメエ……ぶっ飛ばされる覚悟はできてんだろうな!?」
翠星石「お前とぶっ飛ばす覚悟なら出来てるですぅ……!」ニヤリ
カンナ(男)「そうか……」
シェリー(出典:グリムノーツ)「カンナ……! 翠星石!」
アプール(出典:ドラゴンクエスト5)「あわわわ、どっちが勝つんだろう!?;」
(次回の逃走中はなんとハンターが1体も存在しない! 戦闘オンリーの逃走中! 果たして、カンナと翠星石、どっちが勝利するのか――)
第24回「逃走中 ~カンナと翠星石の激突~」お楽しみに!
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カンナ(男)(赤)、ことり(赤)「でたらめな次回予告してんじゃねーよっ!!(゚Д゚;)」
(ごめんなさい、さっきのは全部嘘です☆)
カンナ(男)(赤)「まあ、気を取り直して……」
カンナ(男)(赤)「うおおおおおおお!!」←再びサイヤ人化
さやかサン(青)「みんな、逃げる準備を!」
カンナ(男)(赤)「どりゃああああああああああ!!」ブンッ!!
(カンナは大きく振りかぶって、投げたのであった――)
シュゴオオオオオオオオオ!!
しゅんすけ(赤)「うわっ!?;」
(高速で飛んでいるボール――)
カンナ(男)(赤)「ぶっ飛べええええええ!!」
ボール「」カッ
(その時、何故か唐突にボールが光り出し――)
チュドオオオオオオオオオオオオオオオン!!
(ボールが大爆発し、相手チームや外野を巻き込んだ――)
しゅんすけ(青)、さやかサン(青)、たくみクン(青)、真美(青)、ゆうき(赤)、りょうクン(赤)、レベッカ(赤)、リゼ(赤)「ギャアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
アアアアアアアアア」
ネクスタ(青)「ぐぼおおおおおっ!!」ゴスッ!! ←ボールの破片がほっぺに勢いよく命中
《レベッカ 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 48人 [227:22]
《天々座 理世 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 47人 [227:22]
《ネクスタ 撃破 〔残りゲーム時間〕》
残り 46人 [227:22]
(撃破された3人は牢獄に転送された)
ことり(赤)、白銀(青)「(;゚Д゚)」
しゅんすけ(青)、さやかサン(青)、たくみクン(青)、真美(青)、ゆうき(赤)「」プスプス ←黒焦げになって気絶
カンナ(男)(赤)「よし……ターゲットの始末に成功した……」ニヤリ
ことり(赤)「そういうゲームじゃねーからこれ!;」
(多くのプレイヤーが負傷したことによりゲームが続けられない状態になったため、ドッジボールは中止となりました☆)
{残りゲーム時間 226:00}
しゅんすけ「皆さん、遊んでくれてありがとうございました」ペコリ
ことり「何事も無かったかのように会話してる……;」
※黒焦げ状態は完治されてます
さやかサン「ありがとー!」
ゆうき「礼には及ばねーさ」
しゅんすけ「あっ!」
りょうクン「どしたの、しゅんすけクン?」
しゅんすけ「そろそろバスに乗る時間だ!」
真美「あ、そういえばおじいちゃんとおばあちゃんの家に行くんだったね。見送っていこうか?」
しゅんすけ「うん! ありがとう、真美おねーちゃん!」
りょうクン「じゃあしゅんすけクン、真美おねーちゃん、バイバーイ!」
さやかサン「またねー」
たくみクン「また遊ぼうね~」
しゅんすけ「うん!」
真美「」ニコッ
(しゅんすけと真美は秘密基地から出て行った――)
白銀「じゃあ……俺もそろそろ、ここを出て行こうかな」
りょうクン「そうなの?」
ことり「逃走中っていうゲームの途中でね……。それじゃあね、皆」ニコッ
りょうクン「うん、ことりちゃん!(*´▽`*)」キラキラ
ことり「?」
カンナ(男)「それじゃあ」
さやかサン「そっか……。またねー、皆!」ニコニコ
りょうクン、たくみクン「またねー!」
カンナ(男)、白銀、ゆうき、ことり「バイバーイ!」
(カンナとことりとゆうきと白銀は別れの挨拶をして、秘密基地を出て行ったのであった――)
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(その後、カンナはゆうきたちと別れ、単独行動をとった――)
カンナ(男)「……」テクテク
(単独で、慎重に街の中を歩いている彼――)
カンナ(男)(次会ったら、またさやかたちと遊びたいなぁ……)テクテク
――僕は楽しかった。
――新しい友達とドッジボール出来て。僕はまた逃走中で楽しい思い出を作れた。
――でも、僕は。
――あんなことになるなんて、思いもしなかった。
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(しばらく後――)
カンナ(男)「……………なんで」
(カンナは、町の異様な雰囲気に困惑していた――)
カンナ(男)「何なんだよ、この町……。なんで、こんなに荒廃してるんだ?」
(木々が全て枯れ木になっており、全ての建物には大きなヒビが。そして地面や建物の何もかもがモノクロになっていた)
カンナ(男)「一体何なんだよ……!」
(果たして、一体何が起こったというのか――)
残り逃走者……カンナ(男)、柏葉、マヤ、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、チャップ、マヨネ、
鬼太郎、猫娘、ゲムヲ、麦田、リンク、白銀、ソトカ、桃、ミカン、雪、ねこ、みーくん、最上、ひかり、
エル、斬美、クロエ、シオン、一馬、カルマ、香澄、マルルク、クロノスエボル、霊歌、メタルメイドウィン、
しゅんぽこ、konakun.、ゆうき、aren、モンブラン博士、エイジア、からあげ、Ga.c=evo.、洋輝、
新田、生ブスカジの46人。
-------------------------------------------------------------------
【とある剣士と人形の雑談】
翠星石「意味深な展開になってきましたね」
カンナ(男)「うん。なんだかドキドキしてきたよ」
カンナ(男)「おっと、今はそういう事よりコーナーをやらないと」
翠星石「そうですねー」
~68人目・リリー・マイヤー
カンナ(男)「リリーはゲーム「トラウマトラウム」に登場する女の子だよ」
翠星石「すげー能天気ですが、フレンドリーでかなりの友達思いですぅ」
カンナ(男)「大人しくて美人のフィネ・アンデ、そして口が悪いけど何だかんだで優しい少年のルカ・レッツェルなどがリリーの友達だよ」
翠星石「因みにリリーは頭が悪いので秀才のルカからよく舐められてます」
カンナ(男)「リリーは良い子なんだけどね;」
翠星石「まあ頭が悪いクソガキなんか舐められて当然ですぅwwwww」
カンナ(男)「翠星石、鏡見てこい。頭悪そうな顔をしてるのはお前のほうだってことが分かるから」
翠星石「何だとハゲ」
カンナ(男)「彼女がウィオ版逃走中に初登場したのは第3回「逃走中 ~日の昇らない街~」だよ」
翠星石「あら、かなり初期の方から参戦してたんですね」
カンナ(男)「うん。こっちでもフレンドリーさを発揮してあこやしびれんと仲良くなったよ」
翠星石「ジュンも見習えですぅ」
カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりだよ!」
翠星石「ありがとうですぅー!」
続く
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.36 )
- 日時: 2020/02/09 17:58
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「荒廃した町」
-------------------------------------------------------------------------------------
???「な、何故だ……!」
???「何故こんな……!」
(血まみれの男が、悲痛な顔をしながら壁にもたれかかっていた――)
男の子「どうしてだって?」
男の子「そんなこと、自分がよく解ってるんじゃない?」
(カンナの夢に出てきた、あの男の子がヘラヘラしながら血まみれの男と会話していた――)
???→血まみれの男「うう……」
男の子「苦しそうだねえ……」
血まみれの男「俺の命を、奪うのか――」
男の子「当たり前でしょ?」ニコニコ
血まみれの男「当たり前か……。お前の痛みも苦しみにも何もしてやれなかった。当然の報いだ」
血まみれの男「だが俺だって逝きたくない……。虫のいい言葉かもしれんが……」
血まみれの男「なあ、お前……。お前に一つ言いたいことがある。いいか?」
男の子「?」
(血まみれの男は口をかすかに動かす――)
血まみれの男「―――――」
男の子「……」
男の子「もう遅いよ」
(瞳孔を開いている男の子は、高速で血まみれの男に飛び掛かった――)
---------------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 222:00}
カンナ(男)「あああ……」ガクガク
(その頃、カンナは荒れ果てていた町を見て怯えていた――)
(なぜこうなってしまったのか。時は、荒廃する数分前にさかのぼる――)
--------------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 225:00}
カンナ(男)「楽しかったなぁ……」
カンナ(男)「って、今はそういうことより、逃走中に専念しないと!」
(切り替えたカンナ)
カンナ(男)「ハンターは……」キョロキョロ
カンナ(男)「よし、いないっと……」
(主人公、逃げ切れるか――)
(その頃、今回初参戦であるフランス人の美少女・クロエ・ルメールは――)
クロエ「ここは交番、ですネ……」テクテク
(交番の前にいた――)
クロエ「――おっと、あんまり交番の前にいてはいけませんネ……」タッ
(そそくさと離れる彼女――)
クロエ「ハンターの他にも、警察にも目をつけられるのは嫌ですから……!」タッタッタ
(一方、バス停にて――)
真美「着いたね」
しゅんすけ「うん! ……でも、少し早めに来ちゃったみたいだ」
真美「じゃあ待とうか」
しゅんすけ「うん」
(しゅんすけと真美おねーちゃんはバス停にあるベンチに座った――)
真美「しゅんすけクン」
しゅんすけ「ん?」
真美「小学校休みに入ったらしいけど、学校はどう? ちゃんとやれてる?」
しゅんすけ「やれてるよー。授業はちょっと難しくなってきたけど、りょうクンたちがいるから苦じゃないよ」
真美「そう、良かった」フフ
しゅんすけ「真美おねーちゃんのほうはどうなの?」
真美「うーん……ダメかなぁ。授業難しくてあんまり頭に入ってこないの。あ、でも体育だけはやれてるよ」
真美「お陰でほぼ補習なの……。もっと予習とかしておけばよかったなぁ~(;´・ω・)」
しゅんすけ「あはは;」
(その時――)
ひかり「」コソコソ
(小倉ひかりがバス停の近くにやってきた――)
ひかり「(`・ω・´)」シュバッ
(そして看板の裏に隠れた)
真美、しゅんすけ「……;」
しゅんすけ「……あの人、何してんの?;」
真美「さあ?; 何で看板の裏なんかに」
ひかり「フフフ……こうすればハンターに見つからないっ!」キラッ
真美「いや後ろから丸見えなんですけど……;」
しゅんすけ「うわっ!?;」ビクッ
真美「どしたの、しゅんすけクン?」
しゅんすけ「天井! 天井!」
真美「え?」チラッ
真美「――うわっ!?;」ビクッ
konakun.「(;^ω^)」グググググ ←天井に張り付いてる
真美「今度はスパイダーマンみたいなことしてる人がいる!?;」
しゅんすけ「ていうか――」チラッ
ソトカ「あ、どーも;」←ベンチの下に隠れてた
しゅんすけ「ベンチの下にも侵入者が――」
ソトカ(ここならハンターに見つからないでしょう)ドキドキ
konakun.(まさか天井に逃走者がいるとは思いもせんやろ、ハンターは……)ドキドキ
ひかり(隠れてたら絶対に見つからないはず!♪)ドキドキ
(バス停に逃走者が3人も隠れている――)
真美「どうなってんのこのバス停は……;」
konakun.「あ、お二人とも。ワイのことは気にせんでええから、話を続けて」
真美「気にするわ!; てか話聞かれてた!;」
konakun.「あー、腕疲れた;」シュタッ ←地面に降りた
しゅんすけ「降りるんかい」
真美「――で、しゅんすけクン。私みたいにならないように勉強、頑張ってね」
しゅんすけ「ええー? 勉強とか嫌いだよぉ;」
(しゅんすけは学校では毎回授業を聞き流して、消しゴムを教科書で隠しながら消しピンしている――)
真美「……」
真美「勉強は何のためにするか知ってる?」
しゅんすけ「え?」
真美「それはね、人生を豊かにするためににするの」
真美「この世界にはね、面白いものがいっぱいあるの。それを知るために、勉強するの」
真美「それを知ろうと努力すれば、豊かな知識がついてどんどん博識な人間になっていく」
真美「しゅんすけクンはまだ小学3年生。人生はまだまだこれから。若いうちにお勉強をたくさんして、早めに立派な人間になりなさい」フフ
しゅんすけ「……!」
(真美の言葉に少し感動した、しゅんすけ――)
真美「――って、補習受けまくってる私が何偉そうに説教してんだろ。ごめん、さっきのナシで;」
しゅんすけ「ううん。真美おねーちゃんのいう事、よく分かったよ。これから勉強、頑張るね」
真美「……ふふ、良かった」
konakun.(なんか、子供思いのいいおねーちゃんだなぁ(*´▽`*))
(その時――)
ブロロロロロロ……
(バスがこちらに走ってきた――)
しゅんすけ「来た!」
バス「」キキーッ ←バス停の前で止まった
しゅんすけ「それじゃあ真美おねーちゃん、またねー」
真美「うん、行ってらっしゃーい」
(その時――)
グニャリ
しゅんすけ「えっ?」
(突然、しゅんすけの辺りの空間が大きく歪み出した――)
しゅんすけ「わわああっ!?;」
グニャグニャ……。
(彼の周囲の建物、地面、人、全てが不気味なくらいに捻じ曲がり続けている――)
しゅんすけ「あわわ……なんで……何……!?」ガクガク
グニャリグニャリ……
(しばらくして、空間の歪みは完全におさまった――)
しゅんすけ「……あれ?」
(気が付けば――)
{残りゲーム時間 222:00}
ヒュオオオオオオオオ……
しゅんすけ「え……?」キョロキョロ
(木々が全て枯れ木になっており、全ての建物には大きなヒビが。そして地面や建物の何もかもがモノクロになっていた)
しゅんすけ「え……? 何、ここ……? 小和田町、だよね……?」ガクガク
ソトカ「ヘイ、ボーイ! 大丈夫ですか?」
ひかり「あわわ;」アタフタ
(ソトカがベンチの下から出てき、更にひかりが看板の裏から出てきた――)
しゅんすけ「あ……うん……僕は大丈夫……!」
konakun.「なんやなんや、どうなっとるんや……?;」
(しゅんすけだけでなく、ソトカ、ひかり、そしてkonakun.も困惑している――)
ソトカ「いきなり……ガランと雰囲気が変わりましたね……。もしかしてこれ、シャミ子の仕業ですか?」
konakun.「シャミ子はそんな能力持ってへんわ;」
ひかり「じゃあ一体何……;」
しゅんすけ「あっ、真美おねーちゃん!」
真美「」
(しゅんすけは、自分のそばに倒れている真美に気づいた――)
しゅんすけ「真美おねーちゃん、しっかり!」ユサユサ
(しゅんすけは慌てた顔で真美の身体を揺さぶる――)
真美「……」
真美「……」ムクリ
しゅんすけ「あっ、起きた!
――え?」
(その時――しゅんすけ、ソトカ、ひかり、そしてkonakun.は信じられないものを見てしまった――)
真美「アアアアア……ウう……あア……」ユラユラ
(真美は白目を剥いており、歯が全て抜け落ちており口の中は血だらけ。そして顔も血まみれ。そう、ゾンビとなっていたのであった――)
konakun.「ひああっ!?」
ひかり「キャアッ!!」
ソトカ「……!!」
真美「ウウウ……ウガアアアア!!」バッ
(真美は突然、ソトカに襲い掛かった――)
ソトカ「ひっ!!」
konakun.「危ないっ!!」ドンッ
ソトカ「きゃうっ!」ドサッ
(konakun.は咄嗟にソトカを突き飛ばし、真美の攻撃を回避させた――)
真美「ウウウウ……アア……」ユラユラ
しゅんすけ「ゾ、ゾンビ……」
konakun.「ソトカ、ごめん、大丈夫か!? 皆、早く逃げるで!」
ひかり「う、うん!」
(konakun.はひかりとソトカとしゅんすけを連れて逃げ出した――)
真美「ウアアアアアッ!!」ユラユラ
(町が荒廃しただけでなく、真美ゾンビ化も――。果たして、どうなっているのか――)
(その頃――)
{残りゲーム時間 222:00}
カンナ(男)「ああ……どうなってるの……!?」アタフタ
(彼は、しゅんすけの家の前で、荒廃した町に狼狽えていた――)
カンナ(男)「……………なんで」
カンナ(男)「何なんだよ、この町……。なんで、こんなに荒廃してるんだ?」
カンナ(男)「一体何なんだよ……!」
(恐怖に怯えている彼は、気を紛らわそうとしゅんすけの家の中に逃げ込もうとする――)
ピンポーン
カンナ(男)「すみません! 隠れさせてください!!」
シーン
カンナ(男)「あれ……? 留守……?」
ガチャッ
カンナ(男)「あれっ、開いた……」
(ドアが開いた瞬間――)
カンナ(男)「……ひっ!!」
(カンナは見てしまった――)
しゅんすけのママ「」
(しゅんすけのママが血まみれになって逝っているところを――)
カンナ(男)「!!」
カンナ(男)「わあああああああああああああああっ!!」ダッ
(とてつもない恐怖に襲われた彼は、すぐにその場から逃げ出した――)
カンナ(男)「うううっ……うぷっ!!」
(しかし途中で吐き気を催し、その場に跪いてしまう)
カンナ(男)「オエエエエエエッ!!」ビチャッ……
(彼は吐き続けた――。そんな彼の近くに――)
konakun.「!? カンナ!!」タッタッタ
(しゅんすけたちを引き連れているkonakunが通りかかった――)
カンナ(男)「み、皆……。これ以上近寄らないほうがいい……!」ハアハア
ひかり「な、何言って――」
(その時――)
真美「グオオオオアアア!!」ダッダッダ
(不気味な走り方をしている真美がこちらに近づいてきた――)
konakun.「くっ、追いつかれたか!」
ひかり「どうしよう……! くっ、銃持ってきてたら良かった! そしたらあの人を大人しくさせられるのに……!}
カンナ(男)「え……あの人って……まさか……真美!?」
真美「……」ユラユラ
しゅんすけ「……うん」
(カンナは、彼女の着ている服から推測して、すぐに真美だと気づいたのであった――)
カンナ(男)「何で……どうなってんの!?」
ソトカ「分かりません……! とにかく、あの人を何とかしないと――」
(その瞬間――)
真美「グアアアアアア!!」ガバッ
カンナ(男)「うわっ!!?」
ガブッ!!
カンナ(男)「があああっ!!」ブシャアッ!!
(唐突に真美がカンナに飛び掛かり、彼の肩を力強く噛んだのであった――)
konakun.「なっ!? おい、放せや!!」ダッ
(konakunが真美を引き剥がそうと駆け寄るが――)
真美「グオ!!」ブンッ!!
ドカッ
konakun.「あぐっ!」ドサッ
ひかり「konakun君!」
(腕で突き飛ばされてしまった――)
真美「アアアアアアア!!」クパアアッ
(真美は今度は大口を開け、カンナの頭を噛み砕こうとした――)
カンナ(男)「あああっ!!」
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.37 )
- 日時: 2020/02/09 17:33
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
???「やめろーーっ!!」ブンッ
ボゴンッ!!
真美「!? グアアッ!!」ヨロッ
(突然、誰かが石を真美に投げつけた)
???→りょうクン「はあ、はあ……」
カンナ(男)「りょう!」
(りょうクンが投げたのであった――)
真美「……ウウ……アア……」ヨロヨロ
真美「」ドサッ!!
(真美は動かなくなった――)
カンナ(男)、りょうクン「うわああっ!!」
konakun.、ソトカ、ひかり、しゅんすけ「ああ……」ガクブル
(その時、カンナは複数の疑問が頭に浮かんだ――)
――何? 何で?
――さっきまで一緒に遊んでいた真美が、血まみれになって、倒れてる――。
――どういうことなの……!?
-----------------------------------------------------------------------------------------
(数分後――)
カンナ(男)「だ、大丈夫、りょう……?」
りょうクン「平気……。それより、君たち大丈夫……ですか?」
konakun.「だ、大丈夫や。……助けてくれてありがとうな」
しゅんすけ「……」
しゅんすけ「お母さん……」グスッ
(カンナから自分のお母さんのことを聞かされたしゅんすけ――)
カンナ(男)「ごめん、しゅんすけ……」
しゅんすけ「何でカンナ君が謝るの? 君は何も悪くないよ……」
りょうクン「……」
りょうクン「……とにかく、しゅんすけクンも無事でよかった……」
りょうクン「さっきは君たちが襲われてるのを見て、何とかしなきゃって、とにかくがむしゃらで……」
りょうクン「本当は、凄く怖かった……」
ひかり「……私たちがここにいるってこと、よく分かったね」
りょうクン「……僕が家に帰ってる途中に、この町がおかしくなって……それで外をうろついてたら……」
りょうクン「たまたま、君たちが襲われてるところを見ちゃって……」
りょうクン「そういうことより……僕は見たんだ」
ソトカ「何をですか……?」
りょうクン「……血を出して倒れたまま、動かない人たち――」
konakun.「!!」
ひかり「その人たちってまさか……」
カンナ(男)「逝った人……!?」
りょうクン「……うん。あちこちに転がってた……」
りょうクン「それで凄く怖くなって、秘密基地に逃げ込んだんだ」
りょうクン「そしたら秘密基地には、もう何人か僕たちと同じくらいの子たちがいたんだ」
りょうクン「知らない人もいたけど、やっぱりホッとしたよ。そうだ、さやかサンやたくみクンもいるよ」
カンナ(男)「そうなんだ……!」
しゅんすけ「良かった……」ホッ
りょうクン「うん、だから安心させたいし、カンナクンやしゅんすけクンも秘密基地行こうよ」
カンナ(男)、しゅんすけ「うん……!」コクッ
(安心した顔で頷いた二人であった――)
りょうクン「それからあなた達も一緒に秘密基地へ来たほうがいいですよ……。見ての通り、この町凄く危ないから……」
konakun.「あ、おう……!」
----------------------------------------------------------------------------------------
【秘密基地】
(カンナ、しゅんすけ、りょうクン、konakun.、ひかり、そしてソトカは内部へやってきた――)
顔色の悪い女の子「……」
茶髪の女の子「……」
黒髪の男の子「……」
さやかサン「……」
たくみクン「……」
(多くの人たちが、神妙な顔をしながら秘密基地に隠れていた――)
しゅんすけ「さやかサン! たくみクン!」
さやかサン、たくみクン「!」クルッ
さやかサン「しゅんすけクン! 帰ってきてたんだね!」
カンナ(男)「生きてて良かった……」
たくみクン「うん……。僕もそう思う……」
カンナ(男)「……」キョロキョロ
カンナ(男)「いっぱいいるけど、これで全員?」
さやかサン「ううん。奥のほうにもいるよ」
白銀「……」ドキドキ
海未「……」
ことり「……」ガクガク
ゆうき「……」ガクガク
マヨネ「……」
リリー「……」
(この6人が、奥の方で隠れていた――)
カンナ(男)「皆!」
白銀「! カンナ……! いや、皆!」
ゆうき「お前らも来てたのか……。良かった……」
カンナ(男)「他の逃走者は?」
ことり「……ううん、ごめん、見てない」
マヨネ「くそっ……。何でいきなりゾンビなんかが襲い掛かってきたのよ……」
海未「大丈夫でしたか、マヨネ?」
マヨネ「ん、ああ、別に平気よ、気にしないで」
リリー「……怖い」
(能天気なリリーでさえ、怯えていた――)
ゆうき「なあ、ところで真美は……?」
カンナ(男)「……真美は……」
(説明中――)
ゆうき「そんな……!!」
ことり「……」グスッ
白銀「あの人がゾンビになって……。くっ!」
マヨネ、海未、リリー「……」
(辛そうな顔をする、6人――)
りょうクン「ごめん……僕のせいで……」
ことり「りょう君……」
カンナ(男)「……」
(その時、カンナたちの近くに、さやかサンがやってきた)
さやかサン「この人たちで全員だよ……」
カンナ(男)「ああ……。ところでさやかとたくみはどうしてここに?」
さやかサン「あたしもりょうクンと同じだよ」
たくみクン「僕も……」
さやかサン「町、荒れ果ててるの……そうゆうの、ドラマだけだと思ってたから……」
さやかサン「……なんか、なんて言ったらいいんだろう……。とにかく、怖かった……」
(小学生な故、語彙力の高い言い回しが出来なかった――)
たくみクン「他にも生存者はいるのかな……?」
さやかサン「……今、あの茶髪の人が助けを呼んでるよ」
カンナ(男)「……」チラッ
茶髪の女の子「……」ポチポチ
(カンナは、その茶髪の女の子に近寄ってみる)
カンナ(男)「……何やってんの?」
茶髪の女の子「……ん? ああ、スマホ弄ってんの。ほら、スマホあったら助けとか呼べるじゃん? それにそれ持ってんの、あたしだけみたいだし」
茶髪の女の子「……でも全然繋がんないのよ。メールも送れないし。ていうか、チェーンメールすら入ってこないし、全然」
カンナ(男)「へえ……」
茶髪の女の子「あ、一応自己紹介しとくべきだよね」
茶髪の女の子「あたしは鈴村 玲。れいって呼んでね。まあ、こんなことになっちゃったケド……何とかやってこうよ」
カンナ(男)「僕はカンナ。よろしく」
茶髪の女の子→れいサン(出典:Re:kinder)「よろしく!」
カンナ(男)(れいかぁ……。明るそうなヒトだなぁ)
さやかサン「早く助けとか来てくれると嬉しいんだけど……」
たくみクン「うん……僕、不安でおかしくなりそうだよ……」ガクガク
さやかサン「落ち着いて、たくみクン……」
ゆうき「……」
ゆうき「俺からも助け、呼んでみるよ」
カンナ(男)「え、でもれいがスマホ繋がらないとかって……」
ゆうき「もしかしたら俺のなら繋がるかもしれない。根拠は無いけど……とにかくかけてみる」
(ゆうきは携帯を取り出した――)
プルルルル
ゆうき「……」
(数分後――)
ゆうき「ダメだ、何処にも繋がらない……」
ことり「そんな……」
ゆうき「一応他の逃走者にもかけてみたけど、全然ダメだった……」
konakun.「……」
カンナ(男)「くそっ、どうなってんだよこの町は……!」
(不安に駆られている、逃走者たち――)
-----------------------------------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 222:00}
(その頃、洋輝は――)
洋輝「何なんだ……? この町は一体……?」
(変わり果てた町並みにビクビクしていた――)
洋輝「いきなりこんなことになるなんて……。ていうか、タイマーも止まってるじゃないか……」
(逃走中のタイマーは、この町が変わり果ててから完全停止してしまっている――)
洋輝「マジでどうなってんだよ……」
(そんな彼の近くに――)
ハンター「!」タッ
(1体のハンターがやってきた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
洋輝「? うわっ!?」タッ
(それに気づき咄嗟に逃げるも、その時には既に距離を詰められていた――)
洋輝「あうっ!」ポンッ
《洋輝 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 45人 [222:00]
洋輝「ハンターは普通に動いてるのかよ……;」ドキドキ
ピリリリリ♪
エイジア「『空き地付近にて洋輝確保、残り45人』」
香澄「洋輝君、捕まったんだ……」
(その頃、チャップは――)
チャップ「くそっ……全然繋がんないぞ!」
(マヨネに連絡をとろうと、スマホを弄っていた――)
チャップ「さっきのメールは届いたのに、何で通話とかが出来ないんだよ……?」
(そんな彼の近くに――)
エイジア「くっ」タッタッタ
(エイジアが通りかかった――)
エイジア「おいチャップ、逃げろ! ハンター連れてきてしまった!」タッタッタ
チャップ「っ!? えっ!?」タッ
ハンター「……」タッタッタ
(彼の言う通り、後ろにはハンターが――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チャップ「ちょっ、マジかよ!」
(逃げ続ける二人――。しかし徐々に距離を詰められていく――)
チャップ「ああっ!」ポンッ
《チャップ・マスタード 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 44人 [222:00]
エイジア「うわああっ!」ポンッ
《エイジア 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 43人 [222:00]
エイジア「ごめんな、巻き込んでしまって……」ハアハア
チャップ「いや……気にすんな;」
ピリリリリ♪
メタルメイドウィン「『チャップ・マスタードとエイジアが確保、残り43人』」
Ga.c=evo.「どんどん捕まっていく……!」
残り逃走者……カンナ(男)、柏葉、マヤ、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、マヨネ、
鬼太郎、猫娘、ゲムヲ、麦田、リンク、白銀、ソトカ、桃、ミカン、雪、ねこ、みーくん、最上、ひかり、
エル、斬美、クロエ、シオン、一馬、カルマ、香澄、マルルク、クロノスエボル、霊歌、メタルメイドウィン、
しゅんぽこ、konakun.、ゆうき、aren、モンブラン博士、からあげ、Ga.c=evo.、新田、生ブスカジの43人。
-----------------------------------------------------------------------------------------
【とある剣士と人形の雑談】
カンナ(男)「どうも、いきなり荒れ果てた町にビックリし、更にゾンビに襲われた主人公です」
翠星石「大変だったですね、お前……」
カンナ(男)「ああ、マジで驚いたよ……って今はそういうことより、コーナーやらないと」
翠星石「あ、そうですね……」
~69人目・小倉 ひかり~
翠星石「彼女は漫画・アニメ「ライフルイズビューティフル」に登場する子ですぅ」
カンナ(男)「純粋でとてもフレンドリーな高校1年生だよ」
翠星石「高1なんですか。あんまりにも若々しいからてっきり中1かと思ってたですぅ」
カンナ(男)「人を見た目で判断するな」
カンナ(男)「んで、彼女はなんとビームライフルにお熱だよ」
翠星石「射撃好きなんですよね。小学生のころからやってたみたいですぅ」
カンナ(男)「なんだろう、とりあえず、可愛い」
翠星石「彼女がウィオ版逃走中に初登場したのは第23回「逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~」だよ」
カンナ(男)「今回だね。この子はkonakun.さんにリクエストされて出てきたんだよね」
翠星石「konakun.さん、ありがとうですぅ」ペコリ
翠星石「ひかりはかなり最近に初登場しただけあって、まだ出番は少ないです。が――」
カンナ(男)「作者がひかりを気に入ってるので、これから出番増えると思うよー」
カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりだよ」
翠星石「ありがとうですぅー!」
続く
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.38 )
- 日時: 2020/02/10 12:51
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「ヘルプ」
------------------------------------------------------------------------------------
(その頃、秘密基地にて――)
ことり「うん……。いきなり町並み変わっちゃって……しかも真美ちゃんがゾンビになっちゃって……」
ゆうき「しかもタイマーが全然動いてないし……。どうなってんだ、畜生」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)「僕が能力使えたら、今すぐ出て行って他の逃走者捜しに行ったんだけどな……」
白銀「能力?」
カンナ(男)「うん、僕は竜に変身できたり、身体の一部を変えられる能力を持ってるんだ」
カンナ(男)「だけど……使えなくなってるんだよ。何回身体に力を込めても、変身できない……」
カンナ(男)「こんな状態で町に出るのは危険だ……」
konakun.「確かに今の町には何が潜んでるか分からへんからなぁ……。もしかしたらまた真美みたいなゾンビが出てくるかもしれへんし」
カンナ(男)「うん……」
ことり「どうするの?」
カンナ(男)「……とりあえず、まだ挨拶してない人に声をかけてみるよ。僕にできることはそれぐらいだ」
(その人たちに挨拶して回ることにした、彼であった)
顔色の悪い子「……」
カンナ(男)「あ、あのー」
(彼は座り込んでる女の子に話しかけた)
顔色の悪い子「!」スクッ……
(話しかけられ、ゆっくり立ち上がった)
顔色の悪い子「あ……ごめんなさい。ええと……」
カンナ(男)「カンナだよ。よろしくね」
顔色の悪い子「あ……はい。よろしく」
顔色の悪い子「あたしは……日比野 綾っていいます」
カンナ(男)「あやかぁ。よろしく」
顔色の悪い子→あやサン(出典:Re:kinder)「はぁ……はい」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)(心ここにあらず、って感じだなぁ)
(そしてカンナは座禅を組んでいる黒髪の男の子に話しかけた――)
黒髪の男の子「……ん? どうした?」
カンナ(男)「あ……僕、カンナだよ。よろしく」
黒髪の男の子「ああ、りょうクンが言ってた子かぁ。俺は山川 博人だ」
カンナ(男)「ひろとかぁ……」
黒髪の男の子→ひろとクン(出典:Re:kinder)「まぁ……外のことについては……今は気にすんなよ」
ひろとクン「……って、俺が一番気にしてるかもな、ごめんな」
カンナ(男)「……謝らなくていいのに」
カンナ(男)(お兄さん的だなー、なんか)
カンナ(男)「これで全員話しかけたかな……」
(その時――)
たくみクン「カンナ君……」テクテク
(たくみがカンナに近寄ってきた)
カンナ(男)「たくみ、どうしたの?」
たくみクン「あんまり動き回ってないで、ちょっとは休んだほうが……。皆は奥の方で座って休憩してるよ?」
カンナ(男)「気にしないで、動いてるほうが気が紛れるから……」
たくみクン「そうなんだ……」
たくみクン「……」
たくみクン「それにしても……僕たち、どうなっちゃうんだろう……。道とかひび割れてたり、物凄く静かだし……。建物の壁には血がべっとり……」
たくみクン「りょうクンから話は聞いてるよ。ゾンビになった真美おねーちゃんに襲われちゃったんでしょ……?」
カンナ(男)「……うん。まあもう平気だけど」
たくみクン「……立ち直るの、早いね。僕だったらトラウマになってるよ……。いや、もうなってるけど」
カンナ(男)「最初はぶっちゃけ、気持ち悪くて吐いたりしたさ……でも」
カンナ(男)「今まで散々悲惨な光景見てきたから、すぐに慣れちゃったのかも……」
たくみクン「悲惨な光景って?」
カンナ(男)「……」
(カンナはドロンの兄弟が逝ったときのことや、自分の両親が逝ったときのこと、改心したミルドラースが目の前で倒れたときのこと、そしてチドリが逝ったときのことを思い出し、辛い表情になる――)
たくみクン「あ、いや……言いたくないのならいいんだ」
カンナ(男)「……」
たくみクン「とにかく、どうしよう……」
(その時――)
れいサン「あーもう! 全然ダメ!」
(れいサンが苛立って大声を出した)
さやかサン「やっぱり何処にも繋がらないの? スマホ」
れいサン「うん……。アンテナは立ってるのに、おかしーな」
ひろとクン「圏外みたいなもんか……。しかしスマホが繋がらないとなると、他に助けを呼ぶ方法って無いんじゃ……」
全員「……」
さやかサン「……あ!」
たくみクン「どうしたの?」
さやかサン「電話ボックス……。確かまだおにばばの店に置いてあったよね」
たくみクン「ああ、そういえばまだ撤去されてなかったね。電話ボックスなら、電波は関係ないよね」
たくみクン「でも繋がるかなぁ……スマホがダメなのに……」
れいサン「行ってみなきゃ分かんないね、それは」
りょうクン「確かに……」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)「じゃあ、行くしかないか……!」
あやサン「……誰が?」
全員「……」
りょうクン「ご、ごめん……僕、今はちょっと」
たくみクン「……僕も、無理だなぁ……」
ゆうき「りょうは帰ってきてすぐだもんな……」
カンナ(男)「たくみは……確かに辛そうだ。じゃあ僕が行くよ」
りょうクン「え……!」
さやかサン「でもカンナ君だってここに来たばかりだよ?」
カンナ(男)「だって僕主人公なんだから何かアクションを起こさないと小説的にまずいじゃないか!」
たくみクン「だから止めろ、メタ発言は」
しゅんすけ「まあ、おにばばの店はここから近いし……なんとかなるんじゃないかな?」
さやかサン「……」
さやかサン「じゃああたしも行くよ。一人じゃ危ないと思うから……」
カンナ(男)「ありがとう、さやか」ニコッ
さやかサン「ううん。……もう一人くらいいた方がいいかなー」
(さやかサンはたくみクンに近寄る)
さやかサン「たくみクンも一緒に来てくれる?」
たくみクン「えっ!? 何で僕……? さっき僕、無理だなぁって言ったじゃないか……」
さやかサン「来てくれないの?」
たくみクン「……」
(たくみクンは腕を組んで悩む――)
たくみクン「……分かったよ。町は危ないし……。僕もついていくよ」
さやかサン「ありがとう。そしてごめんね、たくみクン」
たくみクン「ううん……」ドキドキ
カンナ(男)「じゃあ、行こうか……」
ゆうき「気を付けて行って来いよ……!」
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{残りゲーム時間 222:00}
リンク「それにしても、この町の異様さ……。なんだか、ハイラルの城下町を思い出すなぁ……」
(時のオカリナの城下町(7年後)の町並みを連想した、勇者――)
リンク「とにかく、より気を引き締めていかないと――」
(その時――)
ハンター「!」タッ
(黒い影が迫ってきた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リンク「!? うわっ!」タッ
(彼はそれに感づき、咄嗟に逃げる。果たして、振り切れるか――)
リンク「ぐっ!」タッタッタ
ハンター「……」タッタッタ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
リンク「エ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」ポンッ
《リンク 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 42人 [222:00]
リンク「くそっ……!}
ピリリリリ♪
からあげ「『電話ボックス付近にてリンク確保、残り42人』」
ミカン「リンクが牢獄行きになっちゃったのね……」
マヤ「怖いなぁ……町並みもハンターも;」ドキドキ
(一方、ゲーム好き少女・条河麻耶は建物の裏に隠れていた――)
マヤ「ハンターの他にゾンビとかも出て来たりしないだろうな……?」
(その頃、しびれくらげのしびれんは――)
しびれん「なんだこのバイオハザードみたいな光景は……」
(彼も、この町並みに圧巻していた――)
しびれん「何でいきなりこうなんの……? 怖いよ;」
しびれん「ええい、ダジャレでも言って気分紛らわそう」
しびれん「小和田町にいるダチョウは怖いんだちょう!wwwww」
シーン
しびれん「……」
しびれん「あかん、一人で喋って虚しくなってきた」
しびれん「ていうか、ダジャレよりラップみたいになってしまった;」
(一方、作者勢の一人である桜木霊歌は――)
霊歌「どこもかしこも不気味だなぁ……」
(不安そうな顔をしながら、空き地付近を歩いていた――)
霊歌「それにしても、いきなり町並みとかが変貌するって……。これもゲームマスターのサプライズとか、かな?」
霊歌「でも、ゲームマスターから何の連絡も無いし……てか、スマホ圏外だし……」
霊歌「どうなってんの……;」
(その頃、今回初参戦であるオーガの一族・シオンは――)
シオン「ハンターとか来ないといいですけど……」
(ハンターに怯えていた――)
シオン「……いや、何をビビっているのですか、私は!」
シオン「ハンターなんぞ、捻りつぶしてやればいいではありませんか!」
シオン「かかってきなさい、ハンター!」
スタッフ「ハンターに攻撃加えたら強制失格ですよ」
シオン「え、マジで?」
(その時――)
ハンター「!」タッ
(ハンターがやってきた――)
シオン「! ハンター!;」タッ
(後ろから近づいてきているハンターに気づき、咄嗟に逃げる彼女。果たして、振り切れるか――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シオン「くっ……!」タッタッタ
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
シオン「ぐあっ!」ポンッ
《シオン 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 41人 [222:00]
シオン「そんなぁ……。なんで攻撃加えちゃいけないっていうルールがあるんですか……(´・ω・`)」
ピリリリリ♪
エマ「『今北産業廃ビル付近にてシオン確保、残り41人』」
からあげ「ああっ……シオンが捕まっちゃったかぁ; 残念だなぁ;」
(その頃、柏葉巴は――)
柏葉「こっちにはハンターいないわよね……? よし、いない」
(姉歯マンションの裏の様子を窺っていた)
柏葉「とりあえず隠れて……」コソコソ
柏葉「一体この町の様子を窺いましょう……」
(やはり彼女もこの異様な光景にビビっていた――)
霊歌「ていうかいつになったらタイマー動くんだろう……」
(その頃、霊歌は空き地の土管の裏に隠れていた)
ハンター「……」テクテク
(そんな彼女の近くに忍び寄る、黒い影――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
霊歌「マジでどうなってんの、今回の逃走中……。何か一つくらい連絡くれてもいいじゃん……ゲームマスター……;」
ハンター「!」タッ
(霊歌の声に反応したハンターが土管の裏へと向かう――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
霊歌「ん? ああっ!?;」ポンッ
《桜木 霊歌 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 40人 [222:00]
霊歌「え、来てたのハンター……? 全然気づかなかった;」
ピリリリリ♪
最上「『空き地にて桜木霊歌確保、残り40人』」
ねこ「霊歌がぁ……;」
カルマ「確保ペースが半端ねーな……。いや、時間止まってるんだけどな」
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