二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
日時: 2020/02/19 11:22
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?



{逃走者紹介}

カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}




▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?


※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.39 )
日時: 2020/02/15 17:12
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

クロノスエボル「こっちはどうかしら……?」コソコソ

(一方、作者勢の一人であるクロノスエボルは隠れ場所を探していた――)

クロノスエボル「……うん、誰もいないわ」

(今北産業廃ビルの1Fにあるソファーの陰に隠れた――)

クロノスエボル「早くタイマー、元に戻ってほしいわ……」ドキドキ






猫娘「……この雰囲気、いいわね」

(一方、今回初参戦である猫の妖怪・猫娘はこの町を呑気に歩いていた――)

猫娘「こういうドロドロとした雰囲気、たまんないわ」クスクス

(妖怪なため、こういう不気味な場所などが平気のようだ――)

猫娘「他にも妖怪とかいるのかしら?」







(一方、クロノスエボルは――)

クロノスエボル「……」

クロノスエボル「……もう3回も出てきたけど、未だにこのゲームに慣れないわ……;」

(未だにソファーの陰に隠れていた――)

ハンター「……」キイイイ

(その時、ハンターが扉を開けて入ってきた――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クロノスエボル「……? まずい、ハンターだわ!;」タッ

ハンター「!」タッ

(見つかった――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クロノスエボル「ぐっ!」タッタッタ

(至近距離で見つかったため、逃げ切ることは不可能であった――)

クロノスエボル「わう!」ポンッ



《クロノスエボル         確保      〔残りゲーム時間〕》 
        残り  39人           [222:00]



クロノスエボル「もう終わりなの、私……?;」






ピリリリリ♪

マルルク「『今北産業廃ビルの1Fにてクロノスエボル確保、残り39人』」

モンブラン博士「作者がどんどん捕まっていくな……;」

しゅんぽこ「怖いなぁ……」







桐生「うーん……」キョロキョロ

(その頃、今回初参戦である、仁義を大切にする男・桐生一馬は隠れ場所を探していた――)

桐生「隠れられそうな場所は……無いな」

(現在、林の中にいる桐生。ここの木の横幅は人の身体より細いため、それに隠れてもバレてしまう――)

桐生「まいったな」







麦田「あっちこっちにハンター……;」ドキドキ

ハンター2体「……」テクテク

(一方、今回初参戦である女会社員・麦田は左右にいるハンターにビビっていた――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

麦田「隠れなきゃ!」タッ

(麦田、自分の一番近くにあったおにばばの店の裏に隠れる――)

ハンター2体「……」テクテク

(2体とも気づかず、そのまま遠くへ行った――)

麦田「……もう、本当に心臓に悪いですよ、このゲーム;」ドキドキ

(ハンターに捕まれば賞金はゼロ。全ての努力が水の泡となる――)









(その頃、今回初参戦であるPoppin'Partyのリーダー・戸山香澄は――)

香澄「るんるんるん♪」

(こんなおどろおどろしい町並みにいるのに関わらず、元気にスキップしながら町の中を進んでいた)

スタッフ「こんな状況なのに、えらく元気ですね……;」

香澄「だってビビってても仕方ないではありませんか! こんな時だからこそ、ポジティブに行かなきゃ!」

(元気っ娘の近くに――)

ハンター「!」タッ

(黒い影――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

香澄「あれ? うわっ、ハンターだ!;」タッ

(前方からやってきているハンターに気づき、咄嗟に逃げる彼女。果たして、振り切れるか――)

香澄「はあ、はあ;」タッタッタ

ハンター「……」タッタッタ

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――))

香澄「ありゃー」ポンッ



《戸山 香澄         確保       〔残りゲーム時間〕》
       残り  39人           [222:00]




香澄「あーあ、捕まっちゃったー」








ピリリリリ♪

生ブスカジ「『交番付近にて戸山香澄確保、残り39人』」

鬼太郎「やっぱり、どんどん捕まっていってる……;」







------------------------------------------------------------------------------------------


(その頃、カンナ(男)とさやかとたくみは――)

カンナ(男)「着いた……」

(おにばばの店の横にある電話ボックスの前に到着していた――)

たくみクン「うわあ、ホコリだらけ……。全然中が見えないよ」

さやかサン「スマホとかがあるから滅多に使われないんじゃないかな……?」

たくみクン「なるほど……」

たくみクン「……電話ボックス、誰が入るの?」

さやかサン「あたし、入るのはちょっと……。カンナ君についてきておいて何なんだけど……」

カンナ(男)「でも入らなきゃ助け呼べないよ……」

たくみクン「じゃあ……ジャンケンで決める? 恨みっこ無しで決めたいなら、これしかないと思うよ」

カンナ(男)「……そうだね」

カンナ(男)、さやかサン、たくみクン「最初はグー、ジャンケンポン!」

(結果――)

たくみクン「ああ、負けちゃった……」

カンナ(男)「じゃあたくみが電話ね」

たくみクン「うん。あ、でも僕お金持ってないよ」

カンナ(男)「あっと、そうだ……お金。そうだ、確かいざというときにジュースとか買えるように小銭持ってきてたんだった」

チャリン

(カンナはたくみに100円玉を渡した)

たくみクン「うん、ありがとう。じゃあ、行ってくる……」

ガチャッ バタン

(電話ボックスの扉を開けて、入っていった――)







さやかサン「たくみクン、何処にかけたんだろう?」

カンナ(男)「んー、やっぱ警察とか、かな?」

さやかサン「そっか……。でも警察、信じてくれるかな?」

さやかサン「いきなり町が荒れ果てました、そしてゾンビも現れましたって正直に話しても、絶対子供の空想だって切り捨てられると思うんだけど……?」

カンナ(男)「100パーそんな感じになるね」

さやかサン「じゃあ何て言うんだろう、たくみクン」

カンナ(男)「あれじゃないかな? うちの家がなんやかんやあって家事になりました、至急来てください、とか?」

さやかサン「それなら消防署でいいでしょ; てかなんやかんやって何なの;」

カンナ(男)「あはは、確かにw」

カンナ(男)「じゃあ、キングスライムに襲われました、助けて下さいとか?」

さやかサン「ぶっ!w もう考えるの面倒くさくなってきてるでしょwww」

カンナ(男)「まあねw」

カンナ(男)、さやかサン「アハハハハハwwwww」

(その時――)

ビシャッ

カンナ(男)、さやかサン「え?」クルッ

(赤い手形が、扉の内側に付着した――)

さやかサン「……え?!」

ガチャン……

(一人でに扉が開いた――)










たくみクン「」ドシャッ!!

(血みどろになって逝っているたくみが電話ボックスの中から放り出された――)

カンナ(男)「!?」ビクッ

さやかサン「ひっ……嫌ああああああっ!!」

(さやかは恐怖で顔が青ざめている――)

カンナ(男)「え……!? 何で……!? そんな……!!」

さやかサン「ひいっ……うぐっ……何……何で……」

(恐怖で泣きだす、さやか――)







――真美お姉ちゃんの次は、たくみクンが――






カンナ(男)「……何なんだよ……!!」

(その時――)



















男の子「ヴァモス・カンタール!!」












カンナ(男)、さやかサン「え?」クルッ

(二人が声のする方向に振り向いてみると――)










男の子「……」

(小学二年生くらいの茶髪の男の子が近くにいた――)

男の子「どーしたの?」

(男の子がこっちに近寄ってくる――)

カンナ(男)「き、君は……何処かで……」

(そう、彼はカンナの夢の中に出てきた男の子――)

男の子「? 初対面だよ? それより……男の子が倒れてるね。どうして?」





残り逃走者……カンナ(男)、柏葉、マヤ、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、マヨネ、
鬼太郎、猫娘、ゲムヲ、麦田、白銀、ソトカ、桃、ミカン、雪、ねこ、みーくん、最上、ひかり、
エル、斬美、クロエ、一馬、カルマ、マルルク、メタルメイドウィン、しゅんぽこ、konakun.、
ゆうき、aren、モンブラン博士、からあげ、Ga.c=evo.、新田、生ブスカジの39人。







--------------------------------------------------------------------------------------



【とある剣士と人形の雑談】

翠星石「はい、今回もやっていきまーす!」

カンナ(男)「気づけばもう70回目……。いやあ、時の流れって早いなぁ」

翠星石「翠星石が脱落したのも早かったですぅ」

カンナ(男)「根に持ってんのか……。まあとにかく、コーナーやるよー」

翠星石「はいですぅ」




~70人目・桜田 のり~

カンナ(男)「のりは漫画・アニメ「ローゼンメイデン」に登場する女の子だよ」

翠星石「ジュンの姉で高校生ですぅ。部活はラクロスをやってます」

カンナ(男)「ドジだけど、社交的で心優しいよ」

翠星石「そして面倒見もよく、家事を切り盛りしているですぅ」

カンナ(男)「確か両親、海外で仕事してて家にいないんだったっけ」

翠星石「そうそう。あんなだらしない弟のために毎日毎日家事を切り盛りして、本当にえらい姉ですぅ」

カンナ(男)「怒ると怖いけどね;」

翠星石「ええ。真紅やチビ苺だけなく、翠星石もビビります。やはりボス猿は恐ろしいですぅ」






カンナ(男)「彼女がウィオ版逃走中に初登場したのは第4回「逃走中 ~不思議の森と魔法~」だよ」

翠星石「今のところ、特に大した活躍はしていませんね」

カンナ(男)「まあ、これから出てくるかもしれないから、そこらへんに期待だね」

翠星石「ええ」





カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりだよ」

翠星石「ありがとうですぅ~」





続く

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.40 )
日時: 2020/02/10 18:32
名前: クロノスエボル (ID: 2jjt.8Ji)
参照: http://クロノスエボル

ウィオさん、9日、遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。雪達、残り39人が逃げ切れるか、心配です。

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.41 )
日時: 2020/02/10 20:40
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

>クロノスエボルさん

俺の誕生日を祝ってくださり、ありがとうございます(*^▽^*)
これからも頑張ります!

さて、逃走中のほうですが、早くも残り39人になってしまいました;
果たして、逃げ切れるのか?



では!

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.42 )
日時: 2020/02/10 20:50
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

「ゆういちクン」


{BGM:新しい夏のナナ(出典:Re:kinder)}



カンナ(男)「いや、僕にも分からない……」

カンナ(男)「たくみ……この子が電話ボックスの中に入って、出てこないと思ったら扉が開いて――」

男の子「この子が出てきた、と」

さやかサン「……君、誰なの?」

男の子「ボク? ボクの名前は「水岡みずおか 雄一ゆういち」。この町に住んでるよ。学校も君と同じじゃないかな?」

さやかサン「あたしと……?」

男の子「うん」

さやかサン「……ゆういちクン、怖くないの?」

水岡 雄一(出典:Re:kinder)「へ? ナンデ?」

さやかサン「だって……こんなことになってるのに、平然としてるから……」

雄一(以下ゆういちクン)「こんな状況で暗くしてたって仕方ないじゃん。アゲアゲでいこうよ、アゲアゲで! ラテンのリズム~♪(*^▽^*)」

カンナ(男)(なんだこの子、狂ってる……)

ゆういちクン「じゃあボクからも質問。ここで何してるの?」

カンナ(男)「……」







(状況を説明した、カンナたち――)







ゆういちクン「なるほど、そういう事情なワケね。で、どうする? もう一度電話ボックス、入る?」

カンナ(男)「え、やだよ……。たくみの二の舞になりたくないよ……」

カンナ(男)(……なんだか、ごめん、たくみ……)

さやかサン「……ねえ、もういいでしょ……。帰ろうよ。あたし、いつまでもここにいたくない……」

カンナ(男)「そ、そうだね! あ、そうだ! ゆういちも一緒に来る? みんなといたほうが心強いよ」

ゆういちクン「うん、行く!」

カンナ(男)「よし……じゃあ帰ろう」




----------------------------------------------------------------------------------------




【秘密基地】

カンナ(男)「皆……」

(中にいた白銀、ゆうき、ことり、ソトカ、konakun.、ひかり、マヨネ、海未、リリー、れいサン、ひろとクン、りょうクン、しゅんすけ、そしてあやサンが反応した――)

りょうクン「あ、カンナ君……どうだった?」

カンナ(男)「ごめん、ダメだった……」

さやかサン「ごめんね、皆……あたしがたくみクンを連れて行かなかったら、たくみクンは……」グスッ

ひろとクン「さやかサン……」

マヨネ「まあ、まあダメで元々って感じだったし……。しょーがないって、うん!」

カンナ(男)「ダメって決まったわけじゃないんだけど……」

ソトカ「あれ、その子は?」

ゆういちクン「!」

カンナ(男)「ああ、この子はゆういち。町をうろついてたみたいでさ」

れいサン「なるほど……。それで、たくみクンはどしたの?」

カンナ(男)「……それは」






(説明中)






れいサン「……マジで?」

海未「たくみにそんなことが……!」

りょうクン「たくみクンまで……」

ゆういちクン「……」









ゆういちクン「まあ、仕方ないんじゃない? 運が悪かったってことで」








(彼以外の者がその言葉を聴いた瞬間、イラついた表情をしてゆういちに振り向く――)





れいサン「ちょっと……そんな言い方ないじゃん!」

マヨネ「そうよ! 運が悪かったなんて軽い一言で片づけていいわけないでしょ!」

ゆういちクン「何で? 本当のことでしょ? たくみクンって子が鈍かったから悪いんじゃないの?」

カンナ(男)「……! 愚弄しやがって……!」グッ

(カンナがゆういちに手を上げようとする――)

さやかサン「お、落ち着いてカンナ君!」

konakun.「せや、喧嘩しても何にもならへんで……!」

カンナ(男)「……」

さやかサン「それにしてもゆういちクン……。今のはちょっと言いすぎじゃない? 言っていいことと悪いことがあるよ……」

ゆういちクン「……」

さやかサン「ゆういちクン?」

ゆういちクン「……」













ゆういちクン「ムカツク」













ゆういちクン「あーあ、なんかムカツいちゃったなぁ~」イライラ

海未「え? 何言ってるんですか……?」

リリー「?」

ゆういちクン「ムカツいちゃったから、ちょっと「痛くなって」もらおうかな」

ことり「痛くなってもらう……?」

ゆういちクン「こういうこと☆」パチン

(ゆういちクンが指パッチンをした瞬間――)






ゴオオオッ!!





ナイチンゲール(出典:Re:kinder)「……」ユラユラ

りょうクン「!? うわあっ!?」ビクッ

(人間の肌の色をした幽霊が、りょうクンの後ろに現れた――)

ナイチンゲール「……!!」ガバッ

りょうクン「わっ!?」

(突然ナイチンゲールがりょうクンに襲い掛かる――)

ことり「! 危ないっ!」ドンッ

りょうクン「うっ」ドサッ

ザクッ!!

ことり「あうっ!!」

(ことりが咄嗟にりょうクンを突き飛ばして、代わりにダメージを受けた――)

ゆうき「ことりちゃん!! この化け物め、よくもりょうクンや、俺のことりちゃんを……! 許せねえ、ボコボコにしてやる!」

カンナ(男)「僕もやるよ!」

りょうクン「僕も手伝う……! ことりサンにああさせてしまったせめてものの償いだ!」

海未「ことり、しっかり!」

(海未はことりを介抱する――)

ことり「う、うう……」

(幸い、急所は外されている――)






ゆうき「オラッ!」ドカッ

ナイチンゲール「ッ」ヨロッ

ゆうき「だ、打撃効くんだ!」

ナイチンゲール「……」ピカッ

(ナイチンゲールは「異常な愛情」を唱え、不気味な光をゆうき、カンナ、そしてりょうクンに放ち、ダメージを与えた)

カンナ(男)「ぐっ……!」

りょうクン「大丈夫? はい、どうぞ……」

(突然、りょうクンは袋に入ったお菓子をゆうきとカンナに配った)

ゆうき、カンナ(男)「?」モグモグ

りょうクン「」モグモグ

(お菓子を食べた瞬間、傷が完治した――)

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.43 )
日時: 2020/02/15 17:12
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

カンナ(男)「ありがとう、りょう!」

ゆうき「ていうかこのお菓子一体何なんだ? 傷が治るって……」

りょうクン「禁則事項です」

カンナ(男)「朝比奈みくるか、お前は」

カンナ(男)「まあ、傷も治ったことだし……そりゃあっ!!」ズバッ

ナイチンゲール「!?」ドサッ

(カンナは剣でナイチンゲールを一刀両断した――)

ナイチンゲール「」パアアッ

(ナイチンゲールは消え去った――)

カンナ(男)「勝った……;」






ゆういちクン「痛かったぁ?」

カンナ(男)「……今のまさか、ゆういちが?」

ゆういちクン「そだよ」

リリー「信じられない……!」

ゆういちクン「信じられない? ボクがロイ・マスタングみたいに指パッチンしたらあのグロいのが出てきたの、見たよね?」

リリー「……」

ゆういちクン「それだけじゃないよ」

ゆういちクン「女子高生のお姉さん……確か、名前は真美だっけ? その人をゾンビにしたのも、たくみクンをああいう目に遭わせたのも、町をこんな風にしたのも、ボクなんだから」

ソトカ「え……!?」

あやサン「……」

konakun.「……!」

ゆういちクン「……本当のことを教えてあげるよ。みんな、よく聞いてね☆」

(その言葉を聴いた逃走者たちは、一斉に静かになる――)










ゆういちクン「さあさ、お立ち合い、お立ち合い。それでは早速発表いたしまーす♪」

ゆういちクン「はーい、これからボクが逃走中のゲームマスターとなりました~♪」

ひかり「……は?」

ゆういちクン「君たちの腕についてるタイマー。止まってるでしょ? それ、ボクが魔法でやったんだよね~☆」

ゆういちクン「因みに前のゲームマスターは君たちに連絡したり、逃走者たちのところに来ることが出来なくなりました。それもボクの仕業!」

ゆういちクン「スマホが圏外になったのも、ボクが魔法でやったお陰だよ☆」

konakun.「なんやと……!?」

海未「……逃走中をジャックしたってわけですか」

ゆういちクン「その通り!」

ゆういちクン「んでさ、これからのミッションは全部ボクが送信するよ。ありきたりなのもあれば、ドギツイのも送るかも? ま、楽しみにしててネ♪」

ソトカ「なんで乗っ取ったんですか……?」

ゆういちクン「ボクが逃走中の大ファンだからだよ。ウィオ版逃走中を見ていたらゲームマスターになりたくなってさ……。なんだか面白そうじゃん? 第1回から第22回まで全部テレビで見させてもらいましたよ~。いやー、面白いったらありゃしない」

ゆうき「ウィオさん、キャラに自画自賛をさせないくださいよ;」

(すいません)








ゆういちクン「因みに町に住む人全員の命を奪ったのも……全部ボクなんだからね」

さやかサン「!?」

しゅんすけ「ちょ、ちょっと待って! ということは僕のお母さんやみんなのお父さん、お母さんも……」

ゆういちクン「うん、その人たちの命も奪ったよ」

しゅんすけ「……!!」

マヨネ「ちょっと! 何でそんなことがあんたに出来んのよ!?」

ゆういちクン「わかりま千円」

マヨネ「わか……」

ゆういちクン「まだ話は終わってないよ」

ゆういちクン「それでさあ、ただ倒すのにも飽きちゃったから、ちょっとしたゲームも追加しようと思って」

リリー「何、それ……?」










ゆういちクン「そう、名付けて「なかよしゲーム!」










ゆういちクン「今ここにいる、しゅんすけクン、りょうクン、れいサン、あやサン、ひろとクン、さやかサンの生き残りをかけて、この町から脱出するんだ。ルールを説明するとね」

ゆういちクン「この町に何処かに3人の「寵姫ちょうき」を潜ませておいたよ。それらがいわば、ゲームのボス」

ゆういちクン「この3人の寵姫……ボスを倒せば、ゲームクリア。みんなを町から出してあげるし、逃走中のゲームマスターも辞めるよ」

ゆういちクン「でも油断しないでね。寵姫はとっても強いし、他にも「町」に危険なイベントをたくさん仕掛けておいたから、カンタンには全員生き残れないよ~」

ゆういちクン「逃走者全員の能力はボクが魔法で封印したからね☆ みんな、人並みの身体能力になっちゃってるよ♪」

カンナ(男)「……!」

(カンナが竜に変身できないのは、ゆういちの仕業なのであった――)

ゆういちクン「因みにこの秘密基地は安全地帯。ここならいつまで居ても安全だからね」

ゆういちクン「せいぜ、生き残りをかけて「なかよし」を演じるといいよ」

ゆういちクン「そうそう、外のアレは片付けておいたからね。邪魔でしょ、あんなの」

カンナ(男)「人をあんなのって……! 邪魔って……!」

ゆういちクン「あ、たくみクンはそのままだな。まあいいか」

ひろとクン「……」

ひろとクン「もし、お前の言ってることが本当だとしたら、お前、何でこんなことしたんだ……」

ゆういちクン「教えてあげないよ、ジャン!」

ひろとクン(古いCMを……)

※元ネタはポリンキーです

ゆういちクン「じゃそろそろ、おやつのバナナの時間だから失礼するよ」

ゆういちクン「逃走中のタイマー、動かしとくから。頑張ってね、バイビー♪」

シュウウウンッ

(ゆういちクンは何処かへとワープしていった――)

ことり「消えた……!」

りょうクン「……バナナはおやつに入りますか?;」




{残りゲーム時間 222:00}

{残りゲーム時間 221:59}

{残りゲーム時間 221:58}















(それから――)

りょうクン「……で、どうするの?」

カンナ(男)「……ゆういちの言ってることが本当なら、その寵姫を全部倒すしかないんじゃないかな……?」

マヨネ「あいつの言う事信じるの?」

ひろとクン「俺にはあいつがでたらめを言っているようには見えなかったな。目がまっすぐだった」

ひろとクン「人は嘘をつくとき、右上か左上を見るからな。ゆういちは一切その方向を見てなかった」

ひろとクン「それに他にやることもないのも事実だろ。賭けてみるしかないんじゃないのか?」

マヨネ「うーん……」

さやかサン「……」





さやかサン「嫌……」





(全員、さやかサンのほうを振り向く――)

さやかサン「嫌……嫌だよ……。こんなの」

れいサン「さやかサン?」

さやかサン「……」ガクガク

さやかサン「嫌ああああっ!! あたし、帰る!!」ダダダダダ

(さやかは急いで秘密基地を抜け出した――)

カンナ(男)「!!」

ゆうき「お、おい! ここ安全だってゆういち言っただろ――って、いないか……」

りょうクン「とにかく早く追いかけないと!」

カンナ(男)「う、うん! でも一人じゃ……誰か一緒に来て!」

りょうクン「じゃあ僕が行くよ!」

ゆうき「俺も行くぜ! ファンクラブのメンバーやカンナを放っておけないからな!」

ことり「ゆうき君が行くなら、私も!」

カンナ(男)「ありがとう! じゃあ、行こう!」

海未「気を付けてください!」

カンナ(男)「うん!」タッタッタ

(カンナはりょうクン、ゆうき、そしてことりを引き連れて秘密基地を出て行った――)








残り逃走者……カンナ(男)、柏葉、マヤ、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、マヨネ、
鬼太郎、猫娘、ゲムヲ、麦田、白銀、ソトカ、桃、ミカン、雪、ねこ、みーくん、最上、ひかり、
エル、斬美、クロエ、一馬、カルマ、マルルク、メタルメイドウィン、しゅんぽこ、konakun.、
ゆうき、aren、モンブラン博士、からあげ、Ga.c=evo.、新田、生ブスカジの39人。





-------------------------------------------------------------------------------------------------



【とある剣士と人形の雑談】

翠星石「あーくそーっ!」

カンナ(男)「どしたの?」

翠星石「最近翠星石の出番が全然ねえですぅ!」

カンナ(男)「まあ、頑張れ。とにかくコーナーやるよ」



~71人目・悪魔将軍~

カンナ(男)「彼は漫画「キン肉マン」に出てくる超人だよ」

翠星石「超人!? 翠星石と同じですね……」

カンナ(男)「君は二次だけの設定だけどね」

カンナ(男)「彼は立派な鎧を身に纏い、更に非常に優れた頭脳と不滅の肉体を持つ、まさに超人だよ」

カンナ(男)「しかも体の硬度も自由に調節できる能力も持ってる。ぐにゃぐにゃになったり、ダイヤモンドのように硬くなったりすることもできるんだよ」

翠星石「すげえですぅ……。そんな能力、翠星石でも持ってないですぅ;」

カンナ(男)「翠星石と戦ったら多分負けるんじゃないかな? 翠星石がw」

翠星石「殴るぞクソガキ(#^ω^)」





カンナ(男)「彼がウィオ版逃走中に初登場したのは第6回「逃走中 ~幽霊屋敷と魂胆~」だよ」

翠星石「ウィオ版でも超人っぷりを披露してるですぅ」

カンナ(男)「モンブラン博士さん、悪魔将軍をリクエストしてくださりありがとうございます!」

翠星石「まあ出番はかなり少ないですが、今後の逃走中にまた出るかもしれませんから、悪魔将軍のファンはそれに期待していてください」





カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりだよ」

翠星石「ありがとうですぅ~」




続く


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。