二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
日時: 2020/02/19 11:22
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?



{逃走者紹介}

カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}




▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?


※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.74 )
日時: 2020/02/15 17:13
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

>洋輝さん

香澄はNo.39のレスで出ましたが、すぐに確保されました。

後、確認したところ何故か捕まってるのに、
残り逃走者一覧のところに香澄の名前があったので修正しておきました。



では!

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.75 )
日時: 2020/02/15 23:06
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

「僕の世界」

カンナ(男)(ここは一体……。何なんだ?)

(当てもなく彷徨っている彼――)

???「カンナ君」

カンナ(男)「!?」クルッ

(そんな彼に話しかけてきた一人の女性。その声は彼にとって聞き覚えのある声であった。その女性とは――)






真美「」ニコニコ

(逝ったはずの、真美お姉ちゃんであった――)

カンナ(男)「真美!? どうしてここに? ていうか君、ゾンビになったはずじゃ……」

真美「そう。だけどこの姿(ゾンビになる前の姿)なのは何故かわかる?」

カンナ(男)「え?」

真美「私はあなたの「精神世界」にいる私だもの」

カンナ(男)「え……? は? せいしんせかい?」

真美「藪から棒に言われても困るわよね。でも本当のことなのよ。私は君を救いに来たの」

カンナ(男)「……;」

真美「君は気を失ったけど、その後すぐに復帰した。そしてすぐにこの世界へ移動した」

真美「きっと君は、あまりの恐怖で現実逃避したかったんでしょう……」

カンナ(男)「……」

真美「信じてないでしょ;」

カンナ(男)「いきなりそんなこと言われて信じる奴は、ちょっと言い方悪くなるけどどうかと思うよ」

真美「ですよねー」

カンナ(男)「……だけど」

カンナ(男)「冷静になってみれば……その話、信じれるかも。僕は今まで「信じられないような光景」を腐るほど見てきたからね……」

真美「……分かってくれたんだね」

カンナ(男)「ところで救いに来たって、どういうこと?」

真美「それは今から出てくる人から話を聞けば、分かるわ」

カンナ(男)「え?」

(その時――)

パアアッ

(光と共に、二人がカンナの近くに現れた――)

カンナ(男)「眩しっ……。って、え!?」

(カンナにとって凄く見覚えのある者であった。その二人とは――)










メゴスト『やあ』

ヘルトス『久しぶりだな、お前!』ニコニコ

(メゴストとヘルトスであった――)

カンナ(男)「え……? どういうことなの? え?」

ヘルトス『この世界に出てくる奴全員はな――』

メゴスト『あんたに元気を与えとうて、うちらはあの世からここに来た』

カンナ(男)「力……?」

ヘルトス『こういうことを人の前で話すのもなんだけどさ。俺……。今も辛いんだ』

メゴスト『弟のドロンと一緒におることはもうできひんねんさかいな。永遠に』

ヘルトス『……あの時に、銃を持った半裸野郎に命乞いとかをすれば、俺は助かったのかもな』

ヘルトス『いや、俺どころか兄貴(メゴスト)や弟も助かったかもしれない』

ヘルトス『もう、後悔しかないよ……』

メゴスト『やけどいっぺん起きたことはもう取返しがつかへん』

メゴスト『やけど「後悔」が「自分の力」を強うするんやで。カンナ。あんたはわしらと違うてまだ取り返しがきく』

カンナ(男)「……?」

(そして――)

ヘルトス、メゴスト『……』シュウウウン

(突然、二人は消え去った――)

カンナ(男)「ヘルトス、メゴスト!」

(その時――)







パアアアッ

ロボット(出典:スマブラX)『……』

エクスカイザー(出典:勇者エクスカイザー)『……』

(第8回でカンナや翠星石と出会い、仲良くなったロボちゃんと、ロボちゃんの父親であるエクスカイザーが現れた――)

カンナ(男)「ロボちゃん! エクスカイザー!」

ロボット『お久しぶりですね、私の友達』

エクスカイザー『あの時は大変な迷惑をかけて、本当にごめんな……』

カンナ(男)「いや……。それで、どうしたの?」

エクスカイザー『私は愚かだったんだ』

エクスカイザー『あの時、息子が、狂った私を止めようと命と引き換えに私の暴走を止めた――』

エクスカイザー『なのに、その息子から貰った命を無駄にしてしまった……。彼の思いを一生背負う覚悟もせぬまま、現実から逃げてしまった』

ロボット『ええ……。父さんもあの世に来たときは驚きましたよ」

ロボット『カンナさん。私は貴方の友達なのに、貴方のそばにいれない。折角出来た友達といれなくて、悔しくて、悔しくて、たまらないです』

エクスカイザー『ごめんな、わが息子よ。私が暴走したせいで……』

ロボット『気にしないでください、父さん。元に戻ってくれたんですから。……でも』

ロボット『もっと、貴方カンナと一緒にいたかった……』ポロポロ

パアアッ

(ロボットは涙を流しながら、エクスカイザーと共に消えて行った――)

カンナ(男)「……僕だって、一緒にいたかったよ」







パアアッ

ローダ(出典:スマブラX)、ボンヘッド(出典:スマブラX)『……』

カンナ(男)「今度は君たちか……」

(第8回の終盤で白崎にやられた、二人が現れたのであった)

ローダ『よう。……お前元気にしてるか?』

ボンヘッド『マスター……エクスカイザー様が元の優しい人に戻って、俺たちは今も嬉しいよ』

ボンヘッド『だけど……それはロボットのお陰、なんだよな。……犠牲の上に成り立ったんだよな』

ローダ『俺たち、あそこで暴走せずにあのウサギ野郎と戦ってなかったら……』

ボンヘッド『もっと良い結果になってただろうな……』

ボンヘッド『……おっと、グチグチ言ってしまった。俺たちは後悔してるが、向こうでは元気でやってるぜ?』

ボンヘッド『今まで人様に迷惑かけてきた俺が言うのもなんだが……。カンナ、お前はもう悔やまなくていいんだぞ?』

パアアッ

カンナ(男)(消えた……)







パアアッ

鬼山警部(出典:怪盗ジョーカー)『……』

(第10回で、カンナや他の逃走者をヘンゼルとグレーテルの銃撃から守った警部――)

鬼山『久しぶりだな、少年。わしのことを覚えているか?』

カンナ(男)「勿論覚えてますよ。あの時、僕や皆の命を守ってくれた……」

鬼山『わしのことを覚えていてくれてありがとうな。わしが守った命は、今も無駄になっていないよな?』

カンナ(男)「なってないですよ……」

鬼山『それなら、まだ安心だ。白井や黒崎は元気にしているか?』

カンナ(男)「はい、毎回イチエンを逮捕してます」

鬼山『そうか、ちゃんと仕事しているみたいだな。良かった……』

パアアアアッ

カンナ(男)(……僕のせいで、鬼山警部は……)







パアアッ

風見智彦(出典:Another)、赤沢泉美(出典:Another)『……』

(第12回で炎上中の屋敷でヘンゼルに襲われた、二人――)

風見『やあ、元気にしてるかい? こっちはまあ……元気かな』

風見『僕が守った霊歌は今も元気にしてる?』

赤沢『シェリーはどう? 今も楽しくやってる?』

カンナ(男)「……うん。霊歌は今後の逃走中にずっと出てるよ。勿論、風見のことは忘れてない』

カンナ(男)「シェリーも、友達と一緒にワイワイやってるよ」

赤沢『そうなの。良かったわ……』ニコッ

風見『その言葉を聞いて安心したよ。でも……。僕たちはもうその二人と会えないんだよね』

赤沢『嘆いていても仕方ないでしょ。私たちはもう現世にいないんだから』

赤沢『……カンナ。これからも私たちのこと忘れちゃダメよ?』

パアアアアッ

カンナ(男)「……っ」







パアアアアッ

レオン、オボロ、エリーゼ、マークス、タクミ、ヒナタ、サクラ、ヒノカ、リョウマ、カゲロウ、サイゾウ(出典:ファイアーエムブレムif)『……』

(暗夜王国と白夜王国に住む兵士たちが、カンナの近くに現れた――)

レオン『久しぶりだね、カンナ』

オボロ『血小板、デン、翠星石とかは元気にしてるかしら?』

カンナ(男)「皆……! うん、血小板たちは元気にしてるよ』

オボロ『良かった』ニコニコ

エリーゼ『マークスお兄ちゃんやレオンお兄ちゃんと宴会行ったこと、覚えてる?』

ヒナタ『あー、そういえばその時、皆と一緒に飯食いましたね! カンナとも一緒に!』

サクラ『楽しかったですよ、その宴会……』

ヒノカ『ああ……。面白い奴が多くて、楽しかった』

リョウマ『カンナよ……。俺は騙されていたんだ。一国の王子とあろうものが、あんな嘘に騙されてしまった……』

リョウマ『そして戦争を起こしてしまった。俺が愚かだったせいで、たくさんの人の命が奪われてしまった』

リョウマ『謝っても許されることではない……。取り返しのつかないことをしてしまった……』

カゲロウ『……カンナ。お主にも多大な迷惑をかけてしまった』

サイゾウ『申し訳ない……。俺たちのこと、一生恨んでもいいからな』

パアアアッ

カンナ(男)「……」






パアアアッ

譲治、朱志香、嘉音、楼座(出典:うみねこのなく頃に)『……』

カンナ(男)「……!」

朱志香『よっ、久しぶりだな! ゆうき……だっけか? あいつ今何してんの?』

カンナ(男)「戦人と一緒に南ことりファンクラブでことりを応援しまくってるよ』

朱志香『あはは、マジか! まあ楽しそうにやってるんなら何よりだ!』

譲治『人は楽しくやるのが一番さ』

楼座『……私は楽しくやれなかったけどね。よく考えてみれば……。私はずっと私の娘・真里亞に酷いことを言ったり、殴ったりしてきた……』

楼座『私は真里亞があの世に来たとき、誠意を込めて謝った……。そしたら、許してくれた……』

楼座『そこにいた譲治君や朱志香ちゃん、いや右代宮家の人たちみんな、真里亞の優しさに感激してたわ……』

嘉音『……』

譲治『優しいと言えば朱志香もだよね。自分を倒した犯人である嘉音君を許したんだろ?』

朱志香『うん……。嘉音くんのやったことは許されないことだ』

朱志香『だけど……。私は嘉音くんのことが好きだから……。心の底から嫌いになれなかった』

朱志香『嘉音くん、「これからも」楽しくやろう?』

嘉音『……はい』ニコッ

朱志香『そんじゃカンナ! お前は私たちと違ってまだまだ取り返しがきく! 頑張れよ!』

パアアアッ

カンナ(男)「……」


Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.76 )
日時: 2020/02/15 18:52
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

パアアアッ

クレル・ヴォーブ・ベルナルドゥス(出典:うみねこのなく頃に)『……』

ウィラード・H・ライト(出典:うみねこのなく頃に)『……』

(クレルとウィラードが現れた)

クレル『息子カンナ。調子はどうですか?』

ウィラード『新しい逃走中はどうだ? 楽しいか?』

カンナ(男)「うん……。21回以降の逃走中は何だかんだで楽しくやってるよ。って、どうして新しい逃走中のことを知ってるの?」

ウィラード『あの世からずっとお前のことを見守ってたからな』

ウィラード『楽しくやれてるのなら何よりだ。ドラノール、コーネリア、ガートルードも元気にやってるみたいだしな』

クレル『……』

カンナ(男)「クレル? ……いや、お母さん?」

クレル『私の子供であるヘンゼルとグレーテルは、今も相変わらず他の世界で暴走しているそうで……』

カンナ(男)「……!」

(自分の異母きょうだいである、ヘンゼルとグレーテル――)

クレル『分かってるのに、止められない……。こんな透明の身体じゃ、物を擦り抜けてしまいます』

クレル『声も届かない……。母親なのに、子供の暴走を止められない……悔しいです』

クレル『カンナ。ヘンゼルとグレーテルと出会ったら、彼らを更生させてあげてくださいね』

パアアアッ

カンナ(男)「……」






パアアアアアッ

ジョーカー、カム子(出典:ファイアーエムブレムif)『……』

レヴィアタン、ベルゼブブ、紗音(出典:うみねこのなく頃に)『……』

(今度は自分の両親であるジョーカーとカム子、そして終盤で一緒に戦ってくれた、煉獄の七姉妹の一員であるレヴィアタンとベルゼブブと、右代宮家の使用人・紗音が、カンナの前に現れた――)

カンナ(男)「お母さん……!! お父さん……! レヴィアタンにベルゼブブ!」

ジョーカー『……悪かったな、カンナ。あんまり、父親らしいことしてやれなくて』

ジョーカー『お前とディーアは元気にやってるか?』

カンナ(男)「うん! ディーアは最近逃走中に出てないけど……。今でもスマホで何回も連絡とってるよ。元気そうだった」

カム子『良かったです♪ ……新しい逃走中はどうですか?』

カンナ(男)「楽しいよ」

カム子『安心しました……』ニコッ

紗音『私はあなたのこと、あの世から見守ってましたよ。元気そうで何よりです』

カンナ(男)「紗音……」

ベルゼブブ『カンナ! こっちもお姉様たちと一緒に元気でやってるわよー!』

レヴィアタン『ええ。だけど……。今も現世で楽しくやってる人が妬ましいわ……』

レヴィアタン『だからと言って、その人たちの邪魔をする気は毛頭ないけどね。カンナ、あんたはこれからも楽しくやれる権利を持ってるわ』

レヴィアタン『だから、諦めないで……』

パアアアアッ






パアアアッ

エヴァ(出典:うみねこのなく頃に)、右代宮真里亞(出典:うみねこのなく頃に)『……』

(今度は第20回で南ことりの身体を乗っ取りながら、彼女のサポートをしたエヴァと、ドロンに説得されて改心した9歳の少女・真里亞が現れた――)

真里亞『うー! カンナー!』

エヴァ『あんたの情けない顔を殴ってやろうと思って、ここに来たわ。ことりは元気にしてるかしら?』

エヴァ『……そもそも、私のことを覚えてくれてるかしら? あんたやことりは?』

カンナ(男)「覚えてるよ」

エヴァ『ふふ、それなら良かったわ。ことりを守った甲斐があったわ』

エヴァ『……でも、もうことりと一緒にいることはできないのよね。あの子、優しいから好きなのに……』

真里亞『真里亞も、もうドロンと仲良くすることはできない……うー、悲しい』

真里亞『悔しい……』

カンナ(男)「悔しいのはこっちもさ。助けられたはずの友達を、全員あんな目に遭わせてしまったんだから……』

真里亞『……カンナは大丈夫。取り返しがきくよ。だから、元気出して』

パアアアアアッ






パアアアッ

ミルドラース(出典:ドラゴンクエスト5)『……』

(魔界の大魔王であるミルドラースが、カンナの前に現れた)

ミルドラース『少年よ。お前を拉致ったり、多くの人間に迷惑をかけて申し訳なかったな……』

カンナ(男)「そういうのはもういいよ。気にしてないからさ……」

ミルドラース『そうか、お前が優しい人間で良かった。……ところで、私たちの部下は元気にやってるか?』

カンナ(男)「ごめん、その人たちのことはよく分からない……」

ミルドラース『なるほどな。私は後悔している。私が、私の仲間を襲ったことを』

ミルドラース『一人になるのが怖かった。なのに、何故仲間を襲ってしまったのか……』

ミルドラース『そんな愚かな私と違って、お前はまだまだチャンスがある。だから、そんな辛そうな顔をするな』

パアアアアッ

カンナ(男)「チャンス……」








パアアアッ

白崎、槐(出典:ローゼンメイデン)『……』

(前のゲームマスターであった、白崎と槐がカンナの前に現れた――)

カンナ(男)「お前ら……」

白崎『久しぶりだね……。その顔は「どの面下げてやってきた」みたいな顔だね』

白崎『分かってるさ。僕たちは極悪なことをたくさんしてきたってことぐらい』

槐『だけど昔はローゼンの世界で、人の為になるようなことをしてきた。ゲームマスターになる前は、ずっと真面目に頑張ってきたんだ』

槐『それなのに僕は、タカヤとジンに「お前の大切な店や人形を壊す」って脅されて、従うしかなかった……』

槐『こんな僕が被害者面する権利なんか無い。隕石で君の住む王国を滅ぼした、僕なんかが……』

槐『だから……新しい逃走中では、僕たちみたいなやつが二度と現れないことを祈ってるよ』

白崎『僕たちには祈ることしかできない……。やっぱり、僕たちは悪い奴だ』

パアアアアッ

カンナ(男)「……」







パアアアッ

チドリ(出典:ペルソナ3)『……』

カンナ(男)「チドリ……!」

チドリ『私のこと、覚えてる?』

カンナ(男)「うん」

チドリ『良かった……』ニコッ

チドリ『あの世からずっとあなたのこと見守ってたけど、楽しくやってるようで良かったわ』

チドリ『ところで……あなたは、助けられたはずの友達を全員……』

カンナ(男)「……うん」

チドリ『私が渡した、ブローチは今でも持ってる?』

カンナ(男)「肌身離さず持ってるよ』

チドリ『そのブローチ、頭にヒナギク飾ってるでしょ。ヒナギクの花言葉、覚えてるかしら』

チドリ『「平和」よ。友達が酷い目に遭いそうになったら、その言葉を思い出して。平和に終わるように頑張って』

チドリ『……こんな曖昧なアドバイスしかできなくて、ごめんね』

パアアアッ

カンナ(男)「……何で謝るの」











真美「……これで全部だよ」

カンナ(男)「……終わり、なのか」

(その時――)

コオオオッ

カンナ(男)「!?」ビクッ

(突如、優しい緑色の光がカンナを包み込む――)

カンナ(男)「ま、真美? これは一体……」

真美「今までに出てきた人たちは、貴方に後悔の気持ちをぶつけてきた。それと同時に応援もしてくれた」

真美「その二つの「強い気持ち」が積み重なって、「巻き戻し」が出来るパワーがあなたの中に生まれたの」

カンナ(男)「巻き戻し……?」

真美「君は今まで後悔してきたこと、たくさんあるでしょ? 取り返したいって思ったこともあるでしょ?」

カンナ(男)「あるさ……。今までに逝った人たちを救いたい。まぁ、無理なんだろうけど……」

真美「完全に無理……ってワケじゃないよ」

カンナ(男)「え?」

真美「少し前にあなたがした後悔なら、取り返せる。数時間前にしか戻れないけど、そこに戻って、良い方向になるように尽くしてね」

カンナ(男)「……数時間前……はっ!」

(それだけで、カンナはどれくらい前に戻れるか察した――)

カンナ(男)「……分かった。少し前に戻って、頑張ってみるよ」

真美「ふふ、期待してるよ」ニコッ

(そして――)








コオオオオオオッ……。

(カンナはその優しい光と共に、この精神世界から脱出したのであった――)







真美「……」

真美「私の気持ちも、込めたから。――あとは頼んだわよ」









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「嫌ああああっ!! あたし、帰る!!」





カンナ(男)「……」

カンナ(男)「……?」パチ

(カンナはゆっくりと目を開ける。彼の周りには、なんと――)






ゆうき「お、おい! ここ安全だってゆういち言っただろ――って、いないか……」

りょうクン「とにかく早く追いかけないと!」

カンナ(男)「……」

(逝ったはずのりょうクンと――)

れいサン、ひろとクン、あやサン、しゅんすけ「」オロオロ

(れいサン、ひろとクン、あやサン、そしてしゅんすけがいた――)







カンナ(男)(やっぱり、時間が巻き戻ってる……)







カンナ(男)(そうだ! これはゆういちがなかよしゲームの紹介をした後の光景……)

カンナ(男)(ということは、さやかも今の時点ではまだ生存してる!)

カンナ(男)(そうと決まれば――)クルッ






カンナ(男)「誰か一緒に来て!」

りょうクン「じゃあ僕が行くよ!」

ゆうき「俺も行くぜ! ファンクラブのメンバーやカンナを放っておけないからな!」

ことり「ゆうき君が行くなら、私も!」

カンナ(男)「ありがとう! じゃあ、行こう!」

海未「気を付けてください!」

カンナ(男)「うん!」タッタッタ

カンナ(男)(やり直しだ……! 今度は全員を救ってみせる!)タッタッタ









残り逃走者……カンナ(男)、柏葉、マヤ、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、マヨネ、
鬼太郎、猫娘、ゲムヲ、麦田、白銀、ソトカ、桃、ミカン、雪、ねこ、みーくん、最上、ひかり、
エル、斬美、クロエ、一馬、カルマ、香澄、マルルク、メタルメイドウィン、しゅんぽこ、konakun.、
ゆうき、aren、モンブラン博士、からあげ、Ga.c=evo.、新田、生ブスカジの39人。







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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】

アプール「RPGツクールの進捗はどう?」

翠星石「順調ですよ。今テストプレイで雑魚モンスターの強さを計ってるところです」



モンスター:アプールそっくりな一つ目の林檎



アプール「翠星石、ぼくに何か恨みでもあるのか?」

翠星石「別に?」

シェリー「おいお前たち、そろそろコーナー行くぞ」

翠星石「あ、そうでしたね」





~80人目・ナリジーニョ(Narizinho)~

翠星石「ナリジーニョはアニメ・小説「Sitio Do Picapau Amarelo」に登場する女の子ですぅ」

アプール「ペドリーニョっていう男の子のいとこだね。因みに彼女の年齢は8歳だよ」

シェリー「ロリコンホイホイ」

シェリー「んで、ナリジーニョの性格じゃが、優しくて思いやりのある性格じゃ」

翠星石「因みにエミリア(Emilia)っていう名前の人形の所有者ですぅ」

アプール「彼女はエミリアやペドリーニョと毎日仲良く遊んでるよ」

シェリー「何して遊んでるんだ?」

アプール「一緒に土で城作ったり、凧あげしたり、追いかけっこしたり――」

翠星石「パイ投げしたり、SMプレイしたり、スマブラでエミリアやペドリーニョをボコボコにしたり――」

アプール「翠星石、でたらめ教えるな、読者が本気にしたらどうする!;」






翠星石「彼女がウィオ版逃走中に初登場したのは第16回「逃走中 ~MERRIMENT TOWN AND PARTY~」ですぅ」

シェリー「キャラの設定は変わってないぞ(そうだと思いたい)」

アプール「出番はあんまり無いけど、まあ今後の逃走中にまた出るかもしれないからナリジーニョファンの皆様、お楽しみに」

シェリー「そもそもナリジーニョのファンとかいるのか。スペインのアニメのキャラだぞ?」

翠星石「ウィオがいるですぅw」





翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」

シェリー、アプール「ありがとうございました~」







続く

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.77 )
日時: 2020/02/16 14:06
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

「やり直し」




{残りゲーム時間 220:00}



(秘密基地から出たカンナ、ゆうき、ことり、そしてりょうクン――)


りょうクン「さやかサン、何処に行ったんだろ……!?」

カンナ(男)「自分の家だ!」

りょうクン「えっ」

カンナ(男)「さやかサンの家の扉は茶色い! そこに急ぐよ!」タッ

りょうクン「ちょっ、ちょっと待って、何で君が扉の色知ってる――って行っちゃった……!」

ことり「とにかく追いかけようっ」

りょうクン「う、うん! ことりサン!」








{残りゲーム時間 215:00}







(その頃、ゆうきとカンナとことりとりょうクンは――)

カンナ(男)「ぐっ……」

ゆうき、ことり「……」

りょうクン「?」

ハンター「……」テクテク

(建物の裏に隠れながら、近くにいるハンターの様子を窺っていた――)

りょうクン「あの、皆何して――」

ことり「ごめん、ちょっと静かにしてくれるかな……?」

りょうクン「え?」

ハンター「……」ウロウロ

ゆうき「くそっ、早くどっか行けよ、ハンターの野郎……」ソワソワ

(ハンターがうろついてるせいで、飛び出すことができない――)

カンナ(男)「……」

カンナ(男)「いや、突っ切ろう!」

ゆうき「は!? お前何言ってんだ?」

カンナ(男)「……突っ切ったら、早くつけるかも……」

ことり「ちょっと何言ってるの、カンナ君……。そんなことしたら絶対に見つかっちゃうよ;」

カンナ(男)「でもいつ退くか分からないでしょ! こうやってグズグズしてるくらいなら、思い切って行動したほうがいいよ!」

カンナ(男)「何事も挑戦してみるのが大事だよ!」

ことり「……」

ゆうき「……」











ゆうき「……ったく、そこまで言うなら突っ切ってみようじゃないか!」

ことり「」コクッ

カンナ(男)「ありがとう……。じゃあ行くよ!」

タッ

(4人一斉に建物の裏を飛び出した――)

タッタッタ

ハンター「!」タッ

(案の定、見つかった――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゆうき「うおおおおおおっ!!」タッタッタ

ことり「くっ!」タッタッタ

カンナ(男)「色んな建物の角を曲がりまくるんだ!」タッタッタ

りょうクン「ちょ、ちょっと待って、皆速いよ!;」タッタッタ

ハンター「……」タッタッタ

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(懸命に逃げ続けるゆうきたち――)












ハンター「……?」キョロキョロ

(なんと、ハンターを撒くことができた――)










ゆうき「ぜえぜえ……」

ことり「ハンター、追っかけてきてないよね?」

カンナ(男)「」←確認中

カンナ(男)「うん、追っかけてきてないよ! さあ、早くさやかの家へ!」

りょうクン「う、うん!」






{残りゲーム時間 212:00}






カンナ(男)「あった!」タッ

(さやかサンの家の前に辿り着いた――)

ゆうき「くっ! 鍵がかかってる!」グググ

ことり「どうしよう……!」オロオロ

カンナ(男)「」タッタッタ ←1Fの窓に近づく

カンナ(男)「皆、窓が開いてるよ!」ガラララ

りょうクン「ほ、ほんとだ! 窓開いてるってよく分かったね!」

カンナ(男)「……勘さ。さあ、早くさやかを見つけないとっ!」






--------------------------------------------------------------------------------------


{さやかサンの家:2F  さやかサンの部屋}



さやかサン「イヤアアアッ!!」ビクビク

カンナ(男)「!」

ざんこくなくまさん「……」ジリジリ

(さやかはざんこくなくまさんに襲われそうになっていた――)

カンナ(男)「よし、間に合った! おいクマ! 僕と戦え!」

ざんこくなくまさん「!」ダッ

(くまさんは爪を構えて、カンナに特攻する――)

カンナ(男)「これで終わりだ!!」ドスッ!!

ざんこくなくまさん「」ドサッ

(カンナはくまさんの弱点である胸を剣で突き刺し、くまさんを倒したのであった――)

りょうクン「めっちゃアッサリと倒しちゃった;」

ことり「カンナ君、強い;」





{残りゲーム時間 211:00}

{MISSION CLEAR}



(賞金減額は阻止された――)





さやかサン「カンナ君……みんな……」

カンナ(男)「さやか、大丈夫!?」

さやかサン「うん、大丈夫。ありがとう……」ニコッ

カンナ(男)「良かった……」


{さやかサン救出 成功}


さやかサン「……ねえ、皆……。ごめんね、いきなり出て行っちゃたりして……」

ゆうき「いいんだよ。こうして助かったんだから」

さやかサン「……基地にいる皆は、怒ってた? 突然出てったから……」

りょうクン「ううん、皆心配してたよ」

さやかサン「そっか……。嬉しいよ……」フフ

ことり「とにかく、さやかちゃんが無事でよかった」ニコニコ

さやかサン「ありがとう……」

カンナ(男)「じゃあ、基地に戻ろうか」

さやかサン「うん!」ニコッ

さやかサン「それにしても、あのクマ……。今度あったら、腹いせに綿を引きずり出してやる……」←真顔

りょうクン、ゆうき、ことり、カンナ(男)「(;゚Д゚)」

カンナ(男)「あのー、さやか? キャラ変わってますよ?;」

ことり「いつものさやかちゃんじゃなーい!」

ゆうき「ことりちゃん、ネネちゃんみたいなこと言うのやめろ」

りょうクン「思い出した; さやかサンってたまにぶっ飛んだこと言うんだった;」

カンナ(男)「マジかよ;」

さやかサン「腹いせに、綿を」←まだ真顔

カンナ(男)「(;´・ω・)」






------------------------------------------------------------------------------------------






【日米ハートフル公園】

ひろとクン「着いたな……」

(例の公園に辿り着いていた)

白銀「着いたのはいいが、どうする?」

ひろとクン「とりあえずくまなく捜索だな。この公園広いし手分けして、その、銀のコイン?とやらを探そう」

ゆうき「ああ!」

りょうクン「うん」

カンナ(男)「……」

カンナ(男)(ここで確か、りょうクンはやられたんだったな……)





{残りゲーム時間 190:00}

(後5分で、ハンターが3体放出してしまう――)





カンナ(男)「ダメだ、全然見つからない!」

(今もカンナたちはコイン探しをしていた。しかし全く見つからない――)

りょうクン「……」

(りょうクンはドームの入口の前に突っ立っている――)

カンナ(男)「りょうクン、そこ危ないよ!」

りょうクン「え? 何で?」

カンナ(男)「いや……僕の勘! とにかく離れて!」

りょうクン「どしたの、いきなり……;」」

(その時――)

シュルシュル ガシッ

りょうクン「? 何か足に……うわっ!?」ドサッ

(突然、倒れるりょうクン――)

りょうクン「何かが……何かが僕の足を引っ張ってる……!!」グググ

カンナ(男)(やっぱり……この展開だ! 前は一人で引っ張って助けようとして、失敗したんだったな、僕……! よし、それなら!)

カンナ(男)「ちょっと待ってて、りょう! 皆を呼んでくる!」タッ

りょうクン「み、みんな!?」






(数秒後)





白銀「こ、これは……!?」

カンナ(男)「何かがりょうの足を引っ張ってるみたいなんだ! 皆でりょうを助けよう!」

ゆうき「あ、ああ!」

ひろとクン「分かった! よしカンナ君! 俺たちがりょうクンを引っ張ってるから、その間に君はそのツルを攻撃してくれ!」

カンナ(男)「分かった!」タッ




ラプンツェル(出典:Re:kinder)「……」グググ

(りょうクンの足を引っ張っているのは、花の形をしたこいつなのであった――)

カンナ(男)「くそっ! どっかいけ!」ドカッ

ラプンツェル「っ」ヨロッ

ラプンツェル「!!」ビシンバシン

カンナ(男)「あぐっ!;」

(ラプンツェルのツル攻撃を受けた、カンナ――)

カンナ(男)(こんなことで負けてたまるか! 僕はりょうを救うんだ!)

カンナ(男)「どりゃあっ!!」ゲシッ

ラプンツェル「」ドサッ

(渾身の一撃を食らったラプンツェルは倒れ、消滅した――)

ひろとクン「うわっ!」ヨロッ

りょうクン「わわっ!」

白銀「大丈夫か、りょう!」

りょうクン「な、何とか……。それより、中に何か……」

ゆうき「くっ、一体何がいるって言うんだ!?」タッ

(カンナ、ひろとクン、りょうクン、ゆうき、白銀の5人はドームの中に入る――)




---------------------------------------------------------------------------------------



【ドーム:内部】



ハナウタヒメ蜜儀「クスクスクス……」

カンナ(男)(やっぱいたか、寵姫!)

ひろとクン「こ、こいつが寵姫か!?」

カンナ(男)「よし、やるぞ!」

(寵姫との戦闘、開始――)




ハナウタヒメ蜜儀「」ドクン

(ドクンと、大きく脈打った――)

白銀「……? 何をしてるんだ、アイツ?」

カンナ(男)「みんな、防御して! ヤバイ攻撃が来そうな予感!」

りょうクン「え? ヤバイ攻撃?」

(とりあえず防御態勢に入った、ひろとクン、りょうクン、ゆうき、白銀――)

ハナウタヒメ蜜儀「」ボオオオッ!!

(ハナウタヒメは「九月の雨の心臓」という大きな炎を放つ魔法を唱えた――)

ひろとクン、白銀、ゆうき、カンナ(男)、りょうクン「ぐっ!!」ボオッ

(全員食らってしまったが、ガードしていたため軽傷で済んだ――)

ゆうき「いてえ……!」ズキズキ

りょうクン「みんな、大丈夫? はい、どうぞ……」

(りょうクンはお菓子を全員に配った――)

モグモグ

白銀「! 傷が塞がってってる……。サンキューな、りょう!」

カンナ(男)「ありがと! よし、一気に畳みかけるよ!」

ゆうき「! おう!」

カンナ(男)、りょうクン、白銀、ゆうき、ひろとクン「うおおっ!!」

ドカッバキッゴスッ!!

ハナウタヒメ蜜儀「ガアッ!!」シュウウン

(ハナウタヒメ蜜儀はカンナたちにボコボコにされ、消滅したのであった――)

ひろとクン「倒した……!」




キラーン

(寵姫のいたところに、銀のコインが3枚出現した――)

カンナ(男)「銀のコインだ!」


{カンナ(男)  銀のコイン3枚   獲得}



カンナ(男)「これでハンター放出を阻止できる! みんな、姉歯マンションに行こう!」


Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.78 )
日時: 2020/02/16 14:06
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)






{残りゲーム時間 187:00}




白銀「あった!」

カンナ(男)「よーし、これでミッション②クリアしてやる!」

チャリンチャリンチャリン!

(カンナは3個のハンターボックスのコイン投入口にそれぞれ1枚入れたのであった――)



ガコン

ハンターボックス3個「」

(扉は封印された――)




{MISSION CLEAR}




カンナ(男)「ふ、ふう……何とかなった……;」

白銀「ヒヤヒヤしたぜ……;」

りょうクン「……それにしても、公園のときはビックリしたなぁ;」

カンナ(男)「いきなり足掴まれちゃったんだもんね。でももう大丈夫だよ」

りょうクン「うん、ありがとう……。やっぱり、さっきのって寵姫だったのかな?」

白銀「かもな」

カンナ(男)「みんなも、りょうを助けるの手伝ってくれてありがとう」

ゆうき「南ことりファンクラブのリーダーとして、メンバーを助けるのは当然のことだ!」キリッ

白銀「困ってる人がいたら助けるのは当然だ」

ひろとクン「礼には及ばないさ……。じゃあ、一旦秘密基地に戻るか」

りょうクン「うん。……それにしても、寵姫って倒すと消えちゃうんだ。す巻きにして流してやりたかったのに;」

ゆうき「す巻きオタはいい加減黙ってろ;」





{りょうクン救出 成功}


---------------------------------------------------------------------------------------



{そしてミッション③が発動した――}



カンナ(男)(確かそろそろしゅんすけが……本の雪崩でやられる……)

カンナ(男)(あの時は暗闇でよく見えなかった……)

カンナ(男)(……よし、懐中電灯持っていこう。おにばばの店に置いてるかな?)




【おにばばの店】

カンナ(男)「えーと……よし、あった!」


{カンナ(男) 懐中電灯  入手}


カンナ(男)「これで照らせば――」




----------------------------------------------------------------------------




(しばらく後、しゅんすけが単独で本屋に入った。そしてそれを追いかけるkonakun.とカンナ――)





konakun.「暗いなぁ……」

(暗くてよく周りが見えない――)

カンナ(男)「ほい」パチッ ←懐中電灯つけた

konakun.「おおっ、お前いつから懐中電灯持ってたん?」

カンナ(男)「こんなこともあろうかと、おにばばの店から拝借してきた。さあ、しゅんすけを捜すよ」

konakun.「お、おう!」

カンナ(男)(確かしゅんすけは隅のほうに……)テクテク

(そして――)

パッ

しゅんすけ「……!」クルッ

カンナ(男)、konakun.「!」

(しゅんすけは懐中電灯の光に照らされ、見つけられた――)

しゅんすけ「カンナ君……! konakunクン!」ホッ

konakun.「良かった、無事で。ほんまヒヤヒヤしたで;」

カンナ(男)(よし、今のところは順調だ)

しゅんすけ「ごめんごめん……。声出そうと思っても出なくて――」

konakun.「え? それはどういう意味や――」

(その時――)

ヨロッ

本棚「」ゴオオオッ

(突然、一つの本棚がしゅんすけに向かって倒れてくる――)

カンナ(男)「!! 危ない!!」

しゅんすけ「えっ!?」

ドンッ

しゅんすけ「わっ!」ドサッ

ズドオオオオオンッ!!

本棚「」パラパラ

しゅんすけ「……え……? ほ、本棚?」

(その本棚は懐中電灯で照らされている。しゅんすけはカンナに突き飛ばされ、命拾いした――)

konakun.「本棚が倒れてきたんか。こええええ……;」

(その時――)

ガタガタガタ

しゅんすけ、konakun.「!?」ビクッ

(突然、周囲の本棚が大きく揺れ出した――)

カンナ(男)(やっぱりこれも来たか!)

カンナ(男)「みんな! あそこにあるテーブルの下に隠れて!」

(彼は懐中電灯で近くにあるテーブルを照らしている)

konakun.、しゅんすけ「う、うん!」タッ

(3人は咄嗟にその下に隠れる――)





バラバラバラバラバラッ!!

(そしてその本棚から揺れで大量の本が飛び出してきた――)

ゴンゴンゴンゴンゴン!!

しゅんすけ、konakun.「わわわっ!」ガクガク

(落ちてきた本がテーブルに当たる音が怒涛の如く鳴る――)

カンナ(男)(……)ドキドキ

シーン

(揺れと、本の雪崩は完全におさまった――)

カンナ(男)(よっしゃ!)←心の中でガッツポーズ







パアアッ

ヒトカタヒメ櫻儀(出典:Re:kinder)「クスクス」

(光と共に、二人目の寵姫がやってきた――)

しゅんすけ「ま、まさかこの人も寵姫……!?」

konakun.「戦うで!」

ヒトカタヒメ櫻儀「……」ニヤニヤ

カンナ(男)「よし、これを受けてみろ!」チリンチリン!

ヒトカタヒメ櫻儀「!? ギヤアアアア!!」ヨロッ

konakun.、しゅんすけ「!?」

カンナ(男)「持っててよかった、ぎやまんの鈴ってな!」チリンチリン!

(実は懐中電灯のほかに、ぎやまんの鈴も持ち出していたのであった――)

ヒトカタヒメ櫻儀「……」フラフラ

カンナ(男)(これで回復はしてこなくなった)

カンナ(男)「それっ!」ゲシッ

ヒトカタヒメ櫻儀「アウッ!?」ドサッ ←足払いされた

(ダウンした、ヒトカタヒメ櫻儀――)

カンナ(男)「皆! 総攻撃チャンスだよ!」


[〇 / ×]


しゅんすけ、konakun.「えっ!?」

カンナ(男)「〇!」




シャキーン!! ←3人のカットイン入った

カンナ(男)「行くぜえーー!!」←ドヤ顔

しゅんすけ、konakun.「」←よく分からんままドヤ顔







カンナ(男)「うりゃあああっ!!」タッタッタ

ドカバキゴスバキベキッ!!

(数秒タコられた後――)

ヒトカタヒメ櫻儀「ギャアアアア!!」シュウウウン

(ヒトカタヒメはドクロ雲が発生したと同時に、消滅した――)

カンナ(男)「よっしゃよっしゃ!」ガッツポーズ

konakun.「ていうか、この一斉攻撃、何処かで見たような……;」

しゅんすけ「僕も;」

しゅんすけ「……まあ、カンナ君。助けてくれてありがとうね」

カンナ(男)「はは、いいのいいの」

カンナ(男)(さて……そろそろひかりが最後の一体トレアントを倒すころだろ)

ひかり「みんなー! 本屋の近くで最後の1体始末したよー!」タッタッタ

(ひかりがカンナたちの近くにやってきた――)

カンナ(男)「MISSION COMPLETE、ひかり! よくやったな、君には後でうまい棒コーンポタージュを10本奢ってやる!」

ひかり「何故に美味い棒? しかもコーンポタージュ?;」





{MISSION CLEAR}

(時間巻き戻しは阻止された――)




{しゅんすけ救出 成功}










残り逃走者……カンナ(男)、しびれん、リリー、ことり、海未、エマ、マヨネ、猫娘、白銀、ソトカ、
桃、雪、みーくん、最上、ひかり、エル、斬美、クロエ、一馬、カルマ、メタルメイドウィン、しゅんぽこ、
konakun.、ゆうき、aren、モンブラン博士、からあげ、Ga.c=evo.、生ブスカジの30人。



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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】

アプール「もう81回目なんだね、このコーナー……w」

翠星石「ああ、こんなコーナーが81回も続くなんて思っても無かったですぅ」

シェリー「いつか作者ウィオが飽きて別のコーナー始めそうかと思ってたが……w」

翠星石「ま、ここまで来たらずっとやり続けましょう!」

アプール「というわけで、今回の紹介はこのかた!」





~81人目・ヴァイス・ホルンシュタイン~

翠星石「多分トラウマトラウムやってる人じゃないと分からんキャラですね」

アプール「ヴァイスはゲーム「トラウマトラウム」に登場する男性だよ」

シェリー「服屋「シュロット・シュナイダー」の店長じゃな。蘇芳という、同じくその店で働いてる少年の師匠だよ」

翠星石「パッと見紳士的な恰好をしてるけど、中身はダメ人間ですぅ」

アプール「弟子の蘇芳に「クズ」って呼ばれるくらいにはダメだよ」

シェリー「なんで店長になれたんだコイツ……;」




翠星石「彼がウィオ版逃走中に初登場したのは第6回「逃走中 ~幽霊屋敷と魂胆~」ですぅ」

シェリー「お、案外早くから参戦してるんじゃな」

翠星石「まあね。因みにウィオ版では「ダメさ」に拍車がかかってるですぅ」

アプール「原作より中身が子供っぽくなってるよね」

シェリー「ヴァイス。色々と大丈夫なのか; いい年した大人なんだからしっかりしろ;」





翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ!」

シェリー、アプール「ありがとうございました~」




続く


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