二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
- 日時: 2020/02/19 11:22
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?
{逃走者紹介}
カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}
▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?
※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.69 )
- 日時: 2020/02/15 01:10
- 名前: 生ブスカジ (ID: UgVNLVY0)
正直ここまで残れると思っていませんでしたねえ。はい。
このまま逃げ切って終われたなら…きっと…
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.70 )
- 日時: 2020/02/15 13:01
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
>モンブラン博士さん
エルは残念ながら猫姉さんにフラれてしまいました;
まあ、あの後猫姉さんはちょっと罪悪感に駆られてるので、どうか落ち着いてください;
クロエは今も生き残っています!
果たして彼女はこれからもハンターに捕まらずに逃げ切れるのか?
>からあげさん
初参戦でトップ20まで生き残れています! 凄いことです!←
果たして、逃走成功できるのでしょうか?
>生ブスカジさん
意外だったんですね; とにかく、ここまで残れているのは凄いことです!
果たして、無事逃げ切れるのか?
では!
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.71 )
- 日時: 2020/02/15 13:04
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「恨み」
{前回、小学5年生の元気な空手少女・れいサンがヒステリーを起こして単独行動を取った。クールで真面目な小学6年生のひろとクンと、12歳の優しき少年・カンナは彼女を追いかける――}
(とりあえず1Fへ降りた、ひろとクンとカンナ)
ひろとクン「じゃあ、カンナ君はこの辺りを捜してくれ。俺はあっちを捜してくるから」
カンナ(男)「え……。でも、別れて大丈夫かな?」
ひろとクン「まあ、ちょっとくらいなら平気だろう。それより、れいサンのほうが心配だ」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)「うん。気を付けてね」
ひろとクン「」コクッ
(ひろとクンは単独で捜しに向かった――)
カンナ(男)「……」
カンナ(男)(ひろと……。さっきの責任感じてるのかな)
(その時――)
ドンッ、ドンッ……。
声「……だ……か……!」
カンナ(男)「……え?」
ドンッ、 ドンッ
声「だれか……いるの!?」
カンナ(男)「……れい!? どこ? 何処にいるの?」
れいサン「こ……エレベーター……!」
カンナ(男)「え、エレベーター!? その中なの!?」タッ
(カンナは急いで近くにあるエレベーターの前に駆け寄る――)
カンナ(男)「大丈夫、れい!?」
れいサン「う、うん、大丈夫」
(どうやられいは、エレベーターの中に閉じ込められているようだ――)
カンナ(男)「良かった……でも、なんでこんな」
れいサン「あたしもよく分かんない……。6階のエレベーターに乗ってここまで降りてきて……。でもいざ出ようとしたら扉があかなくて……」
れいサン「……やっぱ、ひろとの言ってたこと、本当だったね……。素直に言うことを聞いていればよかったよ……。ダメだなぁ、あたしキレやすくって」
カンナ(男)「……い、今はそういうことよりもさ、エレベーターから出ることを考えよう?」
れいサン「……うん。でもどうやって」
ピンポーン
アナウンス『上へ参ります』
カンナ(男)「え?」
グオオオオオオ……
(エレベーターが上に上がる音がした――)
カンナ(男)「え……上!? い、行かなきゃ!」タッタッタ
{2F}
カンナ(男)「な、なんでこんなフツーのマンションにアナウンスなんか……」
れいサン「やっぱりゆういちのヤツがやってるんだよ、これも!」
カンナ(男)「だ、だよね……それしか……。ねえ、非常用のボタンとかない?」
れいサン「え、非常用?……あ、あったあった。押してみるよ……」
ポチッ
れいサン「……ダメだ。やっぱりゆういちの仕業だから、こういうのは役に立たないんだね……」
カンナ(男)「そんな……!」
ピンポーン
アナウンス『上へ参ります』
カンナ(男)「!」
グオオオオオオオン
カンナ(男)「う、上に……!」
{3F}
カンナ(男)「れい! そっちからなんとか開けられない!?」
れいサン「む、無理だって、こんな頑丈な扉!」
カンナ(男)「うー……やっぱり。じゃあ、抜け口とかは……」
れいサン「……ううん、それも無いみたい……」
ピンポーン
アナウンス『上へ参ります』
グオオオオオン
カンナ(男)「! ま、また……!」
{4F}
カンナ(男)「」ドンドン
(エレベーターの扉を叩いてみる、カンナ)
カンナ(男)「ダメだ、こっちからも全然開かないよ……!」
れいサン「あー!! じゃどうすればいーのよ!」
カンナ(男)「……」
(その時――)
パアアッ
ゆういちクン「はーい☆」
(ゆういちクンが光と共に現れた)
カンナ(男)「ゆういち!」
れいサン「何!? ゆういち!?」
ゆういちクン「助かる方法、知りたいんでしょ?」
カンナ(男)「勿論だよ……!」
ゆういちクン「……分かるはずなんだよ」
カンナ(男)「分かるはず?」
ゆういちクン「そう。このマンションを探索したんなら、方法が思いつくはずだよ」
カンナ(男)「……」
ゆういちクン「それじゃあ! ズンドコベロンチョ! イェイ!」パアアアッ
(ゆういちクン、ワープして何処かに行ってしまった)
カンナ(男)「……あいつ何しに来たんだ……;」
れいサン「ねえ! ゆういち何て言ってたの!? ここからじゃ聞こえなくて……!」
カンナ(男)「……うん、それが……このマンションを探索したんならわかるって」
れいサン「何それ……」
カンナ(男)「……ええと……そうだ!」
カンナ(男)「さっき部屋で見たプリント……。ほら、エレベーターのお知らせとかが書いてあったヤツ!」
れいサン「あ、あれか……!」
カンナ(男)「ええと、確か……れい! 階を決めるボタンの盤、外せる!?」
れいサン「うん、やってみるよ……!」
パカッ
れいサン「とれたよ! なんか黄色やら赤やらのコードがたくさん出てきたけど……!」
カンナ(男)「その中で特に太いコードが三本あるはずなんだけど……」
れいサン「え、ああ、そうだった! 青いのと緑のと黒いの……この三本が太いね」
カンナ(男)「うん、その三本を順序良く切れば扉が開くはずなんだ……!」
れいサン「うん、順序良く……」
カンナ(男)「……」
(二人はプリントに書いてあった文章を思い出す――)
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【暗号1】
鼠 → (2、7)(5、4゛)(2、9)
【暗号2】
牛 → (3、2)(5、9)
【暗号3】
虎 → (1、1)(5、1)
(暗号を解くヒント)
「縦と横。数字で」
「五十音」
(この暗号を解けば、どの順序で切っていったら良いのかが分かる――)
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れいサン、カンナ(男)「……っ全然、分かんない……!!」
れいサン「ど、どうしよう……!!」アタフタ
カンナ(男)「やばいよ……。早く解かないと、また上に上がってしまうかも……」
れいサン「くそっ! 何であんな奴らのために暗号化なんかしてくれたのよ! 管理人恨むからな……!」イライラ
カンナ(男)「落ち着いて、れい!」
れいサン「ああもう! もう当てずっぽうよ! もしかしたら奇跡的に当たって助かるかもしれないでしょ!」イライラ
カンナ(男)「それはダメだ、れい!」
れいサン「でも何もしないよりかマシでしょ!」
カンナ(男)「だから落ち着い――」
れいサン「オラアッ!!」ブチッ
カンナ(男)「あっ――」
(れいサンは黒のコードを手で引きちぎった――)
ピンポーン
アナウンス『下へ参ります。なお、このエレベーターは1階までの直通です。途中で止まることは御座いません』
れいサン「い……嫌あああああぁぁぁあああああぁぁ!!」
ドンドンドンドンドン!!
(れいサンは焦りで中からドアを叩きまくる――)
カンナ(男)「れい!」
れいサン「こ……こんな所で……く、くたばりたくないよおおおおおおっ!!」
ゴオオオオオオウウウン……!!
(エレベーターはれいを乗せたまま音を立てて、急降下し――)
ズドオオオオオオオオン…………!!
(1Fに落ちた――)
カンナ(男)「……あ……!!」ガクッ
(悲壮な顔をしながら跪く、彼――)
カンナ(男)「れ……い……」
――落ちた。
――凄い音を立てて、エレベーターが落ちた。
――さっきまで、一緒に喋っていた人が……もう……。
――僕があの時、暗号を解いていれば……。
――ごめん、ごめんよ、れい……。
-------------------------------------------------------------------------------------
【3Fの部屋】
ズドオオオオオオン……!!
ひろとクン「!?」
(エレベーターの落ちた音が、ひろとクンのいるところまで聞こえてきた――)
ひろとクン「何の音だ……!?」
ひろとクン「……」
ひろとクン(……にしても、ここまで捜してきて……れいサンが見つからない……。一体何処に……)
(なかよしゲーム対象の人間の中では、最後の生き残りとなってしまったひろとクン――)
ひろとクン(さて、この階は全部調べたし、次の階行くか……)
(その時――)
クスクスクス……
(女性の笑い声が聞こえた)
ひろとクン「!? 誰だ……?」
パアアッ
寵姫「」クスクスクス
(白髪のロングヘアーで菫色のドレスを着用しており、更に杖を装備している三人目の寵姫が光と共にひろとの近くに現れた――)
ひろとクン「!」
寵姫→ウツロイヒメ桃儀(出典:Re:kinder)「」ヒュッ
ひろとクン「おっと……!」スッ
(ひろとはウツロイヒメが振り回した杖を咄嗟に回避した)
ひろとクン「くそっ、一人でもやるしかないか……!」
ウツロイヒメ桃儀「……!」ブンッ
ドゴッ
ひろとクン「ぐっ!」ドサッ
(杖で足を払われた、ひろとクン。彼はすぐさま起き上がる――)
ひろとクン「負けるか……!」ゲシッ
ウツロイヒメ桃儀「」ヨロッ
(殴り合いが始まった――)
ウツロイヒメ桃儀「――」ドガッ
ひろとクン「ぐっ……」ヨロッ
ひろとクン「はああっ!!」ドゴッ
ウツロイヒメ桃儀「」ドサッ
(腹にパンチを決められた寵姫は痛みに悶え、倒れる――)
ひろとクン「よし……!」タッ
ウツロイヒメ桃儀「……」ピクピク
(彼は止めを刺そうと、ウツロイヒメに飛び掛かった――)
ウツロイヒメ桃儀「」ギロッ!!
ひろとクン「!?」
ドスッ!!
ひろとクン「っ!!?」ブシャッ
(ウツロイヒメ桃儀はダメージなど一切食らってなかった。彼が増長して気が緩んでるところに攻撃しようと、痛みに悶えていたフリをしていたのだ)
ひろとクン「うぐああっ……!」ドサッ
(高速で杖で肩を刺されたひろとクンは倒れる。彼は出血しているほうの肩をおさえている)
ウツロイヒメ桃儀「クスクスクス……」ムクリ
(そしてゆっくりと起き上がる、寵姫――)
ひろとクン「……!!」
ウツロイヒメ桃儀「」ニヤリ
(ウツロイヒメは、高速でひろとに飛び掛かった――)
ザシュドスドスゲシゲシゴスゴスッ!!
ひろとクン「ぐぎゃああああああっぁぁぁああぁあぁっぁあああ!!」
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(その頃、カンナは3Fにて――)
カンナ(男)「ひろと……ひろとは何処なの?」キョロキョロ
(単独で、マンションの中を捜しまわっていた――)
カンナ(男)(いないなぁ……)
(その時――)
パリイイイインッ!!
カンナ(男)「!?」ビクッ
(突然、遠くの窓ガラスが割れる音がした――)
カンナ(男)「……今のは!?」タッ
(彼は音がしたところに向かった――)
カンナ(男)「……やっぱ、窓、割れてる……」
(カンナは気になり、その窓から外を覗いてみる。そこには――)
カンナ(男)「……!!」
------------------------------------------------------------------------------
ひろとクン「」
(なんと、目を開けたまま息絶えている、ひろとクンの姿があった――)
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カンナ(男)「……!! うわああああああぁぁぁぁぁあああっ!!」
(絶望に満ちた顔になる、少年――)
カンナ(男)「な、何で……!!」
(あの後、ひろとはウツロイヒメに引き摺られて、外に放り投げられたのだ――)
カンナ(男)「……」
――僕のせいだ。
――僕がひろとを止めていれば、こんなことには……!
カンナ(男)「……」
(絶望に満ちた顔から、ゆっくり神妙な顔つきになった、彼――)
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.72 )
- 日時: 2020/02/15 13:04
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
カンナ(男)(そうだ……)
カンナ(男)(なかよしゲーム対象の子……全滅したんだ)
カンナ(男)「……」テクテク
(カンナは、ひろとクンが寵姫と戦った部屋に入っていく――)
【部屋】
(中には――)
たくみクン「」
さやかサン「」
りょうクン「」
しゅんすけ「」
あやサン「」
れいサン「」
ひろとクン「」
カンナ(男)「……っ!!」
(今までに倒れた人たちの姿が、あった――)
カンナ(男)「……」
――ごめん。
――本当にごめん。
――僕のせいで、皆はこうなった。僕は、最低の人間だ。
カンナ(男)「……」
(辺りを見渡している彼。その時――)
グスッ・・・グスッ……。
カンナ(男)「!?」
(誰かのすすり泣きが聴こえてきた――)
カンナ(男)「……!!」クルッ
たくみクン「」グスッ・・・グスッ
(そう、たくみクンからだ。口などは一切動かしていない。そう、怨念が「声」となって現れたのだ――)
たくみクン『イタかった……イタかったよぉ……』
たくみクン『電話ボックスの中……ズタズタにされて……』
たくみクン『どうして……気づいてくれなかったのぉ……?』
カンナ(男)「……!! 止めろ……」
グスッ・・・グスッ……
カンナ(男)「!」
(今度はさやかサンから――)
さやかサン『どうして……』
さやかサン『あんなに叫んだのに……来てくれなかったの?』
さやかサン『やっぱりあたしのこと、嫌いになっちゃったんだ……』
カンナ(男)「止めろ……」
りょうクン『……』グスッグスッ
りょうクン『カンナ君……。会えて良かったよ。君に恨み言を言えるんだから……』
りょうクン『よくも僕の手を離してくれたな……』
りょうクン『君のせいで……僕は逝ったんだ……』
カンナ(男)「……!!」
しゅんすけ『暗かったよ……怖かったよ……』
しゅんすけ『本棚に押しつぶされて……本棚の雪崩に僕はやられて……』
しゅんすけ『すぐ近くにいたのに、どうして助けてくれなかったの……』
カンナ(男)「!!」
あやサン『寂しいよ……寂しいよ……』
あやサン『一人で逝くのは、寂しいよ……』
カンナ(男)「……っ!」
れいサン『ふざけんじゃないわよ……』
れいサン『あんたが無力なせいで、あたしはあんな目に……。お前、よくも……!』
れいサン『抉り出してやる……。お前の心臓を抉り出してやる……!!』
カンナ(男)「……」
ひろとクン『引き摺られている時……まだ意識はあったんだ……』
ひろとクン『だからあの衝撃……身体の全てが壊される感覚……』
ひろとクン『最悪だった……』
ひろとクン『オ マ エ モ タ メ シ テ ミ ル カ ?』
カンナ(男)「……っ!!」ブルッ
(すべての恨み言を聞き終えた、カンナ――)
カンナ(男)「……」
カンナ(男)「……あは」
カンナ(男)「アッハハはッハはハッハッハハはハハハ!!」
(狂気に満ちた笑顔をしているカンナ。立て続けに生まれた恐怖やストレスでおかしくなったのだ――)
カンナ(男)「その通りだ」
カンナ(男)「僕は助けられたはずの人間を救えなかった、救いようのないクズ野郎だ」
カンナ(男)「僕みたいなクソは、こういう言葉を浴びせられて当然なんだ――」
カンナ(男)「アッハハハッハハハハハハ!」
カンナ(男)「ハハハハハハ」
カンナ(男)「ハハハ」
カンナ(男)「ハハ」
カンナ(男)「ハ――」ドサッ
カンナ(男)「……」
(極度の恐怖で精神が乱れてしまい、気を失った彼であった――)
---------------------------------------------------------------------------------------
カンナ(男)「……」
カンナ(男)「はっ!!」パチッ
(目を覚まして周りを見渡すカンナ。澄んだ青空が綺麗。どこまでも続く芝生。どこを見ても芝生。そう、彼は草原にいるのであった――)
カンナ(男)(なんだここ……。綺麗……)
カンナ(男)(って、そういうことより……ここは何処なんだろう?)
カンナ(男)(僕、確かマンションで――)
(果たして、彼に一体何が起こったというのだろうか――)
残り逃走者……カンナ(男)、しびれん、ことり、海未、猫娘、白銀、桃、雪、ひかり、エル、クロエ、
カルマ、メタルメイドウィン、konakun.、ゆうき、aren、からあげ、Ga.c=evo.、生ブスカジの20人。
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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】
翠星石「やべえ、RPGツクール滅茶苦茶面白いですぅwwwww」ピコピコ
アプール「唐突だなぁ;」
翠星石「お前がごちうさにハマったのも唐突でしたよ」ピコピコ
シェリー「どういうところが面白いんだ?」
翠星石「会話が成立してないイベントや、民家の樽に伝説の武器が入ってるというイベントなどを作れるところですかねwww」
シェリー「なるほど」
アプール「なあ、コーナーは;」
シェリー「あ、そうだった。ではやっていくぞ」
~79人目・ドラきち~
翠星石「彼はゲーム「ドラゴンクエスト5」に登場するモンスターですぅ」
アプール「ドラキーだね。スライムにちょっと毛が生えた程度の強さを持つよ」
シェリー「因みに仲間にすることもできる。まあ大したことないがな」キッパリ
アプール「えらいハッキリ言うんだね;」
シェリー「まあ、グループ攻撃できるムチ装備できるから最初はそれなりに戦えるんだよ?」
シェリー「でも魔法耐性殆ど無いし、重装備も出来ないから中盤くらいで厳しくなってしまうぞ;」
アプール「わあ; それは確かに厳しい;」
翠星石「なんか他に強みとかないんですか?」
シェリー「一応敵を眠らす魔法「ラリホー」とか、ドラゴンに変身して大ダメージ与える「ドラゴラム」を習得できるが……」
シェリー「後半から麻痺させてくる敵や、攻撃力の高い敵が増えてくるから、その魔法があってもつらいぞ;」
アプール「アハハ! レベル99まで上がるのにその体たらくじゃダメだねえ」
アプール「一方、ぼくはレベル上限20だけど、やろうと思ったらイブール戦まで通用する戦力だもんね! ぼくは防御力をほぼ皆無にできる「ルカニ」と、後半の敵にもそれなりのダメージを与えられる「バギマ」持ち!」
アプール「そんなぼくに敏捷性2倍にするアクセサリー「星降る腕輪」を装備すれば、杖で色々サポートできるもんねwwwww」
※因みに作者はアプールにステータス強化の種をつぎ込んだり、星降る腕輪を装備させたりして、イブール戦まで使ってました
翠星石「それは凄いけど、自惚れんなクソ林檎、ですぅ。中盤になったらちょっと力不足になってしまうでしょ、お前」
シェリー「ていうか後半はステータス上限に達したお前より有能な奴が腐るほどいるんだよな」
シェリー「それどころか、今更四天王の一人であるガップリン(レベルMAX、HPがアプールより普通に勝ってる)のほうが強いぞ」
アプール「よっしゃ今からドラゴンの杖使ってお前らに炎吐いてやる」ピロリロリン
ゴオオオオオオッ!! ←杖使ってドラゴンに変身
シェリー「バリア」カキイイインッ!!
アプール「ギャアアアアアア!!」←炎跳ね返され、それに焼かれて気絶
翠星石「焼き林檎の完成ですぅ。上手に焼けましたwwwwwww」
翠星石「さて、ドラきちがウィオ版逃走中に初登場したのは第22回「逃走中 ~徒爾でシアワセな魔界~」ですぅ」
シェリー「結構最近だな」
アプール「ウィオ版逃走中での設定は「飄々とした性格」「口調がおかしい」だよ」
翠星石「何事も無かったかのように復活するね、お前。ところで口調がおかしいとは一体どういう感じですぅ?」
アプール「女言葉になったり男言葉になったり、お爺さん口調になったり、田舎弁になったりなど、だよ」
シェリー「すげえ喋り方じゃな……;」
翠星石「クソ痛い喋り方ですね。現実でそんな喋り方する奴いるんですか?wwwww」
アプール「フィクションだからいいんだよ」
シェリー「そもそもドラキーとか翠星石とかが現実にいるわけねーだろ」
翠星石「(´・ω・`)」
翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」
アプール、シェリー「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.73 )
- 日時: 2020/02/15 13:13
- 名前: 洋輝 (ID: HOcby127)
洋輝です!
あれ?香澄の出番なくないですか?
もしかして確保されたとかありますよね?
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