二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
- 日時: 2020/02/19 11:22
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?
{逃走者紹介}
カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}
▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?
※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.84 )
- 日時: 2020/02/17 17:54
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
{BGM:絶品ランチ(出典:Re:kinder)}
ひろとクン「あの寵姫、物理攻撃は効かないんだろ? 目以外……」
マヨネ「そうね……。何か、別の手段で倒すしかないわ!」
リリー「そ、そう言われてもどうすれば……! はっ!」タッ
(リリーはふと、近くに置いてあるバケツの中に入っているゴムボールを見つけ、取り出す――)
リリー「おい、寵姫! 食らえっ!」ポイッ ←ゴムボール投げた
ポカッ
ウツロイヒメ桃儀「?」
(ダメージ食らってない)
リリー「うそっ、効いてない!?」
マヨネ「物理攻撃効かないって、ひろと言ってたじゃん;」
カンナ(男)「アホは放っておいて、別の手段を!」
(その時――)
ウツロイヒメ桃儀「ウガアアッ!!」
ゆうき「まずい! 目を回復させやがった!」
ウツロイヒメ桃儀「ハアアッ!!」ブンッ
ことり「キャッ!?」ビクッ
(ウツロイヒメはことりを殴り飛ばそうと、杖を振り回した――)
ゆうき「危ねえっ!」ドカッ
ことり「っ!」ドサッ
ウツロイヒメ桃儀「!」スカッ
(ゆうきはことりを突き飛ばし、攻撃をかわさせたのであった――)
ことり「あ、ありがとう、ゆうき君!」
ゆうき「いいって! それよりまた目潰しを――」
マヨネ「オラアッ!!」ドシュッ
ウツロイヒメ桃儀「ヌァアアアア!!」ビクンビクン
海未「なんか寵姫が可哀相になってきたんですけど」
ことり「何度も目潰されてるからね……;」
パカッ
ソトカ「皆さん! 冷蔵庫にあったオリーブオイル、ゲットしました!」
(ソトカは片手にオリーブオイルを持っている――)
カンナ(男)「オリーブオイル? そんなの手に入れてどうする――」
リリー「それも敵に投げつけちゃおうよ!」
マヨネ「学習しろよお前」
海未「……!」
海未「いや、待ってください……! リリーの言葉で思いついたんですが……」
海未以外「?」
海未「オリーブオイルは確か、火力を高める効果があります。あの寵姫にぶっかけてやりましょう!」
れいサン「ぶっかけるって、まさか火炎攻撃でもするつもり!? 何処に火があんの?」
リリー「ガスコンロ、あるけど……」
海未「そこにおびき寄せろ、ということですか? そしたらおびき寄せる側も炎も食らってしまう可能性があります。巻き添えになるかもしれませんので危険です!」
リリー「じゃあ、どうやって……?」
(その時――)
ひろとクン「おい、皆! テキーラがあったぞ!」
(右の部屋にある机の上から、テキーラを入手したひろとクン――)
海未「テキーラ?」
ゆうき「マッチもあった!」
(そしてゆうきとことりが、蓄音機の裏にあるマッチを見つけ、拾ったのであった――)
マヨネ「なんという都合の良い展開!」
ひろとクン「この空のテキーラに、火をつけたマッチを入れて、寵姫に投げつければ……」
海未「そうです! 相手は燃え上ります! オリーブオイルをかけてから投げれば、効果抜群です!」
ことり「じゃ、じゃあ早くマッチをその瓶の中に!」
ポイッ
(ひろとクンはマッチ1本に火をつけ、それを瓶の中に投下したのであった――)
ひろとクン「コルクをして……よし、火炎瓶の完成だ!」
海未「よし!」キュポンッ
(海未はすぐさま、オリーブオイルの蓋を開け――)
海未「はいっ!」バシャアアッ!
ウツロイヒメ桃儀「!?」ビシャビシャ
(中身を全部、ウツロイヒメにぶちまけた――)
海未「ひろと、火炎瓶をこっちに渡してください!」
ひろとクン「ああ!」
(海未はひろとから火炎瓶を受け取った――)
海未「ありがとうございます……!」
ウツロイヒメ桃儀「ウウウ……」ビシャビシャ
海未「これで終わりです!!」ポイッ
ドンッ パリイイイイン!!
(火炎瓶が寵姫の身体に当たった時、ドンっと鈍い音が鳴った。その瞬間、瓶が割れる音が大きく鳴った――)
ボオオオオオオオオオオオオオッ!!
ウツロイヒメ桃儀「ギャアアアアアアッ!!」メラメラメラ!!
(中に入っていた炎が、ウツロイヒメの全身を一瞬で包み込んだ――)
ウツロイヒメ桃儀「」シュウウウンッ
(ウツロイヒメは消滅した――)
リリー「エグい……」
海未「はあ、はあ……」ドキドキ
リリー「か、勝ったの!?」
海未「皆のお陰です。貴方たちが色々頑張ってくれたお陰で、勝てました……」
れいサン(あたし何もしてないんですけど;)
ことり「でも凄いよ、海未ちゃん! 倒してくれてありがとう……」
海未「礼には及びません……」
カンナ(男)「寵姫は全部倒れたし、秘密基地に戻ろう?」
れいサン「そうだね。これで小和田町から出られるはず……」
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(秘密基地付近にて――)
りょうクン、さやかサン、しゅんすけ、白銀、konakun.、ひかり「……」オロオロ
(この6人が困った顔をしていた――)
カンナ(男)「どうしたの? 全員、外に出て……」
りょうクン「それが……」
さやかサン「あやサンが、またいなくなったの」
れいサン「またか……!」
海未「ちょっと、何やってたんですか!」
konakun.「ご、ごめん。ちょっと目を離した隙に……」
ひかり、しゅんすけ「ごめん……」
白銀「お前らだけのせいじゃない、俺だって……」
カンナ(男)「と、とにかく、すぐに捜しに行かないと!」
ソトカ「そうですね! またゆういちとかに何されるか分かったもんじゃありません!」
りょうクン「僕も行く! 僕のせいでもあるし……!」
さやかサン「あたしも……! ここで待ってられない……!」
白銀「俺も行く……!」
konakun.「ワイも!」
しゅんすけ「僕も!」
ひかり「私も……!」
ひろとクン「……」
ひろとクン「全員は流石に多いな。行くメンバーを絞ったほうがいい」
カンナ(男)「じゃあ……。皆は休んでてよ。僕とりょうとさやかと白銀とkonakunとしゅんすけとひかり、7人で捜すから」
ひろとクン「……でも、カンナ君が一番行動してるんだぞ? 周りに気を配るのもいいけど、少しは自分に優しくしたほうが良いんじゃないか?」
カンナ(男)「……僕なら平気。動いてるほうが気がまぎれるし」
ひかり「本当に大丈夫?」
カンナ(男)「大丈夫だよ、心配しないで」
ひろとクン「……そうか? なら休ませてもらうけど、何度も言うけど、無理はするなよ」
カンナ(男)「うん、ありがとう」
れいサン「絶対にあやを見つけてくるのよ!」
カンナ(男)「勿論!」
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{残りゲーム時間 70:00}
aren「あっちにハンターいますね……」コソコソ
ハンター「……」テクテク
(一方、arenは民家の裏に隠れながらハンターの様子を窺っていた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
aren「早くどっか行って……」
(その時――)
ハンターB「!」タッ
(別のハンターが、arenの背後を狙いに来た――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
aren「……ん? うわっ、ハンター!?」タッ
(それに感づいた彼は咄嗟に逃げる。果たして、振り切れるか――)
ハンターB「……」タッタッタ
aren「くそっ!」タッタッタ
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
aren「あうっ」ポンッ
《aren 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 22人 [69:02]
aren「マジですか;」ゼエゼエ
ピリリリリ♪
メタルメイドウィン「『aren確保、残り22人』」
桃「arenが確保されたか……;」
(その頃、エル・マタドーラは――)
エル「あー、可愛いセニョリータをお茶に誘いたいぜ……!」キョロキョロ
(ハンターに警戒しつつ、可愛い女性を捜していた――)
ハンター2体「!」タッ
(そんな彼の近くに、ハンター2体――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハンター2体「……」タッタッタ
エル「ていうか、足が疲れた……。ちょっと休もうかなってハンターの襲来!?」タッ
(それに気づいた彼は咄嗟に逃げるも、その時には既に距離を詰められていた――)
エル「なああっ!」ポンッ
《エル・マタドーラ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 21人 [68:25]
エル「ハンターにモテても全然嬉しくないぞ、俺は……;」
ピリリリリ♪
生ブスカジ「『交番付近にてエル・マタドーラ確保、残り21人』」
しびれん「やべー、どんどん捕まってってるじゃん。まあ、今に始まったことじゃないけど……;」
『牢獄 DE トーク』
翠星石「もう1時間ちょっとなんですね……ちょっとビックリですぅ」
リンク「1時間ぐらいすぐだな。果たして、逃げ切れる人出てくんのかな?」
ネクスタ「さあ? ていうかしびれんがまだ残ってんの結構意外なんだけど」
新田「しびれんって、いつも寒いダジャレ言ってるクラゲですよね? まだ逃げてるんですね、しびれんって」
エマ「てか、しびれん君ってなんかミッションやったっけ?」
翠星石「やってねーです、一度も。カンナとかいうクソガキでも全部のミッションこなしてるというのに、あのクラゲときたら……」
翠星石「一体、何やってんでしょうか……」
{残りゲーム時間 66:00}
しびれん「ぶぃっくしょん!!」
(その頃、くしゃみをしていた、しびれん――)
しびれん「あー、なんか誰かが僕の陰口叩いてるような気がする……。気のせいか」
しびれん(ん、あれ、ちょっと待てよ。さっき僕「ぶぃっくしょん」って言ってくしゃみしたな」
しびれん「……」
しびれん「フィクションのキャラが「ぶぃっくしょん!!」ってくしゃみをした!」
スタッフ「しびれんさん」
しびれん「はい?」
スタッフ「それやってていい加減虚しくならないんですか?」
しびれん「割と虚しい」
(その頃、半蔵門雪は――)
雪「ハンターはいないわよね……」キョロキョロ
(警戒しながら、町の中を歩いていた――)
ハンター「……!」タッ
(そんな彼女の近くに、黒い影――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雪「後1時間ほどね……。早くこんなゲーム、終わってほしいわ――ってハンター!?」タッ
(それに気づいた彼女は咄嗟に逃げるが、その時には既に距離を詰められていた――)
雪「わああっ!」ポンッ
《半蔵門 雪 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 20人 [65:01]
雪「私としたことが……;」
ピリリリリ♪
生ブスカジ「『姉歯マンション付近にて半蔵門雪確保、残り20人』」
カルマ「あの女忍者、捕まったのか……」
(その頃、カンナと白銀とkonakun.とひかりとしゅんすけとさやかサンとりょうクンは――)
カンナ(男)「何処にいるんだろう……」キョロキョロ
(勿論、あやサンを捜していた――)
りょうクン「いないね……」
(その時――)
ピリリリリ♪
ひかり「あっ、メールだ……! もう、何なのいきなり……」
白銀「『はーい、あやサンが行方不明になってることを知ってる人も知らない人も、こんにちは!』」
konakun.「ゆういちからのメールか……!」
カンナ(男)「『知らない人のために言っておくと、あやサンっていう女の子が単独で町のどこかをふらついてるみたい』」
ひかり「『残り50分までに捜し出さないと、ヤバイことが起きるかもよ~♪』」
白銀「『そんじゃ~ね~! バイバイキーン』」
ひかり「虫唾が走る」
カンナ(男)「どうどう」
(果たして、彼らはあやサンを見つけられるか――)
残り逃走者……カンナ(男)、しびれん、リリー、ことり、海未、マヨネ、猫娘、白銀、桃、ソトカ、
ひかり、クロエ、カルマ、メタルメイドウィン、konakun.、ゆうき、からあげ、Ga.c=evo.、生ブスカジの20人。
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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】
翠星石「腹減った」ジーッ ←アプールの方見てる
アプール「はいはいワロスワロス」←慣れた
シェリー「やめないか、翠星石;」
アプール「うんうん、早くコーナー行かないと」
翠星石「分かりましたですぅ~」
~83人目・湯坂 めでる~
翠星石「めでるはフリーゲーム「ツクモガミーズ」に登場する女の子ですぅ」
アプール「アイマスクをつけた学生さんだね。馴れ馴れしく、そしていつもテンション高いよ」
シェリー「何でコイツ、アイマスクつけてるんだ?」
アプール「めでるもすみかと同じく、コミュニケーション取るのが絶望的に下手だからだよ」
アプール「他人と目を合わせるのが非常に苦手だから、アイマスクをしてるのさ」
翠星石「へえー、そんな理由があったんですね」
シェリー「アイマスク取るとどうなんの?」
アプール「元の内気な女の子に戻るよ」
翠星石「なんか毎日大変そうですね……;」
翠星石「彼女がウィオ版逃走中に登場したのは第5回「逃走中 ~休息と舞踏のクラブ~」ですぅ」
アプール「ウィオ版では「ドM」「カンナ(男)に惚れてる」という設定がついてるよ」
シェリー「何故にドMという設定が?」
アプール「作者が「アイマスクしてるのがイヤらしい」っていう理由でつけたらしいよ」
翠星石「目が隠れてるのがイヤらしく見えるんでしょうね……」
翠星石「ていうかアイマスクしてるってだけで「変態」と思える作者も結構アレだろ、ですぅ」
シェリー「それは言ってやるな;」
翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ~」
アプール、シェリー「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.85 )
- 日時: 2020/02/18 13:05
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
「あやサン探索」
(その頃、からあげは――)
からあげ「あやサンが誰だか分からないけど……。とりあえず捜そう」
(あやサン探索に協力していた――)
ハンター「……」テクテク
(そんな彼の近くに、ハンター――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
からあげ「何処にいるんだろう、あやサン……」
ハンター「!」タッ
(見つかった――。からあげ、気づくか――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
からあげ「ていうかヤバイことって、一体何が起きるんだろう――ってヤバイの来た!;」タッ
(後ろから迫ってきているハンターに気づき逃げる。しかし、その時には既に距離を詰められていた――)
からあげ「ぐああっ」ポンッ
《からあげ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 19人 [63:05]
からあげ「捕まっちゃった……。でも、初参加にしては、頑張れたかな……;」
ピリリリリ♪
クロエ「『空き地付近にてからあげ確保、残り19人』」
桃「初参加の作者、捕まっちゃったんだね……;」
(一方、メタルメイドウィンは――)
メタルメイドウィン「後62分ちょっとか……」
(民家の裏に隠れていた)
メタルメイドウィン「早くゲーム終わってほしいぜ……」
クロエ「そろそろ自首しちゃいましょうカ……」
(一方、クロエは姉歯マンションの裏に隠れていた――)
クロエ「いや、でも……。ここまで来たんですから、逃げ切っちゃおうかな……」
クロエ「うーん、でもハンターが怖いし……。ドウシマショウ~!;」
(自首か逃げ切りか。その二つで悩んでいる彼女の近くに――)
ハンター「!」タッ
(黒い影――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クロエ「あれ? こっちに来てるのって……ハンター!?;」タッ
(それに気づき、咄嗟に逃げる彼女。果たして、振り切れるか――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
クロエ「Au secours!(訳:助けて!)」タッタッタ
(母国語を喋りながら逃げている彼女)
ハンター「……」タッタッタ
(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)
クロエ「ううっ!」ポンッ
《クロエ・ルメール 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 18人 [61:59]
クロエ「うう~くぁくほされてしむぁいました~……;(確保されてしまいました)」ゼエゼエ
ピリリリリ♪
カルマ「『姉歯マンション付近にてクロエ・ルメール確保、残り18人』」
しびれん「クロエ捕まっちゃったか~;」
(その頃、生ブスカジは――)
生ブスカジ「やっぱり確保ペースが半端ないですね……」
(クロエの確保情報を見て、そういう感想を零していた――)
ハンター「……」タッタッタ
(実はこのハンター。生ブスカジにクロエの確保情報が届いた時に鳴った着信音を聞いて、こっちに向かっていたのであった――)
生ブスカジ「怖いですね……。早く囮を見つけておきませんと……」
(しかし彼は気づいていない――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生ブスカジ「そのためにはまず、動きませんと――!?」ポンッ
《生ブスカジ 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 17人 [61:38]
生ブスカジ「いつの間に……」
ピリリリリ♪
カルマ「『日米ハートフル公園付近にて、生ブスカジ確保、残り17人』」
Ga.c=evo.「作者が確保されちまいましたか……;」
『牢獄 DE トーク』
モンブラン博士「ああ~、クロエがぁ~……(´;ω;`)」
マルルク「相当ショックみたいですね……;」
霊歌「モンブラン博士、クロエのこと気に入ってるみたいだからね」
(その時――)
クロエ「皆さん、失礼しま~す」ガチャッ
(クロエが牢獄に入ってきた)
モンブラン博士「おおおっ、クロエ! お疲れ様だぁ~!」←クロエに近づく
クロエ「捕まりたくなかったですよ~;」
翠星石「それは翠星石たちも同じですぅ。ところでクロエ。お前ネットでめっちゃネタにされてんの知ってますか?」
翠星石「自己紹介の時、こんな喋り方してましたよね?「(^q^)くおえうえーーーるえうおおおwww」ってwwwwwww」
クロエ「……(;´・ω・)」←彼女にとっては黒歴史
翠星石「自己紹介の時ぐらいまともに日本語喋りやがれですぅwwwwww」
モンブラン博士、クロエ「OK黙れ」ボカッ
翠星石「いやんっ!;」ドサッ
シャミ子「アハハ、翠星石ったら無様ですね!」
翠星石「は? 何言ってんのシャミ子? 調子に乗ってんじゃねーですぅ」
マルルク「図に乗るなよ吉田」
エマ「黙ってろよ吉田」
鬼太郎「帰れよ吉田」
シャミ子「みんなして苗字で呼ばないでくださいっ! このアホンダラ共っ!(#^ω^)」
(今回の逃走中で、すっかりいじられキャラになっちゃった、シャミ子であった――)
{残りゲーム時間 59:00}
(その頃、メタルメイドウィンは――)
メタルメイドウィン「やっと60分切った……」
(未だに民家の裏に隠れていた――)
ハンター「……」テクテク
(そんな彼の近くに、ハンター――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メタルメイドウィン「ていうか、あやサンっていう人の捜索、誰か行ってんのかな?」
メタルメイドウィン「俺も行きたいけど、ハンター怖いし……」
ハンター「!」タッ
(見つかった――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
メタルメイドウィン「――って、ハンター!?」タッ
(それに気づき咄嗟に逃げる。が、その時には既に距離を詰められていた――)
メタルメイドウィン「ギャアアッ!」ポンッ
《メタルメイドウィン 確保 〔残りゲーム時間〕》
残り 16人 [58:15」
メタルメイドウィン「いつの間に来てたんだ、ハンターのヤツ……;」
メタルメイドウィン「てか今回俺、全く活躍してないな……;」
ピリリリリ♪
桃「『メタルメイドウィン確保、残り16人』」
しびれん「また作者確保されてんじゃん;」
(その頃、カンナとりょうクンとさやかサンと白銀とkonakun.としゅんすけとひかりは――)
カンナ(男)「全然見つからない……」
(今もあやサンの捜索をしていた――)
白銀「本当に何処に向かったんだ……?」キョロキョロ
(その時――)
キラン
ひかり「……あれ? 何か光ってない? あそこのベンチ」
konakun.「ベンチ?」
(バス停の近くにあるベンチに落ちている光物を発見した、ひかりであった。それに近づく、カンナたち――)
さやかサン「あっ、これ……。あやサンのポシェットについてたキーホルダーだよ!」
(美しい光沢のキーホルダーであった)
konakun.「そういやあやって……。黄色いポシェットさげてたっけ……」
白銀「じゃあここにあやがいたってことか?」
カンナ(男)「……てことは、もしかしたらこの近くにあやが……」
(その時――)
さやかサン「……! 見て、あそこ!」
しゅんすけ「え?」クルッ
あやサン「……」
(彼女は単独で、交番の近くを歩いていた。そしてそのまま、交番の近くにある今北産業廃ビルに入っていく――)
カンナ(男)「あやだ……! 急ごう!」タッ
(カンナたちは今北産業廃ビルの前に辿り着いた――)
白銀「このビルにあやが……。急ごう!」
--------------------------------------------------------------------------------------
【今北産業廃ビル:1F】
カンナ(男)「えーと……ここには……?」
(カンナたちは1Fを捜索する――)
りょうクン「いないよ……」
白銀「じゃあ、2Fだな……」
【今北産業廃ビル:2F】
白銀「ここにも……いないか」
カンナ(男)「あれ、ここにドアが……」
りょうクン「本当だ」ガチャガチャ
りょうクン「……でも、開かないね」
ひかり「じゃあ、ここじゃないね……。ということは、3Fかな?」
【今北産業廃ビル:3F】
さやかサン「うわっ、真っ暗だ……!」
(3Fは人の輪郭すら見ることができないくらいに暗かった――)
白銀「多分、電気が切れてるんだろう。にしても暗すぎるが……;」
りょうクン「みんなの顔が見えない……。どの方向に向かえばいいんだろう?」
カンナ(男)「えーっと……。とりあえず左の方向に進んでみよう」
konakun.「出た、カンナの勘」
ひかり「でも、怖いなぁ……。懐中電灯が無いか、探してくるよ」タッ
(ひかりは降りて行った――)
さやかサン「ひかりサン、一人じゃ危ないよっ!」タッ
(さやかも降りて行った)
カンナ(男)「あっ、二人とも! 僕懐中電灯持って――って、アレ?」
白銀「さやか? ひかり?」
konakun.「……多分、降りて行ったんちゃうかな……」
りょうクン「……下に降りよう!」タッ
【今北産業廃ビル:2F】
カンナ(男)「ここには、いない……!」
しゅんすけ「じゃあ1階に……」
(その時――)
さやかサン、ひかり「キャアアッ!!」
カンナたち「!?」ビクッ
(1Fからさやかサンとひかりの悲鳴が――)
りょうクン「さ、さやかサン!? ひかりサン!?」タッ
【今北産業廃ビル:1F】
さやかサン、ひかり「あああ……」ビクビク
(二人はロッカーの近くで怯えながら、腰を抜かしていた――)
カンナ(男)「二人とも、どうしたの!?」タッタッタ
さやかサン「あっ……ぐすっ。懐中電灯探しにこのロッカー開けたら……」
ひかり「アレが……」
カンナ(男)「アレ? ……って、うわっ!?」ビクッ
(ロッカーの中には、腐ってウジの沸いたカラス2匹の亡骸があった――)
白銀「おいおい、気色悪いな……こりゃ……」
さやかサン「怖いよぉ……」
(時折ぶっ飛んだことを言うが、怖がりなところもある、さやかサン――)
ひかり「」ガクガク
カンナ(男)「し、しっかりしてよ、二人とも……。人じゃなかっただけマシ――」
キラーン
カンナ(男)「ん?」
(カラスの亡骸の横に、懐中電灯が落ちていた――)
カンナ(男)「懐中電灯が……僕、拾うね……」ソロリソロリ
(カンナは気味悪がってる顔をしながら、恐る恐るその懐中電灯を拾う――)
カンナ(男)「ふうっ! 取れた……! えーと……。うん、これは全然汚れてないよ」
konakun.「でも一応、ファブリーズしとこっか」プシュー
カンナ(男)「お前いつからファブリーズ所持してたんだ」
さやかサン「と、とりあえずこれで3F進めるね」
カンナ(男)「まあ、僕懐中電灯持ってたんだけどね……;」
ひかり「えっ! それを早く言ってよぉ~(´;ω;`)」
カンナ(男)「「持ってる」って僕が言う前に二人が降りて行ったんじゃないか……;」
りょうクン「まあまあ皆。とにかく3Fへ戻ろう?」
白銀「ああ……」
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.86 )
- 日時: 2020/02/18 13:06
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
【今北産業廃ビル:3F】
カンナ(男)「えーと、懐中電灯……。さやかも持った?」
さやかサン「うん。あたしにも任せて」
(懐中電灯を所持してる二人――)
カンナ(男)「よし」パッ
(懐中電灯をつけた、二人。そしてそのまま、白銀たちを引き連れて左の方向へ進んでいく――)
白銀「……こんだけ暗かったら、幽霊とか出てきたりして……」ボソッ
ひかり「こんな時に怖いこと言うのやめてよ;」
(しばらく歩き続ける、カンナたち――)
ガコンッ
カンナ(男)「?」
(突如、何かが落ちたような音がした)
白銀「何だ?」
ひかり「……ネズミでしょ、きっと」
konakun.「せやな……。てか皆、大丈夫か? 長い間ここにいるけど……」
カンナ(男)「僕は平気……」
konakun.「りょうも大丈夫か?」
シーン
さやかサン「りょうクン?」
シーン
カンナ(男)「……りょう? 何処に行ったの? いるのなら返事してよ」
白銀「……まさか、はぐれたんじゃ……」
カンナ(男)「……!」
(カンナは危機を察知し、すぐさま懐中電灯でそこらを照らしまくる。そして――)
りょうクン「」パッ
(遠くの方にいるりょうクンが懐中電灯の光に照らされた――)
カンナ(男)「りょう!」タッタッタ
りょうクン「カンナ君……」
カンナ(男)「もう、ダメだよりょう、はぐれちゃ……。はぐれメタルじゃないんだから;」
りょうクン「別にはぐれメタルの真似したかったワケじゃないんだけど……。でも、ごめんね」
りょうクン「でも良かった、無視されてるのかと思った……」
カンナ(男)「流石にそんな解りやすいことはできないよw」
りょうクン「(´・ω・`)」
カンナ(男)「じょ、冗談だよ、ジョーダン! さ、危ないから僕と手を繋いで行こう!」
りょうクン「う、うん……」
カンナ(男)(ていうかもっと早くから手を繋いでおけば良かった)
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【今北産業廃ビル:最上階】
(あの後、何事も無く最上階までたどり着けたカンナたち――)
ひかり「ふう、りょう君がはぐれた時はどうなるかと思ったよ……;」
りょうクン「僕もどうなるかと……」
白銀「そういうことより、あそこにドアがあるぞ」
カンナ(男)「あ、ホントだ。もしかしたら、この先にあやが……」
ガチャッ
(カンナはそのドアを開けた――)
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【今北産業廃ビル:屋上】
ヒュオオオオオオオ……。
(風が吹いている――)
カンナ(男)、konakun.、ひかり、白銀、しゅんすけ、さやかサン、りょうクン「!?」
(そこでカンナ達が目にしたのは――)
あやサン「……」フラッ
(屋上から飛び降りようとしている、あやサンの姿であった――)
カンナ(男)「あや!!」タッ
(カンナはすぐさま、あやの方へ走る――)
ガシッ
あやサン「っ!」
(カンナに引っ張られて助けられた、あや――)
カンナ(男)「何やってんの、あや!」
あやサン「……カンナ君……。それに皆……」
konakun.、ひかり、白銀、しゅんすけ、さやかサン、りょうクン「……」
(カンナ以外の人間は、悲しそうな目であやを見つめている――)
カンナ(男)「あや……。何で、何でまた……」
(カンナ以外の人間も、あやの近くに寄る――)
さやかサン「また……消えたくなっちゃったの……?」
あやサン「……うん。そう思ってた。何なんだろう……。自分でもよく分からないの……」
あやサン「……」
あやサン「こんなに気分が落ち込んで……。なんだか、消えたくなって……。……本当は、ここから飛び降りたいと思ってた……」
あやサン「……でも、誰かを待ってた気もする……」
あやサン以外「……」
カンナ(男)「……何なのかは、ハッキリしないけど……。とにかく今は、一緒に帰ろう?」
あやサン「……うん」
さやかサン「あたしもそれがいいと思う。よく分かんないけど……」
(こうしてあやサンは見つかった。カンナたちは彼女を連れて、秘密基地に戻ろうとした――)
ゆういちクン「帰っちゃうの?」
カンナたち「!?」クルッ
ゆういちクン「……」
(いつの間にかカンナたちの後ろに、ゆういちクンがいた――)
白銀「雄一……!」
ゆういちクン「飛び降りるの、止めちゃったんだ」
さやかサン「……何しに来たの」
ゆういちクン「教えてあげよっか」
ゆういちクン「ボクのママがね、ここから飛び降りようとしてたんだ――」
ゆういち以外「!?」
ゆういちクン「そこに、ボクも連れて行かれた。
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(回想)
【今北産業廃ビルの屋上にて――】
ゆういちの母「ゆうちゃん。ママ、もうダメだよ……」
(母が飛び降りようとしていた――)
ゆういちの母「今さら、実家には帰れないし、相談できる人もいない……」
ゆういちの母「あの人のこと、全然分からない……」
ゆういちクン「……」
(自分の夫のやることが、理解できない母――)
ゆういちの母「もうここから飛び降りて、終わりにしようかな……」
ゆういちの母「ううっ……うっ……」グスッ
(母は涙を流している――)
ゆういちクン「……」
ゆういちクン「だったら……僕が終わらせてあげるよ」
バリバリバリッ!!
ゆういちの母「!?」グググッ
(突如金縛りにあった、母――)
ゆういちの母「何!? 身体が動かな――」
(ゆういちクンが、母のすぐそばに寄る――)
ゆういちの母「こ、これって、まさか、ゆう――」
ゆういちクン「終わらせたいんでしょ?」
(そして――)
ドンッ!!
ゆういちの母「――っ!!」
(母は、ゆういちによって屋上から突き落とされた――)
ズドンッ……。
(鈍い音を立てて、地面に衝突した母であった――)
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(現在――)
あやサン「……!!」
カンナ(男)「……それって……!」
白銀「自分の手で、母親の命を奪ったってことか……!?」
ゆういちクン「まあ、そうゆうことになるね」
ひかり「酷い……!!」
(ゆういちクンは父の命だけでなく、母親の命も奪っていたのだ――)
りょうクン「人が苦しんでたのに……。助けずに突き落とすって……。人間のやることじゃないよ!」
白銀「……雄一。良心は痛まないのか?」
ゆういちクン「良心ね……」
ゆういちクン「それよりさ、僕がどうして逃走中のゲームを乗っ取ったりしたり、なかよしゲームを開催したか、気になってるでしょ」
カンナ(男)「……」
ゆういちクン「その理由が知りたければ、土管のある空き地に来て。……本当のことを教えてあげるよ」
ゆういちクン「カンナ君一人で」
カンナ(男)「……」
パアアアッ……。
(ゆういちクンはワープを使って、何処かへ行ってしまった――)
カンナ(男)「……」
ひかり「あやちゃん……。ゆういち君の言ったこと、気にしないでね」
あやサン「……うん……」
さやかサン「……カンナ君?」
カンナ(男)「ん?」
さやかサン「まさか本当に一人で行かないよね? 空き地に……」
カンナ(男)「え……と……」
konakun.「え……。行く気やったんか?」
カンナ(男)「うん……。だって、これ以上は流石に皆に迷惑かけられないし……!」
ひかり「今さら何言ってるの! 私、ついていくから!」
カンナ(男)「!」
りょうクン「僕もついていくよ。一人じゃ危ないよ……!」
konakun.、白銀、あやサン、さやかサン、しゅんすけ「……」コクッ
(カンナ以外の人間は全員、カンナについていこうとしている――)
カンナ(男)「……あれは別に僕を始末したくて呼んだんじゃないような気がする……」
白銀「何でそう思うんだ?」
カンナ(男)「……。声がいつもより、「怯えて」た感じがしたから。何かを恐れてるような、感じだった」
さやかサン、白銀、konakun.、あやサン、しゅんすけ、りょうクン「……」
カンナ(男)「とにかくさ。まずビルから出よう?」
白銀「お、おう……」
あやサン「………………」
(最上階の部屋へ行こうと、ドアノブに手をかけた瞬間――)
あやサン「皆……」
あやサン以外「?」クルッ
あやサン「……ごめん、もうちょっとだけ……一人にさせてくれないかな?」
白銀「は? 何で……」
カンナ(男)「何言ってんのあやサン、先に戻――!?」
(その時、カンナはあやサンが下げているポシェットからはみ出ている、ピストルを発見した――)
カンナ(男)「……ちょっとゴメン!」
あやサン「!」
(カンナはそのピストルを奪った)
りょうクン「!?」
konakun.「拳銃……!?」
カンナ(男)「……あや? 何これ……? どうして、ピストルなんか持ってたんだよ?」
あやサン「……」
あやサン「交番にあったの……。これがあれば、いつでも消えれるかも、って……」
カンナ(男)「……いつからなの? 君がそういう風になっちゃったのは……」
あやサン「……ハッキリした日時は分かんないけど……。こんな風になったのは、お父さんとお母さんが離婚して……」
カンナ(男)「!!」
あやサン「それから、たくさん転校してたときくらいから……だった」
カンナ(男)「お父さんとお母さん……。離婚してたんだ……」
(カンナの父であるジョーカーも、昔にクレルと離婚したことがある――)
あやサン「突然だった。私の知らない間に……。仲が悪いようには見えなかったのに……」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)(……仲が悪かったんだと思う)
カンナ(男)(僕のお父さんは、兄ちゃんと姉ちゃんを守れなかった妻を嫌悪感を抱いて、離婚した……)
カンナ(男)(あやの両親も、きっと奥さんが不祥事を起こして、夫がそれにイヤな気持ちを抱いて、離婚したんだろう、きっと……)
カンナ(男)(……)
カンナ(男)(そう思ったけど、そんなこと、あやに直接言えないよな……)
カンナ(男)(これ以上、あやに辛いことを思い出させたくないし……)
カンナ(男)「あや……。とりあえず、ビルから出よう?」
あやサン「……あ、うん」
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{残りゲーム時間 30:00}
【今北産業廃ビルの入り口付近】
白銀「なあ、土管のある空き地って、何処にあるんだ?」
カンナ(男)「えっと、確かあっちのほうだったと思う。ついてきて」
{空き地}
カンナ(男)、白銀、あやサン、りょうクン、しゅんすけ、さやかサン、konakun.、ひかり「……!」
(空き地の中心には、分厚い絵本が開いた状態で置かれてあった。それに近づいてみる、カンナたち――)
りょうクン「何だろう、この本?」
ひかり「絵本みたいだね。でも絵本にしては、かなり分厚いなぁ」
konakun.「ゆういちが空き地に呼び出したことと、関係あんのかな?」
白銀「……どんな話の絵本なんだ?」
(白銀はその絵本を触ってみる――)
ビリッ
白銀「あうっ」
(触った瞬間、絵本から電流が走った――)
さやかサン「だ、大丈夫? 白銀クン……!」
白銀「平気だ、平気。それより、触れない……」
カンナ(男)「そうなの……?」
(今度はカンナが触ろうとした――)
シーン
カンナ(男)「僕は触れるけど……」
ひかり「何で……?」
ピカッ
カンナ(男)「!?」
(突如、カンナが淡い光に包まれた――)
しゅんすけ「? どうしたの、カンナ君?」
カンナ(男)「……うわっ!?」ピカアアッ!!
(カンナは光と共に、消えた――)
konakun.、ひかり、りょうクン、さやかサン、あやサン、白銀、しゅんすけ「!?」
白銀「カ、カンナ!?」
さやかサン「何処行っちゃったの!?」
残り逃走者……カンナ(男)、しびれん、リリー、ことり、海未、マヨネ、猫娘、白銀、桃、ソトカ、
ひかり、カルマ、konakun.、ゆうき、Ga.c=evo.の16人。
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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】
アプール「アップルジュース飲みてえ」
シェリー「共食いならぬ共飲みか;」
翠星石「アプール、変なこと言ってねえで早くコーナーやりますよ」
アプール「オゲ」
~84人目・ソフィー・トワイライト~
アプール「ソフィーは漫画・アニメ「となりの吸血鬼さん」に登場する女の子だよ」
シェリー「吸血鬼じゃな。見た目は若い女の子じゃが、実年齢は360歳ほどじゃぞ」
翠星石「つまりロリババアか。シェリーと同じですね」
シェリー「吸血鬼は歳とっても老けない。ワシは若返らせられたからソフィーとはちょっと違う」
シェリー「んでソフィーは吸血鬼じゃが、良識人でアニオタじゃぞ」
アプール「そしてロードローラーを片手で持ち上げられるほどの力を持ってるよ」
翠星石「へえ、翠星石と同じ怪力女なんですね」
シェリー「ソフィーは翠星石と違って温厚だけどな」
シェリー「彼女がウィオ版逃走中に初登場したのは第11回「逃走中 ~メルヘンランドの異変~」じゃぞ」
翠星石「特にキャラ崩壊は起こしてません(そのはず)」
アプール「今後の逃走中にも出す予定なので、ソフィーファンはお楽しみに!」
翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」
アプール、シェリー「ありがとうございました~」
続く
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.87 )
- 日時: 2020/02/18 13:17
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
しばらく休んでいましたが、復帰してきました!
クロエが確保されてしまいましたね。今回は本当に逃走時間が長いですからよく頑張った方だと思います。
翠星石、クロエをネタにしないでくれ!アレは正確には「クロエ・ルメールですよ」って言ってるんだ。
未だにネタにされているくらい黒歴史なんだから触れないでくれ!
メタルメイドウィンさんも確保されましたね。今回は今まで以上に難易度が高めです。全滅もあり得るかもと内心思っています!余談ですが、私も最新作を連載しようと思います!
- Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.88 )
- 日時: 2020/02/18 19:26
- 名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)
>モンブラン博士さん
残念ながらクロエは確保されてしまいました。が、彼女はかなり長い間逃げてこれました!
翠星石はクロエの黒歴史をネタにしちゃいました;
メタルメイドウィンさんも確保されてしまいました; 確かに今回の逃走中は難しいです。
果たして、全滅となるか、逃走成功となるか。
最新作、見ました! 後で応募に向かいます!
では!
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