二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】
日時: 2020/02/19 11:22
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

ウィオ版逃走中第23弾。
今回の逃走中の舞台はフリーホラーゲーム「Re:kinder」の世界!
その世界にある、現代の街で逃走中を行う。、その街はとても広大で平穏。
――しかし、その街に「異変」が発生した。果たして、その「異変」とは一体何なのか?
そして逃げ切るものは現れるのか?



{逃走者紹介}

カンナ(男)(ファイアーエムブレムif){23}
レベッカ(ぷよぷよクエスト){2}
翠星石(ローゼンメイデン){22}
柏葉 巴(ローゼンメイデン){7}
天々座 理世(ご注文はうさぎですか?){6}
条河 麻耶(ご注文はうさぎですか?){6}
しびれん(ドラゴンクエスト5){4}
リリー・マイヤー(トラウマトラウム){7}
南 ことり(ラブライブ!){16}
園田 海未(ラブライブ!){3}
エマ・ヴェルデ(虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会){1}
金田 イチエン(超ガッコウ伝 ガット){17}
ピンクのくまちゃん(FORTNITE){1}
チャップ・マスタード(スナックワールド){3}
マヨネ・マロリー(スナックワールド){4}
鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎 6期){1}
猫娘(ゲゲゲの鬼太郎 6期){5}
Mr.ゲーム&ウォッチ(ゲーム&ウォッチ){1}
石沢課長(今どきの若いモンは){1}
麦田(今どきの若いモンは){1}
リンク(ゼルダの伝説シリーズ){1}
白銀 御行(かぐや様は告らせたい){1}
ソトカ・ラキター(ひとりぼっちの〇〇生活){2}
一里 ぼっち(ひとりぼっちの〇〇生活){1}
吉田 優子(まちカドまぞく){3}
千代田 桃(まちカドまぞく){1}
陽夏木 ミカン(まちカドまぞく){1}
半蔵門 雪(RELEASE_THE_SPYCE){1}
ねこ(すみッコぐらし){1}
直樹 美紀(がっこうぐらし!){2}
最上 静香(アイドルマスターミリオンライブ!){1}
小倉 ひかり(ライフル・イズ・ビューティフル){1}
エル・マタドーラ(ドラえもん){1}
東条 斬美(ダンガンロンパV3){1}
クロエ・ルメール(ガールフレンド 仮){1}
シオン(転生したらスライムだった件){1}
桐生 一馬(龍が如く){1}
カルマ・ザイゼン(白猫プロジェクト){1}
戸山 香澄(BanG_Dream!){1}
リュカ(MOTHER3){2}
マルルク(メイドインアビス){1}
クロノスエボル(作者組){3}
桜木 霊歌(作者組){20}
メタルメイドウィン(作者組){5}
しゅんぽこ(作者組){7}
konakun.(作者組){18}
ゆうき(作者組){18}
aren(作者組){5}
モンブラン博士(作者組){16}
エイジア(作者組){6}
からあげ(作者組){1}
ネクスタ(作者組){12}
Ga.c=evo.(作者組){2}
洋輝(作者組){16}
新田(作者組){11}
生ブスカジ(作者組){4}




▽今回の舞台はホラーゲームの街!
▽相変わらずカンナにベタ惚れのレベッカ!
▽しびれんの寒いダジャレ!
▽今回も全体的にカオス!
▽シャミ子が悪いんだよ……
▽果たして、逃げ切る者は現れるのか?


※予定変更して猫娘を今回の逃走中に加えました。急な予定変更申し訳ありません。

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.94 )
日時: 2020/02/19 11:18
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)


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【ゆういちの部屋】


ゆういちクン「来たね」

(部屋の奥には、ゆういちがいた――)

カンナ(男)「ゆういち……。また会えたね。話をしようよ」

ゆういちクン「……」



(カンナ、リリー、海未、マヨネ、白銀、ソトカ、ひろとクン、りょうクン、しゅんすけ、さやかサン、れいサン、あやサンの12人は、ゆういちを神妙な顔で見つめている――)




カンナ(男)「ゆういち」

ゆういちクン「ごめん、今はそんな気分じゃないんだ」

カンナ(男)「えっ……?」

ゆういちクン「いや、僕は君と話したいと思ってたさ。けど……どうしても、あの「辛い思い出」を思い出しちゃって……」

ゆういちクン「それが、頭の中でループしちゃって……。もう、君と楽しく話出来る余裕は無いんだよ……」

カンナ(男)「そんな……」

ゆういちクン「僕が君の友達になったからと言って、僕が大勢の人の命を奪った事実は消えない」

ゆういちクン「悪いことをしたって思ってる。でも……不思議なんだけど……。後悔って気持ちはどうしても出てこないんだ」

ゆういちクン「別に目立ちたかったわけじゃない。話を聞いてもらうことも諦めていた」

ゆういちクン「自暴自棄の腹いせだったのかもしれない。なのに……」

カンナ(男)「……」










ゆういちクン「僕はもうこの世にはいられない。いないほうがいいんだ」










(その言葉を聞いた者全員、驚いた――)

カンナ(男)「な、何言ってるんだよ……。友達をおいて、逝っちゃう気?」

カンナ(男)「約束したじゃないか! 海へ行こうって! 公園で遊ぼうって!」

ゆういちクン「うん……。でもね、苦しいんだよ……。この世にいることが」

ゆういちクン「さっきも言ったでしょ。大勢の人の命を奪った事実は消えないって」

ゆういちクン「やっぱり、僕は……生きることなんて、できないよ……」

カンナ(男)「……」グスッ

(カンナは涙ぐむ――)

カンナ(男)「そんなこと言うなよ……。僕は君がいなきゃ……。寂しい……。なあゆういち。生きてみようよ」

ゆういちクン「生きてみよう? どうしてそんな無責任なことを言うの?」

ゆういちクン「僕はもう、この世にいらない存在なんだよ。……だから、これから消える。邪魔しないで」

(ゆういちクンは戦闘態勢に入った――)

カンナ(男)「!」

白銀「来る気か……!」








ゆういちクン「やああっ!」ブンッ

(ゆういちはカンナに殴りかかった――)

カンナ(男)「くっ!」スッ

(カンナは素早い攻撃を間一髪で回避した)

ソトカ「こうなったら、殴って黙らすしかありません! そりゃあっ!」ゴスッ

ゆういちクン「うぐっ……」

ソトカ「小学生相手に蹴りを与えるのはちょっと気が引けますが……。仕方ありません!」

ゆういちクン「邪魔しないでってば……!」

~~~~♪

(ゆういちクンは「空と夜のハミング」を歌った――)

りょうクン、さやかサン、ソトカ「あぐっ!!」ドサッ

(精神攻撃をまともに食らってしまった3人は重傷を負い、気を失った――)





《ソトカ・ラキター         撃破     〔残りゲーム時間〕》
         残り  5人            [14:15]




(ソトカは牢獄へ転送された――)




リリー「皆! よくもリョウたちをー!」ゲシッ

ゆういちクン「ぐっ!」

(リリーはパンチをゆういちの腹に繰り出した)

ゆういちクン「……」ヨロッ

(彼は突然、戦闘態勢を解除した)

白銀「? 戦う気を失くしたのか……?」






ゆういちクン「どうして、みんなして、邪魔するの」

ゆういちクン「もう、何をしたってムダなのに。意味無いのに……。何もかも」

ゆういちクン「……うっ!!」ドクン

ゆういち以外全員「!?」

(突然、ゆういちの身体が赤く点滅し、そして瞳孔が開いてしまった――)

ゆういちクン「……」ユラユラ

ゆういちクン ≪もういい加減にしてよ 終わりにしよう≫

カンナ(男)「!?」

(ゆういちクンの声が、人の脳に直接入ってくるようになった――)

ゆういちクン ≪カムパネルラ≫

(彼は青色の魔法陣を全員の足元に出現させた――)

ビリビリビリッ

ひろとクン「ぐっ!?」

れいサン「何これ……っ」

マヨネ「動けない……!」

(カムパネルラは、相手を動けなくさせる魔法だ――)

ゆういちクン ≪ウアアアアアッ!!≫

ドゴオオンッ!!

(ゆういちクンは衝撃波を起こし、動けない相手にそれを食らわした――)

白銀、海未、リリー「うがあっ!!」ドサッ

ひろとクン、れいサン、マヨネ、あやサン「あうっ!!」ドサッ

(重傷を食らい、倒れた――)





≪マヨネ・マロリー        撃破     〔残りゲーム時間〕》
         残り  4人           [12:20]



≪白銀 御行         撃破     〔残りゲーム時間〕》
       残り  3人           [12:20]



≪園田 海未         撃破     〔残りゲーム時間〕》
       残り  2人           [12:20]



≪リリー・マイヤー        撃破     〔残りゲーム時間〕》
         残り  1人           [12:20]





カンナ(男)「っ……!!」

(カンナだけ運よく、衝撃波と魔法陣を回避できた――)





カンナ(男)「もう止めてよ、ゆういち!」ゲシッ

ゆういちクン ≪っ≫ ドサッ

(カンナはゆういちを殴って止める――)

カンナ(男)「いい加減目を覚ましてよ……。こんなことしたって、なんにもならないよ!」

ゆういちクン ≪黙ってよ……! 僕はみんなが嫌いなんだ!≫

カンナ(男)「!」

(ゆういちの精神は相当乱れている――)

ゆういちクン ≪僕は辛い 僕は不幸だ 僕は頑張っている≫

ゆういちクン ≪フコウナキョウグウデモガンバッテイルヒトハイルシャカイハワルクナイオマエガワルイフコウナキョウグウデモガンバッテイルヒトハイルシャカイハワルクナイオマエガワルイフコウナキョウグウデモガンバッテイルヒ≫

ゆういちクン ≪トハイルシャカイハワルクナイオマエガワルイフコウナキョウグウデモガンバッテイルヒトハイルシャカイハワルクナイオマエガワルイフコウナキョウグウデモガンバッテイルヒトハイルシャカイハワルクナイオマエガ――≫

ゆういちクン ≪オマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイオマエガワルイ≫

ゆういちクン ≪アアアアアアアアアッ!!≫

(ゆういちの精神は完全に崩壊した。彼はその場で暴れまくる――)

ポロッ

(その時、ゆういちは持っていた「赤いバラの絵本」を落とす――)

カンナ(男)(!? あの本は確か……絵本の世界でも持っていた――)

タッ

カンナ(男)「くっ!」ガシッ

(カンナはその絵本を拾い、ゆういちに向けてその本を開いた――)

ゆういちクン ≪!≫

カンナ(男)「思い出してよ! 絵本の世界で話してくれた時のことを!」

ゆういちクン ≪!!≫

(その時――)

パアアッ

カンナ(男)「!?」ビクッ

(突如、絵本が光を帯び始めたのだ。その絵本には、色々な人の「想い」が込められている――)

ピカアアアアアアッ……。

(その優しい光が、部屋全体を包み込んだ――)







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(絵本の世界で行った会話が、ゆういちの耳に入る――)


カンナ(男)「ねえ、この逃走中が終わったら、僕と一緒に遊びに行こうよ。海へ行って泳いだりしようよ」

カンナ(男)「楽しい思い出は、これから作っていけばいいじゃないか!」

(カンナは笑顔でそう言う――)

ゆういちクン「……ありがとう」ニコッ

ゆういちクン「だけど手遅れだ。僕のやってきたことは決して許されることじゃない」

ゆういちクン「こんな僕に、楽しいことをする資格なんてないよ」

カンナ(男)「何言ってるのさ! 確かに君のやってきたことは許されないことだ……」

カンナ(男)「だけど幸せになれる権利は誰にだってある。だから遊ぼうよ。この逃走中が終わったら、だけどさ」

ゆういちクン「……」

ゆういちクン「ありがとう、僕なんかにここまで付き合ってくれて」

ゆういちクン「……僕に幸せを与えようとしてくれて。ふふ、なんだかあのお話に少し似てるなぁ」

カンナ(男)「あのお話?」

ゆういちクン「ばら物語って童話だよ。知ってる?」

カンナ(男)「知ってるよ。棺に閉じこもる赤いバラのお姫様を、白いバラの王子様が闇の世界から救い出すお話……」







ゆういちクン「あの話になぞらえるなら、僕がお姫様で君が王子様かな」








ゆういちクン「もし僕と君が王子様とお姫様の生まれ変わりなら、童話のハッピーエンドがいいよね」

カンナ(男)「……うん、ハッピーエンドがいい」




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{たんぽぽヶ丘}

カンナ(男)「……!?」

(そしてたんぽぽヶ丘に移動した、カンナとゆういち。景色がいきなり変わって驚いているカンナ。因みに、他には誰もいない――)






ゆういちクン「思い出したよ、カンナ君」

カンナ(男)「!」ホッ

(絵本のお陰で彼は正気に戻り、そして自分がカンナ君の友達であることを思い出してくれた。それに対して、安心したカンナであった――)

ゆういちクン「僕は……友達や、それ以外の人や、ゲームマスターたちに酷いことをしてしまった」

ゆういちクン「どうして……僕は、理解者がいるのに。こんなに近くにいるのに……」

ゆういちクン「やっぱり、僕はどうしようもない人間だ……」

カンナ(男)「……もう、いい加減、自分を卑下するの、やめてよ……」

(カンナは涙ぐみながら、ゆういちと話を試みる――)

カンナ(男)「倒れちゃったら、一人になっちゃうんだよ……? 友達ぼくとお話することも、海へ行く約束も、果たせなくなっちゃうんだよ?」

カンナ(男)「僕は君に、生きてほしいんだよ……」

ゆういちクン「……。どうして、そこまで優しくできるの? こんな僕に……」

カンナ(男)「……逃走中のファンなら、知ってるはずだよね。僕のお父さんも不倫したことあるってこと……」

ゆういちクン「……」

カンナ(男)「僕が最初に知った時は、本当に辛かった。人生の伴侶に、あんな酷いことを言ったっていう事実が、本当に辛かった」

カンナ(男)「辛いのは君だけじゃないんだよ。僕だって辛いんだ」

カンナ(男)「僕も君と一緒だよ。だから、一人で抱え込まないで。いつまでも、一人で心の病と戦わないで」

カンナ(男)「悩みがあったら、僕に相談してよ」













カンナ(男)「僕は君の友達でしょ?」













ゆういちクン「……」グスッ

(こんな自分にここまで優しくされて、涙腺が崩壊してしまったゆういち――)

ゆういちクン「あはは、辛いのは僕だけじゃなかったんだ……」

ゆういちクン「ここまで親切にしてくれて、ありがとう……」

(ゆういちは涙を流しながら、笑って感謝の言葉を述べた――)

ゆういちクン「これ、受け取ってほしいな」

(カンナは「蝶々型のブローチ」を受け取った)

ゆういちクン「これは友達の証。いつまでも、友達でいれるように、まじないを込めたんだ」

カンナ(男)「……うん! いつまでも、友達だよ」

ゆういちクン「ところで、「ヴァモス・カンタール」の意味って知ってる?」

カンナ(男)「ああ、僕と初めて会った時に言った言葉でしょ……。意味は分かんないや」

ゆういちクン「「さあ、歌を歌いましょう」って意味だよ。海に来たら泳ぐだけでなく、君と一緒に綺麗な海を見ながら、楽しく歌を歌いたいな」

カンナ(男)「……うん! 歌おう!」ニコッ

ゆういちクン「うん……そうだね……。それが出来たら、いいね……」

カンナ(男)「?」

ゆういちクン「ごめん。もう、遅いんだよ……。今まで、親切にしてくれてありがとう」






















ゆういちクン「僕の唯一の理解者トモダチの、カンナ君――」















ジャキッ

(ゆういちは突然、ピストルの銃口を自分の頭に向けた――)

カンナ(男)「なっ、止め――」

ズドオオオオンッ……。








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{ゆういちクンの部屋に戻った、カンナたち――}


カンナ(男)「……!!」

ゆういちクン「」ドクドク

(ゆういちは頭から血を流したまま、動かない。ゆういちは逝ったのだ――)

カンナ(男)「……どうしてなんだよ……」グスッ

カンナ(男)「……心の病と戦うなって、言ったじゃないか……」

カンナ(男)「……ゆういち……!!」グスッグスッ




――僕は泣いた。




――涙が枯れるほどに泣いた。








残り逃走者……カンナ(男)の1人。




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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】

翠星石「翠星石です。今回もこのコーナー、やっていきます」



~86人目・右代宮 戦人~

翠星石「戦人はゲーム・アニメ・漫画「うみねこのなく頃に」に登場する男ですぅ」

シェリー「苗字の読みは「うしろみや」で、名前は「ばとら」だ」

アプール「すげえ名前だなぁ;」

翠星石「作者2秒で考えられたような名前してる林檎アプールが言うなですぅ」

アプール「よっしゃ黙れ♪」

シェリー「戦人は大富豪「右代宮一族」の一員。右代宮留弗夫の息子」

シェリー「巨乳好きな変態で空気が読めないところもあるが、基本的には明るくて情に厚いぞ」

翠星石「あと戦人は、乗り物がダメですぅ。船に乗ってた時は「らめえええええ」とか言いながら錯乱してたですぅ」

アプール「セグウェイでもらめえええええするの?」

翠星石「いや戦人の時代にはセグウェイないから分からんですぅ」

※「うみねこのなく頃に」の時代は1986年で、初めてセグウェイが発売された年は2001年です





翠星石「彼がウィオ版逃走中に初登場したのは第14回「逃走中 ~愛がなければ視えない~」ですぅ」

翠星石「因みに逃走者として参加したのは第15回「逃走中 ~オタク王を決めろ! アキバウォーズ」が初ですぅ」

アプール「こっちでも明るくて巨乳好きだよ」

シェリー「しかしウィオ版では「南ことりファンクラブ」ということりを応援するグループに入っておる」

翠星石「あと、スマホの使い方に慣れてないっていう設定もあります」

アプール「戦人の時代にスマホないもんね;」






翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ!」

アプール、シェリー「ありがとうございました~」





続く

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.95 )
日時: 2020/02/19 11:19
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)





「結末」




{残りゲーム時間 5:00}




カンナ(男)「……」

(カンナはゲームマスターによって、ゆういちの家の外に転送された――)






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(その頃、天界大法院にて――)

コーネリア「……操作、行えるようになりましたね」

ドラノール「ハイ……。……逃走者や、ミスター・ユウイチがあんなに辛い目に遭ってるのに、何もできなかった私が不甲斐ないデス」

ガートルード「……私もです」

(ゆういちにゲームを乗っ取られてから彼女たちは、今まで逃走中の中継を見ることしか出来なかったのであった――)

ドラノール「……」

ドラノール「ゲームの運営、再開しまショウ」

コーネリア「!」

ドラノール「逃走中の運営をするのは、私たちの仕事デス……。ただ、ミスター・ユウイチのことは絶対に忘れないでおきマショウ」

コーネリア、ガートルード「……はい!」



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『牢獄 DE トーク』

翠星石「もう残り4分ですぅ!」

レベッカ「あたしのカンナ、頑張れー!」

(殆どの逃走者は、カンナを応援する――)

白銀「……」

(一方で、そんな気になってない、白銀とリリーと海未とマヨネとソトカたちは――)

白銀「なぁ……ゆういちのヤツ、一体どうなったんだろう?」

リリー「あたしには分かんないよ……」

海未「そうです。カンナから直接話を聞かないことには……」

マヨネ「……ゆういちとカンナ、無事でいてくれればいいけど……」

ソトカ「……私も、そう思っています」

ゆうき、konakun.、ひかり、ことり「……」







{残りゲーム時間 3:00}








ハンター6体「……」テクテク

(エリア内には、6体のハンター。彼らに捕まれば、今まで逃げてきた努力が、全て水の泡となる――)










カンナ(男)「残り3分……」

(これまで、様々な事を体験してきた銀髪の少年・カンナ。残り3分、逃げ切れるか――)

カンナ(男)「逃げ切り目指して、頑張らなくちゃ――」








ハンター6体「……」








{残りゲーム時間 2:00}







カンナ(男)「……!」

ハンター「……」テクテク

(彼は遠くにいるハンターに気づき、咄嗟に民家の裏に隠れる――)

カンナ(男)「ここまで来たんだ、絶対に捕まってたまるか……」

ハンター「……」テクテク







{残りゲーム時間 1:00}






ハンター6体「……」








カンナ(男)「ハンター、来るな……!」ドキドキ








{残りゲーム時間 0:20}





『牢獄 DE トーク』

翠星石「もう残り30秒ですぅ!」

カルマ「何、そうなのか! じゃあそろそろカウントダウンしないとな!」

エマ「そうだね!」









10


カンナ(男)「誰も来るな……」ドキドキ






(その時――)






ハンター「!」タッ

(ハンターが、彼を見つけた――)





カンナ(男)「……!? ハンター!?」タッ






(それに感づき、咄嗟に逃げる)






ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






カンナ(男)「はあ、はあ……!」タッタッタ





(懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)





カンナ(男)「ああっ!!」ポンッ






《カンナ(男)     確保》








カンナ(男)「なんだよ……。ここで終わりなのかよ……!」






【GAME OVER】






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(牢獄)

カンナ(男)「……」

(悲しそうな顔で、牢獄の前にやってきたカンナ――)

翠星石「おっ、チビガキ来たですか。いやー、しけた顔してますねえ。それに残り2秒で確保たぁ無様ですねええwwwww」

レベッカ「テメーは黙れ」ゲシッ

翠星石「あっふん!;」ドサッ

カンナ(男)「……」

エマ「……ホントに、凄い悲しそうな顔してる」

シャミ子「ま、まあ残り2秒で捕まったら誰でもそうなりますって! カンナ、気にしないでください!」

カンナ(男)「……」

(悲しんでいるのは、それだけが理由ではない――)

白銀、リリー、海未、ソトカ、マヨネ、ゆうき、konakun.、ことり、ひかり「……」

(カンナにゆういちのことを問いただそうと思っていた白銀であったが、カンナの憔悴している様子を見て、問いただすのを止めたのであった――)

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.96 )
日時: 2020/02/19 12:29
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)


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(その頃、しゅんすけ、りょうクン、さやかサン、あやサン、れいサン、ひろとクンの6人は――)




しゅんすけ「!」

(街に入れなくて困っていた人や、警察と会っていた。ゆういちが倒れたことによって、力が無くなり、無事に街の外に出ることができたのだ)



(警察たちは突然現れたしゅんすけたちに驚いていた。一方でしゅんすけたちは事情を話す気にはなれない)



(何故なら、信じてもらえるはずがない。そう踏んだからだ――)








(数日経って、町のことがニュースになっていた)


(色んなウワサが飛び交っていたが、皆本当のことにかすりもしない)


(わかるはずが、無いだろう)


(その後、色々あって身寄りのなくなったしゅんすけたちは、施設や親戚の家にひきとられることになった)





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【学校】

れいサン「だからさ。無理して学校来ること無いって……」

あやサン「でも……」

れいサン「でもじゃなくって……。それじゃあアンタ、参っちゃうじゃん。あたしも一緒に説得するからさ。だからしばらくゆっくり休みなよ」

あやサン「……」

あやサン「……うん。ありがとう……」ニコッ

(鬱病のあやが、初めて笑った――)






ひろとクン「……」

ひろとクン(酷い一日だったけど……。やけに記憶に残ってるな……)

ひろとクン(ゆういち、か……)

ひろとクン(結局、ゆういちが悪かったのか、周りが悪かったのか……。俺にはわからないな)

ひろとクン(……って、こんなことじゃいけないか。今は早く元の生活に慣れないと――)

ひろとクン(……今は、な)





りょうクン「……あれから、少し経ったね」

さやかサン「あたし……。未だにお母さんたちが逝っちゃったなんて、思えない……」

りょうクン「僕も……。でもみんな、みんな逝っちゃった……。しゅんすけクンは……?」

しゅんすけ「……うん、僕も……。実感わかないけど……」

りょうクン「もしかして、ゆういちクンのことが気になってるの?」

しゅんすけ「うん……。ああいう事件を起こした本人だから……」

さやかサン「その事件……忘れちゃダメだよね」

りょうクン「うん……。僕もそう思う」

しゅんすけ「……」









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(その頃、逃走中のゲームマスターである3人は天界大法院にある「指令室」にて――)

ドラノール「よし……次のゲームの出場者が決まりマシタ……」




{NEXT RUNNER LIST}

FIRE EMBLEM IF

ROZEN MAIDEN

IS ORDER THE RABBIT?

DRAGON QUEST Ⅴ

LOVE LIVE

BANG DREAM

ULTRA SCHOOL LEGAND GATT

FORTNITE

CELLS AT WORK

MS. VAMPIRE WHO LIVES IN MY NEIGHBORHOOD

POKEMON

YUUYAMI TOKKOUTAI

SITIO DO PICAPAU AMARELO

BOBOBO-BO BO-BOBO

ANIMAL FOREST : NEWS FROM HOHINDA VILLAGE

TOUTOKI YUME NO SEKAI

HAPPY BIRTHDAY TO I

DETECTIVE BLACK AND SLAVE ASSISTANT

PUYO PUYO

KAGUYA-SAMA : LOVE IS WAR

TEIKOU PENGUIN

RE:KINDER

GIRLS UND PANZER

RAGNYAROK





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(その頃、カンナは宿にて――)

カンナ(男)「はあ……。疲れたなぁ」

カンナ(男)「……」

カンナ(男)「なぁ。ところでさ、何でお前もいるんだ?」

翠星石「えっ!?」←隣のベッドで横になってた

翠星石「べ、別に、お前がずっとしけた顔してたから、心配してついてきたワケではありませんからね!」アタフタ

(ツンデレの翠星石――)

カンナ(男)「ツンデレ乙」

カンナ(男)「……でも、ありがとう。心配してくれてたんだね」

翠星石「ま、お前は翠星石の友達ですし?」

カンナ(男)「……」

翠星石「何かあったら、この私に相談しろですぅ!」

カンナ(男)「ごめん、性悪のお前には相談したくない」

翠星石「何ですってえ! 人の好意を無下にしおって」

カンナ(男)「ハイハイ、もう眠たいから電気消すね」パチッ ←消灯

翠星石「あっ――。……ったく」

(言い返すのが面倒になった翠星石も、寝ることにした――)







カンナ(男)「……」zzz







----------------------------------------------------------------------------------



――そして、カンナは、夢を見た。







――自分とゆういちが、海にいる夢を。






ゆういちクン「……」

カンナ(男)「ゆういち……」

ゆういちクン「こんな形でだけど……。また会えて嬉しいよ」

カンナ(男)「うん……」ニコッ

ゆういちクン「折角の海だし、精一杯泳ごうか」

カンナ(男)「勿論!」

ゆういちクン「よーし、じゃあ、どっちが先に海にダイブできるか、勝負だ!」

カンナ(男)「OK!」

(夢の中で二人は「友達」として楽しく遊んでいた――)














【完】






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【とある林檎と魔法使いと人形の雑談】

翠星石「今回の逃走中でこのコーナーをやるのは、これで最後ですぅ」

アプール「よーし、最後も頑張るよー」

シェリー「おう!」



~87人目・氷川 日菜~

翠星石「日菜は音ゲー「Bang Dream!!」に出てくる女の子ですぅ」

アプール「一度見たものはすぐに覚えちゃう、天才的な記憶力の持ち主だよ」

シェリー「そんで面白みのあることが好きで、更に衝動的に行動することが多いぞ。」

翠星石「基本明るいんですが、コイツなんかちょくちょくサイコ染みてるんですね」

アプール「そうなの?」

翠星石「歯に衣を着せぬことを言ったり、衝動的に行動したり、他人の気持ちを理解してなかったり」

アプール、シェリー「お前じゃん」

翠星石「殴るぞ、ロリババアと食料。ですぅ」






翠星石「彼女がウィオ版逃走中に初登場したのは第7回「逃走中 ~空中庭園と地底の鮫~」ですぅ」

アプール「割と早めだね」

シェリー「こっちでは「サイコパス」な面が強くなってるぞ」

翠星石「作者ウィオが拡大解釈したせいですね……;」

アプール「ま、まあ明るいところは変わってないからね、うん;」





翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」

シェリー「ありがとうございました~」

アプール「次の逃走中でもまたこのコーナーで会いましょう~♪」ニコニコ

翠星石「あ、次はカンナ帰ってくるので、アプールとシェリーの出番はもう無いですよ」

アプール、シェリー「え?」


Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~ ( No.97 )
日時: 2020/02/19 11:20
名前: ウィオ (ID: iuL7JTm0)

~あとがき~

23作目、完結いたしました。ここまで読んでくださった方々、
そして応募やリクエストをしてくださった作者様、本当にありがとうございました。

次の逃走中(24作目)はギャグ中心にする予定です。
24作目は明日投稿する予定です。たくさんの応募、お待ちしております!


では!

Re: 逃走中 ~僕がお姫様で君が王子様で~【完結】 ( No.98 )
日時: 2020/02/19 13:15
名前: sorutymata (ID: Vj1Bc8me)

完結お疲れ様でした!sorutymataです。
【リセットポイント】から『@sorutymata ×ウィオ』を起動して、裏視点から個人的考えを呟いていましたが、なかなか考えさせられる最後になったと思います。
しかしこれでカンナに2つ目のブローチか…。『友達の証』…その友情を半信半疑へと変えていくのが【逃走中】でもあること、忘れないでいただきたいものです。次回も参加予定はなし、引き続きカイゾーの行方を追う作業をしていたいです。では!


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