二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 【完結】
日時: 2020/07/30 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: gKP4noKB)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1374

どうもです、灯焔です。
我が道中を進んでいく逃走中#CR04!『JOKER』の正体が遂に判明したり、道化師が本格的に動き出したりと大波乱が止まらない!
今回の舞台は、某リアルファイトゲーな『マリオパーティ5』より『レインボー・ドリーム』。人々の『そらのユメ』から生まれた天空のエリアを、逃走者達とハンターによる4度目の本気の鬼ごっこが今、始まる―――!


ジルクファイドが不穏な動きを見せて終了した前回の逃走中。道化師もどう動いてくるかわからん状況で逃走中#CRはどうなってしまうのやら…。『JOKER』、そして彼を巡る戦いは更にヒートアップ…していくのか?
ドラマは異常気象を解決する為夢の国へ!こちらもただ事じゃあなさそうですよ…?
種族を超えた絆を今、解き放つ時―――!命よ、魂よ、輝きを放て!


<ルール>
逃走エリア:『レインボー・ドリーム』
コネクトワールドの人々の『そらのユメ』から生まれた、天空にそびえる大きなエリア。
4つのエリアに分かれており、逃走者達は各々OPゲームで選ばれた場所から逃走をスタートすることになる。また、今回はミニドラマに対応する為『4つの国』のような景色に仕上がっている。
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2



逃走時間:85分

賞金:51万(1秒100円)

ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに4体)

自首方法:『雷の国』か『雪の国』にある自首用電話から自首する旨を電話する。


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3

風雅


【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
クリス
ルフレ
カムイ

【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細>>5
舞園さやか
ソニア・ネヴァーマインド
天海蘭太郎

【どうぶつの森シリーズ】より (3人) 詳細>>6
むらびと
しずえ
たぬきち

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>7
シャルロット・フェリエ
ルカ・フォルティス
レクト・ラロ

【作者枠】 (3人) 詳細>>8
桜木霊歌
YUMA
夏風邪

【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
アルル・ナジャ
クレア・スチーブンソン

計20名


○逃走中#CR05 出場枠争奪クイズ 結果発表実施! 
 ※締め切りました


◎AfterBreakTime

 ①『数多の可能性の世界へ』  >>10
 ②『松野家の七転八起』    >>36
 ③『とある神々の憂鬱』    >>56
 ④『その紅き目は虚空を仰ぐ』 >>68
 ⑤『現は夢、夢は現』     >>81
 ⑥『混沌落下☆注意報』    >>94
 ⑦『道化は鳥を嘲笑う』    >>124
 ⑧『異星の明星を見上げて』  >>133
 ⑨『みんなで脱出戦争』    >>144
 ⑩『打ち上げパーティ』    >>169-173

 Extra『ウルトラワールドとの邂逅』 >>174-177



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.96 )
日時: 2020/06/26 16:34
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

どうも。おろさんです。

・・・そちらのソニアさん、ついに裏切り者の姿をとらえたですか!・・・あの人じゃなければ、やはり彼ですかね・・・


・・・それで、ABTの方ではカオス軍団が・・・;どう考えてもこの後も何かありますね絶対に・・・;;;

マタドーラ「・・・はぁ・・・結構前にカオス軍団がこっちの裸族と2回くらい暴れようとしたせいで、異世界に裸族の自分がいる俺たちに飛び火が散ったんだよね・・・;」

マリオ「灯焔さんのところには裸族がいないだけまだよかったけど・・・何で異世界にいる俺のほとんどはカオス方面なんだよ・・・;」

・・・そして、そちらのミミニャミとジャックの前に現れたのは一体誰でしょうか・・・?一人称からして、少なくともそちらのあの魔術師ではなさそうですね。・・・どの道アイツら絡みじゃないのを祈ります・・・


・・・何はともあれ、次回も楽しみにしています。

それでは。

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.97 )
日時: 2020/06/26 21:55
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: LdHPPNYW)

どうもです。灯焔です。
本日からしばらく真面目ムードがほぼなくなると思いますのでご容赦ください。多分。



>>YUMA 様

どうもです。コメントありがとうございます。
ソニアさんはしっかり裏切り者の写真を天海くんに送信することに成功しました。自首したのはその時間を稼ぐ為だったんですね。
さて、どう裏切り者を追い詰めるのやら。二度あることは三度あるのか。それとも別の何かがあるのか。罪木さんの言葉がヒントかもしれません。
そして謎の人物(?)に襲われてしまったミミニャミジャックですが、彼らの安否も心配ですね…。



>>おろさん 様

どうもです。コメントありがとうございます。
おろさん様の予想している逃走者かどうかは…後程分かります。
またもやカオス軍団のお出ましです。裸族の皆さんとすっかり仲良くなってしまったようでロボットはご立腹。マリオさんは『混沌=面白いもの』の方程式が崩れない限り更生は無理そうです。
そして、ミミニャミジャックを襲った人物は一体誰なのでしょうか。また『道化師』絡み?それとも第三者や別の何かなのでしょうか。お楽しみに!




本日からミッション③スタート!まともに逃走中を執筆する気はあるんですか灯焔氏は!あります!

ドラマパート ③ ( No.98 )
日時: 2020/06/26 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: LdHPPNYW)

突然アヤが突風に飛ばされてしまい、ピアニーは急いでレインボー・ドリームへと降り立ち、彼女を探していました。
しかしこの広い国をどうやって探そうかとうろうろしているうちに、随分と時間が過ぎてしまっていたようでした。



ピアニー「うーん…。どこに落ちてしまったのかしら。早くしないと時間切れになっちゃう…!」



彼女は現在雨の国でアヤを探していました。しかし、アヤが落ちたのは晴れの国。しかも店を塞いでいた商人に助けられ、現在彼の店に匿われていました。
これではどう探してもアヤが見つかるはずがありません。ピアニーはそんなことつゆも知らない為、ただただ彼女がいない国をしらみつぶしに探していたのでした。



ピアニー「アヤに突風を吹かせた、ということは。女王様も焦っていらっしゃるのね。でも、私が今『生贄』になるわけにはいかないの。あんなに一生懸命に私のことを考えてくれたアヤには申し訳ないけれど…」



やはりアヤが本で読んだ通り、ピアニーは『生贄』を夢の国に連れてくる妖精だったようです。しかし彼女の独り言を聴いている限りですと、訳が違うような。彼女が『生贄』?アヤが読んだ本にはそんなことは書いていなかったはずです。
ピアニーは通りがかりの通行人にアヤのことを聞いてみることにしました。



ピアニー「ねぇ!ここに、ぽんぽんがついた烏帽子を被った黒い髪の女の子を見なかった?」

通行人「んー?あぁ、あの時空を飛んでいた女の子かぁ。確か…『晴れの国』に飛んでいったような…」

ピアニー「『晴れの国』ね!そこはまだ探していなかった国だわ。ありがとう、貴方もいい夢見てね!」



アヤが『晴れの国』に飛んで行ったことを聞きつけ、ピアニーは早速晴れの国に彼女を探しに行くことにしました。
通行人にお礼と幸せな夢を見れるおまじないをかけた後、彼女は早速国へと高校転換をし、猛スピードで飛んで行ったのでした。










一方。助けられたは良いが結局元の世界へ戻る手立てが見つからなかったアヤは、商人が営む店の手伝いをしながら自分のやるべき目標に向かって動いていました。
時折彼の協力も受けながら、アヤは『自分の世界へ戻る方法』と、『ピアニーの捜索』を続けていました。



客「あら~!店長さん、いつの間にこんなに可愛い売り子さん雇ったんだい?やっぱり女の子が接客した方が売り上げ良いって遂に気付いたんだねぇ!おばちゃん嬉しいよ!」

商人「ちげーよ!こいつが行く宛が無いっていうから匿ってるだけだ!…ま、こいつが来てから売り上げが上がったのは否定しねぇがよ」

アヤ「衣食住を賄ってもらっているのですから、恩は返さねばと思って働いているだけです。奥さん、今日は何がご入用ですか?」

客「ま~!『奥さん』だなんて!この太っちょの店長さんなんてアタシのこと『ババア』って言うんだよ!見た目だけじゃなくて中身も綺麗なんだねえ!気に入った!今日は大盤振る舞いして買ってっちまうからね!」

商人「ウチの品買ってくれるのは嬉しいがあまり長入りすんなよババア。他にも客が来るかもしれねーだろ」

客「相変わらず店長さんは口が悪いねえ!もっとこの売り子さんを見習ったらどうなんだい!」

アヤ「その、敬語は癖ですので…」



どうやらアヤが働くようになってから売り上げが伸びているらしく、彼女が本当に困っているのを察したらしい商人はアヤに自分の店の売り子を続けさせていました。
お喋り好きの奥様にやきもきしつつも、彼女の頼んだものを倉庫に取りに行きました。



客「そういやぁ聞いたかい店長さん。女王様がピリピリしていることをさ」

商人「国民みんな知ってるこったろ。『生贄』が見つからなくて大騒ぎになっている層じゃねえか」

客「なんだい、その先を知らなかったのかい?なら教えてあげるよ。アタシは今日気分がいいからね!その『生贄』っての…今妖精が探しているんだってさ。でもその『妖精』がねぇ…『幸夢の妖精』だかなんかで落ちこぼれと言われているらしくてさ。
  今日までに見つからなかったらその妖精を『生贄』にするんだってさ」

商人「妖精を生贄に?!そりゃ初めて聞いたが…。一体全体どうしてそんなことになったんだよ」

客「さあね。アタシゃそこまでは分からんよ。…だが、時間が無いんだろうさ。女王様には、さ」

商人「なんか面倒ごとに巻き込まれる気がすんなぁ…」



そんな話を尻目に、アヤは倉庫で頼まれたものを紙袋に詰めていました。しかし…野菜が1袋足りません。そういえば朝に表に出していたような…。
面倒だとは思いつつも倉庫から出てきたアヤは、2人に野菜を取ってくるように伝え、店の扉を開きました。
―――開いたと同時に……。アヤの動きが止まりました。そう、理由は勿論。





ピアニー『アヤ?!こんなところにいたのね!探したんだから!』

アヤ「ピアニー…」



ピアニーとばったり目が合いました。アヤと会えて嬉しそうなピアニーとは裏腹に、彼女の『真の目的』を知ってしまったアヤは複雑な表情をしています。
…しかし、今後彼女といつ鉢合えるか分かりません。彼女は意を決してピアニーに問います。



アヤ「ピアニー。貴方は本当に『レインボー・ドリーム』を救う為に私を呼んだのですか?」

ピアニー「そうよ!貴方の力を借りて、レインボー・ドリームに平和を取り戻さなくっちゃ!」

アヤ「―――私を『生贄』にするつもりでここまで連れてきたのではないのですか?」

ピアニー「! ……ど、どうしてそれを?」



アヤにストレートに図星を突かれたじろぐピアニー。しかし、彼女の真っ直ぐな感情を見て…これ以上嘘をつくことが出来ませんでした。
彼女は『幸夢の妖精』。折角知り合ったアヤが悲しむ顔は見たくなかったのです。ピアニーは少し黙った後、ぽつりと自分の『真の目的』を話し始めました。



ピアニー「…私、ね。妖精の世界ではかなり珍しい『幸夢の妖精』なの。生贄のことを知っているなら、私達妖精が生贄を選んでいることはもう知っているのよね?」

アヤ「はい。助けていただいた商人さんが本を見せて下さって…。それで、知ったんです。ピアニーさんが私を『生贄』として選んだことを」

ピアニー「元々、生贄は代々『悪夢の妖精』が連れてくるのが暗黙の了解だったの。でも…今期の悪夢の妖精が妖精界で産まれなくなってしまって。そのせいで、前回の生贄の命が尽きても次の生贄を用意できなくて…。しびれを切らした『太陽の国』から、誰でもいいから生贄を連れてくるように妖精に通達があったの。それで…」

アヤ「部外者であったピアニーさんが不幸にも選ばれてしまった、という訳ですね。ですが…私にもやらなければならないことがありますので。流石に自分の命を投げ打ってまで現実世界を救おうとは思っていません」

ピアニー「そうよね…。誰だって自分の命は大切だものね…。分かった。真実を話さず貴方を騙してごめんなさい。何か別の方法で現実世界を救えないか私も探って『その必要はない。只今を持って期限終了だからな』 …あっ!」



元々ピアニーは生贄を連れてくる種族の妖精ではなかったようで、『悪夢の妖精』が産まれなかったことにより迫害を受けていたそうなのです。で、そのしわ寄せがピアニーに来てしまったと。夢の国も大変なんですねぇ。
アヤの気持ちを汲み取ったピアニーは無理に彼女を生贄にすることはせず、何か他の方法で現実世界を救うと彼女に言いました。

…しかし、そんな彼女の『決意』も、無情にも女王は踏みつぶしていくのです。



女王『時間切れだ。貴様が連れてきた『アヤ』とやらは生贄を拒否したのだな?』

ピアニー「じょ、女王様…!」

大臣「もう『宝石の生命』が尽きようとしている。ピアニー、今期の『生贄』は貴様だ」

アヤ「待ってください!まだ何か方法があるはずです!そんなすぐ人の命を犠牲にするような真似は止めてください!」

大臣「外野が出しゃばるんじゃない!そんなに言うならば、今ここで『他の方法』とやらを申してみよ!」

アヤ「そ、それは…」

女王「無駄口を叩くのはそこまでだ。貴様も自分の世界が天気のせいで滅ぶのは嫌であろう?彼女の命は貴様が元の世界で安心して生涯を送る為に必要な犠牲なのだ。―――幸夢の妖精を天空の塔へ連れていけ!」

部下A/部下B『はっ!!』

ピアニー「いやっ…離して…!」



『時間切れだ』という言葉と同時に現れたのは晴れの国の女王と大臣。ピアニーが生贄を見つけてくることに失敗した為、彼女を『生贄』とする為捕らえに来たのです。
『生贄』になることに怯えるピアニーを何とか助けようとアヤも言葉を返しますが、彼女の気持ちが折れることはありません。女王はそのまま部下にピアニー捕獲を命じ、そのまま天空の塔に向かって消えてしまいました。



商人「おい?客待たせてどーすんだ…どうした?神妙な顔をしやがって」

アヤ「ピアニ…友達が連れていかれてしまったんです!『天空の塔』に!女王様が『生贄』にすると!」

客「あらら。外が騒がしいと思ったらそういうことだったんだねぇ。それで…アヤちゃんはどうするんだい?」

アヤ「えっ?」

客「助けたいんだろう?その友達を。騙されたとはいえ、アヤちゃんの顔は怒っているようには見えないんだよねぇ。―――そう言えば、店長さんに渡そうと思っていた『いわくつきの本』…。気が変わったよ。アヤちゃんを助ける為、これをあげようじゃないか!」

商人「おい?!何勝手に話し広げてんだテメー!」

客「店長さんもこんな可愛い子を助けないなんて選択肢はないだろう?友達を助ける為…動いてもいいんじゃないかい?」

アヤ「あ、ありがとうございます!」

商人「…しゃーねぇなぁ。そんじゃ、生贄が宝石に吸われる前に対策を練るぞ!……あれ、さっきのババアは?」

アヤ「目を離した隙にいなくなってしまいましたね…」



どうにかしてピアニーを助けたいという感情が顔に出ていた様子。奥様はそれを読み取り、自分のバッグから古びた本を出し彼女に差し出します。『きっと友達を助けるヒントになるだろうから』と。
奥様に説得され商人も協力してくれることになりましたが、2人が目を離した隙にいつのまにか奥様の姿は消えていました。



商人「ま、代金はちゃんと置いてってるし別にいいんだがな!そんじゃ、早速店に戻ってその『ヒント』やらを読もうぜ!」

アヤ「はい!―――必ず助けてみせます。待っててくださいね、ピアニーさん!」























客→ヘラ『全く。ゼウス様ったら、『生贄』阻止の為に動けとは余りにも無茶が過ぎますわ!…しかし、これで『アンラ・マンユ』に…腐った神々共に一撃を与えることが出来れば万々歳ですわ。
     …後は貴方がたに任せましたわよ。『運営本部』の皆さん。そして『逃走者』の皆さん」



そんな言葉を言い残し、ゼウスの正妻はその場から消え去ったという。


------------------------

ドラマパートが終了すると共に、エリアにカオス軍団が4人現れた!



サクヤ「さて、ソーシャルディスタンスの力見せて貰いましょう」

MZD「ソーシャルディスタンスの力って何だよ。でも今の時期本当に大事だからな!テントへの連絡も終わったけど…まさかここで『アレ』を使うことになるとはね…」

カラ松「デカパン博士の発明品は役に立つけどたまにとんでもないことになるからな…。電気ビリビリー、ってならないように祈っているぜ」

マルス「どういうことなの?」

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.99 )
日時: 2020/06/26 22:07
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: LdHPPNYW)

【28:00】








ピリリ ピリリ








クリス「今度は何だ?!…ミッションか!これで3つ目だな」

塵「『残り時間28分から、カオス軍団が4名エリア内に現れ好き勝手に動き始める。』カオス軍団?なんだそれは?…そういえば鈴花がそんなことを言っていたような」

アルル「『残り時間20分までに全員退散させた場合、『20分以降の賞金単価が200円に上がる。』へー、賞金単価が上がるんだ!ここの逃走中では初めてかも!デメリットはなさそうだし参加してもいいかもしれないね!」

天海「『彼らをエリアから撃退するには、『雷の国』のどこかにある『レッドカード』をカオス軍団の身体に貼り付ける必要がある。』カオス軍団とやらを撃退するにはアイテムが必要なんですね。とりあえず、それを探しに行かねばなりませんね」

夏風邪「『なお、エリア内では逃走者、カオス軍団双方『戦闘禁止』なので、カオス軍団への攻撃は極力控えること。』………そこは徹底してるんだな」

ルカ「賞金にはあまり興味がありませんが…。カオス軍団とやらが私達の邪魔をしないとは限りませんもんね。そういう意味でも参加することには意義があるでしょう!」





来ました3つ目のミッション。…って!サクヤが言っていたことってこういうことだったんですか?!
残り28分…というか既にカオス軍団が4人、エリア内に現れています。彼らを20分までに撃退することが出来れば、20分以降の賞金単価が『200円』に上がります。地味に賞金単価を動かすミッションってここの逃走中では初めてなんですよね。これもネクストコーポレーションがバックに入ってくれたからなんでしょうか。
まぁ、それは置いといて。特にデメリットが発生しないミッションではありますが、逃走者達はどう動くんでしょうか?





ミッション③ 『カオス軍団を撃退せよ!』
残り時間28分から、カオス軍団が4名(マリオ、カービィ、ごくそつくん、ルキナ)エリア内に現れ逃走者の邪魔を始める。残り20分時点までに全員退散させた場合、『20分以降の賞金単価が200円に上がる』。彼らをエリアから撃退するには、『雷の国』のどこかにある『レッドカード』をカオス軍団の身体に貼り付ける必要がある。なお、エリア内では『戦闘禁止』なのでカオス軍団への攻撃は極力控えること。





むらびと「(即座に雷の国へ走り始めた)」

クリス「名声や金には困っていない…が、迷惑をするならばご退場願わないとな。裏切り者もまだ捕まっていない以上慎重に動かねば」

塵「ここで活躍すれば…注目度が上がるかもしれない…。『印象薄い』なんて言わせない…!」

アルル「デメリットもないし、参加しても良いよね!うん、参加するよ!」

ルカ「よーっし!最後の最後までミッション張り切って参加しますよー!」

夏風邪「………どうしようかな。でも単価上がるし…。多分ルカ動いてるし…」

天海「特にデメリットも無いようですし、積極的に行きましょう。参加します」



隠れ場所から動かず悩んでいる夏風邪以外は参加する表明をしました!
さて、カオス軍団を4人共捕まえることは出来るでしょうか?



…ちなみに当の本人達はというと。









ごくそつ「なんだよこのミッション!こんなの聴いてないよ!」

ヴィル『HELL14でも散々迷惑を被った仕返しという奴だ。大人しく受けろ軍人風情が』

MZD『ヴィルが久々にガチギレしてる。ごくそつ、これは覚悟が必要かもしれないね?』

ごくそつ「きょひょー!!20分まで逃走者なんかに絶対捕まらないもんねー!お前達よりぼくの方が優秀だって見せつけてやるー!」



マリオ「ワーオ!ボクが鬼というワケだね!これは楽しめそうだよ!」

旧支配者『こいつSAN値全然減らせそうにないんだけど』

ニア『そうですの。弟様と違って減らし甲斐がありません、わ…。もう少し骨のある探索者様はいらっしゃいませんの…?』

アカギ『本当にやりかねないからやめてくれ…』

マリオ「何を言っているのか全然分からないけど、捕まらないように頑張るよ!」



カービィ「えっ?!ボク達騙されてたってこと―?!騙したなー!!!」

バンワド『良心は痛んだけど、大王さまの為を思っての行動だよ。ソーシャルディスタンスされたくなかったら頑張って逃げてねカービィ』

マルク『ついでにマホロアもぶっ込めたら良かったんだけど、アイツどこいったんだろうな?』

カービィ「ソーシャルディスタンスなんか御免だよ!ボクは最後まで残るんだい!」



ルキナ「成程。20分まで逃走者の方にカードを貼り付けられなければいいのですね」

マルス『そういうことなんだけど…。あれ、ルキナ。なんでワクワクしているんだい?』

ベレス『捕まっても転送先がクロムの目の前だし彼女にデメリットなんてあるのかな』

ルキナ「自分の力を試せるチャンスではないですか!爪痕を残してみせますよ!」



各々反応を見せていました。マリオとルキナに至ってはやる気満々のようですね。
さーて、逃走者の皆さん!どんな邪魔してくるか分かりませんよ!心してかかってくださーい!特にごくそつくん!







【27:44】





~雷の国 路地~





夏風邪「………残ってる面子的にみんな参加しそうなんだよな」



隠れ場所から辺りを見回している夏風邪。作者勢唯一の生き残りです。
夏風邪は今までミッション総スルーでしたが、今回も参加はしないつもりですか?



夏風邪「………そう思ってたんだが。ルカが今のところ全部ミッションで成果上げてるし、もしかしたら彼女と会えるかなって思って…」



成程。確かにルカは全部のミッションに積極的に参加しています。勿論ミッション③にも参加表明を示しています。
ただ…彼女の性格上、カオス軍団を封印する『レッドカード』が必要ですがどこにあるかまでは書いてありませんのでしらみつぶしに探すでしょうねぇ。



夏風邪「………ん?『レッドカード』?そういえば…」



何かに気付いた夏風邪は自分のポーチから半透明の赤い手のひらサイズのカードを数枚取り出しました。そしてこれを貰ったデカパン博士の話を思い出します。



------------------------

夏風邪「………なんだこれ?」

デカパン「ワスが発明した『レッドカード』ダス!このカードを逃走者以外の人物に貼ることで、部外者をエリアの外に追い出す効果を持つカードなんダス!」

夏風邪「………正直何に使うのか分からないが…貰っておく。ありがとう」

------------------------



夏風邪「………もしかして。これでカオス軍団を撃退できるんじゃ?デカパン博士が開発したのだから、『デカパン博士の研究所』に行けばあるよな…」



そうです。夏風邪はコンティニュー土管に入ったお礼に博士から『レッドカード』を貰っていたんでしたね!そこからレッドカードのありかを推理する夏風邪。
そして、彼はとある文面をメールに残し逃走者へと一斉送信しました。



夏風邪「………動くつもりは無かったけど、多分誘われるだろうし動いてみるか」



送信されたことをしっかり確認した彼。遂に隠れ場所から動きます。
…メールにはこんな文面を書き残しました。



------------------------

夏風邪です。
レッドカードは『雷の国』の『デカパン研究所』という場所にあります。
デカパン博士の発明品のテストに協力したお礼で、数枚俺が持っています。博士が『自分の発明品』だと言っていたので、研究所にあるのは確実だと思います。
では、お願いします。

------------------------




メールの文面を見た逃走者は一斉に雷の国に動く!
次回、早速雷の国へとたどり着く逃走者が。さて、どうエリアから退場させますか?

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.100 )
日時: 2020/06/27 22:03
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: kEC/cLVA)

【27:12】





~雪の国 氷のシーソー前~





むらびと「(雷の国への道をひた走っている)」



今回逃走中の逃走成功候補No.1、むらびと。見た目に似合わず物凄いハイスペックなひとです。年齢?聞いてはいけません。あくまで彼は『おとこのこ』なのですから。
夏風邪からの一斉送信のメールを素早く読み、雷の国へ素早く移動していました。



むらびと「(ハンターを警戒しながら走っている)」



そう。今回は仮に4人共退散させられなかった場合でも特にデメリットは発生しませんが、カオス軍団の皆さんは何をしてくるか分かりませんからねぇ。わざと騒いで位置を知らせる…なーんてはた迷惑なことをしてくる可能性だってあるわけです。
ミッションに動くということは即ち、ハンターに見つかる確率も上がるというもの。終盤戦ですがどうかお気を付けください。



むらびと「(スタッフにグーサインをしながら雷の国の扉を開き走って行った)」



…そういえば異世界のむらびとは普通に喋っている子も多いと存じますが、ここの世界のむらびとは無口。喋らないのか喋れないのかは分かりませんが、昔よりはこれでも表情豊かになったんですよ。本当です。
以前なら頻繁にグーサインやハイタッチなどしませんでしたからね。むらびとが捕まらないようにこちらも祈りつつ、博士の研究所の様子を見てみましょう。















【26:55】





~雷の国 デカパン研究所~





ルカ「たっのっもーーーー!!!!!」

アルル「ルカさん、そんなに大声を出さなくても大丈夫だよ…!きっとデカパン博士に聞こえてるから!」

デカパン「ホエホエ~。随分元気のいい声ダスなぁ。ワスに何か用ダスか?」



こちらは雷の国のデカパン研究所。夏風邪曰く、ここにカオス軍団を退散させるためのアイテムがあるんでしたね。
既にルカとアルルが合流し、デカパン博士を呼び出しているところでした。



アルル「ミッションで博士の発明した『レッドカード』ってのが必要なんだけど、持ってないかな?ボク達の仲間がデカパン博士から何枚か貰ったって連絡を貰ってさ」

ルカ「今回は特に私達に被害が出るという訳ではないんですが…その、人が人なので今後何をしてくるか分かりませんし。退散できる力があるならその力をお借りしたいなと思いまして!」

デカパン「ホエ~。あぁ、さっき夏風邪クンに渡したアレダスか。い~っぱい作ったから持っていくダス。今持ってくるダスよ~」

ルカ「本当ですか!ありがとうございます!!」

アルル「今後みんなが頼まなくても良いようにボク、みんなにメールしとくね!」



事情を聞いたデカパン博士はすぐにレッドカードを取りに部屋の向こうへと去っていきました。
その間に『レッドカード』のありかをみんなに知らせる為メールを打ち始めるアルル。その手際の良さにルカも感心しています。



ルカ「バンズ島で似たような機械は触ったことがありますが、アルルさんの手際は凄いですね!」

アルル「連続出場なのが功を成したのかな?…これでよし、と!これでわざわざみんながデカパン博士に頼まなくてもすぐ取ってカオス軍団を追うことが出来るはずだよ!」

ルカ「あ、ちなみになんですが。アルルさんは『カオス軍団』が誰か分かりますか?実は私、はた迷惑な行動をする集団としか聞いていなくて…」

アルル「えーと…今日掴まえなくちゃいけないのが、マリオさんとカービィと、ごくそつって人と、ルキナ…だったような気がする。他にもあと3人くらいいるって噂だよ」

ルカ「最初に聞いた人数より増えているー?!バンズ島でもなにやら興味を持っている人が後を絶たないらしくて、これ以上規模が増えてしまったらどうなるんでしょうか…」

アルル「こっちもサタンが怪しい動き繰り返してるんだよねー。プリンプタウンに何かあったら捕まえてとっちめなくちゃ!」



そうこうしているうちに、デカパン博士が大量のレッドカードを箱に入れて持ってきてくれました。今後来るだろう逃走者の為に、入口に置いたままにしてくれるそうです。
ルカとアルルはその中からカードを10枚ほど取り出し、博士にお礼を言った後研究所を後にしました。



……そんな彼女達の前に、『ターゲット』は唐突に現れるのです。






























マリオ『誰も来ないじゃないか!このスーパースターであるボクのオーラに誰も気付かないなんて勿体ないなぁ!』

アルル「…あっ。あれって『マリオさん』?」

ルカ「こちらに気付いていないようですね。隠れつつ近付きましょう!」




なんとマリオが堂々と道の真ん中に突っ立っていました。『見つけてください』と言わんばかりの行動ですね…。
彼の背後を取ろうと隠れつつ動くアルルとルカ。そんな彼女達ですが…無事にマリオを退散させることが出来るのか?!


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