二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 【完結】
日時: 2020/07/30 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: gKP4noKB)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1374

どうもです、灯焔です。
我が道中を進んでいく逃走中#CR04!『JOKER』の正体が遂に判明したり、道化師が本格的に動き出したりと大波乱が止まらない!
今回の舞台は、某リアルファイトゲーな『マリオパーティ5』より『レインボー・ドリーム』。人々の『そらのユメ』から生まれた天空のエリアを、逃走者達とハンターによる4度目の本気の鬼ごっこが今、始まる―――!


ジルクファイドが不穏な動きを見せて終了した前回の逃走中。道化師もどう動いてくるかわからん状況で逃走中#CRはどうなってしまうのやら…。『JOKER』、そして彼を巡る戦いは更にヒートアップ…していくのか?
ドラマは異常気象を解決する為夢の国へ!こちらもただ事じゃあなさそうですよ…?
種族を超えた絆を今、解き放つ時―――!命よ、魂よ、輝きを放て!


<ルール>
逃走エリア:『レインボー・ドリーム』
コネクトワールドの人々の『そらのユメ』から生まれた、天空にそびえる大きなエリア。
4つのエリアに分かれており、逃走者達は各々OPゲームで選ばれた場所から逃走をスタートすることになる。また、今回はミニドラマに対応する為『4つの国』のような景色に仕上がっている。
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2



逃走時間:85分

賞金:51万(1秒100円)

ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに4体)

自首方法:『雷の国』か『雪の国』にある自首用電話から自首する旨を電話する。


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3

風雅


【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
クリス
ルフレ
カムイ

【ダンガンロンパシリーズ】より (3人) 詳細>>5
舞園さやか
ソニア・ネヴァーマインド
天海蘭太郎

【どうぶつの森シリーズ】より (3人) 詳細>>6
むらびと
しずえ
たぬきち

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>7
シャルロット・フェリエ
ルカ・フォルティス
レクト・ラロ

【作者枠】 (3人) 詳細>>8
桜木霊歌
YUMA
夏風邪

【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
アルル・ナジャ
クレア・スチーブンソン

計20名


○逃走中#CR05 出場枠争奪クイズ 結果発表実施! 
 ※締め切りました


◎AfterBreakTime

 ①『数多の可能性の世界へ』  >>10
 ②『松野家の七転八起』    >>36
 ③『とある神々の憂鬱』    >>56
 ④『その紅き目は虚空を仰ぐ』 >>68
 ⑤『現は夢、夢は現』     >>81
 ⑥『混沌落下☆注意報』    >>94
 ⑦『道化は鳥を嘲笑う』    >>124
 ⑧『異星の明星を見上げて』  >>133
 ⑨『みんなで脱出戦争』    >>144
 ⑩『打ち上げパーティ』    >>169-173

 Extra『ウルトラワールドとの邂逅』 >>174-177



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

ABT②『松野家の七転八起』 ( No.36 )
日時: 2020/06/06 22:01
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: LdHPPNYW)

今回も無事に始まった逃走中#CR04。
あらら、どうやら松野家に動きがあるようですよ…?

------------------------



~運営本部 メインサーバ~



十四松「にーさーん!!おつかれサマースラッシュ!!!」(ドンッ!!)

チョロ松「勢いよく抱き着いてくるな!!ただでさえお前は怪力なんだから!骨が折れたらどうするんだ!!」

カラ松「弟の愛を受け取れないチョロ松が悪い」

チョロ松「なんでだよ!!!明らかに過剰な力で抱き着いてくるのが悪いんだろうが!!!」

MZD「初っ端から言い合いはそこまでにしろー。三つ子にカフェの店員から連絡きてんぞー」



無事にOPゲームを終え、カラ松とチョロ松がメインサーバへと戻ってきました。まだかまだかと待っていた十四松が2人に向かってダイブ。が、照準を誤り大部分はチョロ松が受け止める羽目に…。ぶーたら文句を垂れる彼にカラ松は『弟には優しくしろ』と的外れなアドバイスをしていました。
そんな彼らの日常をいとも簡単に受け流し、MZDは3人に連絡があると告げたのでした。



チョロ松「連絡…?カフェって、弟達が働いている『ヒプノシス』ですよね。まさかあいつらが何か問題を…」

ヴィル「別にそういう話はしていなかったな。『彼らは優秀な我が仲間です~!』と逆に自慢してきていたくらいだ。その弟達から、『カラ松兄さん達とランチがしたいからカフェに来てほしい』と連絡が来ていた」

カラ松「一松とトド松、頑張ってるんだなぁ…」

十四松「え?ランチ?おひる?ごはんだって!どーするにーさん!」



どうやらトド松と一松がカラ松達をランチに誘っているようです!現在は別々に働いているとはいえ六つ子。話の場も設けたいことでしょうしね。3人もそろそろ彼らの様子が見たいと思っていたのか、割と乗り気です。



チョロ松「ランチかぁ…。ここで働くようになってからあんまり会えてないし、何やってるのか近況も知りたいしなぁ」

サクヤ「では、行ってみてはどうです?丁度お昼の時間帯ですし」

カラ松「えっ?それは有り難い話だが、逃走中の運営は…」

MZD「お前らがいなくなったくらいで運営止まるような仕組みじゃないから安心していいよ!何の為に手伝い募ってると思ってんの?」

ヴィル「たまには家族水入らずで食事でも楽しむといい。…血の繋がりは大切にするものだぞ」

サクヤ「そもそも私と兄貴が余程のことが無ければ本部から離れませんので。安心して弟さん達に会いに行ってきてください」

チョロ松「みんな…。それじゃお言葉に甘えてカフェでお昼ご飯にしよっか!」

十四松「わーい!一松にーさんとトド松にまたあえるー!」

カラ松「本当にありがとう!それじゃあさっさと準備してカフェに行くぞ弟達よ!」

チョロ松/十四松『おーー!!』



サクヤの後押しもあり、保留組の3人はカフェでお昼を楽しむことを決意したのでした。
待たせてはいけないとさっさとメインサーバを後にし外出の準備をする3人を、微笑ましく神2人と幽玄紳士は見守っていたのでした。











~カフェ ヒプノシス~



トド松「あーあ、兄さん達来てくれるかなぁ。一応連絡してくれるとは言ってたみたいだけど…」

一松「無事…かは分かんないけどOPゲーム終わったし、暇なら来るんじゃない?」

ハスノ「そこまで本部の方々も仕事を押し付けてはいないと思いますし、心配しなくても大丈夫な気はしますよ~?」

トド松「べ、べべべべ、別に心配してなんかないもん!どーせ兄さん達みんなに迷惑かけてるから僕が慰めようとしてるだけだもん!」

一松「言い訳にしては随分と苦し紛れだと思うけど…?ヒヒッ」



一方のカフェ『ヒプノシス』。連絡を伝えたトド松は、保留組の3人がちゃんと来てくれるかが心配でそわそわしていました。
来なくても別にいいや、と思っている一松は対照的に落ち着いており、現在オーナーであるハスノの手伝いで仕込みを行っていたところでした。
ハスノに図星を突かれ、苦し紛れに言い訳をするも一松に言い返されて不貞腐れるトド松。あんまりいじらないであげてくださいね。
そんな様子で彼が窓の外を見たと同時に、3つほど店に近付いてくる影が見えました。同じような影が3つ。紛れもなく保留組でしょう。

しばらくそのまま様子を見ていると、徐々に大きくなる3つの影は店の扉に手をかけ、チリン、と鈴の音を響かせ店の中へと入ってきました。



カラ松「一松!トド松!久しぶりだな、元気だったか?」

ハスノ「いらっしゃいませ~!サクヤさん達からお話は伺っております~。お好きな席へどうぞ~!」

トド松「兄さん達おっそ~い!どんだけ僕達を待たせたと思ってんの?」

一松「あんま待ってないけどね」

十四松「ひさしぶりー!元気だったー?ぼくたちはねー、すっげー元気!」

チョロ松「元気そうで何よりだよ。お前らのことだからすぐ仕事投げ出してニート生活に戻ってると思ってた」

トド松「うっわ失礼だなもー!そんなこと言うなら兄さん達だって同じ穴の狢なんだからね!松野家の六つ子なんだから」

カラ松「ははは、それは言えてるかもなぁ。…さーて、立ち話もなんだし飯でも食いながら近況報告でもするか。その為に俺達を呼んだんだろう?」

十四松「ごっはん!ごっはん!カラ松にーさん以外のご飯食べるの久しぶりだなー!たのしみー!」

ハスノ「パパッと作ってきますので、皆さんでゆっくりお話を楽しんでください~!」



どことなく嬉しそうに話をする5人を優しく見守りながら、ハスノは5人分のランチを作りに厨房へと去っていきました。
その間に5人は多人数向けの席にそれぞれ腰を下ろし、そのまま話を続けたのでした。



カラ松「この店のオーナーも『一松さんとトド松さんが来てくれてからお店が繁盛しているんです~!』って褒めてたみたいだからな。頑張ってるんだな、2人共」

トド松「まぁ、元々僕はカフェ店員に就職したかったしー?オーナーもいい人だし、一松兄さんがたまに猫連れて来るんだけどそれがお客さんにウケてさー。ちゃんと猫のケアをするならって条件で、月に3回くらい『猫カフェデー』ってのをやってんの。凄いでしょ?」

一松「猫たちもこの店気に入ってるみたいだし…。大人しいヤツばっかりだから客にも喜んでもらえてるよ」

チョロ松「へぇー。一松の猫好きも役に立ってんだなー」

トド松「最近は僕も新メニュー考案に関わったりもしてるんだよ!カラ松兄さんには流石に届かないけど、オーナーの手を借りずに自分だけで新メニューをお客さんに出したりしてるんだから!」

十四松「トド松、りょーりできんの?!すっげーね!スタバってた時よりも生き生きしてる!」



どうやら一松とトド松、このカフェに就職してから一生懸命頑張っているみたいです。ハスノも彼らを信頼しているみたいですし、逃げ出したりはしていなくて安心しました。
楽しそうにカフェでの仕事の話をする2人に、思わず保留組はにっこり。仕事の話をしている5人など、元の赤塚では絶対に見られなかったでしょう。

そんな話をしていること数十分。ハスノが5人分のスパゲティをワゴンに乗せて持ってきました。
目の前に出された暖かいスパゲティ。ソルトベースなのか具材はほうれん草としめじというシンプルなもの。にんにくの風味が食欲をそそります。



ハスノ「みなさ~ん お待たせしました~!本日のおすすめパスタ、『ほうれん草としめじのにんにく風味パスタ』です~!」

チョロ松「食べる前から美味しそうな匂いが…!うぅ、これはお腹が余計減ってくる奴だ!」

トド松「ふっふーん!カラ松兄さんの料理も美味しいけど、オーナーの料理も超美味しいんだから!ほっぺたが落ちても知らないからね?」

十四松「トド松がおいしいっていうならおいしーのかなー!いっただっきまーす!」

一松「…今日のは自信作そうだね。一層美味しいやつだ。いただきます」

トド松/チョロ松/カラ松『いただきまーす!』



5人揃って『いただきます!』と元気よく手を合わせ、フォークに麺を絡ませ一口。
…入れた瞬間、彼らの世界が一瞬で変わりました。しつこくないにんにくの風味に、程よく炒まったほうれん草としめじの弾力が踊っている。ソルトベースなのであっさりとしたシンプルな味だが、薄過ぎずこれまたもう一口と食欲が邁進する。
―――カラ松の料理に引けを取らない上手さだ。チョロ松と十四松は一口食べた瞬間からそう思ったそうな。



カラ松「美味い!シンプルながらいくらでもいける味だなー!オレも作ってみたいぜ、これ!」

トド松「でっしょー?まぁ、でもこのメニューカラ松兄さんの『ベーコンとしめじの醤油パスタ』のアレンジなんだけどね」

カラ松「えっ?」

一松「カラ松が料理上手いってのは最初に話してて…その、オーナー時折こっそりサクヤさんからレシピを貰って、それを自分で作ってはアレンジしてってメニューを増やしていったみたいだよ」

チョロ松「それでもこれだけアレンジを広げられるのは凄いよ!カラ松の料理と同じくらい美味しい!」

十四松「いつか異世界の人達にもここの料理食べて貰いたいってくらいおいしいー!」

ハスノ「喜んでもらえて良かったです~。これも日々のリサーチのお陰ですね~!」

チョロ松「(神にリサーチさせる邪神ってなんだろう。てかこの人間延びした喋り方してる穏やかそうな人だけど邪神なんだよね。うん。正体現したらSANtチェック免れないやつだよねこれ)」



あれよあれよと麺はすぐになくなってしまい、5人同時に『ごちそうさまでした!』という声が店に響きます。それを聞いたハスノは嬉しそうに『お粗末様でした!』と返したのでした。
…昼食後の一服をそれぞれ席で行っていた折、トド松がこんなことを切り出してきました。



トド松「そうだ。あの後おそ松兄さん本部に顔出したりしてる?」

チョロ松「なんだよ急に。おそ松兄さんならあれっきり顔出しに来てないよ」

カラ松「たまに松野家に電話で連絡入れてるんだが、母さんしか電話に出なくてな…。トド松と一松は一応家からここに通っているんだろ?…最近おそ松どうだ?」

一松「そっか。母さんしか出てないんだ…。いや、実は最近…おそ松兄さんの様子がおかしくてさ」

十四松「おそ松にーさんの様子がおかしい?どーゆーこと?」



何を話すかと思えばおそ松の話でした。一松とトド松がカフェで働くようになってからも、彼は1人ニート三昧の生活を送っていました。保留組は本部で住み込みで働いている為、電話でしか家の近況を知りません。
そのことを伝えると、一松はぼそぼそと『最近おそ松の様子がおかしい』と呟きました。何事かと十四松が聞き返すと、少し考えた後こう返しました。



一松「なんかさ。焦ってるっていうか…。おれ達をまたニートに引き戻そうとしているっていうか…。よくわかんないけど、俺達が離れていくみたいに考えてるようにおれは思った」

トド松「本当兄弟思いなのか何なのか知らないけど、折角拾って前を向けたのを後ろに戻そうとするなんてさー。ありえなくない?そう思ってこの前兄さんに言ったんだよ。『そろそろ働けば』って。そしたら何て言ったと思う?


    『松野家はニートなのが常識です!』だってさ!!
    
    
    本当信じらんないよねー!まあ、おそ松兄さんらしいっちゃらしいんだけど。…でも、そういったおそ松兄さんの顔、ちょっと引きつってるような感じがしてさ」

カラ松「成程、そんなことがあったんだな…」

十四松「おそ松にーさんが働くって想像つかないよね…」

チョロ松「言うな十四松。まあおそ松兄さんは元々凄いポーカーフェイスだし、我儘だけど何か隠してる感じするのは元々だし…。何があったのかは知らないけど、僕達も一回休暇貰って家に帰った方がいいかもしれないね」

カラ松「そうだな…。母さんにもちゃんと近況報告しなきゃ駄目だしな。今回のゲームが終わったら様子を見に行くか…」

十四松「その時はぼくも一緒だからね、にーさん!」



『働く気はありません』を地で行くおそ松。らしいっちゃらしいですが、トド松曰く『何か隠してる』らしく。あの何も考えてなさそうなおそ松が『隠し事』ですか。5人共働き始めている為、もしかしたら拗ねてるだけなのかもしれませんが。
最近家に中々顔を出せていなかったこともあり、3人は今回のゲームが終わったら一回家に帰ることを決意したのでした。



カラ松「…もう少しおそ松についての話…と、お前らのおすすめのメニューを持って帰りたい。もうちょっとだけここにいてもいいか?」

チョロ松「ゲーム終わる前にはちゃんと帰ろう?まあ、もう少しだけならサクヤさんも許してくれるとは思うけどさ。ここのカフェ、スイーツも美味しいらしいから食べて帰りたいし」

十四松「えっ?帰らないのー?じゃあにーさん達ともうちょっとお話するー!」

トド松「僕も今日はそんな気分だから別にいいけどー。あ、じゃあさ、僕が考案した新しいデザート食べてってよ!まだメニューに乗っけてないからアドバイス欲しい!」

一松「おれも…新しいメニュー考えたから、アドバイス欲しい…」

カラ松「それくらいお安い御用さ!このPERFECT GUYカラ松が『はいはい今から作るからイタイ発言止めてねー』…………」

十四松「少なくなったけどカラ松にーさんまだイタイ発言するよね」

チョロ松「身体に染みちゃってんだろうな。…ま、本当に稀になったから流しておこう」

カラ松「そこは流さないで乗ってくれチョロ松~~~~~!!!」




そんなこんなで一松、トド松の新メニューを堪能した保留組の3人。
彼らも成長しているんだな、と確認した後お土産を持って運営本部への帰路についたのでした。

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.37 )
日時: 2020/06/06 22:04
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: LdHPPNYW)

罪木「今回のミッションは私達がメインで案出しをしたんですよぉ」

田中「さあ、地上を這い回る愚者共よ…。天から降り注ぐ恐怖に恐れ慄くがいい!フハハハハ!!!」

石丸「欲が勝つか、良心が勝つか…。その心意気見させてもらうぞ!」

MZD「(個性的な見た目と性格してる癖に3人共根が凄い真面目だからなー。オレも逃走者同士の心理戦の程、見せて貰うよ)」

------------------------



【80:00】








ピリリ ピリリ








烈「うげっ?!もう1つ目のミッション?!…ん?ミッションじゃねーようだな。何だろう」

しずえ「『残り時間80分から、他の逃走者をハンターに通報することが出来る『裏切り者』に1名立候補することが出来る。』う、裏切り者ですか?!」

ソニア「『裏切り者は、他の逃走者を1人通報し確保されるごとに20万円のボーナスが入る。ただし、『裏切り者』も逃走者の1人なのでハンターに確保されるとその賞金もまとめて0円になる為注意すること。』なるほど、他の逃走者を通報することが出来るのですね…。これは立候補者が出てしまった場合、まずいことになりそうです」

カムイ「『裏切り者の立候補が成立した場合でこの通知は終了となる。また、裏切り者が発生した場合は通知にて報告する為、注意すること。』…通知が来ない限りは安心していいということなんですかね?何にせよ、誰かが動くことを前提として動いた方がいいかもしれませんね」

YUMA「裏切り者…。そんな好感度下がりそうな称号取りたがる奴いるのかな…」





そう。まだ今回はミッション始まりません!代わりに通知されたのは以下でした。
これより逃走者の中から『裏切り者』になる者を1名募集します。『裏切り者』は他の逃走者の位置情報をハンターに通報し、通報した逃走者がハンターに確保されるごとに20万円のボーナスが追加で上乗せされます。
ただし、裏切り者も逃走者の1人。確保されればその上乗せされた賞金も併せて0。リスクは相当に高いですがリターンも高いという夢の様なルールです。
前回『裏切り者になりたいか』と妙な質問をしていたのはこの為だったのですね。ともかく、賞金の為に他の逃走者を売る…良心を捨てて『悪』に染まり切れるか、がこの通知のミソ。

さーて、逃走者はどう行動するんでしょうか。





通知① 『裏切り者募集』
残り時間80分から、他の逃走者をハンターに通報することが出来る『裏切り者』に1名なることができる。裏切り者は、他の逃走者を1人通報し、確保されるごとに20万円のボーナスが入る。ただし、『裏切り者』が確保されるとその賞金も併せて0になる為注意すること。また、『裏切り者』が発生した時点でこの通知は終了となる。





クリス「アリティア騎士団の名前を汚すわけにはいかない!裏切り者に立候補するはずがないだろ!」

舞園「アイドルCOはしますが裏切り者COはしませんよ!あ、これ人狼ではありませんでしたね。すみません…」

夏風邪「………賞金は魅力だけど、そこまでして金が欲しいわけじゃない」

レクト「裏切り者、かぁ…。ヒーローはそんなことしないよね。無視無視」



どう動くかは逃走者自身に委ねられています。が、人を売って金を手に入れるという方法に納得が出来ない逃走者が多いらしく。
殆どの参加者が首を横に振って、甘い誘惑を振り切っているようですね。

ですが、『全ての』参加者がそういうわけではありません。一部にはお金欲しさに身を売る参加者も…。様子を見てみましょうか。









【79:55】





~雷の国 住宅街~





たぬきち「1人通報するごとに20万のボーナスか…。こんなチャンスは逃せないだなもね!」



やっぱりかー!畜生タヌキ、ボーナス目当てに裏切り者になることを選択したようです!全く、貴方の行動で島の評判が下がったらどうするつもりなんですか?!



たぬきち「島の評判に箔がつくわけでもあるまいし、今の時代良心にかまけてたら潰されるだなも。それが『ビジネス』ってやつだなもよ」



それっぽいことを言わんでください!現にむらびともしずえさんも裏切り者になることは拒否しているんですよ!貴方が失敗した場合、彼らの顔に泥を塗ることになってしまいますが…それでもいいんですか?



たぬきち「うっ…。それを言われるとちょっと迷うだなも。……でも、それよりもお金が欲しいんだなも!どこかの誰かさんがローン120万まだ払い終えてないの知ってるんだからね!電話するだなも!」



ぐっ!確かにローンの支払い放置したのはすみませんでしたよ!
たぬきちはそのままスマホを取り出し、運営本部へと電話をかけます。



プルルル プルルル



MZD『はーい。もしもーし。運営本部でーす』

たぬきち「あ、神様だなも?たぬきちだなも。『裏切り者』への立候補をするだなも!…この時間だから先客いないと思うんだけど」

MZD『お前から電話が来るのは割と予想してたしこの時間ってことは即決めしたってことでいいんだよな?でも…ちょっと遅かったなー。つい5秒くらい前に『裏切り者』への立候補者が現れたぜ』

たぬきち「えっ!?ボクの他に『裏切り者』への立候補者がいたの?!」

MZD『残念ながら、ねー。タッチの差ってワケ。そんじゃ逃走頑張って!応援してるぜ!』

たぬきち「あっ、ちょ、まって」



ピッ。神の恩情に慈悲は無し。たぬきちが待ったをかける前にMZDは彼に応援の言葉を残し素早く電話を切ってしまいました。
何も鳴らなくなったスマホを握りしめてたぬきちは項垂れます。



たぬきち「つい2秒程前…。遅かっただなも」



そう呟いた瞬間、再び通知の音が。







ピリリ ピリリ








たぬきち「『裏切り者への立候補者が発生した為、通知を終了する。裏切り者に注意せよ。』えーっ、本当に現れただなも…。せめて同じ国での逃走者でないことを祈るだなもね」

天海「やっぱり秒で出ちゃったっすか。今回は全員が完全に味方とは言えなくなっちゃいましたね」

ルカ「誰なんですか!逃走中の平和を脅かすハンター以外の不届き者は!許しません!」



各々の反応を見せる中、こうしてはいられないとたぬきちはスマホを懐に仕舞いました。
そんな彼に近付く影が―――


































ハンターMR「…………!!」








ダッダッダッダッダ!!!!








ROCK ON 【TANUKITHI】





ピーーーーーーーーーーーー







たぬきち「だなもぉーーーーー?!」



なんと、もたもたしている間にハンターに見つかっていました!彼が認識した時には既にハンターとの距離は目と鼻の先。
逃げ出しますが、彼の運動能力では距離を離すことも出来ず…。









ポンッ








【76:41】
たぬきち 確保 残り18名





たぬきち「欲に溺れただなも…」



裏切り者の甘い誘惑に惑わされたぬきち確保。他の2人に泥が跳ねなくて良かったです。












ピリリ ピリリ












しずえ「あらら?通達です。『たぬきち 確保 残り18名』 わわっ、たぬきちさんが捕まってしまいました!」

むらびと「(やれやれポーズ)」

シャル「大方あいつが裏切り者だろー?…あれ、裏切り者だって通知が来てない。ってことは…あのタヌキじゃない別の誰かが『裏切り者』ってことか?」

塵「気を付けないとな…」




逃走者達も裏切り者の通達がたぬきちではないことに驚いているようです。どんだけ信用無いんですかあのタヌキ。
それはともかく、次回ドラマ開始&ミッション①スタート!

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.38 )
日時: 2020/06/07 10:51
名前: ゆめひめ (ID: eVWzcu6j)

ゆめひめです。

遂にゲーム本編がスタートしましたか。
って、OPゲームでまさか作者陣が確保されるだと!?初っ端から大波乱じゃないですか・・・

んでミッションの前に裏切り者の通達が・・・
絶対たぬきだ。

絶対たぬきだ。

絶 対 た ぬ き だ。


って思ったら違ったァァァ!!?たぬきちよりも先に候補が現れたという事はそいつも即答で決めたって事ですよね・・・?一体誰がなったんだ・・・?


それはそうと本部側では今回はおそ松が何かおかしい様ですな。『松野家はニートなのが常識です!』ってらしいっちゃらしいし、1期のあれもあったけどな・・・前回のエフラム達みたいな事に遭ってなければ良いのですがねぇ・・・


それではノシ

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.39 )
日時: 2020/06/07 12:35
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

こんにちは。おろさんです。

・・・OPゲームが終了してゲームが始まったと思ったら・・・まさかの作者陣が!?しかもよりによってこっちでなにかと縁のある桜木霊歌さんが!?まじすか!?


・・・あと異世界のたぬきちの信用度の絶望的な低さはそれはそれでヒドイ;こっちではそんなことはそこまでないんですけどね;


そして、そちらのおそ松はかなり様子が変なようですね・・・あいつら絡みじゃなければいいのですが・・・


チョロ松「こっちのおそ松兄さんは裸族になってからよりいっそうおかしくなったけどね(死んだ目」

一松「こっちで料理対決があってそれ以降もまた様子がおかしくなってるけどな。」



次回はミッション①がスタートですか・・・裏切り者が誰なのか、そして無事に終われるのか気になります。

それでは、この辺で失礼します。

Re: 逃走中#CR04 虹の夢と王国の絆 ( No.40 )
日時: 2020/06/07 14:12
名前: junris (ID: K3f42Yhd)

どうも!junrisです。

やはり来ましたか。裏切り者。僕としては盛り上げる要素点では認めてます。でも、ならない。

それはそうと作者陣の確保とか金銭欲ある者のキャラより先に立候補したのは誰なんでしょうね?

次回も楽しみにしています。 それでは!!


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