二次創作小説(新・総合)
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- のび太戦記ACE アナザールート『完結』
- 日時: 2018/01/30 21:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
「目の前にいるのは、全く別の僕自身」
『軽い気持ちで始まった、大きな物語』
どうもロストメイドウィンです
今回は怪作【のび太戦記ACE】の二次創作を書いてみようと思います
ただ、今回はまだネタを何も考えてないんだけどね...
【注意】
アナザーワールドはほぼキャラ崩壊
安定のマガイモノ
あとメイドウィンも沢山
なんかもうチートキャラだらけ
VIPRPG、もちろんオリ設定もあり
クロスオーバー
勢いで書く小説
オリキャラ
話のタイトル名は『仮面ライダードライブ』を意識しているが参戦作品にドライブはいない
【参戦作品+α】×2(多かった気がするので少し減らしました)
スーパーマリオ
ドラえもん/のび太戦記ACE
ヴァンパイアシリーズ
仮面ライダーディケイド
VIPRPG
black-snow
ヘボット!
たくっちチャンネル
アクエリオンEVOL
異世界はスマートフォンとともに。
『マガイモノ』
【Mirura@氏】
>>4
【ルルミー氏】
>>8
【ルイージ氏】
>>10
【花音氏】
>>17
- Re: のび太戦記ACE アナザールート ( No.82 )
- 日時: 2018/01/06 22:17
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
【へー、貴方もスマホ太郎の世界や人生が気になるようになったんですね】
ミラ
「貴方は現実世界、ミカヅチで言うところの人間達の前世の世界の管理人よね?それなら何か知ってるでしょ?」
たくっちスノー
【....ああ、うん、でもさ、知らない方が良いことだってあるよ?】
ミラ
「いいから」
たくっちスノー
【....ああ、自分はラノベ、及びウィキペディアという形でこの先の未来を知っているんだ、これは天背院には秘密にして】
ミラ
(どんどん私の中の秘密が増えていく...)
たくっちスノー
【あいつは将来、自分のような王さまになるよ、9人の嫁を引き連れ、大きな国を作る!】
たくっちスノー
【道中、謎の強大な敵が現れるが、そこも大丈夫、フレームギアというロボット兵器に乗り込み、なんかダガーをブスブスする作業に移ります!】
ミラ
「ふざけてる?」
たくっちスノー
【大真面目だよ!本当にそうなるの!!】
ミラ
「はいはい...」
たくっちスノー
【他に質問は?】
ミラ
「実はね...ブリュンヒルドって単語に対してなんだけど」
たくっちスノー
【ブリュンヒルド?アレがどうかしたの?】
...
たくっちスノー
【ブリュンヒルド...帝国!?公国じゃなくてかい!?】
ミラ
「ええ」
たくっちスノー
【お、おかしいなぁ...まさか、時空がおかしくなったのか?】
ミラ
「ブリュンヒルドはどんな国なの?」
たくっちスノー
【ブリュンヒルドは...将来、スマホ太郎が公王となる国だよ】
ミラ
「えっ」
たくっちスノー
【自分もそこら辺はアニメになってないからよく知らないけど...もしかしたらアナザーワールドに関係しているかもしれない、注意してくれ!】
ミラ
「了解よ」
...
レウォル
「彼は何と?」
ミラ
「アナザーワールドに関連している可能性があると言っていたわ」
レウォル
「それなら向かう必要があるな...ミカヅチ、準備は出来ているか?」
ミカヅチ
「ええ、冬夜達を追いかける必要があります」
ミラ
「今ならまだ間に合うはず、急ぎましょう 」
ミカヅチ
「ええ。」
一方その頃、ブリュンヒルド帝国
帝国の城の庭は、数多くの墓標があり、その墓に刻まれている名前には、リーンには覚えがある名ばかりだった
リーン
「こんなに....」
冬夜
「嘘だろ?リーン、これは...」
冬夜が指を指した、二つの名が刻まれた墓、そこにはこう書かれていた
【リンゼ・シルエスカ】
【エルゼ・シルエスカ】
【ここに眠る】
リーン
「リンゼとエルゼって...確か貴方のよく側にいた女二人よね?」
冬夜
「ああ、誰がこんな趣味の悪いものを...」
『それは決して冗談で作られた物ではないわ』
冬夜
「!!この声は!」
『彼女達はこの国に殺された、彼女だけじゃない、ここにある墓は皆そう』
『帝王に殺されたも同然よ』
リーン
「...あんたの見た目こそ冗談に感じるわよ、ねぇ?」
リーン
『そうかしら?でも実際に二人いるのだからしょうがないじゃない』
冬夜
「...アナザーリーン、ということか」
冬夜は二人目のリーンを見て察した
この国はアナザーワールドの物だと
アナザーワールドのリーンはこちらとあまり変わらないが、常に目を閉じており、左腕が存在してなかった
そしてヘリオス本部では...
プロローグ以来出番の無かった士は、ここに居た
士
「ヘリオス...プロジェクト・ネオセンチュリー...面倒な事になってきたな」
士
「合流する必要があるな、あのたくっちスノーという生き物に」
そんな時、ヘリオスの兵に見つかり銃を向けられる
「な、何だ!?ここを何処だと思っていやがる!!」
士
「おっと、見つかってしまったか」
「どうやって我らのアジトに侵入した!?お前、一体何者だ!?」
士
「通りすがりの仮面ライダーだ...覚えとけ!」
士はベルトにカードを入れる
【kamen ride】
士
「変身!」
【ディケイド】
ベルトからカードが数枚現れ、顔に重なりバーコードのようになっな
「こ、こいつは....」
ディケイド
「...よし、少し暴れるか」
「世界の破壊者、仮面ライダーディケイドだァ!!逃げろ!!」
ディケイド
「よし...いくぞ!」
【attack ride】
...
『次回予告』
冬夜
「アナザーワールドの僕はどうなっているんだ!?」
リーン
『私の世界のあいつに会いたいの?』
リーン
「貴方のその姿からして、嫌な予感しかしないけれどね」
リーン
『まぁその通りね、今の彼は恐ろしい暴君』
リーン
『私には人を見る目が無かったわけね』
次回、『第九話』
【もう一人の冬夜は『何者』なのか】
冬夜
『まるでチェスだな、キングが死ねばその場で終わる』
- Re: のび太戦記ACE アナザールート ( No.83 )
- 日時: 2018/01/09 07:12
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ルルミーさん
ロストメイドウィン
「冬夜はこれからヤバくなる」
たくっちスノー
「あー、チート否定派かぁ、まぁそういう人も居るだろうけど」
ロストメイドウィン
「全部自分でやれは一昔のたくっちスノー見てると何とも言えなくなるな」
たくっちスノー
「あの頃の自分はどんなキャラにもなれたからねー」
コメント感謝だよ!
- Re: のび太戦記ACE アナザールート ( No.84 )
- 日時: 2018/01/09 22:50
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
『第9話』
【もう一人の冬夜は『何者』なのか】
リーン
『アナザーリーンって言い方はちょっと釈に障るけど...まあいいわ』
冬夜
「いわゆるもう1つの世界...ということ、なんでここにあるのかは知らないけど」
リーン
『そうなの...ところで、今は何年?』
リーン
「ここだと...×××年ね」
リーン
『私の世界から見て多分五年くらい前ね』
冬夜
「ご、五年前!?全然見た目変わらないな」
リーン
「まぁ妖精だし...強いて挙げるならその腕と目」
リーン
『これね...言わずもかな、私の目はもう使い物にならなくなってるわ』
リーン
「妖精族の長ともあろう存在が、一体何とやりあったの?」
リーン
『...この世界の望月冬夜、貴方はヒメドラゴンという種族を知っている?』
冬夜
「ヒメドラゴン?」
リーン
『ヒメドラゴンはブリュンヒルデ帝国最強の兵器、帝王に忠誠を誓う8匹の龍の事よ』
リーン
『今ではたったの3匹らしいけど』
リーン
「ならそのヒメドラゴンって奴にやられたの?」
リーン
『30%正解ね』
冬夜
「30%?」
リーン
『まぁ、ざっくり言えば...
そんな時、風を切るような音がしたかと思えば、双子の墓が真っ二つになり、ずるりと片方が落ちた
リーン
『来たみたいね』
アナザーリーンの後ろから、ピンクと黒の不思議なドラゴンが現れ、刀のようになっている尻尾が降り下ろ....
冬夜
「スリップ!」
が、冬夜の魔法で転ばせ、どうにかしのぐ
冬夜
「これが、ヒメドラゴン....!」
リーン
『あーあ、完全に目を付けられたわね』
リーン
「こういうときはどうすれば?」
リーン
『さぁ?私はそちらと違ってもう見えないもの、弱点の対処のしようがないわ』
リーン
「貴方ねぇ...」
冬夜
「それでもやるしかない!」
リーン
『後悔しない?』
冬夜
「後悔?なんで?別にしないけど?」
リーン
『そう、なら私は止めないから好きにやっちゃって』
冬夜
「分かった、リーン、いくよ」
リーン
『「どっちの?」』
冬夜
「僕の世界の方!」
リーン
「はぁ...じゃ、やるわよ」
冬夜
「ああ!」
...
一方、ミラ達は上空で金色のドラゴンと戦っていた
ミラ
「くっ...まさかこんな番人が居たなんてね」
ミカヅチ
「どちらかというと番龍...いえ、そんなことはどうでもいいです、まさかこんなのがいるとは」
レウォル
「....ミラ、気を付けろ!」
ミラ
「白光術!」
金色のドラゴンは翼から光の弓矢のような物を無数に放ち、ミラは光のバリアーでそれをしのいだ
ミカヅチ
「相当な上手ですね...これは」
ミカヅチ
「『彼』に頼らざるを得ませんね」
- Re: のび太戦記ACE アナザールート ( No.85 )
- 日時: 2018/01/09 22:52
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ミラ
「え?」
ミカヅチ
「...あまり人前で使用したくはなかったのですが、やむを得ません」
レウォル
「何をするつもりだ?」
ミカヅチ
「少し時間稼ぎをお願いします」
ミラ
「分かった!」
レウォル
「竜水術!」
ミカヅチ
「...頼みますよ、『天背院』」
ミカヅチ
「ウアアアアアアアアア!!!」
ミラ
「な、何か本当にとんでもない物が現れそうね....」
レウォル
「...おい、見ろ!ミカヅチの羽を!」
ミカヅチの背中から、黒い羽が生え、欠けていた翼が元通りになった
そして....黒い羽の部分、体の右半分の肌が濃くなっていく
ミカヅチ?
『ヒッハアアアアアア!!!』
ミラ
「えっ、何これ?」
レウォル
「アンバランス...」
ミカヅチ
『食事の時間だァ!欲望を餌にオレは生きる!さぁ、全て喰らい尽くしてやる!!』
ミカヅチらしき天使?は右腕を回し、首を捻るが、そこから左側の顔が
ミカヅチ
「待ってくださいよ、狙いはあの龍のみです、そこら辺分かってくれないと...」
ミカヅチ
『ああ!?指図すんのか!?オレのおかげで大天使にまでなれたっていうのにヨ!』
ミカヅチ
「はいはい...」
ミラ
「ミカヅチ、それは一体?」
ミカヅチ
「後で説明しますよ、それじゃあ頼みます天背院」
ミカヅチ
『よっしゃあああ!!』
黒い方のミカヅチの右手がぐにゃりと形を変え大きな口のようになる
ミカヅチ
「ミラ様、レウォル様、僕...いえ、僕らの後ろに下がってください、食べられては困るので」
レウォル
「食べられる?ミラなら大剣振り回して突き破れるから心配いらないだろう」
ミラ
「あんたねぇ...」
ミカヅチ
「あ、いえ、物理的なものではなくて」
ミカヅチ
『早く喰わせろ!!』
ミラ
「はいはい...」
右のミカヅチは口を更に大きくして、ドラゴンの前に出し....
ミカヅチ
『能力補食!!』
そのまま包み込んだ
....
地面へとゆっくり降りながらミカヅチは説明する
ミカヅチ
「天背院が食べるのは能力。」
ミカヅチ
「特殊な力や技術を餌とするのが彼です。」
ミラ
「彼って...一体何者なのよ、そいつ」
ミカヅチ
「そうですね...僕は天背院ミカヅチではあるんですよ」
ミカヅチ
「正確には僕がミカヅチで、彼が天背院なんです。」
レウォル
「...二つの魂?」
ミカヅチ
「ええ...というか、まだ終わらないんですか?天背院。」
ミカヅチ
『だってよぉぉぉ!!結構味がなくならないんだよ!それに旨いし!』
ミカヅチ
「ガムか何かですか...もういいでしょ」
ミカヅチ
『チッ...ほらよ!』
天背院は右手に含んでいた物を地面に吐き出す...だが、出てきたのはドラゴンではなく、金髪の少女であった
ミカヅチ
「これは...天背院、いつのまにこんな力を」
ミカヅチ
『いやオレじゃねーよ!この女がドラゴンに化けてたと考えるのが普通だろうが!!』
ミラ
「生きてる?」
ミカヅチ
『オレが喰うのは能力だけだ、そこらの人間と同じになっただけで死にはしねーよ』
レウォル
「そうか...一旦ここに置いておこう、今はブリュンヒルデ帝国へ急ぐぞ」
ミラ
「ああ!」
...一方、ブリュンヒルデ帝国。
冬夜
「マルチプル!炎に染まれ!深紅の宝刀!クリムゾングラディウス!」
冬夜は燃え盛る剣を作り出し、それを何百個にも増やしヒメドラゴンに放つ
肉が焦げる音と龍の叫び声が響く
リーン
『彼曰く、確実に相手を仕留めるために作った魔法らしいわよ、内部まで焼け焦げるわ』
冬夜
「アナザーの僕、こんなエグい魔法使ってたの?」
リーン
『はぁ...ヒメドラゴンは残り二匹、ま、結構やれた方とは思うんだけど』
ミカヅチ
「間に合って...いますか?」
リーン
「なにその見た目」
ミカヅチ
『だってよ』
ミカヅチ
「後で話します!今は彼ですよ彼!」
冬夜
「どうかしたの?」
ミラ
「このブリュンヒルデ帝国はアナザーワールドに関連しているって聞いたから急いで飛ばしてきたのよ」
レウォル
「途中金色のドラゴンに足止めをくらったがな」
リーン
『それもヒメドラゴンね』
冬夜
「もう一匹しか残ってないじゃないか」
ミラ
「...で、まぁあの妖精が二人ってことは、アナザーワールドってことだろうしね」
リーン
『そのアナザーワールドっていうのはどういった物かは知らないけど、面倒なことになったわね』
冬夜
「なんで?」
ミラ
「たくっちスノーから聞いたんだけど、ブリュンヒルデの王ってあんたらしいのよ」
冬夜
「え!?」
ミラ
「何故か帝国になってる、とも言ってたけど」
- Re: のび太戦記ACE アナザールート ( No.86 )
- 日時: 2018/01/09 22:56
- 名前: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
リーン
『そう、ブリュンヒルデの王は望月冬夜、私の世界では一番大きな国よ』
リーン
『ベルファスト、ミスミド、レグルス、リーフリースその他の国は皆乗っ取られて植民地と化しているらしいわ』
ミカヅチ
『え?マジで?』
ミカヅチ
「ほら言ったでしょう...彼に権力を与えてはならないって」
ミカヅチ
『何せ前世でも祖父のコネで色々やってたらしいもんなぁ!』
ミカヅチ
「こら!今それは関係ないでしょ!」
ミカヅチ
『はいはい...』
レウォル
「右と左で人格が違うとややこしいな」
ミラ
「私の妹は似たようなのを見たらしいけどね」
冬夜
「...アナザーワールドの僕に会うことは出来るか?」
リーン
『忙しくはないから会えなくはないわよ、ただちょっとしたことで殺しに来るくらい短期だから言葉には気を付けて』
ミカヅチ
『キレやすいのか』
リーン
『というか、ヒメドラゴンを二匹も殺した相手を逃がすわけないわよね』
そんなことを言うと、上空から先程冬夜が放った魔法...クリムゾングラディウスが雨のように地面へと注がれていく
リーン
「やっば」
ミカヅチ
「アレ全部食べれます?」
ミカヅチ
『無茶言うんじゃねぇ!』
レウォル
「竜水術!」
レウォルは近くの水辺から大きな壁を作り出す...
冬夜
「それ僕にも真似できないの?」
ミカヅチ
「魔法ではなく神の技術なので不可能です」
ミカヅチ
『つーか真似しようとすんじゃねぇ、テメーの能力も喰ってやろうか』
冬夜
「はい...」
『ヒメドラゴンが...後一匹になったか...』
冬夜
「....あ!」
城門が重々しく開き、黒い物体がとんでもないスピードでアナザーリーンの首もとに剣を当てた
リーン
『あら、どうするの?例の兵器はもう一体だけなのに』
冬夜
『目玉と左腕潰されてその余裕か、今度は右足でも消し飛ばしてやろうか?』
リーン
『相変わらずダーリンはブラックジョークがお好きなのね』
黒い大きな鎧を背負っていたが、その顔は望月冬夜そのものだった。
冬夜
「あれがアナザーワールドの僕か」
冬夜
『お前が別世界のボクか、そのコートを見るに五年前のようだな』
ミカヅチ
「望月冬夜...貴方、一体何が?」
冬夜
『何がって?元の世界と同じ事をやってるだけさ』
冬夜
『この世界で爺ちゃんのコネは使えないからこの世界ではあまり自由なことは出来なかったけど、今では王さまだ』
冬夜
『気にくわない人間や悪い人物は皆消せる位の能力も権力も揃ってる、ボクは爺ちゃんがやってたことをそのままやってるだけさ、つまり何も変わらない』
冬夜
「爺ちゃん...って、確かにそれぐらいの権力は持ってたけどさ、うちの祖父」
ミカヅチ
「ベルファストもミスミドも気に食わないから制圧したのですか?」
冬夜
『ボクに指図したからね』
ミカヅチ
『あのヒメドラゴンっつーのは何だ?ミカはそういうの作らねぇだろうし』
ミカヅチ
「キャラクターはキャラクターを殺せない、殺れるとするならもしくは...」
冬夜
『その通り、彼女達はマガイモノだ』
ミカヅチ
『マガイモノ?誰が作ったのさ、たくっちスノー様?』
ミカヅチ
「貴方の創造主ではありませんよ、この世の中にマガイモノメイカーが幾らいると思っているんですか」
ミラ
「マガイモノメイカー?なんか妹から聞いた覚えがあるわね」
ミカヅチ
「特殊な装置で生き物を作れる人物はマガイモノメイカーと呼ばれているんです」
冬夜
『そう、ボクはマガイモノメイカーになった、【プログラム】という魔法を駆使して体を竜の姿に変えてやったのさ』
リーン
『殆ど無許可じゃなかった?自分の嫁に対して酷い仕打ちをするのね』
冬夜
『君みたいに反発して半殺しにしてやらなかっただけでもありがたく思ってるだろうさ』
リーン
『それはどうも』
冬夜
「は、半殺しって...ま、まさかヒメドラゴンって...」
冬夜
『うん、リンゼ達だよ、ボクには将来9人の嫁が出来る、それらを戦争のためにドラゴンのマガイモノにしたものがヒメドラゴン』
冬夜
『この技術に異議を唱えたのはリーンのみ、だから見せしめとして体を損傷させた』
リーン
『ね?こいつむっちゃ帝王でしょ?』
レウォル
「そんなボロボロの割にはずいぶん余裕だな」
リーン
『ええ、一匹のヒメドラゴンを除けば私は最後のダーリンの嫁だもの、夫を遺して逝けないわ』
リーン
「要するに妖精族はこの程度で死ぬほどヤワじゃないってことよ」
リーン
『そうそう』
冬夜
「...で、もう一人の僕は何してたの?世界が一つになったっぽいけど」
冬夜
『そうだな...またあの国に訪問してみようかな」
冬夜
『数年ぶりにベルファストやミスミドの王に会えるんだ、また仲良くしようじゃないか』
リーン
『気に食わないから処刑したのにずいぶんな言いぐさねほんと』
ミラ
「...悪いけどそれは不可能よ」
冬夜
「え?」
冬夜
『どうして?』
ミラ
(隠し事を破ることになるけど...)
ミラ
「アナザーワールドで死んだ人間は、こちらの世界でも存在しなかったことになる」
ミラ
「逆もまたあり得るわ」
冬夜
「えっ!?」
リーン
『へぇ、つまりこの世界で言うと、ベルファストの王とその弟の公爵でしょ?あとミスミドの王にその大使に、さっきの姉妹に...』
冬夜
『...ハァ、そうか、僕の知り合いはほぼ全滅か』
リーン
『アハハ!そうね!殆ど貴方が戦争で消し飛ばしたからね!』
冬夜
「...道理で静かだと思った」
冬夜
『後は君さえ死ねば全て解決するな』
アナザー冬夜はアナザーリーンに向けていたガンブレードの刃を冬夜に向ける
冬夜
「ちょ、ちょっと待ってよ話聞いてた!?僕を殺せば、君も消えてなくなるぞ!?」
冬夜
『ボクはマガイモノメイカーだ、自身を改造して君との関連性を無くせば僕一人のみ生き延びる事だって不可能じゃない』
冬夜
『望月冬夜は二人も必要ないのさ....死ね!!調停者!!』
ブリュンヒルデ帝国に発砲音が響く
【次回予告】
ドーパント
「ムニャウ様、ご無事ですか」
ムニャウ
「ああ、どうにかにゃむ...」
ウィンドⅠ
「どうやらマスターと離ればなれになったみたいです」
わてり
「私たちのマスターがいないわけですか...」
ドーパント
「ここは何処か調べてみる必要がありますね」
ムニャウ
「まったく面倒なことに...」
「Tの新しいボディーガードとはお前か?」
ムニャウ
「!?だ、誰にゃむ」
「俺はかつて奴と共に歩いていた者」
ドーパント
「...前方に大きな鉄兵器の反応、ヘリオスでしょうか?」
『次回、第十話』
【エレメント能力は『何ゆえ』消えたのか】
「時空合体!GO!アクエリオーン!!」
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