二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
日時: 2022/05/15 13:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【小説大会夏の部に向けた連続投稿、その1】


どうもメイドウィンです、これは『ナントカ三術将+‪α』が実在してるようなしてないような玩具で遊ぶだけの作品となっております!


【注意】
どこかで見たことある玩具が登場します!
たくっちスノーいます!

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.58 )
日時: 2021/08/22 17:03
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「…………貴方は直接遊ぶことは?」

チモッチャ
「まぁ、気分次第では」


ジーン
「部屋の数は?」

チモッチャ
「彼が通ってきた分の倍は………行先も貴方達が通ってきたものとは別で様々な物があります」

ジーン
「…………子供たちは解放していますか?」

チモッチャ
「ええ」

ジーン
「どのタイミングで?」

チモッチャ
「タイミングは一定ではありません、その人が充分楽しむまで、眠りそうなぐらいまで」

チモッチャ
「全ては夢だったと錯覚させるぐらい………でしょうか?」

ジーン
「………まぁ、今は誰でも時空を越えられるとはいえ、非現実的な事は山ほどありますからね」

ジーン
「……………貴方は、まもなく捕まります」

ジーン
「嫌ですか?」

チモッチャ
「嫌ですね、それは嫌ですもの」

チモッチャ
「私はただ、玩具を与えたいだけなのに………」


たくっちスノー
「なぁ、チモッチャ」

たくっちスノー
「それ、言ってみな………断罪者の前で」

たくっちスノー
「素直になっちまえば、ちょっとは懲役も減るぞ」

チモッチャ
「……………」

たくっちスノー
「………………質問、もっと続けられそうか?」

ジーン
「ええ、彼結構手強いですよ」

ジーン
「…………私たちを入れた時、どう思いました?」

チモッチャ
「………つい、やってしまった、と思いました」

ジーン
「すぐに出さなかったのは?」

チモッチャ
「案外、楽しんでいらしたので………」

ジーン
「それはそうですけど……ドグレは、私達と相手をさせるために?」

チモッチャ
「そんなところです」

ジーン
「…………最後に」



ジーン
「貴方は玩具を…………」


ジーン
「人から作り替えて作っているんですか?」


チモッチャ
「!?」

ジーン
「スキあり」

ズゴーン!

チモッチャ
「あっ!!」


ジーン
「ありがとうございます、色々聞かせてくれて………」


ジーン
「おかげで分かりましたよ…………」


ジーン
「貴方が、この迷宮が、この空間が」

ジーン
「かなり歪で、嘘に溢れていることをね」

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.59 )
日時: 2021/08/22 17:34
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「貴方は………子供を玩具で遊ばせるのは、楽しんでもらうためじゃない」

ジーン
「子供を残すためです、ここに」

メアト
「何言ってんの?迷い込んだ子供はここから出れたんじゃなかったっけ?」

イグニス
「ああ、普通とは違う様子でな………」

イグニス
「そして、オレたちが玩具から発見した子供………何故消えたはずの子供が現れたのか」

メアト
「まさか偽物?」

たくっちスノー
「いや………両方本物、としたら?」

メアト
「両方?」

ジーン
「ええ、例えるならかたちの無いもの、生物の根幹………」


ジーン
「タマシイ、とか?」


チモッチャ
「!」

ジーン
「……………けど、ここで気になることがあります」

ジーン
「ドグレが見てきたように、ここには数多くの部屋があり……我々も見てきた」

ジーン
「他に入口はあると言ったにも関わらず、それらは皆、一方通行であった」

ジーン
「ですよね?ドグレ」

ドグレ
「ええ、私も基本的には一方通行でした」


チモッチャ
「……………」

ジーン
「ですが………これは貴方の犯行ではない」スコーン

たくっちスノー
「え?何言ってんだ、こいつが………」

ジーン
「………ええ、確かに【彼の】犯行ではありません」


ジーン
「妙だと思いませんか?人によって形を変え大きさも自在、中身まで色とりどりに揃えられる迷宮」

ジーン
「そんな物が個人の魔法で作れると?」

たくっちスノー
「……………いくらなんでも限度ってもんがあるな」

ユニ
「…………そういうことですか」

ユニ
「あなたはこう考えているのですね?」

ユニ
「………本当の時空犯罪者は………我々が閉じ込めている『迷宮その物』」

ユニ
「チモッチャという存在は………子供が安心するための人を模した、ただの餌。」

ジーン
「低欲に考えるなら、食べる………のような形式で魂を迷宮に閉じ込め、玩具として1部に変えてしまう」


ジーン
「そんな怪異のような存在と推測しました。」


チモッチャ
「………………」




イグニス
「………迷宮その物、か」

イグニス
「だが、どうやってそれを裏付ける?」

ジーン
「そうですね………迷宮を壊すとか?」

チモッチャ
「!!?」

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.60 )
日時: 2021/08/22 23:43
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「ぶ…………ぶっ壊すって!?一体どうするんだよ!?」

ジーン
「思い返してみてください、我々は何してました?」

たくっちスノー
「何って…………そりゃ遊んでたんだろうが」

ジーン
「そう、遊んでいた…………つまり」

ジーン
「我々には時間に余裕があったんです、ゲームをしていた分そこに滞在していたのですから」

ジーン
「私、念の為にと部屋を出るまでに遊んでる途中で魔晶石を仕込んでおいたんですよ」

ジーン
「それぞれの部屋に3つくらいは」

ジーン
「怪しい!と思ったら、あとはこれを………ボン!!とやるだけ」

ジーン
「ここまで通ってきた迷宮の部屋は合計11部屋」

ジーン
「計33個の大爆発がこの迷宮を襲います」


チモッチャ
「………………!!そんなことをすれば玩具は!!」

ジーン
「ご心配なく………」

たくっちスノー
「…………理解おぼえたぞ!!」



チモッチャ
「あ………アガが………アガガガガ…………!!?」


チモッチャ
「いつ!?いつどこでそんな!?ちゃんと見ていたはずなのに!?」

ジーン
「トリガーは私の勝利です」

ジーン
「ちなみにあと2点です」スコーン!


チモッチャ
「そ、そ、そんなわけ…………」


ジーン
「………なんならタイムリミットを早めてもいいんですよ?」


ジーン
「…………例えば、今は6対3なので………もう1回でも入れたら」


チモッチャ
「………!!」

たくっちスノー
「ゴール塞ぎやがった!!」


ジーン
「するとそうなりますよね?」

ジーン
「まぁそうなると、私も………ちょっと手荒になりますが………!!」



ジーン
「こうして………!!」ぐぐぐ


たくっちスノー
「ちょ…………押し込んで………」


チモッチャ
「………ゆ、ゆびっ、ゆびっ」

ペキペキペキ


ジーン
「おりゃっ!!!」

ズボッ!!

たくっちスノー
「入った!!」



ジーン
「【バースト】!!」




ボボボボボボボボボボ


ジーン
「ああ、あとこちらも…………」


チモッチャ
「え?」


チモッチャ
「!!!!!?」バババババババババババ!!!

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.61 )
日時: 2021/08/23 07:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

……………


たくっちスノー
「あれ!?」

たくっちスノー達は、元の世界に帰ってきていた

たくっちスノー
「………ドグレもいない、居るのは、例の4人だけ」

ジーン
「う………うーん?」

メアト
「こ……ここは?」

イグニス
「魔王城………戻ってこれたようだな」

たくっちスノー
「………ジーン、お前さっき何したの?」

ジーン
「いやね……あれだけ大口叩いておいてハズレだったらなんだかかっこ悪いと思いまして」

ジーン
「エアホッケーの途中にもチモッチャの体に魔晶石を仕込んで、一緒に爆破させました」

たくっちスノー
「えげつねぇ事すんな!!弾丸食わされた花山薫みたいになってたぞあいつ!!」

たくっちスノー
「………お前の追い詰め方、用意周到さ、そして敵と判断した時の容赦のなさ」

たくっちスノー
「改めてお前って魔王軍で、幹部格なんだなーって実感したよ」

ジーン
「ええ、我々も最近までは………和平なんて頭にありませんでしたから」

たくっちスノー
「ホント敵だったらと思うとゾッとするぜ」


ユニ
「…………つまり、貴方はどっちが本物だったにせよ」

イグニス
「粉々に吹っ飛ばすつもりで放ったのか」

ジーン
「そういうことです」



たくっちスノー
「おいおい………ん、電話だ」


たくっちスノー
「もしもし………え!?チモッチャの被害者達の様子が変わった!?」

たくっちスノー
「ああ、その件で俺も言いたいことがある、すぐ行く!!」


たくっちスノー
「じゃあ俺、ちょっと用事が出来たから!」


たくっちスノー
「お前らには迷惑かけちまったな!んじゃ!!」

ジーン
「はい、また今度」

………

メアト
「ところでさ、ジーン」

ジーン
「なんですか?」

メアト
「あいつって何だったのかしら?本当に玩具であたし達を喜ばせたかったのかな」

ジーン
「あ、それは100%有り得ません、断言します」

ジーン
「本当にそうしたいと思うなら人を閉じこめる迷宮なんかよりレジャー施設でも作ればいいんです」

ジーン
「だから少なくとも喜ばせたいっていうのは大嘘でしょうね、ろくな理由ではないでしょうね、そう思ったんですよ」

ジーン
「…………玩虹術士、興味はありましたが蓋を開けてみればこの程度でしたか」






ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【CAST】
彩喚士ジーン
守影術士イグニス
夢幻操士メアト
星占術士ユニ
たくっちスノー
あかっちスノー
あおっちスノー
きちスノー
守影術士ドグレ
玩虹術士チモッチャ/人攫いの迷宮


【スペシャルサンクス】
Amazon
色んな実在する玩具を開発した企業
遊戯王
小説カキコ


【作者】
メタルメイドウィン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ジーン
「おーいメアトー」

メアト
「何よニコニコしながら迫って気持ち悪いわね」

ジーン
「久しぶりにトランプでもやりません?」

メアト
「あたしアンタとトランプに付き合ったこと1回もないんだけど?」

ジーン
「だからこそだ、色々よく分からないものをやってきたが、なんだかんだでこれが1番楽しい、ルールも色々ありますしね」

メアト
「…………ま、いっか、あたしもヒマしてた所だし」



遊ぶなら、いつもの場所で、いつもの仲間と、いつもの遊びをするのがいちばんだ。


【ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮】
おしまい。

Re: ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮 ( No.62 )
日時: 2021/08/23 07:47
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【あとがき】

たくっちスノー
「どうも!たくっちスノーだ!」

たくっちスノー
「今回もウチの小説を見てくれてありがとう!」

たくっちスノー
「まさか1発ネタみたいなコレが小説に出来るとは思わなかった!」

たくっちスノー
「元々はギャグマンガ日和の麻雀のパロをナントカ三術将の面々でやる話をりりすたに投稿する予定だったんだけど」

たくっちスノー
「深く考えていって、【何も教えずにUNOやらせたら面白くないか?】となって」

たくっちスノー
「最終的にこの小説に至ったわけだ!」

たくっちスノー
「まぁUNOしか思いついてなかったから後は軽めのプロットから有名な玩具とか決めたんだけどな、ガハハ!」

たくっちスノー
「黒ひげ危機一髪の顔がヘリオールになってるやつも考えてたがさすがに悪趣味だし、チモッチャがクソ野郎になるのでボツになった」


たくっちスノー
「さて………」

【玩虹術士チモッチャ】

たくっちスノー
「こいつ味方として生存させる予定だったけどやめた、分かり合えなさそうだし」

たくっちスノー
「ジーンは例え彼に悲しい過去があったとしても『それとこれとは別』としてぶちのめすだろうな」

たくっちスノー
「同じくエンターテイナー気質のジーンとしては、こんなコソコソと人喰い花のように誘い込むやり方が気に入らなかったんだろう」

たくっちスノー
「チモッチャは結局迷宮の擬人化だったのかそうでないのか?その判断は読者に任せる(投げやり)」

たくっちスノー
「以上、たくっちスノーでした!」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。