二次創作小説(新・総合)

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きらびやかな日常 第二章
日時: 2022/01/22 09:46
名前: 桜木霊歌 (ID: HOq0SbwR)

きらびやかな日常の2つ目のスレです!
主人公である優を中心とした新たな幻想譚を楽しみに待っていてください!
優「さあ、行きましょう!数多もの幻想的な物語の世界へ!」

オリキャラ
>>1>>2>>3>>4>>9>>55-56>>77

世界観
>>5

短編
優の学園生活 私立御伽学園中等部編 >>6-9
監督生座談会(琴葉姫さんとのコラボ) >>10-12
静寂と破壊を司る精霊の怒り >>34-35
時ノ小路家の子供たち >>73-77

長編

『ふしぎ駄菓子屋銭天堂 御伽市』
身代わりジンジャークッキー >>59-62
ミラーキャンディ >>65-70

『在りし日の記憶』
Welcome to the Villains' worldは前スレ参照
深紅の暴君 前編>>15-18 後編>>21-30

『優の特務司書生活』
『失くし物探し駅』と『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』は前スレ参照
奇襲作戦!『親友への手記』ヲ浄化セヨ!>>48-52

『オリキャラたちでTHE鬼タイジ』
参加者たちとルール説明 >>83

タグ
クロスオーバー/キャラ崩壊/スマブラ/ソニック/SB69/グリムノーツ/ツイステ/文アル/オリキャラ/オリジナル設定あり

蓮喰光一 ( No.56 )
日時: 2021/10/23 11:47
名前: 桜木霊歌 (ID: EBIrcfyl)

蓮喰と空渡
光一「・・・」
彼岸「あ、コウいた!んもう!勝手にどこかに行っちゃうんだから!」
光一「優斗、俺はここにいていいのか・・・?」
彼岸「コウったらそればっかり!コウはここにいていいんだよ。君は何でも気にし過ぎだよ」
光一「でも俺は約束を果たせなかったんだぞ・・・?生きて帰るって約束・・・」
彼岸「だからそれは気にしてないって!それに、今君と一緒にいられて僕は嬉しいんだよ?」
光一「そう・・・か・・・そうだな。」

蓮喰と桜木
霊歌「光一君、こんにちはなのです。」
光一「霊歌さん・・・優斗が・・・弟さんがお世話になってます。」
霊歌「それはこっちのセリフなのです。優斗の事、守っくれて、支えてくれてありがとうございます。」
光一「そんな・・・俺は、あいつにいらない苦労もかけたし、寂しい思いもさせたし、何もできてない・・・」
霊歌「優斗が言っていたのです。戦争の時、あなたが側に居てくれたから、耐える事ができたと」
光一「・・・」
霊歌「あの子の側にいてくれて、ありがとう。」

蓮喰と徳田
光一「すみません、あんたが徳田秋声さんですか?」
徳田「え、あ・・・そうだけど・・・」
光一「俺あんたのファンなんです。あんたみたいな作家になりたいってずっと思ってたんです!」
徳田「いや、僕は鏡花や師匠みたいな才能はないし・・・」
光一「いえ、めっちゃくちゃ尊敬してるんです!この潜書が終わったら、色々話させてください!」
徳田「はぁ・・・分かったよ」

手紙
空渡彼岸
拝啓 蓮喰光一様
君にまた会えて嬉しい。こうしてまた君に手紙をかけるのも嬉しいよ。
でも、何を書けばいいのか、よく分かんないや。
生前は君にあんなにたくさん手紙を書いていたのに、不思議だね。
だからまずは、昔みたいに手紙を書くことから始めたいと思います。
また昔みたいになれなら嬉しいな。
敬具 空渡彼岸

中島敦
拝啓 蓮喰光一様
この前の潜書の時には驚かせてすみません。
彼の事をもう少しちゃんと説明すべきでしたね。
私は彼のことをあまり良くわかりませんが、とても良い人です。
いつか光一君と彼が仲良くなれたら僕も嬉しいですね。
敬具 中島敦

室生犀星
拝啓 蓮喰光一様
この前森先生からお前が足を怪我した猫を手当したって聞いたんだ。
今までの経験がちゃんと生きてるし、すごいと思うよ。
優しいお前だからこそ、猫たちもお前によってきてるな。
自慢の弟弟子だよ。
敬具 室生犀星

感想OKです

Re: きらびやかな日常 第二章 ( No.57 )
日時: 2021/11/04 09:46
名前: 柊 ◆K1DQe5BZx. (ID: LU1dyaTr)

どうも、柊です!

『奇襲作戦!『親友への手記』ヲ浄化セヨ!』
柊「優さんは休んでもろて!!!!!!」
ライリー「その歳でワーカーホリックはシャレにならんから上手い休み方を覚えろ」
柊「しかも彼岸さん行方不明てあかんやつやん!?←」
ライリー「落ち着け」
三日月「ふむ、単独での潜書か。…無事であれば良いが」
ライリー「当時のニホンは特別な理由等がなければ男は戦争を避けられなかったと聞く。まあこれはどの国もそうかもしれんが…たった一年というのがな」
三日月「うむ。…俺たち刀は戦で使われた者も多い。だが…このような話を聞いて、心が傷まぬわけではない」
柊「優星さんはすごいなぁ…私はできそうにない…」
三日月「(主も陸奥守や長曽祢、蜂須賀らを纏めているからできそうな気もするなぁ)」
柊「なるほど、お二人の出会いは学校からでしたか…」
三日月「蓮喰殿と会えていなければ、どうなっていたのだろうな」
ライリー「それ、お前らが言うのか。まあ…大方予想してる通りだとは思うが。
…蓮喰も記憶をなくしていたか」

柊「『第二の国民詩人』、『文学の守護者』…すごいなぁ…もうほんと、私ちっぽけ過ぎて草枯れるわぁ」
三日月「はっはっはっ」頭ポンポン
柊「誤魔化されてる感半端ねえな」
ライリー「(事実誤魔化そうとしてるんだろうな)
…十人が読めば十通りの解釈、百人が読めば百通りの解釈か。
どう考えても、主人公は戦死、よくあるような読んでいるのは別人だが語りは本人と言ったようなパターンだろう」
三日月「俺はグリムのような解釈が良いな。…まだ、主人公は生きていると信じたい」
柊「私はあれだな。戦死したと思わせて実は生きてた! そして親友と再会!! 手記はあえて途中で出した!! みたいな」
ライリー「アホがいるぞ」
柊「失敬な!! ほら、織田信長とかも実は生き延びてた節あるじゃん。そんな感じでさぁ」
三日月「はっはっは。俺は好きだぞ」
ライリー「(絶対にそうだとは言い切っていないのがな…)」

三日月「と、そんな話をしている間に侵蝕者たちと遭遇してしまったな」
柊「多勢に無勢だけど、記憶の歯車が出てきてそれを蓮喰さんか拾って記憶が戻ったし、彼岸さんも大きい怪我がなくてよかった…!!
…まあでも一人で尚且つ無断の潜書は危険極まりないのでやめてほしいですが←」
ライリー「いくら大変なことになっていたとしても、お前がやられたらその時点で詰んでいた可能性も充分あり得るからな」
三日月「まあ、そうならなかったから良いではないか。はっはっはっ」

『蓮喰光一紹介』
柊「蓮喰さんは弓かー…何気に重宝できるよね、弓」
マンドリカルド「精神もやや安定なんで、すげえ大きいダメージ食らわねえ限りは安心っすね。
…あの、軍人でも文豪名乗っていいと思うんすよね。その、上手く言えねえけど…むしろ、軍人で文豪って凄いと思います、はい」
柊「(マイフレンド〜〜〜〜〜〜←)
彼岸さんとのやりとりに少しじんわり来ました←」

それでは!

Re: きらびやかな日常 第二章 ( No.58 )
日時: 2021/11/07 15:27
名前: 桜木霊歌 (ID: EBIrcfyl)

柊さん
彼岸「だって、コウの本が侵蝕されてるのを見つけて放っておけなかったからぁ・・・」
・・・柊さん、そのメンバーを纏められるあなたもすごいと思います。
光一「そう言ってくれるなら、頑張れるさ・・・」
次回も楽しみに待っていてください!

身代わりジンジャークッキー ( No.59 )
日時: 2021/11/07 21:07
名前: 桜木霊歌 (ID: EBIrcfyl)

優は御伽学園の部室で物語を描く。
高等部の3年生はもうすぐ引退試合という季節になり、サッカー部に所属する陽斗は尊敬する部長の晴れ舞台を最高のものにしたいと意気込み、その気持ちを誰よりも知る優は陽斗を応援する。
だがしかし、サッカー部の3年生の引退試合があと一週間と迫ったある日、陽斗は轢き逃げに遭い全治10日の怪我を負ってしまう。
病院から家への帰り道、『何とか陽斗と変わってあげられないか』と思う優は、不思議な駄菓子屋『銭天堂』へとたどり着く・・・

周りから避けるように建っている駄菓子屋。
看板には、銭天堂と書かれており、店の前には沢山のガチャマシンが置かれ、猫ぼおろや宝石ドロップ、マスターチョップスティックなど、見たこともない駄菓子が沢山置かれている。
金色の招き猫達は商品を並べてたりと、店の準備をしている。
開店準備が終わると、小銭柄の紫の着物を着たふくよかな体格の女性がガラガラを回す。
ガラガラから出てきた玉は銀色・・・いや、よく見るとその銀色の玉は百円玉の絵のように見えた。
女性「本日の幸運のお客様は『令和元年の百円玉』でござんすか」
黒猫「にゃー」

6月某日

優「よし、今日も書けた!」
御伽学園で優は今日も部室であり自分の学校の根城きょてんである図書室で執筆活動に勤しんでいた。
完成した作品を最初から読み直し、不満点もなかった為、このままイラスト部兼美術部へ行って挿絵を書いてもらえば完成だ。
陽斗「優ー!」
優「陽斗、もぅ!驚かせないでよ!」
陽斗「はは、悪いな」
優の幼馴染で親友の陽斗はいつもよりも元気そうで、いつもよりも輝いて見えた。
その理由は、今日から1週間後に陽斗の尊敬するサッカー部の部長、『高嶺正義たかみねまさよし』の引退試合があるからだ。
正義が高等部の3年生に、陽斗達が中等部の3年生に進級した時、陽斗は優にこう宣言していた。
陽斗『俺な、正義先輩の事、尊敬してるんだ。だから先輩が安心して卒業できるように、先輩の引退試合・・・最後の晴れ舞台は最高のものにしたいんだ!』
優『じゃあ、僕も応援するよ!まあ、陽斗の腕前なら余裕で先輩の引退試合に選抜されると思うけど』
陽斗『夢のない事言うなよー!』
そんな陽斗の並大抵ではない努力を知っているからこそ、無理せず程々にしてほしいのだが、陽斗はそう言っても聞いてはくれないだろう。
だからといって、幼馴染の思いを知っているからこそ、あまり強く言えないのも悩みどころだ。
まあ、無理をしてほしくないというのは本音だ。
優「あ!」
陽斗「優、どうしたんだ?」
優「ごめん陽斗、教室に忘れ物しちゃったから取りに戻らないと・・・」
陽斗「お前が忘れ物とか珍しいな。校門で待っとくから、早く取ってこい」
優「ありがとう!」
そう言って優は教室へと戻る。
優が忘れてしまったノートは自分の机の中に入っており、優はノートを取り出してスクールバックの中にしまう。

『陽斗が待っている。』

そう思って足を待ち合わせ場所である校門まで足を進める。
・・・だが、急に優には何とも言えない胸騒ぎが起こり始めた。
気の所為だと思おうにも、手が震えて気の所為とは思えない。
廊下を走ってはいけないというルールを忘れ、校門まで走って向かった。
・・・優が下駄箱を出たのと、けたたましいブレーキ音が響いたのは同時だった。
嫌な予感を感じ、優は小走りで音の聞こえた方向へと走る。
そこには血を流して倒れ伏している陽斗とそんな陽斗にしがみついて泣いている初等部の後輩の姿、そして走り去っていく乗用車の光景だった。
乗用車が走り去ると同時に優ははっとし、スマホを取り出して警察に連絡した。
優「す、すみません、友達が・・・友達が・・・!」
警察「落ち着いてね。お友達は今どういう状態なんだい?」
優「友達が轢き逃げにあって・・・血を流して気を失ってるんです・・・!このままじゃ・・・!」
警察「分かったよ!今から行くから救急に連絡して、お友達の応急処置をするんだ!」
優「は、はい・・・!」
冷静になって救急車を呼び、特に出血の酷い頭部を持っていたタオルで止血する。
初等部の生徒「うぅっ・・・陽斗せんぱぁい・・・僕のせいで・・・」
優「どういう事なの?」
優が初等部の生徒に聞くと、どうやら陽斗が轢かれそうになった自分を助け、陽斗が逆に車に轢かれてしまったという事らしい。
優は生徒を落ち着かせ、陽斗の応急処置を進めつつ、救急車の到着を待ち続けた。

感想まだです

身代わりジンジャークッキー ( No.60 )
日時: 2021/11/07 22:35
名前: 桜木霊歌 (ID: EBIrcfyl)

陽斗が目を覚ますと、見慣れない天井であり、体中が痛い事が分かる。
そして、消毒液の匂いから、ここが病院であることが分かった。
陽斗(あれ・・・俺、何で病院にいるんだ・・・?思い出せ・・・思い出すんだ・・・!あ!)
陽斗は記憶を手繰り寄せ、自分が他の生徒を庇い、事故に遭ってしまったことを思い出す。
轢かれてからの記憶が無いため、おそらくそのまま気絶したことは間違いないだろう。
優「陽斗、起きたんだ!」
陽斗「優・・・!あの子は大丈夫なのか!?」
優「うん、あの子、君が起きるまで待つつもりだったそうだけど、遅くなるからって帰したよ。」
陽斗「そっか、無事で良かったよ」
陽斗は無事じゃない、優がそう言おうとしたタイミングで医師が病室に入ってくる。
医師「良かった、目が覚めたんだな」
陽斗「あ、はい・・・あの・・・何があったんですか?体中・・・特に、足が痛いんですが・・・」
優「え・・・!?」
かなりの大怪我・・・その中でも、足が痛いという陽斗に、優は嫌な予感を覚え、縋るように医師を見る。
医師「君は車に撥ねられて大怪我をしたんだ。それで・・・後遺症は残らないが、右足を骨折しているんだ・・・」
陽斗「え・・・!?」
優「そんな、じゃあ陽斗は!?陽斗は来週、大切な試合を控えているんですよ!?」
医師「少なくとも、全治10日。試合に出られない可能性の方が高い・・・」
優「そんな!」
陽斗「大丈夫だよ。正義先輩が怪我したわけじゃないんだ。それだけで俺は十分だよ」
優「でも・・・!」
そうは言っている陽斗だが、幼馴染で親友である優には、陽斗は無理して笑い、完全にショックを受けていることは明白だった。
優「陽斗・・・」
優はあの後、陽斗から『もう遅いから帰った方がいい』と言われ、嫌々家路についていた。
優はずっと陽斗と過ごしてきたからこそ分かる。
彼がとてもショックだということを。
もしも自分が文化祭で出したい小説の続きを怪我で書けなかったら?
そう思えば、陽斗の痛みや悲しみは自然と分かってしまう。
この悲しい気持ちを紛らわせたい。そう思い、優は大正ロマン風の建物の建ち並ぶ『御伽商店街』に訪れていた。
だが、時間が時間だ。どの店も閉まっており、開いているのは居酒屋ばかりだ。
優「はぁ・・・せめて陽斗と変わってあげられたらなぁ・・・」
ふと優が何もない路地裏の方を見ると、路地裏はちゃんとした道に様変わりしていた。
理由は分からないが、優の足は自然にその道を通る。
道を抜けると、そこには『銭天堂』と書かれた看板のある古い昭和風と言っても過言ではない駄菓子屋が建っていた。
この街に15年間住んでいる優でもこの建物の事を何も知らない。
優「銭天堂・・・こんなお店あったんだ・・・そもそも居酒屋でもないのにこんな時間まで・・・」
訝しげに銭天堂に入ると、そこは子供が瞳を輝かせそうな沢山の駄菓子・・・型抜き人魚グミ、猛獣ビスケット、虹色水あめ、ミュージックスナック、消し消しガム、ほしいイモ、怪盗ロールパン、お稲荷せんべいなどの見たこともない駄菓子が陳列されており、置かれている駄菓子全てから霊感の強い優だからこそ分かるような不思議な力に満ちていることがわかった。
女性「ようこそ、幸運のお客様」
優「わっ・・・」
女将らしき女性はかなり大柄かつふくよかな体型をしており、白髪に沢山の簪をつけている。
だが、その美しい顔立ちも聞こえた声も、とても若々しくて、年齢までは分からない。
紫を基調とし、小銭柄の着物を着ている女性がそこにいた。
女性→紅子「銭天堂、女将の紅子でござんす。お客様の望みを叶えて差し上げましょう」
優「望みを叶えて・・・あの、僕の親友が轢き逃げにあって、大事な試合に出られなくなっちゃって・・・!だからせめて、彼と変わってあげられるならって・・・」
紅子「なるほど、それならうってつけの駄菓子があるでござんす」
そう言って紅子が取り出したのは、2つのジンジャークッキーとチョコペン、説明書らしき紙の入った袋で、そこには身代わりジンジャークッキーと書かれていた。
紅子「身代わりジンジャークッキーでござんす」
優「身代わりジンジャークッキー?これで陽斗と変わってあげられるんですか?」
紅子「ええ。」
優「欲しいです!いくらですか!?」
紅子「一つ、百円でござんす」
優「百円ですね!?」
そう言って優は財布から百円玉を取り出して紅子の手に乗せる。
紅子「はい、本日のお宝・・・令和元年の百円玉でござんす。お買い上げ、ありがとうござんした。」
優「こちらこそありがとうございました!」
買った身代わりジンジャークッキーを大切に抱え、銭天堂から出ようとすると、紅子が『少しお待ちを』と優を呼び止めた。
優「?何でしょうか?」
紅子「中に紙が入っているので、ちゃんと読んでくださんせ。読まずに食べると、大変なことになるでござんすよ」
優「わ、分かりました・・・」
改めて銭天堂を出て、優は家路についた。

感想まだです


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