二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

きらびやかな日常 第二章
日時: 2022/01/22 09:46
名前: 桜木霊歌 (ID: HOq0SbwR)

きらびやかな日常の2つ目のスレです!
主人公である優を中心とした新たな幻想譚を楽しみに待っていてください!
優「さあ、行きましょう!数多もの幻想的な物語の世界へ!」

オリキャラ
>>1>>2>>3>>4>>9>>55-56>>77

世界観
>>5

短編
優の学園生活 私立御伽学園中等部編 >>6-9
監督生座談会(琴葉姫さんとのコラボ) >>10-12
静寂と破壊を司る精霊の怒り >>34-35
時ノ小路家の子供たち >>73-77

長編

『ふしぎ駄菓子屋銭天堂 御伽市』
身代わりジンジャークッキー >>59-62
ミラーキャンディ >>65-70

『在りし日の記憶』
Welcome to the Villains' worldは前スレ参照
深紅の暴君 前編>>15-18 後編>>21-30

『優の特務司書生活』
『失くし物探し駅』と『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』は前スレ参照
奇襲作戦!『親友への手記』ヲ浄化セヨ!>>48-52

『オリキャラたちでTHE鬼タイジ』
参加者たちとルール説明 >>83

タグ
クロスオーバー/キャラ崩壊/スマブラ/ソニック/SB69/グリムノーツ/ツイステ/文アル/オリキャラ/オリジナル設定あり

奇襲作戦!『親友への手記』ヲ浄化セヨ! ( No.51 )
日時: 2021/09/17 17:44
名前: 桜木霊歌 (ID: q.GNWgNw)

・御伽図書館

潜書室に近い図書室で、霊歌(文豪)と優、優星とグリムは待機しており、優はその中で『親友への手記』を読んでいた。
優「空渡彼岸さんと蓮喰光一さん・・・両者とも活動当初は人々との繋がりを描いた物語を。昭和後期は関東大震災や第二次世界大戦で失った命を悼む物語を描き、弾圧にも負けなかった気高き文子たち。」
霊歌(文豪)「優斗たち、そんな活動していたんだ・・・すごいの・・・」
その言葉に優は「そうですね」と言ってその手に持つ『親友への手記』に目を向ける。
優「あの時代は多くの文学作品や思想が弾圧され、多くの文学の芽が摘み取られていった。そんな摘み取られた芽を花開かせたのが、ひいお祖父様ですね。数多の文士たちの発表の場を作ったり、家族を失った子供たちの為に再びペンを取って、詩を唄ったことと後世に文学を残す活動をした事から、ひいお祖父様は『第二の国民詩人』、『文学の守護者』と呼ばれています」
霊歌(文豪)「文学の・・・守護者・・・」
グリム「カッコいいんだゾー!」
霊歌(文豪)が持っていたのは彼岸の代表作であり、晩年の詩集である『人生列車』。
人生を列車に見立て、人生の無情さや儚さを描いた詩集だ。
霊歌(文豪)は自分の弟がそんなにすごい異名を与えられている事を誇らしく思えた。
優星「それで、蓮喰光一さんはお祖父様の親友。最初は詩人として活動していたけれど、後に詩はお祖父様に向いていると判断し、自然主義文学に転向した。現実をありのままに描く自然主義文学の中では異色で、現実と理想を調和させて描いた文士。人の営みや人と人との繋がりを描いた彼の小説は、多くの人々の心を沸き立たせていた。それと同時に、戦争の時には『お国の為に』となっていた当時の日本をまるで操り人形のようだと例え、皮肉った小説も残されております。この『親友への手記』は、その代表例だね。」
そう言って優星は親友への手記の頁をパラリと捲った。

親友への手記
この物語は作者本人である蓮喰光一と親友である空渡彼岸をもとにした・・・というか、『小説 太宰治』のように、書かれている内容はほぼ事実の私小説。
これは主人公である青年が学生だった頃に父親を亡くした事で元気を無くしていた後の親友となる生徒と出会い、仲良くなって彼との思い出を主人公は持っていた手記に綴っていく。
しかし戦争が始まり、平和主義者で根っからの戦争反対派だった親友は『非国民』だと罵られ、精神を衰弱させていく。
彼を支える主人公だが自分に赤紙が届き、戦争に行かなければならなくなってしまう。
『生きて帰る』という約束を親友とかわした主人公は戦地へ行く汽車に乗り込むという所で物語は終わる。
この物語は主人公は実際の光一と同じように戦死し、親友に彼の持っていた手記が届けられ、それを親友が読んでいるのか、まだ戦死しておらず、主人公が手記を書いている最中なのかは、読者の解釈によって変わり、優曰く『10人に読んでもらったら10通りの解釈が、100人に読んでもらったら100通りの解釈ができる』と言われる作品で、そういった所を読者に委ねている点が評価されている。
作者の蓮喰光一は生前この本を手にする事ができずに戦死し、後に彼岸が菊池の力を借りて出版した。

優「さて、霊歌さんとグリムはこのお話を聞いて、このお話は主人公が戦死して彼の持っていた手記が親友に届けられてそれを『親友』が詠んでいる、或いはまだ戦死してなくて書いている途中の物語・・・どっちだと解釈しますか?」
優星「叔父さんは前者だと思うなぁ・・・光一さんの死因を考えると、そんな感じに解釈できちゃうから・・・」
グリム「俺様はまだ死んでないほうだと思うんだゾ・・・戦死したんなら、もう少し先まで書かれてるはずだと俺様は思ったからな!」
霊歌(文豪)「私は・・・分かりません・・・どっちの可能性も、ありえてしまうから・・・」
そう言ってシュンとした霊歌(文豪)に『それも1つの解釈ですよ』と優はニコリと微笑む。
そしてすぐに、潜書室の方向に目を向けた。

感想まだです

奇襲作戦!『親友への手記』ヲ浄化セヨ! ( No.52 )
日時: 2021/09/17 17:49
名前: 桜木霊歌 (ID: q.GNWgNw)

・『親友への手記』の中

光一「あんた、誰だ?」
彼岸「・・・!?」
その言葉を聞いて、光一も自分が侵蝕された『歯車仕掛けのヴィーゲンリート』の中に囚われていた時に姉や養父、兄弟子や師匠の事を忘れていたのと同じように、自分が何者なのかを忘れてしまっているようだ。
頭では分かっているものの、心はあまりその現実を受け止めたくないようだ。
彼岸「・・・そっか・・・コウも僕と同じ様に何も思い出せないんだね・・・」
青年「コウ・・・?それが俺の名前か?ってか、お前も記憶無くしたのか!?」
その問いかけに彼岸は『もう記憶は戻っているけど』と言って、その後に一言付け足す。
彼岸「コウって言うのは君の渾名。僕が君につけたんだよ」
青年「そうなのか!・・・でもごめんな、俺お前の事覚えてないんだ・・・」
彼岸「大丈夫、気にしないで。・・・!」
ふと後ろから気配を感じ、彼岸は険しい表情で後ろを振り向く。
そこには沢山の侵蝕者たちがいた。
不調の獣に伝わらぬ洋墨、纏まらぬ洋墨に炎上する嫉妬心など、数が多すぎる。
青年「お前・・・」
彼岸「コウは下がってて!」
咄嗟に光一を下がらせ、著作を武器に変化させ銃口を侵蝕者に向ける。
大切な親友に傷つけさせてなるものかと、彼岸は容赦無く侵蝕者を撃ち落としていった。
数体倒していくうちに、侵蝕者の内一体が自分が記憶を取り戻した時に触れた『記憶の歯車』を落とした事を見逃さなかった。
素早く、紙一重で侵蝕者の攻撃を躱しながら、彼岸は『記憶の歯車』を拾い、青年に投げ渡した。
彼岸「これを!」
青年「は、ちょ・・・!?」
記憶の歯車に触れた瞬間、青年は激しい頭痛を感じ、思わず目を瞑る。
そして、脳裏に浮かび上がってくるのはかつての自分の記憶だった。



光一『お前、どうしたんだ?』
彼岸『・・・放っといてください・・・今は誰とも話したくない・・・』
光一『んなこと言われても、そんなに潰れそうなくらい落ち込んでる奴を放っとけるか!・・・って、名前まだ何も言ってなかったな。俺、蓮喰光一っていうんだ。お前は?』
彼岸『優斗。時ノ小路優斗・・・空渡彼岸って名前で詩を書いてます・・・今はお休みしてますけど・・・』
光一『そっか、よろしくな優斗・・・って今空渡彼岸って言ったか!?俺空渡彼岸の大ファンなんだけどさ、まさかこんなに近くに憧れの人がいたなんてな!』
彼岸『僕なんか白秋先生や犀にぃや朔にぃに比べたら全然ですよ・・・』



彼岸『光一、お願いがあるんだ』
光一『?どうした?』
彼岸『僕はいつも年上の人たちに守られてばかりだ。だから・・・僕の心を打ち明けられる親友になってほしい!』
光一『ふっ、そんな事かよ。もちろん良いに決まってるじゃねぇか!』

青年→光一「そっか、俺は・・・光一・・・!蓮喰光一・・・!」
彼岸「コウ!」
すべてを思い出し、目を開けるとそこにはあの日運命を分かつことになった大切な親友が目の前にいた。
彼岸の言っていた侵蝕者とかいう奴らは姿が見えない上に、彼岸本人が息を切らしている為、全て彼が始末していたようだ。
光一「優斗・・・!お前、何でここに・・・!?つうか、ここ何処だよ!?」
彼岸「コウ、ここは君が僕に預けた原稿・・・君の遺作の中だよ。」
光一「遺作の中・・・?」
彼岸「うん、戦争が終わったあとに僕がヒロシさんの力を借りて出版したんだ。」
光一「それは分かったが・・・どういう事だ・・・?」

・彼岸説明中・・・

光一「要は俺の本が侵蝕されたから助けに来てくれたって事か?」
彼岸「そういう事。コウ、絶対に『俺みたいな軍人の小説なんか守らなくてよかったのに』とか言いそうだもん・・・」
そんな言葉に光一は図星と言わんばかりにウッと声を漏らす。
そんな様子に彼岸は大きな溜息をつく。
彼岸「コウ、僕は君の本を守りたいし、後世に残したい。だから勝手に一人で潜書したんだ。」
光一「優斗・・・」
彼岸「さ、早く戻ろ?今帰れば有魂書から新しい文豪を連れてきたって風に誤魔化せる「有魂書の潜書にしては遅かったから来てみれば、有碍書に無断で潜書か〜?」そうだよ。コウの本を守りたくて・・・え?」
光一以外の声が響き、錆びついたブリキの様に後ろを向くと、そこには怒った様子の武者小路と志賀、太宰と檀がいた。
彼岸「つ、津島先輩達!?何でここに!?」
武者小路「図書館で君が行方不明になったって聞いて、皆大パニックだったんだ。」
志賀「そしたら優が有碍書になった『親友への手記』を見つけて、潜書したって訳だ」
人知れず素早く終わらせようと思っていた彼岸は、思いっきりシュンとし、潜書が終わったあとは反省文は間違いないだろう。
・・・いや、今回は事情が事情なので、反省文は免除されるだろう。
だが、彼岸は北原一門のメンバーや霊歌(文豪)、芥川(文豪)に迷惑をかけたことを恥じていた。

・御伽図書館 潜書室

浄化完了の印である白い光に書物が包まれると同時に、潜書に行っていた4人と彼岸が戻ってきた。
それと同時に、新たなる文豪がここに転生した。

光一「蓮喰光一だ。・・・俺の事、優斗から聞いてんのか?俺みたいな軍人でも求めてくれるなら、頑張るさ」

おまけ 優星について
時ノ小路優星
優の叔父であり、三兄弟の真ん中。
特務司書と図書館司書を務めており、大人しく穏やかな性格。
初期文豪はしげじ。現在の助手は高村先生。

感想OKです!

Re: きらびやかな日常 第二章 ( No.53 )
日時: 2021/09/25 20:44
名前: junris (ID: lyEr4srX)

どうも、初めてのゲームプログラミング(Swtich)でカードゲーム風ミニゲームを作ろうと考えているjunrisです。早速応募します。

鬼の手先になる人:ミミ、ニャミ

2人共、ポップンの看板娘であり、セットとして扱われているが、ミミの方がボケ気質でニャミの方がツッコミ気質である。なお、今回の二人は悪役やダークヒーローをやるのも悪くないとの理由で参加するらしい。

「本当にそれでいいの?」
「じゃ、私たちはこれで失礼するよ。」


注意をそらすか:今からちょっとしたゲームをやって、失敗すればブザーが鳴って鬼が来るようにする。成功時は鬼がいる事を教える。ゲームの内容は3つの扉のうちどれかセーフの扉かを当てる事である。ハズレの扉はセンサーが反応し、ブザーが鳴るようにし、セーフの扉は一部の鬼の居場所が書かれている紙が置かれる。

以上で失礼します。

Re: きらびやかな日常 第二章 ( No.54 )
日時: 2021/09/27 05:54
名前: 桜木霊歌 (ID: wA2Rnx1Q)

junrisさん
応募、受け付けました!
次回も楽しみに待っていてください!

応募締め切りです!
THE鬼タイジ本編も楽しみに待っていてください!

蓮喰光一 ( No.55 )
日時: 2021/10/24 22:07
名前: 桜木霊歌 (ID: EBIrcfyl)

蓮喰光一
誕生日 9月26日
1911~1944(享年33歳)
【代表作】
『親友への手記』
弔写真とむらいしゃしん
『傀儡国家』
【派閥】なし
【武器】弓
【文学傾向】純文学(自然主義)
【精神】やや安定
【身長】171㎝
【趣味嗜好】天体観測
【属性】カオスクラッシャー

彼岸の高校時代からの親友である小説家であり詩人。
第二次世界大戦の時に徴兵されており、そんな自分が文豪に名を連ねていいのか悩んでいる。
文壇に立ったばかりの頃は詩人として活動しており、詩人時代は北原一門に所属していた。
後に『詩は彼岸の方が向いている』と考え、自然主義文学に転向した。
きつい口調だが、不器用な優しさを持っている反面、自分にはあまり自身のない卑屈な性格。
赤いメッシュの入った黒髪のショートヘアに金色の瞳をしており、彼岸花の造花のついた黒い軍帽を被って、黒い軍服を身にまとい、裏地に彼の名前にもある蓮の花の模様の描かれた黒いマントを羽織って、茶色い編み上げブーツを履き、鎖の千切れた手鎖を両手につけている。
武器は蓮の花と歯車を象ったクロスボウ(イメージはマギレコのいろはみたいな手につけるタイプ)

サンプルボイス
「元詩人で小説家で軍人の蓮喰光一だ。・・・俺みたいな軍人の小説家なんて、求められているのか・・・?」
「優斗とは親友で、文壇上の先輩なんだ。同級生で同い年なのに、あいつはすごいよな」
「俺を舐めるなよ・・・!」
「急所を外すと思うなよ・・・!」
「くっそ、油断した・・・」
「どうせ俺なんか・・・約束一つ果たせないダメ男なんだよ・・・」
「ごめんな優斗・・・俺、またお前を置いてっちまったよ・・・」

交友関係
優斗もとい彼岸とは学生時代からの親友であり、彼の小説には彼岸の影響を受けたと思われるものもある。
一時的とはいえ北原一門の門下生だった為、白秋の事を室生同様に『白さん』と呼び尊敬し、彼岸の呼び方が移ったのか萩原を『朔兄さん』、室生を『犀兄さん』と呼び慕っている。
太宰と中島とは大学の先輩後輩の間柄で、二人を『修治先輩』、『敦先輩(裏人格は『裏敦先輩』)』と呼んでいる。
徳田の事を作家として尊敬しており、彼を作家として理想にしている

感想まだです


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17