二次創作小説(新・総合)

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夢見の日常
日時: 2025/07/05 11:47
名前: 大瑠璃音葉(元:桜木霊歌) (ID: soVn9TCU)

桜木霊歌もとい、大瑠璃音葉です。
今回、こうして小説をリニューアルして1から始めることにしました。
夢の世界の管理人である私こと大瑠璃音葉と現実世界で暮らしている苦労人気質の時継優彼を主人公にした楽しい楽しい日常です

メイン設定とメインキャラ >>1-2

短編
図書館本丸の日常 >>5-7
夢見の世界 >>8-9
エースの御伽学園留学生活 >>32-34(前半)
月夜の魔法使いと賢者 >>11-12(前半)>>35-37(後半)
図書館本丸厨騒動 >>38
優彼と電子の歌い手達 >>39-41
小さな面影 >>42-43
優彼と壊れかけの世界 南の国編 >>52-55
           北の国編 >>56-58
優彼と悪魔執事 >>72-73
猫の日記念 優彼と不思議な猫 >>89
エイプリールフール記念 W優彼座談会 >>90
図書館本丸襲撃訓練 >>93-96

長編
マスターシェフ 〜仁義なき戦い〜(第1回料理対決)
準備回 >>98-99
1番〜3番 >>101-104

小ネタ1 >>50
小ネタ2&お知らせ >>70-71
没ネタ あくねこで誰ソ彼ホテルパロ >>74-77
図書館本丸小噺集 >>91-92

IF世界
エイプリルフールネタ もしも当小説の監督生と賢者が反対だったら >>44-49
IF世界の小ネタ集1 >>51
優彼と魔法使いの絆 ファウスト編 >>59-69
IF世界の入れ替わり騒動! >>80-82

コラボ回
天悪さんとのコラボ回 審神者交流会!宝探しアドベンチャーTORE! 前編>>15-18
中編>>21-23>>26-28
後編>>29-31
ドイル(裏/天悪)と月に愛された壊れかけの世界 >>83-88

審神者交流会!宝探しアドベンチャーTORE! 後編 ( No.31 )
日時: 2023/03/25 21:50
名前: 大瑠璃音葉 (ID: lxWybX4m)

・地下水路の間

地下に作られた一見普通の部屋だが、天井の間と同じように、写真や模型、番号情報のふられたカードなど、様々なアイテムが置かれている
そして、ファラ男像の入っている宝箱は、壁に埋め込まれたショーケースの中にある。
この部屋に連れてこられたのは、山姥切国広、面影、へし切長谷部(表)(天悪)の3振り。
彼らは目隠しをサレで連れてこられ、たった1つの出入口付近が今閉ざされた・・・
アナウンス『目隠しを外してください』
国広「分かった。・・・中々狭い部屋だな・・・」
アナウンス『この部屋でファラ男像を獲得するためには、密室内に隠された様々な謎を解き明かし、3つのボックスを順番に開けなくてはなりません。そして、3人の力だけでは謎が解けない場合は、室内にあるスマートフォン、通称『命のスマートフォン』を一回だけ使い、30秒間のみ仲間に助言を求めることができます』
面影「これだな」
長谷部(表)(天悪)「できる限り温存しておきたいな」
アナウンス『最初は、足元のプレゼントボックスから始まります』
国広「これか」
アナウンス『それでは、チャレンジスタートです』
そのアナウンスが終わると、ゲーム開始を表す銅鑼の音が鳴り響く。
そして間もなく、部屋に水が入り始めた。

怪しい物:無頼派の集合写真、白樺派の集合写真、新感覚派の集合写真

面影「開けるぞ」
プレゼントボックスの中には全員分のゴーグルと『鍵はここにあり』と書かれた紙。
紙の内容はこういったものだ。

            ね
            ↓
○ ○←や き→○ ○ ○ く→○ ○
↑         ↑       ↑
べ         ひ       り

長谷部(表)(天悪)「何だこれは・・・?」
面影「む・・・」
国広「文字を矢印の方向に一つずつずらすのはどうだ?べの一つ上はぶ、やの一つ左はら・・・」
長谷部(表)(天悪)「その要領で行けば、きの一つ右はい、ひの一つ上はは・・・」
面影「ぶらいは・・・!無頼派か!」
その通り!これは文字を矢印の方向に一つずつずらしていく必要がある。
一文字ずつずらいていくと、ぶらいはのうら。
つまり、無頼派の裏となる!
部屋には無頼派4人の集合写真が・・・!
面影は素早く無頼派の写真の入った写真立てを裏返すと、そこに鍵が貼り付けられている。
1つ目の鍵を入手!
ボックスの鍵を開けると、そこには『壁の写真から鍵の在り処を導け!』と書かれた紙とヒントと書かれた謎の赤いボタンが・・・

怪しい物:オージャカリバー、ラブライブのポスター、ロケット

壁の写真:猫、鳥、金庫、栗、チョコ、サーカス、虎猫、杖

面影「ヒント・・・押してみるか?」
長谷部(表)(天悪)「どう来るかわからない以上、押したほうがいいな」
長谷部(表)(天悪)がボタンを押すと、ピンポンパンポーンといった音がスピーカーから流れる
優彼『ヒントは・・・』
ラグナス(表)(天悪)『このあとすぐ!』
長谷部(表)(天悪)「このあとすぐ!?」
面影「待てばヒントが来るのだろうか・・・?」

・30秒後

面影「・・・来ないな」
国広「そう簡単にはいかないという事だろう」
長谷部「このあとすぐ・・・このあとすぐ・・・こ、のあとすぐ・・・!この後すぐ!」
国広「!なるほど、そういうことか!」
そう!この問題はこのあとすぐが大事。
このあとすぐ。こ、のあとすぐ。この後すぐ。
つまり、このすぐ後ろを読むということ!
ということは・・・?
国広「と、く、さ、つ・・・特撮!」
長谷部(表)(天悪)「このオージャカリバーか!」
立てかけられているオージャカリバーを確認すると、後ろ側のグリップ部分に鍵が貼り付けてあった。
2つ目の鍵を入手!
だが、水はもう腰まで来ている!急がないと危ないぞー!
ボックスの鍵を開けると、そこには、⑤と書かれたカードと『9枚のカードを全て集めてボードに貼ると、答えがわかる』と書かれた紙。
カードを裏返すと、何かが書いてあることがわかる。
長谷部(表)(天悪)「カードというと、この部屋に散らばっているこれか!」
国広「急いで集めるぞ!」
急いで残るカードを集めて壁にかかっているホワイトボードに貼ると、ある文字が書かれていた。

ドドレドファミ
ドドレドソファ
You →鏡花+秋声

国広「音階か・・・」
長谷部(表)(天悪)「曲が分からんとどうしようもないぞ!」
その頃サポートルームでは・・・!

・サポートルーム

五虎退(表)(天悪)「なんでしょうか・・・」
今剣(表)(天悪)「じみにむずかしいです・・・」
松井「ド〜ドレ〜ドファ〜ミ〜・・・!誕生日か!」
松井ファインプレー!
そう、この音階はハッピーバースデートゥーユー。
つまり、You →鏡花+秋声というのは・・・!
一期(表)(天悪)「鏡花殿と秋声殿の誕生日はいつですか!?」
信濃「確か鏡花さんが11月4日、秋声さんが2月1日だから・・・」
獅子王(表)(天悪)「だいたいの推理ゲームと同じように考えたら、二人の誕生日を足してみたほうがいいんだろうな・・・だとしたら、1305!」
厚(表)(天悪)「早く命のスマートフォン使ってくれー!」

・地下水路の間

面影「命のスマートフォン、使ったほうが良いのだろうか・・・?」
国広「俺達だけでは限界も来ている。使ってくれ!」
長谷部(表)(天悪)「使うしかない!向こうもわかっている事を祈るしかない!」
面影「分かった!」
面影は二振りの許可を得て、命のスマートフォンを使う。
面影「もしもし」
長義『今から全員でヒントを出すから、聞いていてくれよ?』
サポートルーム全員『ド〜ドレ〜ドファ〜ミ〜ド〜ドレ〜ドソ〜ファ〜!』
面影「誕生日か!?」
長義『その通りだ!無駄にしないようにね?』
そのタイミングで30秒が経過し、命のスマートフォンが切れる。
国広「何かわかったか!?」
面影「皆のヒントから分かったのは、この音階が誕生日の歌だということだ。」
長谷部(表)(天悪)「誕生日・・・山姥切、ここにある鏡花と秋声の誕生日は何時だ!?」
国広「確か泉が11月4日で、秋声が2月1日だ!1104と0201と考えると・・・1305だ!」
国広が気づくやいなや素早く潜り、ダイヤルロックを1305に合わせボックスを開けると、そこにはリモコンがあり、国広は戻るとリモコンをオンにする。
アナウンス『放水を、一時停止します』
ラグナス(表)(天悪)「ファーラファラファラ!」
優彼「皆さん、よくここまでたどり着きましたね!」
長谷部(表)(天悪)「主の御前です。恥ずかしいところは見せられませんよ」
優彼「国広さんも面影さんも流石です!誕生日をちゃんと分かってて嬉しいです!」
国広「俺は図書館本丸初期刀だ。そのくらい把握できる」
面影「私は皆の役に立てているだろうか?」
優彼「立ってますよ!」
ここからは、ファラ男像獲得するための最後の難関、問いかけの試練!
これから出されるクイズに3問正解すれば、天井が戻り、ファラ男像を3体獲得できる。
しかし、問題に誤答する、もしくは問題をパスした場合、ペナルティとして30秒間次の問題が出題されない!
この試練が始まると同時に放水も再開する!
アナウンス『問いかけの試練、スタートです。放水を再開します。』
国広「来るぞ!」
アナウンス『問題。プロジェクトセカイカラフルステージに登場するセカイを全て答えなさい。』
長谷部(表)(天悪)「教室のセカイ!」

ピンポーン!

長谷部(表)(天悪)「ステージのセカイ!」

ピンポーン!

長谷部(表)(天悪)「すまん、あとは分からん・・・」
国広「ならあとは任せてくれ。ストリートのセカイ!」

ピンポーン!

面影「ワンダーランドのセカイ!」

ピンポーン!

国広「誰もいないセカイ!」

ピンポーン!

正解:教室のセカイ、ステージのセカイ、ストレートのセカイ、ワンダーランドのセカイ、誰もいないセカイ

アナウンス『問題。マリオパーティシリーズのミニゲームのうち、マリオパーティスーパースターズでリメイクされたミニゲームを5つ答えなさい。』
長谷部(表)(天悪)「はちのすブンブンブン!」

ピンポーン!

長谷部(表)(天悪)「クッパだいばくはつ!」

ピンポーン!

面影「ジュラシックパックン!」

ピンポーン!

国広「ホラーマンション!」

ピンポーン!

面影「おちるな!たにぞこバトル!」

ピンポーン!

その他の答え:いろいろキノコ、ギリギリワンワン、カウントクリボー、クッパひゃくめんそう、チョロプーのリベンジなど

アナウンス『問題。文豪ストレイドッグスに登場する武装探偵社のメンバーを7人答えなさい』
長谷部(表)(天悪)「中島敦!」

ピンポーン!

長谷部(表)(天悪)「今言った奴以外知らんぞ!?」
国広「なら任せろ。太宰治!」

ピンポーン!

面影「国木田独歩!」

ピンポーン!

国広「江戸川乱歩!」

ピンポーン!

面影「宮沢賢治!」

ピンポーン!

国広「与謝野晶子!」

ピンポーン!

面影「谷崎潤一郎!」

ピンポーン!

面影「よし!」

その他の答え:谷崎ナオミ、福沢諭吉、泉鏡花、春野綺羅子

ミスなく余裕のストレートクリア!
部屋の水が抜けていき、壁に埋まっているショーケースが消え、中の宝箱を取り出せるようになる。
ファラ男像3体獲得!

・サポートルーム

優彼「皆さん本当にすごいです!」
ラグナス(表)(天悪)「見ててドキドキするくらいカッコよかったぜ!」
長谷部(表)(天悪)「主の御前です。情けないところは見せられませんよ」
信濃「大将ありがとう!」
厚(表)(天悪)「ほんとに楽しかったな!」
面影「主に良い所を見せることができて、良かったと思っている」
優彼「それでは改めて、賞金総額の発表です!」
獲得したのは棒の間で4体、砂の間で1体、洞窟の間で2体、壁の間で3体、ミイラの間で2体、石像の間で3体、遺跡の間で3体、岩の間で3体、床の間で3体、崖の間で5体、天井の間で3体、地下水路の間で3体と、合計35体!
よって、35×5で175万円の賞金を図書館本丸とラグナス(表)(天悪)の本丸で山分けだ!

後書き
まず、コラボを引き受けてくださった天悪さん、本当にありがとうございます!
感謝してもしきれません!
長い時間をかけつつ、書き切ることができました!
この番組自体、小さい頃によく見ていたから、小説にしたいと思い至ったのが始まりです。
コラボを引き受けてくださった天悪さん、そして、この小説を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございます!

感想OKです!

エースの御伽学園留学生活 前半 ( No.32 )
日時: 2023/07/04 18:10
名前: 大瑠璃音葉 (ID: bR6mg6od)

優彼の通う御伽学園に興味を持っていたエース。
それを聞きつけた学園長は、御伽学園学園長の月見里翔太郎に掛け合い、エースを留学生として御伽学園に送り出す

歩花「はい、それじゃあ自己紹介行ってみよー!」
御伽学園1年壱組の朝礼。
傍から見ればそれは転校生や留学生の紹介に見える。
高等部の中で背が一番低い優彼は必然的に一番前に来るが、少し面白がっでいる表情をしている。
その生徒は男子生徒で、少しはねたテコラッタの髪にチェリーレッドの瞳・・・優彼の親友であるエース・トラッポラの姿だ。
しかし、彼の左目の目元にはハーツラビュルの規則で描かれるハートのフェイスペイントが描かれておらず、身に纏っている制服は金のラインが入った黒のブレザーとスラックスに黒と白のネクタイであるナイトレイブンカレッジの制服ではない。
白いシャツの上に深緑のブレザーを羽織り、藍色と黒のチェック模様のスラックスを履き、赤とグレーのネクタイを締めている・・・つまり、御伽学園の制服を身に纏っていた。
エース「どーも!俺はエース・トラッポラ!留学期間の間よろしくな!」
事の始まりはS.T.X.Y騒ぎ収束後まで遡る。
エース「元の世界に帰れるようになったってマジ!?」
優彼「うん!学園長、ウィンターホリデーの時遊び呆けてただけだと思ってたんだけど・・・バカンスと平行して元の世界に帰る方法を調べてくれていたみたいなんだ。でも、僕が此処ツイステッドワンダーランドの事も故郷みたいに思ってる事も分かってて、行き来できる方法も調べてたんだ。だからちょっと遅くなっちゃったみたい」
デュース「でも良かったな!家族と会えるんだろ?」
ジャック「親御さん、お前のこと心配してるだろうからな」
元の世界とツイステッドワンダーランドを行き来する方法が見つかったことを、エースとデュース、ジャックにエペル、オルトとセベクと仲の良い1年生に明かしていた。
エペル「そう言えば優彼クンの家は古本屋さんなんだっけ?」
優彼「うん、紙やインクの匂いで満ち溢れれてすごく落ち着くんだ。それに、ようやく携帯も繋がったからお父さんとお母さん、優治にぃに連絡もついたんだ。皆に会いたいって言ってたよ」
オルト「わーい!僕も優彼さんのご両親に会うの楽しみ!」
セベク「お前の世界の本も気になるからな!!!」
そして、エースが御伽学園にいる一端となった言葉を言った。
エース「それに優彼の元の世界の学校も気になるな〜。向こうに行ったら案内しろよ?」
優彼「もちろん「話しは聞きましたよ!」うわぁ!?」
いつの間にか学園長が何時もの如くやってきて、優彼は心臓が止まるかと思う。
もしも刀剣男士が来ていれば、間違いなく刀の切っ先を突きつけられただろう。
優彼「ど、どうしたんですか学園長!?」
学園長「早くても一週間後には準備ができる事を伝えに来ました。そして、トラッポラ君」
エース「え、何スカ?」
学園長「君は優彼君の学校に興味があると言いましたね?」
エース「言いましたけど・・・」
学園長「実は優彼君の通ってる学校の学園長とも連絡がつきまして・・・」
優彼「え、翔太郎学園長と!?」
御伽学園の学園長を務めている月見里翔太郎やまなししょうたろうは、生徒第一の教育者の鑑と言われている男性だ。
一見すると穏やかかつ厳格そうな人物だが、実のところ超がつくほどのマイペースでチャレンジ精神旺盛なお茶目な人物である。
その為か、生徒達若者を理解するには、若者に混ざるのが一番という考えで、部活や授業見学にも来る。
そして、ドッキリ同好会の顧問でもある。
その為か寮生活をしている生徒や教師に寝起きドッキリを仕掛けたりもしている。
そして、歳の割にかなり好奇心旺盛である。
そんな彼が魔法学校の学園長から連絡を貰ったら?
そんなの結果が見えている。
優彼「もしかして・・・翔太郎学園長がこっちの生徒さんに会いたいって?」
学園長「そのとおりです!それで、私は思いました。ウチの生徒を留学生として、異世界について学んでいただきたいと思いました。ですのでトラッポラ君、御伽学園に行ってみませんか?」
元々優彼の通う御伽学園と優彼の世界に興味を持っていたエースは、学園長の話を即決した



時間は過ぎて放課後。
勉強に関しては留学初日の前日にみっちり優彼が教え込んでいた為ある程度の勉強にはついていくことができた。
優彼「授業も終わったことだし、部活見学しない?」
エース「部活かぁ・・・何部あるんだ?ってか優彼は部活大丈夫なのか?」
優彼「大丈夫!前もって部長にはエースの案内のために休むって言ってるから!」
そう言って優彼はエースの手を引いて、学園案内兼部活見学を始める

感想まだです

エースの御伽学園留学生活 前半 ( No.33 )
日時: 2023/07/04 18:15
名前: 大瑠璃音葉 (ID: bR6mg6od)

優彼「まずは、エースが絶対に興味を持ちそうな部活だよ!」
エース「へぇ〜!楽しみだな」
そう言ってついたのは第弐多目的室だ。
エース「俺が挨拶したほうがいいよな?・・・失礼しまーす」
玲子「やっほー後輩くん達!あたしはこの同好会の部長兼高等部二年生、藤枝玲子ふじえれいこだよ!」
健一「副部長兼中等部1年生の高遠健一たかとおけんいちです」
エース「留学生として来ました、エース・トラッポラです。優彼が俺が絶対に興味を持ちそうって言ってたんですけど・・・どんな同好会何ですか?」
玲子「ふっふーん!じゃあ見せてあげるよ、とっておきを!」
そう言って玲子は持っていた黒い本を開く。
すると、本から純白の鳩が羽ばたいてきた。
エースが手品だと気がついた時、教室を見てみると、トランプや人が入ることのできそうな水槽や棺桶、鳩やハリネズミの入ったゲージや杖にハンカチ、ボールに作り物の剣にマリオネットなど、手品で使いそうな道具が所狭しと置かれている。
玲子「改めて、奇術同好会へようこそ!」
健一「ここでは手品を行うんです。文化祭の時にはステージの上で発表するんです」
エース「すっげぇ!あー・・・でも、部員お二人だけですか?」
玲子「そうなの。去年私が創立した部活だから、私と健一君の2人だけ」
エース「でも、さっきの奴すごかったです!」
健一「ありがとうございます!」
手品が得意なエースにここを紹介して良かったと心の中で思いながら、優彼は嬉しそうに笑う。
優彼「エース、奇術同好会はどうだった?」
エース「最高だった!俺こっちでもバスケ部やる予定だったけど、今の所は奇術同好会が第一希望!」
優彼「やっぱりエースにここ紹介して良かった!じゃ、次行くよ」
次に優彼が案内したのは、第壱音楽室。
そこではオーケストラ部の練習に参加させてもらった。
クラシックや吹奏楽に無縁なエースだったが、その演奏にはエースは完全に虜になっていた。
エース「すげぇ・・・」
優彼「うちの学園、コンクールの常連だし、優秀な成績を収めてるんだ。金賞ももちろんたくさん取ってるよ」
エース「へぇ・・・」
とても素晴らしい演奏で、エースは完全に聴き惚れていた。
隼人「今日の練習はここまで」
生徒「はい、分かりました」
生徒「お疲れ様です」
号令を出したのは、部長であり高等部3年生の加藤隼人かとうはやと
エースは彼が纏う雰囲気や声色がマレウスに似ていてあまり落ち着かないが、音楽にかける情熱が誰よりも強いのは一目瞭然だ。
エース「ほんっとすごかったな!」
優彼「でしょ?隼人先輩、お爺さんが加藤宗太郎っていうこっちの世界の世界的作曲家なんだ。」
エース「なるほど、凄い隔世遺伝だな」
優彼「確かに。じゃ、次行くよ。失礼しまーす」
そう言って優彼はすぐ隣の第弐音楽室の扉を、開けた。

BGM:Poppin' Hoppoin' Lovin'

エース「え、何々何々?」
優彼「あー・・・どうやら僕がドアを開けたタイミングでセッション始めちゃったっぽい」
演奏も歌も素晴らしい。
曲の中盤辺りになってからは、2人も合いの手や手拍子を入れたりしている
そして曲が終わると、2人はとびっきりの拍手をした。
楽人「ん?人着てたのか?」
カノン「いつの間にやらオーディエンスが!?」
ロンド「マジか・・・気づかなかったな」
舞「それだけ私達が集中してたってことでしょ?」
エース「勝手に入ってすんません。見学に来ました」
楽人「いいっていいって!気にすんな!」
そう言ってエースと優彼を席に座らせ、お茶とお菓子を用意する
楽人「とりま、自己紹介な。俺は高等部2年で部長の音原楽人おとはらがくと。ギターボーカルやってんだ。って言っても、俺たち全員でボーカル兼任してんだけどな」
舞「中等部3年生の五線紙舞ごせんしまいです。ドラムボーカルをしています」
カノン「私達は同じクラスだから分かると思うけど、自己紹介するね!音峰追走曲おとみねカノンだよ!キーボードボーカルだよ!」
ロンド「カノンの双子の弟兼ベースボーカルの音峰輪舞曲おとみねロンド。・・・ま、よろしく」
エース「俺はエース。エース・トラッポラです」
楽人「エースか!どの部活に入るかは分からんが、気長に楽しめよ!」
エースの部活見学はまだまだ続く

感想まだです

エースの御伽学園留学生活 前半 ( No.34 )
日時: 2023/07/04 18:39
名前: 大瑠璃音葉 (ID: bR6mg6od)

おまけ:御伽学園生徒手帳
藤枝玲子
イメージCV 藤田咲さん
クラス 高等部3年参組
身長 169cm
利き手 右利き
好きな食べ物 林檎
嫌いな食べ物 匂いのきついもの
好きなもの マジックで喜んでくれる事
嫌いなもの 幽霊
特技 手品、手品のトリックを考えること
部活 奇術同好会
天才マジシャン藤枝遙一の娘であり、父に憧れて手品を始めた。
奇術同好会の部長。
健一の幼馴染。
明るく面倒見の良い家庭的な性格で、彼女を慕う生徒が多い。
白髪ショートヘアーをハーフアップにしており、灰色の瞳をしている。
美しい容姿と優しい性格から多くの男子生徒の心を射止めているが、告白した男子生徒に「いいよ!これからも友達だね!」と悪気なく言って心を玉砕してきた

高遠健一
イメージCV 梶裕貴さん
クラス 中等部1年弐組
身長 165cm
利き手 右利き
好きな食べ物 焼き魚
嫌いな食べ物 苦いもの
好きなもの 手品
嫌いなもの 特に無し
特技 手品
部活 奇術同好会
クールで人見知りな性格の少年で、玲子の幼馴染。
玲子の事を姉のように慕っており、いつか彼女と並びだつマジシャンになるのが夢
藍色ショートボブで、右目を前髪で隠しており、黒い瞳をしている。

加藤隼人
イメージCV 加藤和樹さん
クラス 高等部3年肆組
身長 189cm
利き手 右利き
好きな食べ物 フルーツタルト
嫌いな食べ物 特に無し
好きなもの 音楽、バイオリン
嫌いなもの 妥協
特技 演奏一度音楽を聞けば、他の楽器用に編曲できる
部活 オーケストラ部
クールで無口な性格のため、一見すると近寄り難いが実は人見知りかつ口下手で人との距離感を掴むのが苦手なだけで、実際は面倒見がよく心優しい。
オーケストラ部の部長で世界的なコンクールにもよく参加している天才バイオリニスト。
絶対音感を持っており、僅かな音の違いにもすぐに気がつく。
世界的作曲家加藤宗太郎の孫。楽人とは幼馴染
角がないのと髪型がポニーテールだという点を除けば、マレウスと容姿が似ている

音原楽人
イメージCV 梶裕貴さん
クラス 高等部2年壱組
身長 182cm
利き手 左利き
好きな食べ物 ハンバーグ
嫌いな食べ物 ピーマン
好きなもの 音楽
嫌いなもの 退屈
特技 瞬間記憶
部活 軽音楽部
自由奔放でマイペースな性格の軽音楽部部長であり、ギターボーカルを担当している。
隼人とは幼馴染の間柄であり、周囲との距離感に悩みがちな彼を助けたりもしている。
また、クラスでは学級委員を務めており、交友関係が広い。
その為か校内事情に詳しい
赤いメッシュの入った黒髪ショートヘアーであり、ヘアピンで前髪を留めている。

音峰 追走曲カノン
イメージCV 市ノ瀬加那さん
クラス 高等部1年壱組
身長 153cm
利き手 左利き
好きな食べ物 スイーツ
嫌いな食べ物 辛いもの
好きなこと 歌うこと
嫌いなもの 風邪(喉が痛くなって歌えなくなるから)
特技 カラオケ
部活 軽音楽部
明るくマイペースかつフレンドリーな性格の優彼のクラスメイト。
軽音楽部ではキーボードボーカルを担当している。
ロンドの双子の妹であり、兄のことはロンドと呼び捨てにしている。
黒いメッシュの入った白髪ロングヘアを三つ編みにしており、左目を前髪で隠しており、左目が青、右目が赤のオッドアイになっており、右目にのみ音符のハイライトが入っている

音峰 輪舞曲ロンド
イメージCV 花江夏樹さん
クラス 高等部1年参組
利き手 右利き
好きな食べ物 コーヒーゼリー
嫌いな食べ物 特に無し
好きなこと 音楽
嫌いなもの 寒い場所
特技 演奏
クールでぶっきらぼうだが、情に厚く信じると決めた相手は最後まで信じる男気あふれる少年。
寒がりで寒い場所が苦手
軽音楽部ではベースボーカルを担当している。
カノンの双子の兄。
胸元までの長さの黒いメッシュの入った白髪をポニーテールにしており、右目を前髪で隠している。
左目が赤、右目が青のオッドアイになっており、左目にのみ音楽のハイライトが入っている

五線紙舞
イメージCV 上田麗奈さん
クラス 中等部3年弐組
利き手 右利き
好きな食べ物 カップケーキ
嫌いな食べ物 味の薄いもの
好きなこと 青春
嫌いなもの 病院
特技 楽譜の暗記
お淑やかで献身的な性格の軽音楽部のアイドル的存在。
軽音楽部ではドラムボーカルを担当している
実は幼い頃から病弱であり、学園生活をエンジョイしたいと思っている。
優彼とは入院生活の時に面識があり、優彼に淡い思いを抱いている節がある(肝心の優彼には可愛い後輩、可愛い妹分としか思われていない)
水色のロングヘアを緑のリボン(手術に怖がっていた舞に優彼が『元気が出るお守り』とプレゼントした物)でツーサイドアップにしており、藍色の瞳をしている

感想OKです!

月夜の魔法使いと賢者 (後編) ( No.35 )
日時: 2023/12/31 13:49
名前: 大瑠璃音葉 (ID: TsdJlnVC)

魔法使い達がやってきてそうそう、トラブルが発生する。
そのトラブルに、優治とミチルも巻き込まれるのだった

改めて、追加ジャンルはまほやくこと、魔法使いの約束です!

優彼の兄である優治と魔法使い達に充てがわれた大部屋。
そこで優治は目を覚まし、伸びをする
優治「ん〜!」
ミチル「ふぁあ・・・」
優治「お、ミチルおはよう」
ミチル「おはようございます、賢者様!」
ミチルと呼ばれた髪色と身長以外は優彼そっくりの容姿の少年が目を覚まし、優治に聞こえるようにかつ他の魔法使い達を起こさない声の大きさで挨拶をする。
いつもの魔法舎と違う場所に興奮してるのか、はたまた落ち着かないのかは分からないがミチルは忙しなく充てがわれた大部屋を見ている。
優治「せっかくだし、優彼の所に行くか?」
ミチル「はい!」
そう返すとミチルは優治と共に他の魔法使い達を起こさないように部屋を出た。
優治「確か優彼の部屋はこっちだったな。・・・お」
優彼「あ!」
丁度優彼も魔法使い達の部屋に向かおうとしていたようで、曲がり角でばったりと出くわす。
優彼「おはよう優治にぃ」
優治「おはよう優彼」
優彼「僕丁度そっちに行こうとしてた所で・・・あれ?」
ミチル「・・・!」
優彼はミチルに気がつくと、興味深そうに彼を観察する。
昨日兄が特に気にかけている魔法使いと言っていた事もあって、優彼はミチルに興味を持っている。
ミチルもまた、優治から自分と外見がとても良く似ている弟がいると聞いていたので、優彼に興味があった。
優彼「はじめまして、僕は時継優彼と申します。」
ミチル「あ、はじめまして、ミチル・フローレスです」
優彼「よろしくね、ミチル君」
お互いに挨拶を済ませて、優彼の魔法使い達への挨拶も兼ねて3人(面影とグリムとこんのすけはまだ疲労が抜けきっておらず寝てる)は魔法使い達に充てがわれた部屋に向かおうとする最中だった。
たまたま通りかかった部屋で、何やら困っている様子だった。
放っておけない優彼は二人に断りを入れてから扉をノックして開ける。
そこにいたのは長義と松井、長谷部と博多だった。
優彼「皆さん、どうされたんですか?」
長谷部「主・・・!申し訳ございません、実は会計の書類が2つほど無くなっていたんです!」
博多「こんままじゃ決算が狂うばい!」
優彼「それは大変ですね」
優彼は書類探しを手伝いたいという気持ちがある。
しかし、優治とミチルを待たせていいのかと悩んでしまう。
優治「じゃ、俺達も探すの手伝いますよ」
ミチル「はい、泊めて貰ってるんですからこのくらい手伝わせてください!」
優彼「2人共、ありがとう・・・!ところで、無くなった書類って何ですか?」
その優彼の疑問に、四振りの纏う空気が重くなった。
優彼「あ、あの〜・・・」
長義「・・・書だよ・・・」
ミチル「え?」
長義「借用書が2枚だよ」
その言葉を聞いた優彼はその借用書が誰のものであるかを察してしまった。
すぐに察することが出来る程のレベルである。
優彼「その借用書ってもしかして・・・」
松井「主も予想してると思うけど、石川と直木のものだ」
笑顔で答える松井に、優彼は完全に納得してしまった。
せざるを得なかった

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