戦いは終わらない-D.Gray-man― 作者/黒露 ◆KandaS7iF.

Cut a foot if I do not dance. Fire me if I do not sing. The actor continue dancing.
[踊らぬなら足を切れ。歌わぬなら首を切れ。役者は踊り続けろ。]

◆3◆[対戦]



     「ハァ・・・・・」

  ゆっくりと教団の廊下を、痛みに耐えながら歩く。

  隣ではリナリーが私を支えている。

  「大丈夫?無理しない方が・・・」

  リナリーが心配そうに言う。

  「大丈夫・・です。痛くないですから」

  無理に笑顔を作って言う。

  足が痛む。
  
  「・・・・・」

  「どうしたの?」

  リナリーが聞く。

  私は黙る。

  「誰か・・・・走って向かって来る・・・」


   タッタッタッタッ・・・・


   「・・・・・・ッ」


  ガンッ!!!!!


いきなり右腕に鋭い痛みを感じる。

   右腕を見ると傷ができ、鮮血が流れている。

   ソロウの視線の先には――――・・


       「神田!!」

    リナリーが叫ぶ。

    「・・・・・チッ・・・・」

目の前に居るのは―――・・・

      エクソシストの、神田ユウだった。

   「・・・・・・」


   ソロウは黙ってイノセンスを発動させる。

   「イノセンス・・・・発動。」

   いきなり、手元に漆黒の球が出来る。

   「変化―――・・・

     A sword[刀]――――」


   いきなり手元に大きな刀が出る。

  その刀を手にソロウと神田は斬りかかった。

   「六幻・抜刀・・災厄招来―・・・」

  神田が六幻を高く振り上げる。

   「界蟲・一幻!!」


   界蟲が


      ソロウに飛んでいった。