戦いは終わらない-D.Gray-man― 作者/黒露 ◆KandaS7iF.

You are hateful. Your this left eye is witty. I cannot control this hatred anymore.

[貴方が憎い。貴方のこの左目が憎い。この憎しみはもう抑えきれない。]

◆2◆[貴方の左目私の右目]



  「ろぉ―ぜェ♪げぇ~んきぃ?]

そう聞いたロードは何処か嬉しそうに私に抱きついた。

私はロードの頭を撫でると優しく言った。

「私は元気よロード。それより千年公のシナリオは上手くいってる?」

またロードはにっこりと笑った。

「勿論だよぉ♪千年公は大丈夫だからぁ、早く怪我治してよぉ・・」

ロード哀しそうに笑って私にまた抱きついた。


  こんなにも、私を思ってくれている人は居たんだわ

  こんなにも温かい温もりがあったんだわ

  ローゼは微笑ながらロードを抱きしめる。

  「あのさぁ?ローゼが言ってたあの子だけどさぁ?」

  「・・・・・どうしたの?」

  「今、回復してるんだってぇ?それでエクソシストになったんだってぇ♪」

  「ソロウが・・・・?」

  ローゼはふとある言葉を口にした。

 「You and I are so enemies. It is the twins who are never forgiven.[そう、貴方と私は敵同士。絶対に許されない双子なのです。] 」

  「・・・・そうだよぉ。」

  ロードは飴をパキリと割る。

  「Twins of the ♪ despair that those enemies ♪ child and you are not permitted enemies ♪ absolute as for that child and you♪[あの子と君は敵同士♪あの子と君は敵同士♪絶対に許されない♪絶望の双子♪]」

  まるで、歌の様にロードは歌う。

  踊りながら。

  「そうよ・・・・それが私達の運命・・」

  そう言うとローゼはロードに微笑んだ。


――ガチャ・・

  「ロード―。千年公が呼んでるぞ―?」

  いきなりティキが扉を開けた。

  「んも―・・五月蝿いなぁテッキー。

   じゃぁねッ!ローゼ!また来るよぉ♪」


  ロードはそう言って走って消えた。


   「・・・ってくロードの奴・・・」

   ティキがそう言って隣の椅子に座る。

  それを見てクスクスとローゼは笑った。

 「そんな事言って・・・ロードの事大好きなくせに・・・」

  クスクスと笑うローゼを見ながらティキは言った。

  ティキはクシャクシャと髪を掻くと

  「・・五月蝿いよ。お前は安静にして寝てろ。」

  そう言ってローゼの頭を撫でた。

  「ふふっ・・・♪」

  ローゼはまだ笑いながらティキに抱きついた。

  ティキは少し顔を赤らめながらローゼを抱きしめた。


   ―――Time passes slowly.

    [ゆっくりと時が過ぎていく]

  It seems to be totally a moonlit night――

  [まるで月夜の様に―――]