イナイレ*最強姉弟参上?!*

作者/ 伊莉寿



第30話



~円堂目線~

驚いた。その一言しか出てこない。

ファイナル・ザ・カオス。バーン達はそう名乗った。エイリアの最終形態だって。

見た事ある奴もいっぱいいる。

ジェミニストームからレーゼ。

イプシロンからデザームとマキュア。

ザ・ジェネシスのヒロトとネロ。

ダイヤモンドダストからガゼルとクララ。

それとバーン…

?1人見た事無い奴が…しかも2人足りない?

円「お…」

バ「明日の午後1時、此処に再び来る。勝負だ、雷門イレブン!!」

瑠「待って!!フュイ達は!!?」

円「!瑠璃花!!来てたのか!」

瑠璃花はバーンをしっかり見て訴えた。

ガ「明日を楽しみにしていろ。」

瑠「!!!」

鬼瓦「お前らがグラン達を無理矢理連れ去った犯人だな…」

鬼瓦刑事が言う。そうだ、施設を壊したも同然だから補導?だっけ…。

バ「捕まえたいなら捕まえたら?この国がどうなってもいいなら」

瑠・魁「!!」

鬼瓦「脅しは効かない。」

瑠「やめ…ッ」

?「やめた方が良いよ~」

全「!!」

呑気な声が聞こえた。声のした方には、豪かな黒いドレスを着た女の子。

バ「おせーよ」

?「ごめんね!」

手を合わせて女の子が謝る。…バーン達に向かって。

円「敵か?」

?「!キャプテンさん?よろしくね~☆」

鬼瓦「おい、やめた方が良いってどーゆう事だ!?」

?「何でかってゆうとね、国ひとつ壊すのは簡単だからって事~。」

全「な…!!」

ね、と女の子が視線を向けて言う。

?「瑠璃花ちゃん…」

瑠「ッ!!」

はっとした。壊す、と言った。瑠璃花達の親が人を狂わせる霧を作っていた事を知っている。

魁「そいつらが行ってる事は本当だ。現に俺等が過ごしていた島はぼろぼろになってる!嘘だと思うなら行ってみな!」

瑠「その人達とサッカーで勝負させて下さい!!そうしないと…」

鬼瓦「わ…分かった!」

2人の勢いに押され、鬼瓦刑事は逮捕を見送る事にした。