イナイレ*最強姉弟参上?!*

作者/ 伊莉寿



第2話 噂の転校生ッ!



瑠璃花目線

隣の席は宮坂君!久しぶりだな~、なんて。

瑠「よろしく、宮坂君。」

宮「…久しぶり!瑠璃花さん、放課後、陸上部に来てもらって良いですか?」

?陸上部…全然OKです!

先生が教室出る時に「今日はテストがあります。復習するように」と言ってたのですが…

テストって、キャラバンに参加していた時のやつ?

瑠「テスト…最高です…!!!!」

宮「え?!」

宮坂君、どうしてそんなに吃驚しているんですか?

先生が出て行くと、突然周りが騒がしくなった。…それは、周りに人がいっぱい来てるから…なのですが。

女「ね!前は何処に住んでたの??!」

男「部活っ、何入るの?!」

瑠「う、う~んと…」

いっぱい人がいると、緊張…

?「おいっ!瑠璃花~!!!」

瑠「へ???!!!」


とある人目線

2年の教室は騒がしかった。

風「円堂…引っ張るな^^;」

円「だってさ、噂によると北極から来た炎の人らしいんだぜ!!」

風「何だよそれッ!!!!」

しかも何故俺だけ?!ってゆうか円堂こんなに速かったっけ???!!

俺、風丸一郎太は、クラスメイト円堂守に制服を引っ張られている。原因は現在クラスを騒がせている転校生を見に行くため!

転校生のクラスの前に来ると…相当人だかりが出来ていた。あれ、そう言えば1-Bって宮坂のクラスだったな…。

円堂は人込みをかき分けドアの近くまで行った。俺を引っ張って(・・;)

風「宮坂~…」

宮「か、風丸さん!!?ちょっと…風丸さんを離して下さい!!!」

円堂が慌てて手を離した。この勢いに負けたようだ。助かった…

風「円堂の奴、転校生が余程気になるようで。どいつ何だ?」

宮坂が指さした先には…橙色の髪が人の間から見え隠れしている。

円「あいつが、北極から来た炎のサウスポーか!!」

風「何か増えてないか?!」

宮「違います!あの流星瑠璃花ですよ!!」

そうそう北極なんチャラじゃなくて流星…

円・風「―え?」

瑠璃花?!

円「そっか…!あいつか…!!」

瞳がきらきら輝いてるけど…

円「おいっ!瑠璃花~!!!」

声デカイ!!!!

風「鼓膜…(・・;)」

瑠璃花がこちらを向く。相当驚いてる顔で、それから満面の笑みで手を振る。

鬼「何だ、この騒ぎは。」

風・円「鬼道?!」

瑠「皆さん、お久しぶりです!!」

テコテコと効果音が聞こえそうな歩き方で瑠璃花が歩いてくる。

俺と円堂を見てから、突然鬼道を見るとペコリ、とお辞儀をして…。

瑠「おはようございます、朝、早いんですね!」

って…意味不明だろ?同じタイミングで俺等を見たのに。

鬼「?あ…ああ、まあ今日は図書館によって本返そうと思ってたからな。」

鬼道、家にあんなに使用人いるのにわざわざ返しに行くのか?!

色々つっこむ所がありすぎて、これからテストなのに疲れた…テスト?

風「復習しないと!円堂、テスト範囲の見直し!直ぐ戻るぞ!」

円堂が嫌そうな声を出したが、こいつの成績の悪さには呆れ始めていたんだ。

好い加減黙って見ている訳にはいかなくなってきてるんだ。

…というか、瑠璃花の周りに居た生徒達は、1時間目のテスト、大丈夫なのか?



……後から聞いたが、1-Bのほとんどの男子と、噂話が好きな女子達のテストの成績が、いつもよりも悪かったらしい。