イナイレ*最強姉弟参上?!*

作者/ 伊莉寿



第24話 決着!アジア予選第1回戦!!



~瑠璃花side ボックスロック・ディフェンスは部屋の中での特訓が功を制し、攻略した。前半の早いうちに攻略できたのは、相手の新しい戦略も、攻略方法を探せる時間が長くなる、という事だから… 勝てる!いいえ、勝たせます!!! 個人技も強く、普通に勝ちにくい相手…後半がスタートし、相変わらず分かりにくい指示を監督さんは出した。 綱海さんの必殺技の完成のために。 しかしそう簡単に必殺技は出て来なくて、カウンターで逆に攻め込まれた。 相手のシュート。するとキャプテンは目をつむる。 立「瑠璃花さんと同じ…!」 秋「そっか、瑠璃花ちゃん止めるときに目つむるもんね。」 瑠「か、関係ないと思います!!!」 円「正義の鉄拳!!G3!」 進化した正義の鉄拳の活躍で、ボールは再びイナズマジャパンへ!これも室内特訓の成果! こうして綱海さんボール。再びシュートチャンス。海は俺の物…何か違う気がします^^; ザ・タイフーンと命名された新たな必殺技は、相手ゴールに突き刺さりました。 魁「…ヒマ。」 この試合は勝てると分かった。だから心の中で同意。 瑠「監督さんの…」 魁「後で~」 桜咲木中学での事件に関して魁渡に調べるよう依頼しておいた。魁渡のパソコンは色々すごいから。 鬼「…桜咲木中の事か?」 瑠「はい…あの、足…」 鬼「大丈夫だ。それより監督の采配のおかげで今、オーストラリア代表と対等に戦えている…監督、貴方はチームをダメにするような人では無い!なの…」 久「お前には関係のない事だ。」 叫ぶように問う鬼道さんの言葉を11文字で片付ける監督さん。すると魁渡が、フォッガーに言った様に… 魁「そうでもないですよ、何故なら貴方と俺達はチームなんですから。」 監督さんが魁渡をじっと見て、勝手にしろという風に、またフィールドに目を戻した。 鬼道の催促する様な視線を受けて、魁渡が語りだす。桜咲木中の事件の真相を。…あれ?今さっき後で、って言って無かった? 魁「FF決勝前のある日、桜咲木中学と対戦相手のサッカー部同士で喧嘩があったんだ。そのせいで相手の選手を怪我させてしまった。公になればサッカー部は無期限の活動停止処分。監督は部員達がサッカーをやる場をなくしたくないと自分の責任にして去った。」 大切に想っていた。 サッカーをする彼等の表情が好きだった。 瑠「その相手は…帝国学園だった…」 鬼「!!!影山…か?」 魁「ああ。―全ては影山が仕組んだ。」 その言葉は俺の中で響いていた。 影山が、あいつが…久遠監督を。 監督を見る。相変わらず険しい表情でフィールドを見ていた。 監督として活動できなかった期間にもサッカーを研究し続けていた、サッカーが好きな監督。 好きこそものの上手なれ、か。 この人についていこう。 世界で戦うために、この人の力がきっと必要だ。 オーストラリア、ビッグウェイブス戦。 綱海のシュートからヒントを得た豪炎寺が生み出した新しい技、爆熱スクリューが決まり追加点。 2-1で、イナズマジャパンの勝利。