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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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*121*

シキ
「逃げた....?」

戦兎
「危なかった....」

ドーラ
「ボクのリアルイメージの産物が偶然爆発してくれたから敵も倒したし、これで万事解決だね」

名月
「あんたねぇ...」

危険なものが無くなったと判断するや否や、ゴルドドライブらしきものはメルに詰め寄るがたくっちスノーが制する

たくっちスノー
「待て、助けてくれたのはありがたいが、あんたは一体....」

それを聞いて、ゴルドドライブはベルトのキーを捻り、変身を解いた


ビッグママ
「私です、ビッグママです」

戦兎
「....えっ、あんたが!?」

ドーラ
「えっ!?」

シキ
「貴方が....」

たくっちスノー
「えええ....」

ダブルもメモリを抜き、元に戻って答える

翔太郎
「この人がビッグママ...メルの母親であり帽子世界を作ったという...」

戦兎
「...なんか、あの小さいメルの母親とは思えないな、結構年取ってるし」

名月
「こら、失礼でしょ!」

戦兎がそう思うのも無理はなかった、小学生かそれくらいの肉体年齢のメルに対してビッグママは髪の色こそ同じだが、30か40代ほどの顔つきだった

ビッグママ
「貴方が左翔太郎さんですか」

翔太郎
「あ、どうも...なんかすいません、勝手に管理人なんかになったりして...」

ビッグママ
「構いませんよ、それよりメルは...」

メル
「....ママ?」

ビッグママ
「メル!」

たくっちスノー
「...それで、貴方の目的ってやはり」

ビッグママ
「メルを迎えに来ました...今まで守ってくださりありがとうございます」

たくっちスノー
「構いませんよ、友達みたいなものですし...ただ、彼女は記憶が...」

ビッグママ
「聞いています...でもよかった、記憶がないとはいえ、この子に怪我がなくて...」

ドーラ
「ビッグママ...」

メル
「ママ、お家に帰りたい」

ビッグママ
「そうね、もう帰らないとね...それでは」

ドーラ
「シキ、ボクらはどうする?」

シキ
「今はパス、まだ気になることがあるし」

メル
「じゃあね、ティー!」

たくっちスノー
「ああ、またな!」

ビッグママはメルを連れて西都の方角へと向かっていった...

翔太郎
「おい、良いのか?」

たくっちスノー
「自分達より実の母親のそばにいさせてやった方がいいだろ」

翔太郎
「そうじゃない、ビッグママのあのベルトだ!あれはどう見ても...」

たくっちスノー
「うん、【フィフティ・ドライブドライバー】...紛れもない、最後のフィフティ・シリーズだ」

たくっちスノー
「でも、今のビッグママにはメルを守るため必要なものだ...自分の想定している中で正しい使い方をしている」

たくっちスノー
「だからアレは一旦回収しない!」

戦兎
「分かった...じゃあ帰るか」

名月
「ところでこれどうする?」

ドーラ
「そうそう、この子にも名前つけないとね...えーっと何にしようかな」

たくっちスノー
「メシュレイアとかでいいだろ」

ドーラ
「それはもうある」

...

一方、公園は....


グリス
「トドメだ!!」

『スクラップフィニッシュ!!』

グリスは肩部分のゼリーを後ろに向け、ジェット噴射して蹴りかかった!

クローズチャージ
「ぐわあああああ!!!」

ディエンド
「あっ、大丈夫かい?」

キャッスルハードスマッシュ
「ぐええ...」

クローズチャージは衝撃で壁まで吹っ飛ばされ、変身が溶ける


龍我
「ち、ちくしょう...」

グリス
「さて、答えてもらおうか...パンドラボックスはどこにある?」

龍我
「だ、誰が北都の野郎どもなんかに話すかよ....」

ディエンド
「そうだ、パンドラボックスは僕のものだ」

龍我
「お前......うっ!!」

龍我の肩に何か刺さり、龍我はそのまま気を失った


ディエンドとグリスが上を見ると、スタークが右腕から針を伸ばしていた

ブラッドスターク
「よぉお前ら、何してんだ?」

キャッスルハードスマッシュ
「あ...スタークさん!」

ディエンド
「やばっ」

『アタックライド インビジブル!』

自身が不利と察したディエンドはアタックライドを使い何処かへ消えた

キャッスルハードスマッシュ
「あっ、あいつら...」

ブラッドスターク
「まぁいいだろあんな奴...」

キャッスルとグリスも変身を解く

猿渡
「スタークさん、そいつ死んだのか?」

ブラッドスターク
「いいや?今日は針の中身を睡眠薬にしてみたんだ、丸一時間は眠ってるだろうな」

猿渡
「そうか...で、そいつをどうするんだ?」

ブラッドスターク
「そうだなぁ、ひとまず...」

黄羽
「赤ちゃーん!カシラ~!また負けちゃ...スタークさん!?」

ブラッドスターク
「ああ、また負けたの?」

青羽
「い、いやその...変な帽子を被った奴と車みたいな奴に...」

ブラッドスターク
「ああそれねぇ...ありゃ西都の兵器だ、気を付けた方がいいかもなぁ」

猿渡
「西都か...俺たちも用心した方がいいな」

「それよりこいつの発信器外すの手伝ってくれよ」

「分かった!ねぇねぇスタークさん、なんか強くなれる方放ってある?」

「あるとも!帰ったらお前達も強くしてやるからな....フフフフフ」

『ディスチャージボトル!潰れな~い!』

気を失った龍我を抱え、スターク達は消しゴムで消えていった

【次回予告】

戦兎
「万丈が行方不明!?」

越都
「私は越都だ。」

ドーラ
「この人造人間、なんか変だなぁ」

龍我
「俺をどうするつもりだ?」

ブラッドスターク
「ちょっとしたプレゼントをあげるだけさ...ご覧、これこそリメンバーツルギプロジェクト、略してRTPのリベンジ第一作目だ!」

【君 ガ 守 リタガッテイタ モノ ダヨ】

「龍我...」

龍我
「...そんな、冗談だろ!?なんで生きてるんだ!?」

次回、第十八話
【哀のドラゴン】

龍我
「未来の黒影...改めて感じたよ、テメーがどうしようもねぇカス野郎だとな!!」

『スーパーウェイクアップ!!クローズヒートドラゴン!!』

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