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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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*40*

戦兎
「天才物理学者の桐生戦兎は、宿敵ブラッドスタークに奪われた20個のフルボトルを回収するために、似たような目的を持つ謎の組織、時空監理局と協力することになった!」

たくっちスノー
「そして、フィフティ・シリーズを回収するために夢の世界へとやってきたのだが...どうやらタダでは帰してくれない様子」

戦兎
「夢の世界なんてありえない、非科学的すぎる」

龍我
「まだ言ってるのかよ、戦兎にはロマンってものを感じないんだな」

戦兎
「なーにがロマンだ!こんなの幼稚じゃないか!そういうのはとっくに卒業しました!」

たくっちスノー
「いや、帽子世界にも科学要素はあるよ?」

龍我
「マジで!?」

戦兎
「ほら見ろ!この世の中に非科学的な物なんて存在しないんだ!」

たくっちスノー
「実は夢の世界含めた帽子世界は本当は【ピーーー】なんだ」

戦兎
「知らない方が良かったかもしれない...」

....

たくっちスノー
「いやー、ボトル回収出来て良かったな!」

龍我
「ああ!これで俺もまた仮面ライダーに変身できる!」

ネメシア
「あのー、局長さん?」

たくっちスノー
「なに?」

ネメシア
「マガイモノライダーと仮面ライダーってどう違うんですか?」

たくっちスノー
「単純だよ、マガイモノは偽物で、仮面ライダーは本物」

たくっちスノー
「マガイモノは絶対に本家となる版権キャラには敵わないんだ、実際自分も二回ほど殺されかけたしね」

ネメシア
「へぇ...」

戦兎
「よし、これで任務は終わったな?よし、次のファウスト...いや、グローバル・ファウストの居所を突き止めなければ」

メル
「待てよお前ら、何処に行く気だ?」

たくっちスノー
「どこって、帰るんですけど...」

メル
「はぁ?帰る?勝手に現れて、散々自分の世界荒らして、それでさっさと帰るなんて許すと思ってんのか?」

メイドウィン
「やっぱダメか?」

メル
「当たり前だろうが!」

戦兎
「じゃあどうすりゃ許してくれるんだよ」


メル
「帽子集めを手伝え」

ネメシア
「帽子?」

メル
「説明してやれ」

たくっちスノー
「...え、自分?しょうがないな」

たくっちスノー
「いいか?この世界に多数居るなかでも大きな力を持った10人の管理人がいる、それらは【トップテン】と呼ばれている」

たくっちスノー
「ルメールは理由は伏せとくが、他のトップテンから帽子を奪い取ることを目的としているんだ」

メル
「メルだっての」

龍我
「帽子を失うとどうなるんだ?」

メル
「管理人じゃなくなるから、下手すりゃ存在ごと消えるな」

メイドウィン
「ふーん...何個必要なんだ?」

メル
「自分のを含めて6つだ、まぁ一個だけ協力してくれりゃすぐ帰すけどよ」

メイドウィン
「ならいいけど...」

たくっちスノー
「帽子を奪うってことは、別世界に行く必要があるな」

メル
「何処かオススメとかあるか?」

たくっちスノー
「序盤に時の世界を潰しておいた方がいいよ」

メル
「よし」

ネメシア
「時の世界...ですか」

戦兎
「時間かぁ、さっきよりは科学的だな」

龍我
「まだいってんのかお前...」

メル
「じゃあ、行くぞ」

メルの転送で、たくっちスノー達は時の世界へと向かう。


...一方その頃、メルもたくっちスノーもまだ認識していない、謎の世界。

本棚に囲まれた、一人の男性が夢の世界を見ながら本を漁っていた

「なるほど...帽子世界、管理人、トップテン、デコイ、まだ見たことのない情報が溢れている」

「だけど...【これ】は見過ごせないね」

「どうにかメル達に真実を伝えられれば良いけれど...」

「....【風の世界】か、それなら僕じゃなくて彼の方が、管理人にふさわしいだろうな」

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