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＊41＊
松山
「あいつらおっせぇなぁ...」
ルリ
「もう一時間は帰ってきませんね」
享楽
「そんな時間掛かる仕事けぇ？」
ズァーク
「俺をどうするつもりだ...？」
アンジー
「悪いようにはしないよー、余程の事を起こさない限りはねー」
ズァーク
「....」
享楽
「せっかく新入りも入ったのになぁ」
松山
「待ってる間何やる？」
ルリ
「仕事しましょうよ...」
そんなとき、牙組でまた警報が。
松山
「ファウストか？」
ルリ
「...いえ、お客様のようですね」
松山
「入れろ」
アンジー
「はいよー」
アンジーがボタンを押して、牙組のシャッターを開く
かなちゃん
「....せ、狭い、何年も前だから贅沢は言えないとはいえ」
松山
「なんだこのバカでかい妖精」
享楽
「着ぐるみやろ？」
かなちゃん
「そういう体です...」
....
かなちゃん
「えーと初めまして、私こういう物です」
アンジー
「時空監理局 牙組副組長 かなづち大明神～」
ルリ
「あれ？うちの副組長って...」
かなちゃん
「そちらのたくっちスノーさんは未来から来た方でしたよね？」
松山
「ああなるほどな、あいつの時代の副組長ってワケか」
かなちゃん
「たくっちスノーさんが帰ってこないものですから心配して来たんですが...どこ行きました？」
松山
「あいつなら仕事だ、別の世界に行ってるぜ」
かなちゃん
「困りましたねぇ...」
ルリ
「あ、また警報が」
アンジー
「今度はファウストみたいだね～」
かなちゃん
「ファウスト？何か面倒事でも？」
松山
「ま、色々とな....さっさと帰ってこいよ、メイドウィン....」
そして、たくっちスノー達は時の世界へと来ていた
時の世界の最深部は、細長く孟スピードで動く物体....列車でできていた
メル
「ここだ。」
龍我
「時の世界は列車になってるんだな」
メル
「時間列車ユグドラシル...ワープするときはちょっと焦るんだよな」
たくっちスノー
「ユグドラシル絶対許さねぇ(幻聴)」
メル
「ここの管理人シキは操縦席...いわば一番奥にいるはずだ」
たくっちスノー
「そいつの帽子を奪えば帰してくれるんだな？」
メル
「おう考えてやるよ」
戦兎
「よし、早速出発だ」
たくっちスノー
「まぁ待て、価値観を下げないといけないから雑魚退治も...」
龍我
「ああもうさっきから専門用語ばかりでワケわかんねぇよ！」
たくっちスノー
「要するに世界の維持力、管理人の戦闘力さ」
戦兎
「こいつの価値観はどれくらいなんだよ？」
メル
「846だ」
たくっちスノー
「シキの最大戦闘力は25500位だったはず」
メイドウィン
「随分高いな」
戦兎
「本当に勝てるのかよ」
メル
「だからデコイを潰すって言ってるんだよ、デコイを消せばその分価値観も下がりあいつは弱体化する」
メイドウィン
「そういうわけか...」
たくっちスノー
「じゃあ、いきますかねぇ...ほれ、ネメシア。」
ネメシア
「あ、はい！」
ｼｬｶｼｬｶｼｬｶ ｼﾞｬｷﾝｯ!
『タートル！ウォッチ！ベストマッチ！』
『クローズドラゴン！』
ネメシア、戦兎、龍我「変身！」
『タートルウォッチ！』
『ウェイクアップ、バーニング！ゲット クローズドラゴン！イエーイ！』
『サイ！カマキリ！チーター！』
ネメシア
「なんか私だけバラバラじゃないですか？」
たくっちスノー
「ごめん、中々いいメダルが出なくて....」
クローズ
「よし、行くぞ！」
ビルド
「ああ....ん？」
車内の窓から、何かが横切るかのような音がした
たくっちスノー
「...なんだこの音？」
ネメシア
「すぐ近くに何か通りましたよね」
クローズ
「何か...新幹線みたいだったな」
ｽﾞﾝｼﾞｬｶｼﾞｬｶｽﾞﾝｼﾞｬｶｼﾞｬｶ
たくっちスノー
「ビルドフォン鳴ってるぞ」
ビルド
「あ、本当だ」
....
「あれ、ここどこだ...」
「未来かも過去かも分からないなぁ」
「あ、見て見て！あっちにも列車があるよ！」