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*30*
戦兎
「天↑才↓物理学者の桐生戦兎は、失われた記憶を取り戻すため...
龍我
「おい戦兎!今回そのテンプレはいいだろ!」
戦兎
「ああ、そうだな...えーと、天才物理学者の桐生戦兎とおまけの万丈龍我は、宿敵ブラッドスタークにビルドに変身する為に必要な20種類のフルボトルを全て奪われてしまった!」
戦兎
「絶体絶命の俺達の所にある日見たことのないフルボトルが送られる、それはタートルフルボトルとウォッチフルボトル」
戦兎
「このフルボトルで変身したビルドには時空移動、つまりタイムマシンの機能が備わっていたのだ!どうなる本編!始まるよ!」
龍我
「さりげなく俺をおまけ扱いしてんじゃねぇ!!」
.....
【第四話】
『グローバル・ファウスト』
戦兎
「と、これが俺たちの事情だ」
たくっちスノー
「いやいや、あらすじで勝手に説明されても困るんですけど」
戦兎
「要するに、俺達はブラッドスタークにフルボトルを奪われたんだ、だからあいつを狙ってる」
たくっちスノー
「ガトリングフルボトルを使ってるところも見たし、それは分かる、でもなんでブラッドスタークがフルボトルを?」
戦兎
「...スタークが俺のよく知る人物だったから、あの人はフルボトルを抜き取り、全て奪っていった」
たくっちスノー
(ああ、あの話か)
たくっちスノー
「でもそれって偽物じゃなかったっけ?」
戦兎
「偽物は作ってない、万丈が間違える可能性あるし」
たくっちスノー
(となると、これは本編とは違う道...ifワールドとかいうやつか)
龍我
「だけどよ、ある日荷物が届いたんだ、その中に入ってたのが...」
たくっちスノー
「タートルとウォッチ?」
戦兎
「そう、まだ俺達が浄化していないフルボトル...そして、その送り主は【時空監理局】って書いてあった」
たくっちスノー
「え、ウチ?そんなの送ったかなぁ...」
椅子に座り話し合う戦兎とたくっちスノーを、他のメンバーは遠くから眺めていた
享楽
「一体何の話をしとるじゃけぇ、あの二人は...」
メイドウィン
「妙にめんどくさそうな話になってるよな」
ネメシア
「ズァークさんはどうしました?」
アンジー
「眠らせといたよー」
....
戦兎
「何故スタークにもタートルウォッチと同じ、タイムマシンの技術を使えるのか...謎が増えてきたな」
たくっちスノー
「まぁ、利害一致だし、唐突だけど協力しない?」
戦兎
「協力?」
たくっちスノー
「実は自分も開発したベルトをスタークに狙われていてね、自分はベルトを取り戻したい、あんたはボトルを取り戻したい、目的は同じだし...良いだろ?」
龍我
「どうするよ?」
戦兎
「まぁ、言われてみればその通りだ、他に手がないし...よし、その提案に乗った!」
たくっちスノー
「やったぜ!」
たくっちスノーと戦兎は手を取り合う
ネメシア
「あ、話し合いがいい感じに成立したみたいですね」
メイドウィン
「良いことだな」
....
戦兎
「改めて、俺は物理学者の桐生戦兎(きりゅうせんと)といいます、こっちは元格闘家の万丈龍我(ばんじょうりゅうが)だ」
龍我
「ああ、よろしく頼む」
戦兎
「俺たちはたくっちスノーに協力するため、一時的に牙組に加入することになった」
享楽
「よろしくなぁ」
ネメシア
「ようこそー」
龍我
「それで、俺達はどうすればいいんだ?なるべく早くボトルを回収してぇんだよ、特にドラゴン。」
戦兎
「ああ...」
ネメシア
「そんなに大事なものなんですか?」
戦兎
「ええ、俺たちの世界には『パンドラボックス』と呼ばれるものがあるんです」
松山
「パンドラボックス?」
戦兎
「火星で発見された、謎の物質...未だその正体は解明されていない」
戦兎
「そのパンドラボックスの解明のキーとなるものが...フルボトルらしい。」
たくっちスノー
「今、パンドラボックスはファウストの手にあるからな...」
龍我
「ファウストの目的は、戦兎や俺が持つライダーシステムの軍事利用。」
たくっちスノー
「まさかうちのフィフティ・シリーズにまで視野を向けてくるとは思わなかったがね...」
戦兎
「今、ファウストはそのフィフティ・シリーズを集めることに集中している、つまりフィフティ・シリーズのあるところを突き止めて、発信器でおびき寄せてやれば...」
その時、牙組室の警報がなる
龍我
「なんだよ急によ!!」
たくっちスノー
「スタークの件以来、ファウストが現れたときに警報がなるようにしたんだ...」
戦兎
「何処に現れた!?」
たくっちスノー
「あ、この世界はちと面倒だな...」
たくっちスノー
「今回は...ネメシア!お前、黒影や自分と一緒に行ってくれ」
メイドウィン
「え、俺も?」
たくっちスノー
「頼むよー」
メイドウィン
「しゃーないな...」
享楽
「ワシらはどないすれば?」
たくっちスノー
「待機組は新しい組員の面接だ!」
戦兎
「それで、この世界にはどうやって向かえば?」
たくっちスノー
「悪いが眠ってもらう」
龍我
「ちょっ おまっ」
ここで意識が途切れる