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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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*32*


「....おい!起きろ!起きろ!戦兎!」

戦兎
「はっ!」

戦兎と龍我は目が覚めると、不思議な場所に来ていた

龍我
「ったく、なんだよ急に...」

戦兎
「ていうか、ここどこだよ」

たくっちスノー
「『夢の世界』さ」

龍我
「夢?」

たくっちスノー
「うん、文字通りのね」

戦兎
「いやいや、ありえない、そんな非科学的な事があるわけがない...」

戦兎はそう言いながら頬をつねる

戦兎
「痛てぇ!...ほら!やっぱり夢じゃないだろ?」

たくっちスノー
「お前達の想像する『夢の世界』とはちょっと違う」

龍我
「はぁ?」

たくっちスノー
「まぁ、それはだな....」

「おう、そいつらようやく起きたのか」

たくっちスノー
「へぇ、まあすまんね、急に押し掛けて」

「あのなぁ...自分の世界は特殊なんだからあまり集めるなって言ってるだろ?」

たくっちスノー
「非常事態なんで...」

たくっちスノーは、扉から出てきた小さな女の子と気さくに話していた

「ったくよ、こっちだって忙しいんだ、さっさと帰ってくれよ」

たくっちスノー
「そう言わずに...」

龍我
「誰だよその口の悪い子供は」

たくっちスノー
「ああ、こいつはね...夢の世界及び【帽子世界】の管理人(メイドウィン)こと、ルメール・メイドウィン・エルサだ」

メル
「メルだ、自分はそんなくそ長げぇ名前に改名した覚えねぇよ」

たくっちスノー
「良いじゃん別に...」

戦兎
「なぁ、俺たちをからかってるのか?夢の世界といい、管理人といい、非科学的すぎる」

戦兎
「大体こいつ、子供じゃないか」

メル
「自分は管理人の中でも最年長な方なんだがな」

たくっちスノー
「ふーん、さては信じてないな?時空のなかにはこんなのもあるんだよ」

戦兎
「そういうもんかねぇ...」

メル
「なぁ、なんかムカつくから魔法ぶつけていいか?」

たくっちスノー
「お構い無く」

龍我
「ってそうじゃねぇだろ!実は...」

.....

メル
「まぁ、こいつが来るときは大体めんどくせぇ事が起きたときだからな、何となくそういうことだろうとは思った」


たくっちスノー
「なー、お前の夢の世界、散策してもいいだろー?」

メル
「いや自分が探してくる、荒らされたくねぇからな」

たくっちスノー
「ひどいなぁ...」

龍我
「そういや黒影って奴とネメシアって奴は?」

たくっちスノー
「まだ見てないな...」

メル
「デコイ(雑魚キャラ、スライムとかそういうの)は訓練モード切ってあるから危害を加えたりしねぇと思うが...」

戦兎
「ファウストが来ているかもしれないと考えると、早く合流した方がいいかもな」

龍我
「おう」

....

龍我
「なぁ、この世界は何なんだよ?」

たくっちスノー
「帽子世界!」

管理人の数だけ存在する様々な世界。

管理人とは世界の創造主であり
帽子は管理人の意思によって生まれます。

帽子の力が 管理人の意思が 世界を作ります。
意思は石のように硬く やがて光輝く宝石となります。

意思が力となります。
そして世界を作る意思が 最も強い力として君臨します。

メルは夢の世界の管理人です(プロローグより引用)


たくっちスノー
「そして、管理人はウチで言う世界の想像主、メイドウィンともいう、ここは時空で一番メイドウィンが多い世界でもあるのさ」

メル
「メイドウィンなんて名乗るつもりはねぇけどな、お前が勝手に言ってるだけだろ」

たくっちスノー
「んで、ルメールは他の世界から帽子を奪ってるんだってな」

メル
「メルだっての」

たくっちスノー
「世界を作る証となる帽子をどうして奪ってんの?」

メル
「お前の事だから知ってるくせによ」

たくっちスノー
「バレたか」

戦兎
「...万丈、言ってること分かるか?」

龍我
「全然わかんねぇ」

戦兎
「だろうな、俺もだ」

龍我
「多分、俺たちのフルボトルやパンドラボックスの取り合いみたいな物って事にしておこうぜ」

戦兎
「何個もあるパンドラボックスとか俺の胃に穴開ける気かよ」

そして、四人が歩いていると....

ネメシア
「助けてくださーい!」

メイドウィン
「こいつら、キリがないな...」

メル
「おい、なんだよあいつら、聞いてねぇぞあんなの」

戦兎
「ガーディアン!」

たくっちスノー
「ロボット兵士のデコイなんて居たっけ?」

メル
「いねーよ」

戦兎
「今助けるぞ!」シャカシャカッ!

『タートル!ウォッチ!ベストマッチ!』

『Are you ready?』

戦兎
「変身!」

『時を駆ける甲冑!タートルウォッチ!イエーイ!』


ビルド
「はあっ!」

戦兎はビルドに変身し、ガーディアン達に攻撃する

メイドウィン
「刀持ってくりゃ良かったかなぁ」

たくっちスノー
「ルメール、自分に水魔法ジェムくれ」

メル
「メルって言ってるだろ、まあいいか」

メルは小さな水晶をたくっちスノーに投げ渡す


たくっちスノー
「伏せろよお前ら!【イナムラウェーブ】!!」

そう叫ぶと、たくっちスノーの回りから津波が押し寄せた

龍我
「あっ!!おい!!お前!!」

たくっちスノー
「ついでとしてそっちまでいけー!」

龍我
「馬鹿野郎ォ!!」

そのままの勢いでガーディアン達は流されていった

メル
「おいどうすんだよ、あいつらまで流れてったぞ」

たくっちスノー
「良いじゃない、ガーディアンはファウストによって改造された人形兵器、そんなのがこの世界にいるってことは、ファウストがもういるってことなんだから」

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