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*4*
【第一話】
『お前は誰だ 俺という名の怪物(オレ)』
ここは時空監理局本部。
ハグレワールドから抜け、たくっちスノーが局長になってまだ三日後の事
まだたくっちスノーは、局長の椅子に慣れていなかった
たくっちスノー
「かなちゃん様ー!」
かなちゃん
「はーい。」
たくっちスノー
「フィフティ・ベルトを覚えている?」
かなちゃん
「ええ、Kさんが持っていたやつですね?」
たくっちスノー
「アレは元々、自分が失くしたアイテムだ...回収しようって思ってるんだ、フィフティ・ベルトを。」
かなちゃん
「そりゃ良いと思いますが、どうして?」
たくっちスノー
「どうしてって...他設定をあっさり使える奴が二人も三人も居たらヤバイでしょ、現に...Kは自分への復讐の為にアレを使った、悪用されたらどうなるかってね」
かなちゃん
「悪用されたら...ですか、ふふ。」
たくっちスノー
「ん?何かおかしな事いった?」
かなちゃん
「いえ、まさかたくっちスノーが悪用されることを気にするとは思わなくて、一番悪用しそうなの貴方ですし」
たくっちスノー
「...かなわないなぁ、かなちゃん様には」
かなちゃん
「それで、もう目処は付いてるんですか?」
たくっちスノー
「おう!既に1つ持ってるし、1つ何処にあるのか分かる!」
かなちゃん
「流石マガイモノの専門は仕事が早いですね」
たくっちスノー
「ただ、所有者がな...松山なんだ。」
かなちゃん
「あー、組長ですか、あの人は私が言っても譲ってくれなさそうですし...」
たくっちスノー
「....ただの松山じゃなくて、その...過去なんだ」
かなちゃん
「えっ」
たくっちスノー
「三年前の....松山那雄宏」
かなちゃん
「えええ...私の転勤前ですか...余計にめんどくさい...」
たくっちスノー
「そういうわけなんで、一旦過去に行って参ります、帰ってきたら慰めの言葉とかお願いね」
かなちゃん
「はいはい、いってらっしゃい...」
たくっちスノー
「うん。」
たくっちスノーは局長室の後ろの扉から、過去へと廻る。
たくっちスノーは、リアルワールド年代2014年11月27日へと向かった....
.....
メイドウィン
「組を作りたい?」
松山
「ああ!心組はオレには合わねぇわ」
一方、過去。
メイドウィン
「そうは言ってもね...「心技体」の3グループで言い感じだと思うけど、そこから何を追加するんだ?」
松山
「そいつはまだ考えてない」
メイドウィン
「せめて、グループ名くらいは考えておけよ...」
松山
「へへっすまねぇな、でもオレとお前の仲だろ?どうにかやってくれよ」
メイドウィン
「そう言われてもね...」
たくっちスノー
「どいて!」
メイドウィン
「おっと」
松山
「ファッ!?」
突然の事だった、タイムマシンは局長室の椅子の後ろにあるので、あやうくメイドウィンとぶつかりかけたのだ
たくっちスノー
「あ、あっぶねー...なんでこんなところにタイムマシン付けたんだよ...」
メイドウィン
「タイムマシンを悪用されたくなかったし...ていうか、お前誰?」
たくっちスノー
「タイムマシン使えてる時点で察しろよ!局長だよ局長!」
メイドウィン
「えっ、未来の局長?」
松山
「マジかよ、メイドウィンはどうしたんだ?」
たくっちスノー
「え、黒影?...黒影は、えーと、定年退職だよ」
メイドウィン
「俺、不老不死だけど定年とかあるの?」
たくっちスノー
「うっ...それは...仕事より家庭に専念したいって言い出して、今料理店開いてるんだよ!」(自分が殺したなんて言えるかよ....)
松山
「.....ま、それ使えるんなら嘘じゃねぇんだろうな」
メイドウィン
「だな...で、未来の局長さん、お仕事でここに?」
たくっちスノー
「そうそう、松山那雄宏、あんた変わったベルト持ってないか?」
松山
「ベルト?」
たくっちスノー
「仮面ライダーの変身ベルト...」
メイドウィン
「ある?」
松山
「あるかもしれねぇ。」
たくっちスノー
「本当か!それ、自分が作った奴なんだから返してくれないか!?」
松山
「まだテメーの物と分かった訳じゃねぇし...」
メイドウィン
「まぁ、そういうの興味あるし見せてやってもいいじゃないか?」
松山
「んだな....来いよ」
たくっちスノー
「おう...」
メイドウィン
「ん?」
たくっちスノーは思った。
黒影を見たのは何日ぶりだろうか?局長室に座り、皆に愛され、なんでも出来た黒影。
でもそれは偽りだった、愛じゃなかった。
でも、ここのメイドウィンは『リニューアル前』だ
たくっちスノーが本当に憧れていた黒影が、目の前にいた
メイドウィン
「...どうした?」
たくっちスノー
「あ、ごめん黒影...」
メイドウィン
「ほら、松山待たせるとめんどくさいし早く行こうぜ」
たくっちスノー
「ああ...」
たくっちスノーは黒影の顔を見れなかった
長く見たくなかった。
あの優しい顔をしていた黒影が、偽りだと思いたくないのだ....
~松山の部屋~
松山
「どうだ、あったか?」
たくっちスノー
「あった!【フィフティ・ネオアマゾンズドライバー】!!」
メイドウィン
「長いな、名前。」
松山
「仮面ライダーネオアマゾンズなんて居たか?」
たくっちスノー
「あ、そっか、2014年だと最新作はドライブだっけ」
メイドウィン
「その言い方だと未来のライダーかぁ...でもどうしてこれを?」
たくっちスノー
「大雑把に言うとね、これを使えば版権キャラでも他作品の設定を使用出来るんだ」
松山
「え?普通だろ?」
メイドウィン
「ああ、別に対したことじゃなくね?」
たくっちスノー
(そうだったーー!!この時代では普通にオリ設定とかもりもりだったー!!)