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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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*57*

カオスフェイカー
「ナイトローグ....行くぞ!」

ナイトローグ
「ハアッ!!」

...

享楽達は次々と湧き出るグンタイアリヤミーを蹴散らしていた

享楽
「へへへ、長刀降らんくってもメダルが出てくるもんだから楽やで」

ネメシア
「で、でもキリがありません...」

ビルド
「...なぁ、こいつらって働きアリだよな?」

オルガ
「となると、指示を出すための親玉の蟻が近くにいるはずですね...それは恐らく...」

オルガがナイフを天井へ投げると、まるで糸を千切られた蜘蛛のようにSヴヴァが落ちてきた

ビルド
「親玉はあいつか!」

享楽
「ネメシア、そいつら頼むでェ!」

ネメシア
「はい!」

ネメシアはカマキリソードで数十匹のグンタイアリヤミーを追い詰めるように斬りかかる

ビルド
「行くぞ!」

ビルドは武器にタートルフルボトルを入れる

【ready go!】

享楽
「おう!」ギリッギリッポンッ!
【クレーンアーム】
【ブースターレッグ】
【ソリッドキャノン】
【カッターウィング】


【ボルテック・ブレイク!】
【セル・バースト!】

Sヴヴァ
「グワアアアアア!!!」

ソリッドキャノンと亀のエネルギーがSヴヴァにぶつかり、Sヴヴァからメダルが弾け飛ぶ

Sヴヴァの戦闘不能と同時に、グンタイアリヤミーはセルメダルの山となった

享楽はそのセルメダルをかき集めていた

享楽
「へっへっへ~、こいつは儲けもんや、拾えるだけ放ろっとくけぇ!」

ビルド
「余計な足止めをくらった...ローグ!」



....

カオスフェイカー
「ハアアアアアッ!!」

ナイトローグ
「グッ!!」

カオスフェイカーは両腕を黒い触手のようにしてナイトローグに叩きつける


ナイトローグ
「お、おい石動...まだか!?」

石動
「か、勘弁してくれって...あんなタコみたいな気持ち悪いの相手にしたくねぇよ!」

ナイトローグ
「おい!!!」

カオスフェイカー
(くっ...あまりやりすぎると、王さまにも...)


【DORAGO RIDE】
【ケツァルコアトル】

その時、ドラゴンが天井を破壊して現れ、デーリッチの箱を鷲掴みにして飛んでいく...

ナイトローグ
「なっ...返せ!!」

カオスフェイカー
(ドラゴライド...っていうことは奴か)

ナイトローグ
「何をしている!?早く取り返せ!!」

「そいつは誰に言ってるんだ?」

ビルド
「待たせたな、たくっちスノー!」

カオスフェイカー
「遅いぞお前ら!」

ネメシア
「...あの、副組長...ですよね?」

カオスフェイカー
「この姿に関しては後だ!今はローグを!」

ナイトローグ
「おのれ...」

そんな時、スピーカーから声が

「あー、あー、マイクテス、マイクテス、こちら石動!これより用件を伝えたいと思います!」

石動
「作戦は終わった、引き返せ」

ナイトローグ
「だが...!!」

石動
「あいつからの命令だ」

ナイトローグ
「....チッ、毎度毎度...覚えていろ!!」

ナイトローグは煙を巻き、去っていく

カオスフェイカー
「また消えた...」

享楽
「あいつってぇと、どうやら向こうにも親玉がおるみたいじゃなぁ」

ネメシア
「桐生さん、心当たりは?」

戦兎
「スタークによると、ファウストを作り上げたのは葛城巧という人物らしいんだが...」

カオスフェイカー
(ああそうか、まだこの世界線だと巧の正体を知らないんだっけか)

フルボトルを外し、変身を解く

たくっちスノー
「ふぅ...あ、そうだ、王さまは!?」

そんな時、ビルドフォンが鳴る

ビルド
「ああ...たくっちスノー、大明神からだ」

たくっちスノー
「はい、たくっちスノーですが...王さまは?...はい、そうですか、いえ、そちらもお疲れ様でした」



たくっちスノー
「どうにか無事だってさ...良かった...」

ネメシア
「では、戻りましょうか」

享楽
「おう」



....


たくっちスノー
「ごめんな、デーリッチ、危険な思いさせちゃって」

デーリッチ
「気にしてないでちよ、どっちかというとドラゴンに鷲掴みされたときのほうが怖かったでち」

たくっちスノー
「はっははは、確かにそうかも!」

デーリッチ
「...ねぇ、たくっちスノーって...今、危険な仕事をしてるんだよね?」

たくっちスノー
「うん、でも仕方ないさ、尻拭いみたいなものだし...」

デーリッチ
「1つ、約束して?仕事が終わったら...ちゃんと帰ってきて欲しいでち」

たくっちスノー
「でも、自分は...」

デーリッチ
「たくっちスノーだって、ハグレ王国の国民でち」

たくっちスノー
「やっぱ敵わないなぁ、デーリッチには」


「...でも、ありがとう、好きだよ、デーリッチ」


戦兎
「おいおい、何しんみりとした顔してるんだよ?」

享楽
「年末に笑わんと、来年の福が飛んでくやろ!」

ネメシア
「そうですよ!一緒に年末を過ごしに来たんじゃないですか?」

たくっちスノー
「....そっか、そうだよな!」

デーリッチ
「そろそろ忘年会を始めるでちよ!」

たくっちスノー
「あー、待って待って!他の皆も呼びたいから!(松山以外)」

...

かなちゃん
「ふぅ...一時はどうなるかと思いましたが、どうにかまったりと大晦日を迎えられそうですね」

「そうだねぇ...あ、そうだ、これ。」

...は大明神に【フィフティ・ディケイドライバー】を手渡す

かなちゃん
「えっ...これ...」

「今の彼なら、この龍の力を正しいことに使ってくれるだろうからさ」

かなちゃん
「...あのー、もしかしなくともデーリッチを鷲掴みしたドラゴンって」

「さぁ、何のことやら...でもさ、初めてかもしれないね」


『マガイモノが誰かを守る為に力を使うなんて』


....

一方その頃、ファウスト...

誰もいなくなった臨時基地にスーパーアポロガイストと石動が現れる

Sアポロガイスト
「見つけたのだ、きっとこれだ」

アポロガイストは注射器で黒い液体...たくっちスノーのマガイモノの成分を採取した


石動
「今回の作戦で欲しかったものは人間(モルモット)でも、フィフティ・シリーズでもない」

石動
「マガイモノを作る上で必要な王の黒い液体さ」

石動
「こいつを使えば、今までより強力なスマッシュを製造できる」

石動
「いや、スマッシュだけじゃない....そうだろう?」





『メイドウィン。』



そして、帽子世界では...


「おい!俺達を何処に向かわせる気だ!!デンライナーから引き離せっての!」

シキ
「モモタロス、うるさい」

モモタロス
「ぐぐぐ...」

シキ
「どうフィリップ、何か変化は?」

フィリップ
「...シキ、玩具の世界を知っているかい?」

シキ
「玩具の世界...ドーラの所ね、それがどうかした?」

フィリップ
「どうやらあの世界の帽子が何者かに奪われたみたいだ」

シキ
「メルが?」

フィリップ
「いや、違う...でも、興味深い」


シキ
「そうそうフィリップ、そういえばお前は帽子戦争について調べているといったね?」

フィリップ
「そうだね、何か情報でも?」

シキ
「NPG機関って知ってる?」

フィリップ
「えぬ...ぴー...分からないな、調べてみよう」

シキ
「いや、いい、聞いてみただけ」

フィリップ
「...そっか」


時空監理局、ファウスト、そして帽子世界。


三つのグループに何かが起きようとしていた....!!

【次回予告】

メル
「帽子世界に何かあったみてぇだな、ちょっと手伝え」

戦兎
「またかよ...」

かなちゃん
「おや、どうやら知ってる顔触れも居ますね」

フィリップ
「初めまして、僕の名前はフィリップ。」

たくっちスノー
「フィリップ...フィリップってあのフィリップか!?」

メル
「お前がこの事件の元凶か?」

フィリップ
「いや...それはまだ分からない」

次回【第八話】
『Wの帰還/罪を背負う者』

「カイガン!」

【サイクロン!】

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年末のご挨拶

ロストメイドウィン
「どうも、普段は後書きに出てくるロストメイドウィンだ」

ロストメイドウィン
「今年もとうとう終わりだな...」

ロストメイドウィン
「2017年、メイドウィンにとっては大きなターニングポイントとも言える1年だった」

ロストメイドウィン
「たくっちスノーの本格的なキャラ付け、新たなメイドウィン、そしてマガイモノ」

ロストメイドウィン
「後こういった話を完結できるようになったのも今年からだ」

ロストメイドウィン
「これも皆様が支えてくれたおかげです...いや、支えてなくてもやらなくちゃダメなんだが」

ロストメイドウィン
「カキコも10月に新しい掲示板に移り変わったな、新しい作者もどんどん見かけるようになって中々楽しい1年だった」

ロストメイドウィン
「...しかし、俺も本格的にキャラ付けしてほしいなぁ」


ロストメイドウィン
「おっと、愚直は適当に流して...」

ロストメイドウィン
「来年も、メイドウィン小説をどうかよろしくお願いいたします、では良い年末とお正月を」

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