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時空監理局外伝 「牙組」 (完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 173ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 仮面ライダー 時空監理局外伝シリーズ 
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オルガ
「え、いいのですか、局長?」

メイドウィン
「どっち道ファウストだってパンドラボックスを取り返しに来るだろ?倒す相手が増えるだけだ」

戦兎
「それもそうだな...なら、ここに残っていた方がずっといい」

幻徳
「早速だが、これを着けてもらいたい」

幻徳はメイドウィン達に鉄の腕輪を渡す


メイドウィン
「こいつは?」

幻徳
「君たちには自由に行動してもらって構わないが、何をするか分からないしいつでも呼べるようにと発信器が付けられている、何かあったらすぐに連絡するから来るように」

メイドウィン
「了解だ...さてどうする?お前ら?」

ラミス
「どうするって、私はそっちの仕事と関係ないのに巻き込まれちゃったわよ、もう腕輪付けられちゃったし」

戦兎
「...そういや、留守番三人組だけいないな」

かなちゃん
「なら、私がつれてきますよ」

ルリ
「頼みます」

ルリ
「私達はどうします?」

戦兎
「行きたい場所があるんだ、着いてきてくれ」

....

そして、三人組はというと...

享楽
「ほぉ、復讐....」

龍我
「ああ、俺にも二人と同じで愛してる女がいた...香澄っていうんだ、優しくて、いい女でさぁ...」

龍我
「だが、ファウストは香澄をスマッシュにして...元々体が弱かったあいつは、成分を抜き取った後死んだ」

たくっちスノー
「....」

龍我
「このドラゴンフルボトルは、スマッシュにされた香澄の成分から作られた物で...形見でもある」

龍我
「俺の目的は1つ、香澄を死なせたファウストをぶっ潰すことだ....!!」

たくっちスノー
「....いいな、万丈はさ」

龍我
「何がだよ?」

たくっちスノー
「そこまで出来るほど大好きな存在がいて」

龍我
「お前だって大明神が死にかけたら、許せねぇだろ?」

たくっちスノー
「....そうだね、そういうこと...なんだね」


たくっちスノー
「精神上は男なんだから、僕がかなちゃん様を守らなくては....」

かなちゃん
「へぇ、それは期待してますよ」

たくっちスノー
「愛する人を守るのが男というのなら....って」



たくっちスノー
「あっあっあっあっあっ!!?」

享楽
「オウ、お帰りぃ」

たくっちスノー
「い、いいいいいつからそこに!?」

かなちゃん
「さぁ、いつからでしょうねぇ...そうそう、三人とも出てきてくれませんか?」

龍我
「なんでだ?」

かなちゃん
「実はかくかくしかじかというワケでして」

享楽
「ホンマけぇ、ならワシらも向かわなきゃな」

たくっちスノー
(...氷室幻徳が?いや待て、そういえば奴が変身した姿を見たのは自分だけだ、それにifだからまだ戦兎はナイトローグの正体を知らない...)

たくっちスノー
(もしここで正体をバラしたら部下に迷惑がかかるかもしれない...)

かなちゃん
「あの、たくっちスノーさん?」

たくっちスノー
「あ、なんでもないよかなちゃん様!自分もすぐに...」

そんな時、大明神のスマホが鳴る

かなちゃん
「はい...え?分かりました、たくっちスノーさんに代わってだそうです」

たくっちスノー
「はい、こちら時空監理局」

翔太郎
【時空監理局か?俺だ、翔太郎だ!!】

たくっちスノー
「翔太郎?何か分かったのか?」

翔太郎
【そういうワケじゃない!!ちょっと、聞きたいことがある、フィリップに一体何があった!?】

たくっちスノー
「えっ....フィリップがなんかヤバイのか!?」

翔太郎
【よく分からないが、助けてくれって俺の頭の中で叫んでるんだ、時の世界へ向かわせてくれ!】

たくっちスノー
「わかった、すぐ迎えにいく!」


龍我
「あいつ、なんかあったのか?」

たくっちスノー
「そうらしい...すまん、万丈と享楽さんだけ先向かっててくれ!」

かなちゃん
「分かりました、では行きましょう!」

享楽
「オウ!」

大明神が龍我と享楽を連れて行った後、たくっちスノーは翔太郎を召喚する

たくっちスノー
「なぁ、今更だが言っていいか?」

翔太郎
「ど、どうした...?」

たくっちスノー
「元々帽子世界は普通の人間があまり介入できない世界なんだ、管理人になったとはいえ、もし君に何かあれば...」

翔太郎
「だが、大事な相棒のhelpを黙って見過ごすのも嫌だ」

たくっちスノー
「だよな、それでこそ左翔太郎だ....あれ?」

翔太郎
「どうした?」

たくっちスノー
「ルメール...メルの反応がない、変だな...まさかシキに負けちゃったのか?」

翔太郎
「とにかく、帽子世界へ向かおう」

たくっちスノー
「ああ!」

たくっちスノーは渦を広げ、帽子世界へと突入する....

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