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*99*
戦兎
「天才物理学者の桐生戦兎は、東都を守るため、そしてファウストを倒すために仮面ライダービルドになって平和を守っている!」
メイドウィン
「俺たちは戦兎達の世界の首相、氷室幻徳に呼び出され、三都戦争に関わることになった」
たくっちスノー
「一方自分はフィリップのピンチを聞き付けた翔太郎と共に帽子世界へと向かうが、そこには帽子と記憶を失ったメルがいたのだ...」
戦兎
「えっ、帽子失うと記憶まで無くなるのか!?」
たくっちスノー
「それは聞いたことがないな...」
翔太郎
「帽子も何だか胡散臭いアイテムに見えてくるしな....」
たくっちスノー
「翔太郎も気を付けろよ、あんたも一応風の世界の管理人なんだから」
戦兎
「今回はとんでもない事になるぞ十四話!!」
....
第十四話
【帽子世界プログラム】
状況を整理するため、そしてメルを連れて帰るため時空監理局へと戻った二人...
翔太郎
「あいつは?」
たくっちスノー
「子供部屋に寝かせておいたよ...」
たくっちスノー
「....記憶喪失ってすげぇな、あんなに口が悪かったルメールがさ、年相応の子供みたいにおとなしいんだよ」
翔太郎
「そんなことはどうでもいいだろう、今は...」
たくっちスノー
「あんなことを出来るのは多分プロバイダーぐらいだ」
たくっちスノー
「だからフィリップも狙われているかもな...」
翔太郎
「ああ、恐らくまだ時の世界にいるはずだ...」
たくっちスノー
「だが自分はメルを見てなくちゃならない...いつ襲われるか分からないしな」
翔太郎
「...分かった、気を付けろよ。」
たくっちスノー
「ああ、そちらもね...」
たくっちスノーは翔太郎を時の世界へと転送させると、メルのいる子供部屋へと移動した
...
たくっちスノー
「メルー、いるか?」
メル
「....」
たくっちスノー
「らしくないなぁ、君はそんな内気な子じゃないはずなのに」
メル
「...メル、それが、わたしの名前?」
たくっちスノー
「うん、そうだよ」
メル
「貴方は誰?」
たくっちスノー
「僕は...君のともだちだよ?」
メル
「友達?」
たくっちスノー
「うん、ともだちさ...」
メル
「そうなんだ....」
...
かなちゃん
「...それにしてもたくっちスノーさん遅いですねぇ」
戦兎
「帽子世界で何かあったのか?」
ネメシア
「気になりますね...」
ガチャッ
美空
「また開ける音?」
七夜
「あいつが帰ってきたのかもしれねぇな!」
だが、降りてきたのはたくっちスノーではなく...
幻徳
「ほう、ここが仮面ライダーのアジト...綺麗に片付いているな」
美空
「氷室幻徳!?」
龍我
「げっ、やっべ!!?」
メイドウィン
「どうしてここが...あー、そういやこの腕輪発信器だったっけ」
龍我
「お、おい!!?どうすんだよ!?」
幻徳
「まぁ待て万丈龍我、俺はお前を捕まえる為に来たワケではない...戦兎、お前にやってもらいたい仕事がある」
戦兎
「仕事ですか?」
幻徳
「ああ...今回、お前に調べてもらいたいものはコレだ」
幻徳はノートパソコンをデスクに置き、ふるボトルの研究データを見せた
メイドウィン
「これは...フルボトル?」
幻徳
「そう、スマッシュの成分を抜き取って作られたものが『フルボトル』」
幻徳
「そして、ファウストがこれらを集めているとなると...パンドラボックスとフルボトルには何か繋がりがあるといっていいだろう」
戦兎
「そこで俺にフルボトルの解析を頼みに来た...ということ?」
幻徳
「そうだ...やってくれるか?」
戦兎
「分かった、これで何かパンドラボックスに関する情報が手に入ればいいが....」
メイドウィン
「フルボトルって何個あるんだ?」
幻徳
「パンドラボックスのパネルには60個分のフルボトルの入れ口があった」
戦兎
「俺の持っていたフルボトルは計20個だとすると...残り40個か」
幻徳
「残りは恐らく西都か北都が持っているとされている...」
メイドウィン
「ふーん、全部入れるとどうなるんだろ...」
戦兎
「それを調べるために今来てるんだろ...
?ほら、すぐ調べるからどいてどいて」
メイドウィン
「あ、俺も手伝うよ、こういうことはよくやってるし...」
幻徳
「なるべく早く終わらせるんだ...いつ敵が襲ってくるかも分からない....」
かなちゃん
「代理首相ともあろう方がここに居ていいんですかね」
幻徳
「いいのさ、何故なら....」
幻徳が話そうとした時、時空の渦を開きたくっちスノーが首だけ出す
たくっちスノー
「黒影!悪いけどちょっと来てくれない!?」
メイドウィン
「悪い、今手が離せないんだ!!」
たくっちスノー
「えーっ!?こんなときに!?」
幻徳
「...ッ!?貴様は!?」
たくっちスノー
「え、あー!あー!じゃあネメシアと享楽さん!!ちょっと来てくれない!?」
ネメシア
「え?はい...」
享楽
「しょうがないなァ...ホレ、行くで」
ネメシアと享楽が時空の渦へ入ると、メイドウィンはパソコンを打ち出す
メイドウィン
「ほら、急いでるんでしょ?さっさと済ませようぜ」
戦兎
「あ、ああ....」
七夜
「首相さんってよぉ、たくっちスノーと知り合いなのか?」
幻徳
「え、あ、ああ...」
かなちゃん
「まぁ、色んな時空を旅してるぐらいですしね...」
七夜
「なるほどよォ...そんなんだから俺の世界が大変なことになってるってのに...」
幻徳
(危なかった...)