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作者： ロストメイドウィン＆彩都 （総ページ数： 152ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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＊64＊
………
空姫
「皆が………皆が………」
海斗
「みんなを避難させないと！！」
陸人
「でもどうするんだ？部外者の俺たちの言うことを奴らが聞いてくれるのか？」
リクヤ
「扇様さえ説得できれば、他の忍者も動いてくれるかもしれないけど………」
雪
「というか、避難ってどこに！？」
海斗
「ほ………ほら、忍者の里だしどこかに避難トンネルとか！そういう隠れられるような場所があるはず！」
空姫
「そ、そんなの聞いたことが………」
柚葉
「あるぞ、とっておきのやつ」
海斗
「マジ！？」
柚葉
「ついてくるんだ」
………
柚葉
「………！！」
柚葉が茂みや木を切り落とすと苔にまみれた扉のようなものが見え、最近開けたような痕跡が残っていた
空姫
「これって………」
柚葉
「お前達が探していたものだ」
海斗
「秘密の避難場所！？」
空姫
「こんなものがあったなんて」
柚葉
「しばらく使ってなかったんだろうな、ボロボロで開けにくいが………隠れるには最適だ」
陸人
「よし、これなら隠れられるな」
空姫
「後は………扇様に聞いてみます！」
「空姫」
空姫
「あっ……」
切り落とされた茂みの後ろから主水が飛び出す
主水
「こんなところで何をしている………これは、百年前に使われたという避難経路か」
主水
「何故こんなものを？」
空姫
「お、お兄様！ちょうどよかった、実は………」
………
主水
「……………」
空姫
「信じられないかもしれませんが、このままでは………」
陸人
「ていうか、これ信じろってのは難しいよな」
主水
「………だが、お前がこんな嘘をつくはずはないからな」
主水
「分かった、ひとまず扇様に伝えておこう」
空姫
「はい！」
海斗
「陸人、俺たちも行こう！雪さん、扉をお願い！」
雪
「わかった！」
柚葉
「ぐっ…………また硬くなったな、この扉………」
リクヤ
「……………！！」
雪
「何やってるの？」
リクヤ
「………よし！捉えた！空姫から離れた後なら気を通して察知することが出来る！」
リクヤ
「俺は………足止めをかけてみる！！」
雪
「だ、大丈夫なの！？」
リクヤ
「やれるだけはやってやるさ！！」
リクヤ
「メイドウィンブラスト！！」