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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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雪と陸人はゲートから物を漁る

リクヤ
「これまで食べ物だの、漫画だの、ヒーローソウルだの出てるんだ、強化用のアイテムかなんかぐらいあってもいいんじゃないか?」

海斗
「確かに………そういう都合のいいものだけないっていうのも変だよな」


「そうは言っても本当に色々あるから、何を引っ張り出せばいいのやら」

陸人
「ま、適当でいいだろ適当で………おりゃ!!」

陸人は渦から厳つい形のマスクを取り出す


「あっ、これジョジョの世界でかっぱらってきたやつ!」

空姫
「これは………?」

陸人
「あ、これってアレだよアレ、呼吸しにくくなるやつ」

海斗
「呼吸制限マスクね………これをつけると1度に吸う酸素の量が減るんだよ」

空姫
「へぇ、どれくらい?」


「えーとね……山に昇ってる時と同じくらいだってさ」

空姫
「なるほどー!!」

海斗
「体力………雪さんには必要ですよね」


「うん、まだ呼吸の仕方もよく分かってないけど、頑張る!」

海斗
「これつけたままヒーローソウル使うとどうなるのかな?」

陸人
「マスクの上からマスクつけるの?」

リクヤ
「想像したら笑えてくるな」

雪はマスクを付けながら歩き悶える


「うぐっ!!」

リクヤ
「ほら言わんこっちゃない」

海斗
「本当にジョセフの修行してる気分になった」

リクヤ
「いっそのこと波紋覚えるか?」コオー

海斗
「波紋疾走は興味あるけどなんか合わないんだよな、俺ってほら、イメージ的には科学系じゃないですか」


「能力は思いっきり非科学系だけどね……(戦場の一族の設定を振り返りながら)」

リクヤ
「………空姫、大丈夫か?」

空姫
「あ、はい………ちょっとだけ」

陸人
「うん、最初はこんなもんかなー」



「………待って」



「君、マスクつけてなくない?」

陸人
「え?いらないでしょ俺?エボルトの力あるし」



「…………」

リクヤ
「いや、つけろよ」


「自分も、やったんだからさ」

海斗
「エボルトの力は凄いけどそれに頼るのはどうかと思う」

陸人
「えー…………」

陸人は仕方なさそうな顔でマスクをつける

陸人
「で、次はどうする?」

海斗
「あ、俺なんか思いついた」

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