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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*70*


「あった!!」

雪達はようやく本来の扉があった場所にたどり着く

柚葉が刀を引っ掛けると、あっさりと扉が開いた

柚葉
「これで間違いないだろう」


「よかった………広さ的に見ても数百人は入りそうだぞ!」

空姫
「わ、私………海斗君を探してきます!」


「え、えーとじゃあ誰かが留守番しないと」



「いや柚葉さんに行かせればいいか」

柚葉
「なぜ秒速で決めた」


「い、意味は無いの!ほら、急いで!」


柚葉
「………癪に障るがまあいい、そうだ、たくっちスノー」


「なんですか?」

柚葉
「………いや、なんでもない、帰ってきたら話そう」


「はい、では………ここは絶対に死守します!!」

空姫
「はい!!」


………


「…………」


【死んだのだろう】



「そうか、また黒影は死んだんだ」


「…………魂はDと同化し、肉体は消失した可能性がある」



「今度こそ………二度と復活しないんだな、あんたの罪、自分も一緒に背負ってやるからよ」



「…………あいつとの全てが終わった」


「終わっちまったんだな………こんな、形で」



「結局、僕は貴方に勝つことは出来ませんでした」


「黒影………お疲れ様」


「一体どんな考えだったのか」


「何を思って、あんなやつに体を託したのか」



「それは分からない」





「でも、今ここに………あの時の、貴方さえいてくれれば………最高完璧じゃなくてもいい、ご飯のことしか考えない馬鹿でもいい」



「…………ダメだ、何考えてんだ、僕」



「新しくやり直すってのに、僕は………」






「たった1人、か」


「結構久しぶりだな、こういうの」



「マガイモノだから、いずれこうなったりはするんだろうな」



「いや、今の僕は人間か」





「…………人間、よし。」


空姫
「雪ちゃん!見つけましたよ!」


「あっ、空姫さん!!」

海斗
「雪さん!扇様とその他忍者………数十人が集まりました!!」

リクヤ
「ぜー、ぜー………や、やりきったな」


「よし………皆、扉を閉めよう!!」

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