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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*71*
陸人達が里の忍びを洞窟の中へと押し込み、全員が入ったのを確認して扉を閉める
リクヤ
「実は………Dとキルバスが里を燃やそうとしている」
雪
「なんだって!?すぐに鎮火しないと………」
扇
「炎くらいなら忍者の力で払うことが出来る」
主水
「………しかし、里が」
扇
「移り変わること等何回もやってきた事だろう、それよりも………後の事を考えるべきだ」
主水
「………」
扇
「私亡き後には、お前が里を守っていくのだ」
主水
「…………はい」
空姫
「大爺様、考え直してくれませんか!?」
雪
「そ、そうですよ!!何も命を賭けることなんて!!」
扇
「私にはもうこれしかない、皆を守るにはこの方法しかないのだ」
雪
「ですが……!!」
柚葉
「止めるな、たくっちスノー」
柚葉
「その忍は覚悟を持っている、全身全霊を掛けて償いを行おうとしている」
柚葉
「………その覚悟に水をかける行為は、よせ」
雪
「………うう、で、でも………!!」
陸人
「………待て、静かにしてくれお前ら」
陸人は扉に耳を当てながら皆を止める
海斗
「どうした?」
陸人
「…………なぁ、オタクの忍者って、火を払う位は出来る、とか言ってたよな?」
主水
「あ、ああ………」
陸人
「なんか………さっきから消えないんだよ、炎の音がさ………」
陸人
「いや、もはや消えないとかそういう話じゃない………どんどん音が強くなっている」
陸人
「炎がどんどん強くなっているんだ!!」
主水
「何!?」
と、その時扉の下から液体が漏れる
雪
「………!!陸人くん離れて!!」
陸人
「うおっ!?」
液体は燃え上がり扉を焼き尽くす、勢いは山火事すらも超え跡形もなくなっていく
雪
「な、なんだよこの炎………汚物は消毒するやつもまだここまで燃えなかったぞ」
陸人
「ネット炎上よりずっと速い………」
海斗
「外は!?外はどうなっているんだ!?」
リクヤ
「くっ………!!炎が強すぎる!雪さん!水属性の武器を!!」
雪
「水剣ガノトトス!!」
雪が武器を差し込むと炎は鎮火し煙まみれとなる………
海斗
「うっ、ぐふっ、げふっ………早く出ないと!!ここにいたら逆に危険だ!」