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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*40*

リクヤ
「…………寒気がする」

紅葉
「大丈夫ですか………?もう少し術を強めますか………?」

リクヤ
「だ、大丈夫です!」

………

紅葉
「疲労が………溜まりすぎです………」


「す、すみません………海斗君によるとそういうのが鈍くなってるみたいで」

紅葉
「谷間忍法は………感覚の麻痺も治します………全く感じないものも、感じやすくなるものも、これで元通りになります………」


「えっ、そうなんですか」

エボルト
「良かったなぁたくっちスノー?これでようやく人並みになれるんだぜ?」


「貴方が誰なのかさっぱり分からないけどすごい口調に覚えがある」

エボルト
「チャオ!」


「はい特定した………何しに来たの、あの人」

紅葉
「あの人は健康でしたので……数時間待機してもらっていますが………」

エボルト
「暇で暇でしょうがないんだよー!」


「………海斗君は大丈夫?」

紅葉
「損傷が酷いので………同時に治してますが………もう少しです………」


「だからって僕の上に乗せなくても」

紅葉
「二乗効果で………あなたも治せます………」

海斗
「サンドイッチ………」


「ねぇ、変なこと想像してないよね?」

紅葉
「忍びのお2人には………谷間忍術で作った薬を用意しましたのでそちらを………」

空姫
「ありがとうございます」

………

海斗
「………ふぅ、どうにか治ったのはいいし、事情も分かりました」

エボルト
「でも俺がいるのが理解できないと?」

海斗
「当たり前でしょ!なんで普通に同行してるの!」

エボルト
「キルバスの事をよーく知ってるのは、他でもない弟であるこの俺だ」

エボルト
「俺もお前もキルバスを止めたいと思っている」

エボルト
「お互いにメリットがあることは分かるだろ?」

海斗
「………まぁ、そうですけど、貴方も一応星狩り一族だから、世界壊さないかなって」

エボルト
「壊す?まさか!俺は兄貴と違って几帳面なんだ、厳密に計画を練って星を壊す」

エボルト
「今、そんなことできるか?」

海斗
「………エボルト、今だけは貴方を信用します」

エボルト
「そうなくっちゃな!」

エボルトは笑いながら海斗の肩を叩く



「遅い!」

エボルト
「ん?」

海斗
「あっ」

「昼に来ると言っていたはずなのに………何故これほどまでに時間が掛かっている?」

陸人
「誰あいつ?」

空姫
「覆井空丸(おおいからまる)さん、ここの主ですよ」


「つまり、姫の護衛を依頼した人?」

空姫
「恐らくは」

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