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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*41*
橙
「はっ、この度はとんだご無礼を………」
橙は小声で後ろに「ほら、皆も膝をつけて」と呟く
陸人
「えっ、なんでそんなこと」
海斗とリクヤが陸人の頭を押さえつけて正座し、続くように頭を下げる
空丸
「奴に何かあったらどうする………そう、今のようにな」
空丸は部下に指示を出し、縄で縛られた人間を引っ張り出す
「だから何度も言っているだろう、私はダイミョーだと、誰も殺さず、ここの姫君にも興味ないと」
海斗
「あれが城に居たという侍?」
雪
「…………あれ、まさかあの人」
空姫
「お知り合いですか?」
空丸
「どういうことだ?」
雪
「あっ、その………友達の友達です!深い仲ではないんです!」
「………む、お前は確か、たくっちス」
雪
「すみませんちょっと黙ってて」
「ああ」
空丸
「……………まぁ、今回限りだ、早く奴の所に向かうのだ」
橙
「はっ」
雪
「あ、すみません城主………無礼を承知で一つお願いが、そこのダイミョーをうちに預からせてくれません?」
雪
「あ、刀はそちらが預かってください」
「なんだと!?」
空丸
「そういう事なら許可しよう、ただし縄は外さないことだ」
雪
「分かりました」
空丸
「部屋はあそこだ、姫はあそこでお前たちを待っている」
……………
雪
「…………いやいやいや」
雪
「なんであなたがここにいるんですか、柚葉さん!!」
柚葉
「知らん、気が付いたらここにいた」
柚葉
「そんでもってダイミョーと名乗っても切りかかってきた、だから弾いたまでだ」
海斗
「………雪さん、この人は?」
雪
「陸人君も知ってるでしょ?ほら、ハグレ王国………あそこの国民の1人」
陸人
「へー、あの国こんなのもいるんだな」
リクヤ
「なぁ、ダイミョーってなんだ?」
柚葉
「なんだ、ダイミョーを知らないのか?いいか、ダイミョーとはな………」
柚葉
「まぁとにかく凄いやつだ」
雪
「と、こんな人です」
リクヤ
「だいたいわかった」
柚葉
「それはそうと今どんな状況だ?」
雪
「実は………」
………
柚葉
「そうか、妙に女子のような体付きをしていると思ったら【紛い物】では無くなったか」
雪
「体関係ある?」
海斗
「ゆ、雪さん………まさかこの人もキルバスみたいに突然この世界に………」
雪
「………そうとしか思えないよね、もしかしたら柚葉さん以外の人物もここに………」