完結小説図書館
作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~
*10*
【第2巻】
「脱出」
4人は主水に抱えられ、大きな屋敷に送られた
主水
「………扇様はいられるか」
見張り
「今は別の里に」
主水
「帰ってくるまでどれまでかかる?」
見張り
「十分も掛からないかと」
主水
「そうか、後はそちらに任せるとしよう」
見張り
「はっ!」
見張りは縄に巻かれた4人を引っ張り、主水はあっという間に姿を消していく
…………
雪
「で、とりあえず閉じ込められてしまった」
リクヤ
「この屋敷の主はいないようだけど………」
陸人
「王子様とかいう」
海斗
「扇様ね、多分すごい偉い人だよ」
陸人
「てか、そろそろ縄ほどきたい」
雪
「くっ………隙間がない」
陸人
「あ、そういや俺昔テレビで見たんだけど、忍者って関節を外して縄を抜けるんだってさ」
リクヤ
「へぇ、どうやって関節を外すの?」
陸人
「引っ張れば抜けるんじゃね?」
海斗
「怪我人作ってどうするの………雪さん、俺さっきのヒーローソウル使ってみます」
雪
「えっ、付けれる?」
海斗
「腰にくっつくように固定されたんで多分………」
海斗
「陸人、縄引っ張って少しだけ緩くしてくれない?」
陸人
「お、いいよ、蹴ったらごめんね」
陸人は海斗の近くまで転がり、足で挟んで縄を引っ張り、その間に腕をソウルのベルトに突っ込む
【METEOR!】
海斗
「あれ、動かない」
雪
「手動で回すんだそれ、ほらメテオだし」
海斗
「あ、そっか!ソウルチェンジ!」
【METEORstorm!!】
海斗の体は彗星に包まれ、小隕石をまとった仮面ライダーソウルが縄を粉々にする
メテオソウル
「す、すげぇ!」
雪
「肉体的な力に関してはフォーゼより上だからね!」
陸人
「それより早くこっちもほどいてくれ!」
メテオソウル
「分かった!ホオオオオアチャアアアア!!」
リクヤ
「えっ、それはちょっと」
雪
「ヤリスギ!(ジカンデスピア)」
雪が叫ぶと、地面から槍が生えてくる
雪
「あっ、武器出てきた!ちょっと頑張ってナイフ出すからそれで斬って!」
リクヤ
「最初からナイフで切った方が良かったんじゃ」
メテオソウル
「縛られたままナイフ持てます?」
リクヤ
「それもそうか」