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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*11*
雪がナイフを作り、メテオソウルが縄を掴んで刃をかけるが、びくともしない
メテオソウル
「あれ、切れない………」
陸人
「もっと力入れてみなよ」
メテオソウル
「えっ怪我しない?」
陸人
「俺達ナイフ程度じゃ怪我しないだろ、ほら少年漫画とか剣の技浴びても死にはしないだろ」
雪
「そういう理屈はどうかと思う」
メテオソウル
「えい!」
メテオソウルがナイフを思いっきりふりかかると、鈍い音と共にナイフの刀身が折れて壁に突き刺さる
陸人
「危なっ!!」
リクヤ
「折れたああああ」
メテオソウル
「なんなんだこの縄…………」
雪
「………仮面ライダーの力で縄を破ったほうがよさそうだね」
メテオソウル
「あっ、それなら………」
メテオソウルは先程雪が出した槍を扉にかけて防ぐ
メテオソウル
「これである程度時間稼ぎになるはずです」
雪
「あっ、ごめんね」
陸人
「なー、ひとつ聞いていい?仮面ライダーブレンのこと知らないんだけど、どういうやつなの?」
雪
「毒とメガネと頭脳が特徴的なやつ」
陸人
「意味分からんけど縄をちぎるのには向いてないことは分かった」
………
メテオソウルは超人的な腕力で陸人、リクヤ、雪のロープを引き千切り、それと同時に変身が解ける
海斗
「あれ!?」
雪
「あ、ごめん………自分、ヒーローソウルの完璧な作り方を知らないから何かしら不備があるんだ」
海斗
「なるほど、フォーゼのヒーローソウルもちゃんと持ってた方が良さそうだな」
陸人
「えー、なんかこれ使うの怖いんだけど、爆発とかしない?」
雪
「大丈夫、そういうのは最初からあそこにないから」
海斗
(爆発したやつもあるのか………)
リクヤ
「それで、縄を解いたのはいいけどこれからどうするの?」
雪
「うん、そこだね……念の為言うけど今回はリセットが利かない、確実に上手くいくと言える策が欲しい」
陸人
「そんな作戦あんの?」
雪
「僕も今必死に考えてるんだけど浮かばない」
リクヤ
「俺もなー…………どこかに抜けられそうな道はあるかな」
リクヤは壁を叩きながら動き回る
陸人
「なにしてんの?」
リクヤ
「人間だった頃は建築士やってたからさ、災害に備えてこうやって壁の強度を調べたりもしたんだ」
海斗
「抜け道でもあればいいけど………」