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君がくれたもの
日時: 2011/01/05 14:57
名前: 男姫 (ID: y0qltvGJ)
参照: http://otome0910

とても、平凡で暇だった生活

でも、君と出会って私の生活は少し変わった

生活だけじゃない、私自身も....




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Re: 君がくれたもの ( No.74 )
日時: 2011/01/22 14:26
名前: 柚莉愛 ◆VoHZnMKTK2 (ID: LV9Enekb)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi

えぇ〜!?
目から血って・・・
桃ひどいですね・・・。
でも百合乃は桃を追いかけるってすごいなぁ。
その前に病院に行かないと!!

Re: 君がくれたもの ( No.75 )
日時: 2011/01/22 14:39
名前: 男姫 (ID: PvE9VyUX)


柚莉愛さま

そうですね、百合乃いろんないみですごい子です、ハイw

桃ちゃんは恐ろしい程の怪力持ちですから机も真っ二つですし。

ひどい時は粉々ですよww

いつも、コメントありがとうございます

Re: 君がくれたもの ( No.76 )
日時: 2011/01/23 14:46
名前: 男姫 (ID: PvE9VyUX)


バンッ——

屋上の扉が勢いよく開く

そして、桃は低めのフェンスを乗り越え、フェンスの外側に立つ

これで落ちてしまったら一貫の終りだ

「季空さん!!!」

「っ!来ないで!!」

「危ないですよ!早く、戻って!」

「うるさい!うるさいうるさい!」

百合乃は桃に近づく。

「くるな!近づくと落ちるから!」

「っ.....」

それでも、百合乃はその言葉に逆らって桃に近づく

「こっ!...来ないで!本当に飛び降りるわよ!」

「好きにすればいい」

「.....え?」

「死ぬも生きるもあなたしだいですが....それで、あなたはいいんですか?」

桃は、小刻みに震えだす
頬にはいくつもの涙の筋

「死にたくない!死にたくない...でも...でも!こうしてくれなきゃ、龍ちゃんが!助けにきてくれないんだもん!好きって言ってくれないんだもん!!!」

「そんな、すきは本当の好きなんかじゃない!」

「ちがうもん!好きって言ったら全部本心の好きなんだもん!」

桃は百合乃の方を向こうとすると。

Re: 君がくれたもの ( No.77 )
日時: 2011/01/23 14:57
名前: 男姫 (ID: PvE9VyUX)


ズリ———

「あっ....」

桃は、足を滑らせた。

「季空さん!」

百合乃は桃の手を間一髪掴んだ
しかし、桃の体すべてを片手で支えることは無理に近かった。

でも、百合乃はどうにか桃を引き上げようとするが
限界に近い状態に達し、体がフェンスから落ちかける。

「離してよ!離してくれなきゃ、龍ちゃんが助けにきてくれない!」


「バカ!」

「えっ?」

百合乃は必死に桃を持ち上げる

「あなたは、本当に馬鹿です!馬鹿で馬鹿で大馬鹿です!こんなことしても、日之は助けになんかきません!」

「なんで....」

「も...だめっ!」





ズリッ———


「百合乃っっ!」

龍揮が慌てて、百合乃を助けようとするが

百合乃は桃と一緒に落ちてしまった

「あぁ...死んじゃうんだ」

「季空さん!」


百合乃は桃の頭を自分で被い
そのまま、裏庭へと落下していった。


Re: 君がくれたもの ( No.78 )
日時: 2011/01/23 15:08
名前: 男姫 (ID: PvE9VyUX)



ガサササササ————

「百合乃ぉおおおぉお!!」

————
———
——


ピッ...ピッ..


何かの機械音が聞こえてくる

自分、何したんだっけ....

思いだせない...えっと...たしか

「ゆ...の!」

え?誰?誰かが呼んでる

百合乃は目をゆっくり開ける

すると、見えたのは白い天井と日之龍揮の顔だった

「....日之...くん?」

「百合乃!....馬鹿野郎!なんであんなこと...」

「あんなこと?」

「桃をかばって...お前、肩と腕骨折したんだぞ!?そんでもって足にもひび入れて...」

「あ...そっか...季空さん..助けたんだ」

すると、百合乃は勢いよく起き上がる

「季空さんっ!イッッッッッ!!!」

背中と肩に激痛が走る

「おいおい!馬鹿なことするなよ!桃なら大丈夫だ...お前のおかげで今はぐっすり寝てるよ」

「...よかった」

そして、ゆっくり寝転んだ。

「お前も、今日はゆっくりしとけ..。そういえば、桜と美薗がお見舞いに来るって言ってたぞ」

「あ...うん、わかった」

「俺は、今日一日お前の看病」

「えー、いいですよ」

「看病してやるって言ってんだから素直に聞け」
「....はーい」

そして、大きな手があの時のように、百合乃の頭を優しく撫でる

その温かさで居心地がよくなり、百合乃は眠った。


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