コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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▽ 碧い空に手を伸ばして / 短編集
日時: 2012/12/17 19:45
名前: 祐希・花瑚・瑠那 (ID: FOqQFS6Q)
参照: ぶるーすかい → 碧い空に手を伸ばして に改名

 こんにちは。クリックありがとうございます。
 このスレッドは、とある同級生3人が集まり「お題小説を書かないか」ということで始めた、安直すぎる短編集もどきです。
 

 

 β about this sled

 この小説は、お題をもとに、私たちが別々の短編を書くという設定です。
 お題からなる短編集です。苦手な方はお控えください。たまにお題関係なしに短編書きだすことも。
 恋愛|友情|ファンタジー など、様々なジャンルに挑戦中です。お題はいつでも募集しています。りくえすととかどうぞ!←
 「このお題で小説書きたい!」という方は、ご自由にお書き下さい。一度コメントをして書いて下さると嬉しいです。


▽現在は短編置き場のようになっております。
お題小説ほとんど書けてませんが、もちろんお題は募集しておりますので気が向いた方はぜひぜひよろしくお願いします……!



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 ▽お題募集しています! よろしければどうぞ!

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Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.66 )
日時: 2011/10/15 22:26
名前: 瑠那 (ID: HTIJ/iaZ)



  (>>065)  >紫亜さま

  瑠那さまのお家からお邪魔しております、ひろです^^
  別館の方の僕のスレッドにいらしてたんですか! 感謝です!
  よし今度探してみまs(黙ろうか)。
  あれでもなんか心当たりあるぞ……?←

  素敵なお題ありがとうございますっ!
  ちょっと「FAX」は難しそうですけど(あくまで個人的な意見です)、頑張ってみたいと思います!

  素敵なお題と感想ありがとうございました!
  またいらしてください!

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.67 )
日時: 2011/10/21 23:00
名前: 花瑚 (ID: vIJhruab)

ちょっと頑張って短編上げたいと思います。
んんんん、、、いけるのか私?

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.68 )
日時: 2011/11/19 10:44
名前: 花瑚 (ID: SG7XrUxP)

【平行な関係】

side A

どうして、こんなにも遠くなってしまったんだろう。
幼馴染の涼(りょう)は、いつだって私の一番距離が近い男の子だったのに。

もう、遠いよ。
どれだけ手を伸ばしても、届きそうにない距離。

可愛い彼女の隣で楽しそうに笑ってる男の子は、私の知らない涼。



私たちの距離感は、私が町はずれに引っ越した、あの時から変わってしまったんだと思う。
家が近所で一人っ子の私にとって、涼は私の兄貴分だった。
いつも強引で勝気で、でもたまに優しくて。

たまにだけどね、たまに。

だけどとろくて不器用な私に文句ばっか言いながらも、そばにいてくれてたよね。
すごく嬉しかったんだよ。
言ったことなんてないけど。



そんな涼とは、今年で8年連続同じクラス。
引っ越したあの時から、だんだんと距離が遠くなった。
ああ、今まで家が近かったから私たちは一緒にいれてたんだなって思い知った。
今では、1年で1回も話さないこともあるくらい。
私はあの頃から何も変わってない。
性格も見た目も。
少しは変わってほしいんだけど。

でも涼は、変わった。

昔よりも、何でもあけすけに話すようになって涼の周りにはいつも違う女の子がいる。
私みたいにとろくなんてなくて、ドジもかまさないような、細かい気遣いができる可愛い女の子。

今日だって、先週彼女と別れたばっかなのに、今度は由実ちゃんに告るんだとか言って、腰でズボンはいてるような友達たち言ってた。

はあああああ。

せっかく別れたと思ったのに。
2人がうまくいくことなんか、誰の目にも明らかで。
私じゃ叶わないことなんか、猿でも分かることで。
何度願っても、叶わない想いは涼の事を考えるたびに募るばかりで。
何でこんなに切ないんだろう?
何でこんなに私は泣かなきゃいけないんだろう?


すぐ、別れるなんて分かってるのに。
でも涼と2人並んでいる女の子たちは、涼に釣り合っていて。

うらやましくて。

見るたびに胸の奥が締め付けられるようで。
そうやって私は涼をだんだん見れなくなっていったのかな。



寒い。
私は一人、公園のベンチで凍えてた。
家で帰る気にはなれなくて、近所の公園にやってきた。
ポツンとあるベンチに、一人で座っていると虚しくなってきて、思わず涙がこぼれた。

涼は今ごろ、彼女とうまくやってんのかな。
そうじゃなかったらいいのに。

また涙が滲みだした私の視界に、急に何かが現れた。
頬にはあったかい何かが触れて。

「!!?」

顔を上げると、あったかいココアの缶を私の頬に押し付ける、長年想い続けた幼馴染の顔が。



涼は、私の隣にどかっと座ると、

「おい、祝えよ」

そう言った。

……何だうまくいってるじゃん。
わざわざ自慢しに来たんだ?
そう思ったら泣けてきた。
でも、

「今日は俺の失恋記念日だぁ」

そんなこと言うから、

「……ふられた……?」
「おい、いきなり傷えぐりにくんなよ」

期待するじゃん。



手渡された甘いココアの缶は、私の大好きなやつで、涼はブラックの缶コーヒー。

「は、お前手ぇ冷た」

急に、涼は私の手をつかんでそう言った。

…び、びっくりした。
一気に脈拍を上げる心臓の音が伝わってきて、単純な自分が恥ずかしくなった。
だけど、缶コーヒーで温まった涼の手は、とても心地よくて。

「てか何でお前泣いてんの?」

そう、涼が聞いてきたけど私は何も言えなくて。

「まさかお前もふられたの?……そうかそうか、一緒じゃん」

違いますけど。
でも失恋したことには変わりないんだけどね。

「お前さ……」
「…?」
「…なんでもねぇ〜よ」

そう言うと涼は私の肩に、もたれてきた。

涼は、私に一体何を言いかけたんだろう?

そう聞ける勇気は、まだ私にはなくて。

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.69 )
日時: 2011/10/22 00:12
名前: 花瑚 (ID: vIJhruab)

あれ、短編のはずが。
終わりませんでした<m(_ _ )m>
すいません。。。
しかも読みにくいですね!

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.70 )
日時: 2011/10/22 22:14
名前: 花瑚 (ID: jJL3NZcM)
参照: 久しぶりに男子目線←

side B

お前何なんだよ。
お前は、俺が好きなんじゃないのかよ?
なあ円佳(まどか)?
俺だけなのか?
こんなにお前にはまってるのは。



お前は、とろくて不器用でいつも俺の後を
「りょうくん」
なんて言ってついて来てた、ただの幼馴染。
それ以上でも、以下でもない、近所の女の子。
お前の位置はずっとそこから動かないはずだった。

でも、お前といると楽しくて、飽きなくて。
だんだんお前の位置は、俺の一番近いところにいるようになった。

だけど、俺がそれに気付いたのは

お前が引っ越してから。
お前が近くにいなくなって初めて気付いた。
お前がいなきゃ駄目で、お前ばっか見てる俺。
こんなん俺じゃねえのに。

それが悔しくて仕方なくて、あの時から俺は、自分から話しかけなくなった。

今になって思えば、あれがいけなかった。
つまらない意地なんか張ってなければ、その年に別のクラスになっていたからって、こんなにも遠くにはなっていなかったはずなのに。



俺は、あの時から坂道を転がるようにぐれた。
意地ばっか張ってるくせに、お前と一緒にいたくて仕方なくて、だけどそんな勇気はなくて。
俺の気持ちを知ってほしい。
告いたくて告いたくて、でも告えなくて。
結局、臆病なのは俺なんだ。
そんなの分かってるよ。
だからお前に気づいてほしい。
俺なんかどうしようもなくぐれてて、彼女なんか代わる代わる作ってばっかなんだけど。

お前が好きなんだ。

本当は、彼女なんかいらねえ。
お前に彼女になってほしい。
だけど、お前がそれに嫉妬して、気付いて、俺に告ってくれないかって。
お前から告ってくれないかって。

ずるい期待をしている。

ずるくて酷いな。
ごめんな。
お前が好きで仕方ないんだ。



由実に告りに行く、なんて嘘だ。
確かに由実は気が利いて、一緒にいて楽だ。
だけど、俺は楽なんて求めてないんだってこと。

だからお前が公園で泣いてるのを見て、ほっとしたんだ。
ああ、お前が俺ん為に泣いてんだなって。

そんなら、俺も最後まで知らない振りしてやるよ。
お前が告うまで、待っとくから。
俺には待つしかできねえから。

でも、

「お前さ……」

本当に俺が好きか?
俺の勘違いとか、ないよな?

俺の不安は、最近円佳と仲がいい吉川のせいだ。
吉川は俺なんかとは違って、真面目で目立たない地味な奴だ。
それだけに、大して取り柄もない円佳と釣り合うんだ。
俺には、そう見えるんだ。

お前は、俺を見てくれてるんだよな?
ちゃんと。
信じていいんだよな?

早く、俺のものになってくれ。


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