コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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▽ 碧い空に手を伸ばして / 短編集
日時: 2012/12/17 19:45
名前: 祐希・花瑚・瑠那 (ID: FOqQFS6Q)
参照: ぶるーすかい → 碧い空に手を伸ばして に改名

 こんにちは。クリックありがとうございます。
 このスレッドは、とある同級生3人が集まり「お題小説を書かないか」ということで始めた、安直すぎる短編集もどきです。
 

 

 β about this sled

 この小説は、お題をもとに、私たちが別々の短編を書くという設定です。
 お題からなる短編集です。苦手な方はお控えください。たまにお題関係なしに短編書きだすことも。
 恋愛|友情|ファンタジー など、様々なジャンルに挑戦中です。お題はいつでも募集しています。りくえすととかどうぞ!←
 「このお題で小説書きたい!」という方は、ご自由にお書き下さい。一度コメントをして書いて下さると嬉しいです。


▽現在は短編置き場のようになっております。
お題小説ほとんど書けてませんが、もちろんお題は募集しておりますので気が向いた方はぜひぜひよろしくお願いします……!



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 ▽お題募集しています! よろしければどうぞ!

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Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.46 )
日時: 2011/10/02 17:43
名前: 花瑚 (ID: bGZR8Eh0)

あああ、

やばーい!!

何これ超萌えるんですけどっっ!!
ツンデレな女の子ほど可愛いものはないだろう!!

あ〜、自分キモいわ((+_+))

そして切ないし。
何だこれ。
なんだこのままならない感じ。


…う…、語ってしまった!
サーセン<(_ _)>
祐希さまは素晴らしいです(*^^)v

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.47 )
日時: 2011/11/19 10:33
名前: 花瑚 (ID: SG7XrUxP)

短編じゃないものを書こうと思います。
長々と書きますが…すいません<(_ _)>
そして重いです。。。
苦手な方はお逃げください!!

〜the afterlife〜

【1】

「あ、これ見たかったやつ!!」
「は、こんなガキっぽいの恥ずかしくて借りれないわ」
「ひど!!あたしファンタジー一番好きなのに!」
「あっそ」

     ○

見下したように言う、あいつの顔が今になっても忘れられない。
本当は、忘れたいのに。
あんたなんか大嫌いなのに。
何で、まだこんなに。
———き、なんだろう。

     ○

気づいたらあたしは、仰向けに倒れてた。
体中に感じる鈍い痛み。
目の前には満天の星空と、鼻をかすめるのは独特の鉄の臭い。

———けが、したんだっけ。

ぼんやりする頭でそう考えた。                  

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.48 )
日時: 2011/10/03 17:06
名前: 花瑚 (ID: fxhCNxuy)

【2】

レンタルショップでDVDを物色していたあたしは、最悪の人物に遭遇してしまった。
大っ嫌いな藤谷。
同じクラスになってからというもの、ずっとあたしをからかって苛めてくるうざい奴。

でも、本当はそんな奴が、藤谷が———。

気付いてはいるけど。
でも、こんな気持ちなんて気づきたくなんてなかったよ?
ずうっと仲悪い犬猿の仲のあたしらでよかったじゃん?
なのにさ。

     ○

結局、財布を忘れて何も借りれなかったあたしを見て、藤谷はまた笑ってる。
——自慢げにこっち見んなばーか!!
あ〜あ、結構ここ家から遠いのになあ。
呟いてみても、何も変わらない。
藤谷なんかは、SF映画を何本か借りてる。
くそう。

ふと気付くと、時計は6:00を指していた。
やばい。
家までは、自転車飛ばしても30分はかかる。
しかも家ってのは山の中で、夜になるとかなり怖い。

焦って外に出ると、辺りは薄暗くなっていた。
ガサガサと自転車の鍵をバックから漁っていると、
「乗ってけば?」
よく通る、藤谷の大きな声がした。
振り返ると、バイクを指さして得意げに笑ってる藤谷がいた。
——いつの間にバイクの免許なんか取ってんだよ。
別にうちの高校はバイク通学もありだから、不思議でもないんだけど。

…なんかむかつく。

     ○

結局、半ば強引にバイクに乗せられてしまった。
「お前んち遠いんだろ?」
最初は優しかったくせに、
「誰があんたのバイクに何か乗るか!!」
ってあたしが突っぱねたら、
「ふっふっふ、さてはお前バイクのんのが怖えーんだろ?ガキ〜」

——うざっ!!

こうなったら乗るしかないじゃん。
それでも真っ黒なでかいバイクの後ろは、夜風が気持ちよかった。
意外と、あいつの背中は大きかったり、あったかかったりして。
顔が熱いことは、絶対に悟られたくはなかった。

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.49 )
日時: 2011/10/03 17:31
名前: 花瑚 (ID: fxhCNxuy)

【3】

どんどんと、周りが緑になってきた時だった。
相変わらず、ギャーギャー口喧嘩なんてしてたっけ。

突然バイクが急ブレーキをかけて、体が左に引っ張られた。
そのままあたしは宙を舞って、下に落ちていった。
その時、力強い何かに引き寄せられた気がしたんだ。

気付くとあたしは、体に痛みを抱えたまま倒れていた。

     ○

ぼんやりとした頭で、藤谷のことを探した。

藤谷はすぐ近くにいて、あたしと同じように仰向けに倒れていた。
近くにはバックやヘルメットが転がっている。
痛む足を引きずりながら歩み寄って、
———大丈夫?
なんて声をかけた。
最悪のイメージなんてしてなかった。
あいつはまた普通に笑って、馬鹿でかい声で
「ごめん、操作ミスったわ」
なんて言うに決まってる。
そうに決まってる。

置いたあたしの手に、何かぬるっとしたものが触れた。
鉄の臭いのする藤谷の血。

     ○

何度揺さぶっても、藤谷は目覚めなかった。
ただ、青白い顔で眠ってた。
———だって、眠ってるようにしか見えなかったから。

病院に連絡したいけど、携帯が見つからない。
辺りはもう真っ暗で、空には満天の星空が広がっていた。
でも涙でにじんだ視界じゃ、星はうまく見えなくて。
数十メートル先に頼りなくぶら下がったガードレールがぼんやり見えた。

———何で、あたしなんかかばったの?
何で、あたしなんか乗せたの?
……行かなきゃよかった。
いっそ出会わなければよかったのかな。
そしたら、こんなことにはならなくて、
藤谷は普通に生活して、これからも笑えてたはずなのに。
———罰が当たったんだ。
素直じゃないから。
あたしが臆病だから。
いっそ、告白して振られてしまえばよかったんだ。
そしたらこんな中途半端に仲なんて良くなくて、藤谷のバイクになんか乗らなくて済んだのに。
———どうして、あたしじゃないんですか。
———どうして、藤谷なんですか。

Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.50 )
日時: 2011/10/03 17:52
名前: 花瑚 (ID: fxhCNxuy)

【4】

血眼になって携帯を探していたら、

「ううぅ…」

藤谷の声がした。

     ○

急いで藤谷のもとへ駆け寄ると、藤谷は弱々しく青白い顔でこう聞いた。
「お前は…大丈…夫…なんだな……?」
「だ…いじょうぶに…きまってる…でしょ」
涙ながらにそういうあたしを見て、藤谷は困ったように、苦しそうに笑った。
「……ごめんな…」
謝らないでよ。
お願いだから、もっとあたしを責めてよ。
「…急に、…ネコ……避けら…なかった」
声が小さくて聞き取りにくい。
苦しそうにあえぐ藤谷は、まるで別人みたいだった。
「……きだ…」
「?なに」
「…すきだ」
「…な、に急に」
「…すきなんだ……お前が…」
絞り出すようにそういう藤谷はなんだか嬉しそうだった。

     ○

「———あたしも決まってるでしょ」
そっぽを向いてそう言うと、
「…そうか…」
大きく息をついた。
藤谷はあとどれくらい、もつのだろう。
あと、どれくらいあたしの隣にいてくれるのだろう。
遠くを見つめるあたしに、
「星がきれいだ…」
藤谷が呟いた。
「俺は……、ずっと…隣に…ぃてやるから」

「だから…、幸せに……生きろ」

涙が止まらなかった。
どうして、どうして。
何でこんな時だけ優しいの。
いつも強気で、声でかくてうざいのに。

聴こえないよ。

いつもの声じゃなきゃ、聴こえないよ。


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