コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 恋時計 +半実話+
- 日時: 2011/12/12 15:13
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=past&no=21605
チクタクチクタク、時計の針は進んでいく……——
時間は二度と戻らない、私達は少しずつ、大人になっていくんだ……
( 恋時計 )
↑URLにゎ、1〜119話&番外編が収められています♪時間があれば是非!
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(〓注意点※必ず読んでね)
・登場人物ゎ、ほぼ実在しますが全員仮名です
・舞台になってる学校は、小中一貫ですが、実際通ってるのは、普通の小学校&中学ですッ
・時々、ダークというか重い話がでてきます><
・書き方がコロコロ変わってます
・ガチの恋愛系というより、青春系です(ぇ)主人公以外の話もでてきます(何
別にぃーよ?って人ゎ、スクロールしちゃって!
(〓現在の内容〜)
現在ゎ『中学3年の10月』になってますッ
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(〓もくじ)
中2編
>>0001 登場人物紹介01 >>0002 登場人物紹介02 >>0003 登場人物紹介03
>>0009 第120話 >>0010 第121話 >>0011 第122話 >>0013 第123話 >>0014 第124話
>>0015 第125話 >>0024 第126話 >>0025 第127話 >>0029 第128話 >>0040 第129話
中3編
>>0042 登場人物紹介01 >>0043 登場人物紹介02
>>0044 登場人物紹介03 >>0158 登場人物紹介04
>>0045 第130話 >>0046 第131話 >>0060 第132話 >>0061 第133話 >>0062 第134話
>>0068 第135話 >>0077 第136話 >>0078 第137話 >>0082 第138話 >>0083 第139話
>>0084 第140話 >>0091 第141話 >>0096 第142話 >>0102 第143話 >>0120 第144話
>>0122 第145話 >>0131 第146話 >>0139 第147話 >>0147 第148話 >>0148 第149話
>>0152 第150話 >>0164 第151話 >>0168 第152話 >>0189 第153話 >>0212 第154話
>>0223 第155話 >>0224 第156話 >>0229 第157話 >>0230 第158話 >>0238 第159話
>>0239 第160話 >>0244 第161話 >>0251 第162話 >>0269 第163話 >>0272 第164話
>>0273 第165話 >>0282 第166話 >>0283 第167話 >>0284 第168話 >>0289 第169話
>>0292 第170話 >>0297 第171話 >>0298 第172話 >>0299 第173話 >>0317 第174話
>>0318 第175話 >>0319 第176話 >>0320 第177話 >>0321 第178話 >>0322 第179話
>>0325 第180話 >>0328 第181話 >>0334 第182話 >>0335 第183話 >>0336 第184話 >>0337 第185話
番外編
『Everyday Bad School』 絵里那目線
>>0260 >>0262 >>0264 >>0265 >>0266
(〓イベント&特典etc)
>>0198-203 Clover歌詞振り分けごっこ←
登場人物図鑑
>>0253 使用楽器01
>>0254 七瀬香織 >>0255 久保絵磨 >>0258 三井優志
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(〓お客様) ※前スレから引き継ぎ
ちか様 美衣様 茜様 優美様 闇に光様 インク切れ様 夢乃様 りま様
あやめ様 rara様 絵磨様 未羅様 悠菜様 みるく様 璃瑚様 tapi様
結衣様 結菜様 苺香様 山田涼子様 春音様 宇莉様 真桜様 月翔様
ココ様 王翔様
総勢[25]名のお客様!感謝感激!マイケルオスゴットスマイルフォーユー(どうした
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- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.335 )
- 日時: 2011/12/12 14:34
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
- 参照: 冬休みまでに、一通り終わらせます!!
第183話
10月に入り、私はテスト勉強の真っ最中だった。
「メアド消しといてだって」
それは、勉強の休憩中、リビングでくつろいでたときだった。
突然、龍夜の微妙なハスキー声が、私にそう告げたのだ。
私は後ろを振り返り、目を点にした。
龍夜はなおもポーカーフェイスで、私を見下す。
「は?」
「だーから! 孝文が『メアド消しといてくださーい』だってよ」
少し強気になる龍夜の発言が、私の頭の中を駆け回った。
消しといてください……メアドを、消しといてください、メアドを。
私は、あっけにとられながら、一点を見つめていた。
「ふん、赤くなってるしー、あはははは!!」
龍夜はいつものからかいの憎たらしい表情を私に向ける。
赤くなんてなってねーよ、どっちかっつーと青いよ。
私は無言で、龍夜をにらみつけると、自分の部屋に戻った。
そして、机に向かい、教材をひろげる。
待って……考えてみよう。なんで急に孝文がそういったのか。
確かにあれから、ずーっと孝文とメールはしてない。
だったら、メールしないならアドレスいらないから、どうせなら消しとけってこと?
いや、あいつに彼女もしくは好きな子ができたから、他の女子のアドレスは邪魔だとか?
どっちでもいい。孝文が私とメールしたくないという事実は、たしかなものなのだ。
なんで? なんで急に?
どうせいやなら、あの日メールしたときに言ってくれればいいのに。
なんで? なんで今更そんなこというの?
私、この1ヵ月、孝文のメール文を考えたり、色々試行錯誤してて、迷ってたんだよ?
「……ふ」
私は薄笑いを浮かべると、急に胸の奥が痛んだ。
……このまま部屋で1人でいると、泣くかもしれない。
私は勉強道具をもって、1階に降りた。
家族がいるなら、まだ勉強できる。
私は、少々うるさいリビングで、シャーペンを走らせた。
……えーっと、メンデルの法則は……——
……だめだ。
勉強しようと思っても、どうしても孝文を考えてしまう。
孝文は、私のことが嫌いなのかな?
そりゃ、自分が教えてないのに、急にメールきたらビビるけど。
それなら直接そういってほしかった。
わざわざ、龍夜の口を借りないで直接。
もー、意味わかんな。
私は勉強をやめて、とっさにパソコンに向かった。
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.336 )
- 日時: 2011/12/12 14:55
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
- 参照: 冬休みまでに、一通り終わらせます!!
第184話
パソコンでアメーバピグをつけると、丁度孝文がいた。
あーあ、なんか前はうれしかったけど、今はそんなに——
でもドキドキするのは変わらなかった。
すると、それに気付いた孝文が私の部屋にやってきた。
私はわらにもすがる思いで、文字を打った。
——あのさ、龍夜から聞いたんだけど
私は続けて、文章を打った。
——アドレス消しといてって言われたんだけど…
——メールしたらだめだったかな?
『そんなことないよ』
私は心のどこかで、そんな答えを期待してたのかもしれない。
——あたりまえっす
……あ、あたりまえっすだってさ。
はーぁ、やっぱりね、うん、まさかのね、うん。
私の中の何かが抜けていくような瞬間を覚えた。
——ふーん
そっけない返事、でもほんとはちょっと……悲しい。
そしたら、孝文はいきなりすごい質問をしてきた。
——本当に
——俺のこと
——好きなのか?
「!! え」
俺のことすきって、そんな……。
私は顔が火照っていくのが手にとるようにわかった。
——えぇー・・・・
——すきだったらなに? てか
——てかそんなこときいて、どうするの?
私は勝手に指が動いた。
——付き合うんだよ
「え!!」
私は目玉が飛び出るほど、びっくりした。
また顔が赤くなるが、しかし。
——いいの?
——うっそおおおおおおおおお
一気に現実に戻された。
なにこれ、私、ただ遊ばれてるだけなのかよ。
——きもw
私は腹いせにそんな言葉を書いた。
——ちいいいいいいいいいい
——おもしろすぎww
私はだんだん、怒りを覚えてきた。
待てよ、このペースなんか身に覚えがあるぞ?
きっと、これは、龍夜だ。
今、家に龍夜はいない。きっと孝文のPCでも使ってきてるんだ。
——横に龍夜いるんじゃないの?
——いない
——そっち、龍夜いないのか?
——いねぇよ
私はぶっきらぼうに答えた。
ふーん、いないんか、でもおかしいな。
だとすると、龍夜どこに行ったんだ?
そして、私は何を思ったのか、こんなことをかいてみた。
——好きな人とかいるんじゃないの?
もしかすると、これで真相が分かるかも。
私は数秒間返事を待った。
——が……
なんかこないし。
——おい、なんかいえゃ
すると、ようやく返事が返ってきた。
——いないし
——へぇー
——だまれ
——なにが?
——だぁ〜〜〜まぁ〜〜〜れ
黙れだってさ、うるせぇよ「〜」とか伸ばして。
私は最後、極めつけのセリフをいってやった。
——さすが兄貴が兄貴だったら、弟も弟だわ
——なななななななななななななななn
な、連呼か、うるさいなもう。
するとまた新たな文章がでてきた
——俺は
——俺は
——龍夜だ
そのあと「うしsっしししs」とか意味不な文章を書いて、こつぜんと消えてしまった。
「はーぁ」
しばらくして龍夜が帰ってきて、やはり半分は龍夜が打ったものだと聞かされた。
ってことは残りは孝文が打ったんだよね。
なんなんだろ、もう。
テストとか考えられなくなった。
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.337 )
- 日時: 2011/12/12 15:10
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
- 参照: 冬休みまでに、一通り終わらせます!!
第185話
翌日、私はテストが終わった日の帰り道を絵磨と歩いていた。
絵磨に全て、昨日のことを告げたのだった。
「そっかあ……てか孝文、おっさん化してない?」
おっさんとは、優志のことである。
最近私達は、優志のことをこう呼んでいる。
「んまぁ、血繋がってるからね……」
「孝文、優男だとおもったんだけどな、なんか違うね」
私は、それを聞きながら、空を見上げた。
思い出すな、丁度もう、1年前になるのかな。
年下だけどどこかたくましくて、ちょっとうるさいけど、なんだか頼もしく見えてさ。
いつのまにか、そんな孝文の事を大好きになってた。
今まで一番愛してた、本当に幸せだった。
まさか、急にこんなことがおこるなんておもってなかった。
でも私、知らなかったのかもしれない、孝文の本当の人格を。
まだなんだかんだいって、中学1年生。
龍夜とすごく仲がよくて、まだまだ子供っぽさがはじける学年。
恋愛なんてきっとまだ、知る由もない。
まぁただ単に私がキモイと感じただけかもしれないけど。
なんだか、長い眠りから覚めたような感覚だった。
でも、もう孝文とはもう会いたくない。
喋りたくない、大嫌い、あんたなんか嫌い。
そうしないと、思い出すから。
辛くなるから、きっと叶いやしないこの恋を思い出して。
辛いの、もう辛い恋はしたくなかったの。
接点がなかったから、ちょっとがんばってみたのに。
君はそれを、受け入れてくれるはずがなかった。
空振りした。三振だった。アウト。
どこかで『両想い』って、思ってたのかな、わかんないけど。
でもね、あんまり泣きそうなほどショックじゃないんだ。
なんでだろう? 悲しいっていうより、違う気がする。
多分、君が年下だから。
年下ってこんなもんなんだ……って思ってる。
ああ、私何考えてるんだろう。
私は、鞄の奥深くから、あるものをとりだした。
それは、コンクールが終わったときのこと。
皆で写真をとったあと、絵磨の手伝いもあって、孝文と念願のツーショットを撮ることができた。
嬉しくて嬉しくて、ファイルにいれて持っていた。
「私、これいらないや」
「……いいの? 本当に」
「いいの、こうして気持ちの整理をする」
私は、手すりの前にたって、写真を持った手を伸ばした。
この手を離せば、写真はゆっくり急降下していく。
もう愛せない、愛しちゃいけない、駄目なんだ。
これで君ももう、迷惑じゃなくなるよね?
こうしたら、私以外、いや、私も、誰も傷つかないかな?
いいかな、本当に。
私はゆっくりと、手を離した。
すると写真はくるくる風に舞いながら、やがて川に落ちた。
私の想い出を消し去るように、写真は川のなかへと消えていった。
そのとき、一粒の涙を流したのは、絵磨にも内緒の話。
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.338 )
- 日時: 2011/12/22 15:47
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: S86U/ykR)
- 参照: 冬休みまでに、一通り終わらせます!!
第186話
——ねえ、私たちって、なんかで繋がってるのかな?
それから、すぐのことだった。
3連休が始まり、私達は遊びに行くことになった。
その日の帰りに、ささやいてくれたのだ。
「私さあ……なんか最近、自分の気持ちがよくわからない」
「え? どういうこと?」
私は目を丸くさせ、絵磨の顔を見た。
絵磨は地面を見つめながら、話し続ける。
「ほら、この前学校休んで、今日で何日も壱と会ってないでしょ。昨日、実は林田に会ってさぁ」
「林田!?」
林田誠、修学旅行の少し前になるだろうか。
彼は絵磨に告白したのだ。
絵磨は、もちろん嬉しかった。
だが、壱のことが好きなまま、付き合うのは違うとおもい、断ったのだ。
それから、2人はかかわりもほとんどなく、月日は流れた。
夏休み前、絵磨は壱にいよいよ告白した。
しかし、付き合うことはできなかった。
でも、絵磨は懸命に壱のことが好きだった。
「なんかすごく優しくしてくれたし、なんか……ね。
友達によると、まだうちのこと好きでいてくれてるみたいで」
「へぇ〜!!」
私は大きな声をあげた。
絵磨は、そのまま話し続ける。
「壱のこと好きなんだけどさあ……なんか、林田のことも心にあるっていうか、うーん。
ただの気持ちの揺れ動きで、また壱と会えば元通りになるのかもしれないんだけど……」
絵磨は、頭を抱えながら呟いた。
3連休が終われば、また学校が始まる。
……私も実は今、色々気持ちの整理をしてるときだった。
私は、拙いながらにも、絵磨にアドバイスをしてみた。
「きっとそうだって。なんかねーうちもそういうことたまーにあったわ、うん。
明後日学校行って、決断するべきだとおもう」
「もし、それでも林田が出てきたら?」
「……それは、貴方が決めることです」
私はいきなり無表情になり、高視聴率を出した某ドラマの家政婦の真似をしてみた。
が、絵磨は眉間にしわを寄せ口を開いたまま固まり、すぐに次の話題へと移された。
「で、な、なんと、明日も会う約束しちゃったわけよ……」
「ええ!? なんで?」
「自分でもなんかわかんないんだよー……まあなんかあったら報告するね!」
「……承知しました!」
私はセリフだけ真似て、いつもの調子でそう答えた。
**
次の日の夜、絵磨からメールがあった。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
決断したよ、うち
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
何を!? と私は夢中になって文字を打った。
内心ドキドキしていた。
自分のことじゃあないのに。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
林田に好きって言う
壱のことは、少しは気になるかもしれないけど、
やっぱいつかは断ち切らなきゃいけないし……
壱とは友達として頑張る
林田から10時頃に電話が来るから、その時にちゃんと気持ち伝える
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
私は時計を見た。今は9時半。
あと30分で、電話が来るんだ……。
なんか、10月は唐突なことがよくおこる。
私も、突然だけど恋の終わりを告げられた。
そして絵磨も今、恋愛で変わろうとしている。
思えば、中2のときに優志を諦めた少し前、絵磨も怜緒のことを諦めた。
そうして始まった次の恋も、同時に終わる。
なんか、不思議だけど、私達ってなにかで繋がってるのかも。
そんなことを考えてるうちに、時刻は10時になった。
- Re: 恋時計 +半実話+ ( No.339 )
- 日時: 2012/01/01 20:25
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 1hluJEzQ)
- 参照: 徐々に復活していくぜ\(^0^)/
久しぶり〜〜www
あけおめっww
184話のチャットのやつの文章で、吹いた(ぇ
リアルにパソの前で「ゲヒ」って変な笑い声あげてしまった←
185話切ない……;ω;
文章がなんかこう、ズギョンってきた(は
だめだね、最近涙腺が弱すぎて←
うるってきたよ><
そんでもって、186話で某●タさんが出てきて「フシッw」って笑ったwww(ぇ
林田……林田うひょーっ(何
なんか顔熱くなってきた(ぇ
更新頑張れ!
2012年もよろしくね☆ミ
お互いに受験も頑張ろうw
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