コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔女の空飛ぶフライパン −闇と甦る魔物ー
日時: 2014/01/11 12:27
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
参照: 闇を救う魔女

初めまして、環奈カンナです。。☆
魔法モノ あんまり得意じゃないのですが…

こ、今回ばかりは頑張りますよっ!
常識のマナーも守れない人 Uターンお願いします
自分の小説 見てほしい というのがあれば言ってください ヒマがあれば行きます!

ではどうぞ♪
————————
登場人物・唄星ホシクズ小学校 七不思議一覧 目次>>2

(目次に書かれていないが 更新されている場合があります)

フラ魔女さん日記Ⅰ >>82
フラ魔女さん日記Ⅱ >>91
フラ魔女さん日記Ⅲ >>95
—————————

この世界には 「剣:聖:瑠:朱:藍:碧:志」

ソウル(剣)を持つ者は この世で一番強く 聖なる魔法を持った 正義の魔師

レビユ(聖)を持つ者は この世で古き歴史を築く一族

ルピア(瑠)を持つ者は そしてこの世で輝き瞳閉ざされし者

リンリ(朱)を持つ者は この世の火を灯し 一番の翼を持つ者

ランラ(藍)を持つ者は この世を藍し、潤し 綺麗事を並べ持つ

ルウガ(志)そして最後に この力を持つ者は強し微笑み 勝利の女神


そしてその全てが集まった時

闇を救う魔女を迎える

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Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.56 )
日時: 2013/11/24 21:51
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

第十話 【今】←こういうのめんどくさくなってきた汗
——
to学校

5−Aのドア

「開けたら閉める!開けたら白目!」
——
toムリンカ

プルルル・・・・

    プルルル・・・・

        プルルル・・・・

交番の電話メロディー が鳴って、シュキは素早く呪文を唱える

「音の神よ 今、我に音の醒めを 音の悠久を」
どうやら シュキは音の力を持ってるらしい・・と思ったところで ラナからテレパシーが届いた

(ねえ シュキさんは 音の力みたいね)

(そうだねぇ)

(ムリンカちゃん・・いや、ムリンカちゃんのこと ムリン って 呼んでもいい?)

急なラナの発言に あたしは少し戸惑ったけど テレパシーを送る

(もちろん!)

(あ、あのさ…)
と遠慮がちにラナが切り出した

(キーチくんって カッコよくない?・・・)

(え!)
急すぎる発言に しみじみと キーチをジロジロ見る

「ん なんだっ?」
と あたしたちの方を あっけらかんとキーチが振り向く

(ムリン? キーチくんと、テレパシーできる?)

テレパシーは 親しい者とじゃなければできない。

けれど、誰とでもできる気がするのは気のせいなのか

(やってみる)
ワケはわからないが やってみることにした。

(おーい おーい おーい)
キーチにテレパシーを送ってみる

(おー つながったじゃん)
と、テレパシーがキーチから送られてきた

(やったー!テレパシー繋がった!)

とあたしが キーチにだけテレパシーを使うと

(そうだな)
と送られてくる

それからまたそれをラナに報告する

(…そっか 私はまだ無理だなぁ…っ)
と哀しそうに テレパシーをおくってこられ そこで途切れた

「…はい そうですか 分かりました が、現在対処できない状況になっておりますゆえ ご了承を。」
と 電話を終えた

「なんだったんですか?」
ラナが気楽に訊いた

「ああ、友達が 悪魔に身体を乗っ取られてる。。とか、悪魔に乗っ取られた人が続出してる…らしい」
と、無愛想にシュキが言う

だけど 乗っ取られた の意味 が あたしにはよくよくわからない

だって まだ勉強していないから

と、ライタが あっとなった

「きみっ!!」

あたしは 指を指されて首をかしげる

「はあ?」
あたしを最初に

「なんなんですか」

「・・ちっと失礼だね」

と、ラナとキーチも 怖い顔を向ける

「あ、ああゴメン。 君は、珍しい光属性を・・しかも 光剣が出しやすい光属性を持っているからね」

自分の属性+剣 が付く場合があるが それは 稀に見られる 自分の魔属性の「本能」が発揮されたときに使われるスーパーソード 通称「ソウル」と呼ばれる

あたしなら 光剣 と書いて ヒカリソウルと読まれる

「本能」が発揮された力なんて、あたしは出したことがない。

そして ソウルには 「出しやすい人」「出しにくい人」があるという

出しやすい人 には 生徒手帳にわざわざ剣をつけてやられる。
さっきのキーチも 風剣だった

つまり 出しやすい ということだ

「それも 光水の羽だよ!!」
とライタは 目を細めて、一人で盛り上がる

「へ?」

「へえ?」

「あっそ」

あたし、ラナ、キーチ とまたまた一人で盛り上がるライタを白い目で見る

「君は 誠実な 「聖なる」光の力を持った 白魔女だー!!」


「はあ?」

「へ?」

「なになに?どういうこと!」

「君なら 君なら 聖なる光水羽の力で この魔界を潤し暖かくできるじゃないか!今すぐ魔法を!今すぐ力を! 今すぐに ヒカリソウルを!」

「ふあぁ?」

「はあ?」

「へえ?」

あたしには さっぱり意味が解らなかった…

Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.57 )
日時: 2013/11/23 08:40
名前: 桜かなで (ID: QjHccfsh)

消えちゃうこと私もよくあるよ。500文字打って消えたときはすごいショックだった・・・

Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.58 )
日時: 2013/11/23 21:14
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

桜≫私なんて2000文字消えたこともシバシバ…

桜は ちび更新だよね? 3dsだと、起動が遅くて嫌にならない??
桜、あのさー。。

コメント返してくれるのは良いんだけど、小説に対してのコメントが無いよね…?
ま、こんな駄作だからしょうがないかもしれないけどさ。 読んでるって証拠が付くぐらいのコメントを1回で良いから欲しいな。と思っただけ。無視して良いよ

Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.59 )
日時: 2013/11/23 22:03
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

『本日のリポーターは、カレンでございます よろしくおねがいします。現在の、連続行方不明事件に関連する、魔界唄星県警察署から中継です』

「最近のTV魔法中継って、結構デマな情報だね…大げさすぎる これじゃあ、見る価値ないね それに見てる人が「可哀想」連続行方不明事件、だってさ」

それも 魔界唄星県警察署だ 交番じゃない 警察署だ

交番と警察署は、ライバルで、交番、は経営者は「ガイーヤ」だと聞いた。
し、警察署は「キリカ」という人だと聞いたことがある

どちらかというと 警察署のが 大きいというイメージがあるがその通りだ

『では 警官の桜星さんにお話をお聞きしましょう』

今、ボクの父さんが このデマなニュースに出ている…

そしてボクは これから `起きること、 を知っている

あの少女が

魔界でひとりの 白魔女が動き出すことも知っている。

全て知っている

ボクが父さんの味方なんてしない。

ボクは白魔女だ。

ヒカリソウルを持つ白魔女だ

光水羽の力を持つ 白魔女だ

ボクは父さんの味方なんてしない

魔界でふたりの 白魔女のひとりだ

もうひとりはすぐそばに居る

今もうひとりは動き出す

今 いわくつきの力が 皆の羨ましいにしてやる。

ボクは白魔女だ。

闇の力を持つ黒魔女じゃない
嫌なやつじゃない

ヒカリソウルを持つような白魔女だ

光水羽の力を持つ 白魔女だ

ボクは父さんの味方なんてしない


警官なんてなって「おれは正義の味方だ」って気取ってるやつの味方にはならない

魔界でもうひとりの

この世界の果てで もうひとりしかいない 愕然、ヒカリソウルを持つ白魔女の元にやってきた

血筋一つに ほかの属が混じっていない


本当の白魔女


それを巡って




やっと 




やっと 見つけた———!!


ボクの味方 ボクの夢





その ひとりの白魔女を



見つけに



やっと 



やっと



やっと この町へ



やっと ボクは



やっと やってきた—————————……

Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.60 )
日時: 2013/12/06 14:49
名前: かんな ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

toムリンカ

あれから、30分くらい、この警察署のマスコットとなり、この場の悪魔の乗っ取り事件の解決方法を見つけてくれ。君は光の白魔女だろ。と強くライタに熱弁されてしまったあたし

もう夕暮れだし、警察としても、仕事という部分を尊重してか、あたしたちを離してくれた

事件については、警察がキーチではない と認めたようで、「さらに引き続き、事件の詳しい部分を捜索するのに全力を傾ける。結果はキーチくん、ムリンカちゃんの元に送らせて頂く。すまなかった」

と、結局シュキの一文で絞められた
その後、3人は、一緒に移動し、すぐそばにある 香蘭公園のアイス販売機でアイスを買うコトに決めた

「私 紫陽花アイスにするっ!」
と、いち早くお財布を持って フライパンで空に踊り出るラナに、キーチがフライパンにまたがりながら言った

「紫陽花味なんてあるの?」
と、ラナが意気込んで言った

「知らないのっ?!……キーチくんには キイチゴ味で 十分ですよーだ!」
と フンっとフライパンをくるりと回転させる

「ん?…まて、キーチ、キイチゴ。キイチ、キイチゴ、キーチ キーチゴ!」
あたしが あっと言った

「なるほど。キーチとキイチゴをかけたワケね。キーチ!木苺味が美味しいって」
と嫌味っぽくわざわざ言う

「え!マジで…?って……他には?」

「そうだなあ…さくらんぼ」

「桃とか美味しいよ!」

「パッションフルーツとか!」

「なにそれ!」

「チョコレートdayティアーレとか?」

「なんだよっそれ!」

結局、あたしは 美味ハチミツ味のアイスにし、ラナは ブルーベリー・ラブ・ラズベリー 

キーチは、ジョークも知らずに ひとり名前が地味な 木苺味を食べた


香蘭公園の広場、夕陽が3人の背中を照らした

「…ムリンカ。今、迎えに行くよ」
3人が消えた後、深くボウシをかぶった 少年が、ベンチに足をかけて、ふっとつぶやいた
———
toコトノ

横にはティアレが居る。

そしてティアレは寝ている

が、ユキのお母様は今、言った

「幻術 デスド・モニカ」…と。

でも、今、これは気づいていないフリをしたほうが良いんじゃないかと思った
ひそかに、わたくしは言った

ユキのお母様に聞こえないように。と

「白き深き奏音 美しく響き 輝き 素直に踊れ」
魔力は 『音』

キーキーとした金切声から 美しい音色までの『音』を操る力。
それがわたくしの魔属性
誇らしく思っている

世の中溢れる この音こそが わたくしが操れる力

この世界の音を自由気ままに 操れる——…ことはない

窓の外は夕暮れで染まっていた

『音』を操るものにも ある程度ラインは引かれていて、これ以上はダメ。といった部分には入り込めない
その指定的ラインを守ったその上でわたくしのような 『音』の使い手が居るのだ

という余談はさておき、呪文だ。

幻術デスド・モニカを唱えられた瞬間に 自分の魔属性の呪文を唱えなければ、悪夢に眠らされてしまう

強い魔力の持ち主であれば…その級は格段と初段で有れば  まわりの人まで 自分の魔属性で言った威力が伝わり、悪夢に眠らされることはなくなる。という

(…わたくしは、大丈夫)
その呪文のおかげか否か、悪夢に眠らされそうになったような瞬時はない。
けれど少し疲れを感じた

夕暮れ時なのもあるが、どちらかというと 魔法を使ったからだと思われる。
極度的に使い過ぎると、魔力エネルギー切れを発生させてしまうだけで、少し待てばまた回復できる



それはさておき いま気がかりなのは、ティアレだ。
さきほどのことで 同じく疲れを感じ眠ってしまっているのだ。

これじゃあ わたくしもちろん 初段じゃないから 幻術デスド・モニカにかかったことは間違えなかった

(今なら、間に合う?)
いま、この瞬間に ユキの母親を乗っ取った悪魔が 思うが儘に操作すれば ティアレは 冥界に召喚され、魔界で言う 「行方不明」になってしまう


「白き…」

間に合わなかった。

みるみるうちに、ティアレは眩き黒き輝きをはためく

目は漆黒を放ち いままでに見たことないような冷笑を浮かべる

今、今 今この場で ティアレが 化け物になり果てる。

目をつぶった瞬間、わたくしの目の前には

ティアレは居なかった。

虫の鳴き声が、じいっと わたくしを睨むように そんなように 聴こえてきた。

わたくしが ヒカリソウルを持つような 真っ白な白魔女のムリンカだったら、ユキの母親を乗っ取った悪魔も、倒せたかもしれない。

だけど それは無理だった

今この場に 白魔女ムリンカは居ない

わたくしは、自分の身だけでも守ろうと 外へ出た

東の空が藍色に 漆黒に染まっていく

それを待つ気はなかった

速く、家に帰りたい。そう思った

ティアレを犠牲にしたのは、わたくしで。

わたくしがその分 生きなければ。

ただ現実的にそう思った

明日行けば、学校の人は 居ないんじゃないだろうか・・。

ただ、白魔女ムリンカの近くに 悪魔は寄ってこないだろう


もう しばらくは


行方不明者が冥界に居ることを知っているのは


ただ一人だった


ただ、一人だった


それは・・・・


 それは・・・・
—————
夜になった ただの 平静な住宅街

そこから 飛行乗り場まで走った少年が、さっそうとした格好で フライパンにまたがった


その少年の後ろ姿は、妙に煌びやかで、軽やかだった

星は その少年を包み込むように そして 畳み掛けるように、微笑みかけた


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