コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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魔女の空飛ぶフライパン −闇と甦る魔物ー
日時: 2014/01/11 12:27
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
参照: 闇を救う魔女

初めまして、環奈カンナです。。☆
魔法モノ あんまり得意じゃないのですが…

こ、今回ばかりは頑張りますよっ!
常識のマナーも守れない人 Uターンお願いします
自分の小説 見てほしい というのがあれば言ってください ヒマがあれば行きます!

ではどうぞ♪
————————
登場人物・唄星ホシクズ小学校 七不思議一覧 目次>>2

(目次に書かれていないが 更新されている場合があります)

フラ魔女さん日記Ⅰ >>82
フラ魔女さん日記Ⅱ >>91
フラ魔女さん日記Ⅲ >>95
—————————

この世界には 「剣:聖:瑠:朱:藍:碧:志」

ソウル(剣)を持つ者は この世で一番強く 聖なる魔法を持った 正義の魔師

レビユ(聖)を持つ者は この世で古き歴史を築く一族

ルピア(瑠)を持つ者は そしてこの世で輝き瞳閉ざされし者

リンリ(朱)を持つ者は この世の火を灯し 一番の翼を持つ者

ランラ(藍)を持つ者は この世を藍し、潤し 綺麗事を並べ持つ

ルウガ(志)そして最後に この力を持つ者は強し微笑み 勝利の女神


そしてその全てが集まった時

闇を救う魔女を迎える

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Re: フライパン魔女さんの電話相談所! ( No.1 )
日時: 2013/11/08 10:07
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

∮プロローグ∮ −君と魔法は甦る−

ある医薬品が棚にぎっしりと詰まった部屋だった

部屋には 私一人だけ

暗い廃墟の小さな窓から差し込む 木漏れ日が あたしを見つめた

「やめて」
とでも言うように その光は 医薬品の棚の前を、照らす
あたしの目の前にある医薬品を隠すように照らす

そんなことに構わず
私は、棚から一つの薬品を取り出した
名前は「キュカ」 まだどんな副作用があるかはわかってない

でも研究を重ね、双子のことを調べられるかもしれない薬だと知ったのはつい最近

あたしがこの薬を飲んで 間もなくすれば 死んだのと同じことになる
そこから 数日後 生き返れるはずなんだけど 生き返れない可能性が高い

私は それも構わず キュカの瓶の蓋を開けて ゴクリと飲んだ

100ミリリットルで すぐに飲めてしまった 炭酸みたいにしゅわしゅわするけど そんな感じじゃなくて
苦くてまずくて じわじわする感じ
色も 紺碧色と緑色が交じり合う変な色

人間界でたったの一つ

魔女になれる薬があった



たった一つ

闇をまとい輝く存在があった


私の心は 魔界に飛んだ

Re: 魔女のフライパン−闇を救う魔女− ( No.2 )
日時: 2014/01/11 12:35
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

∮主な登場人物紹介∮

琴唄 柚葵 コトウタ ユズキ 魔女名…ムリンカ

琴唄 柚琶 コトウタ ユズハ 魔女名…コレット 
大海 花梨 オオオウミ カリン 魔女名…ティアレ
茅野 美優 カヤノ ミユ   魔女名…コトノ
柚葵 らん ユウキ ラン   魔女名…ユキ
清水 咲葵 シミズ サキ  魔女名…ラナ
秋川 聖奈 アキガワ セイイナ 魔女名…カコセ
寿口 雄貴 コトグチ ユウキ   魔術師名…レン
長瀬 快斗 ナガセ カイト   魔術師名…レイト
浅羽 浩太 アサバ コウタ   魔術師名…セイヤ
椎名 広哉 シイナ ヒロヤ   魔術師名…ヒュウ
近貞 徹平 チカサダ テッペイ 魔術師…ジュライ
黒石 遥人 クロイシ ハルト   魔術師…ユーキ
——————————

∮魔界国立 唄星ホシクズ小学校 七不思議∮

1魔書館には悪魔が召喚される魔書がある
2唄星小学校の3階の女子トイレの入ったところから3番目の場所のトイレは 魔界に繋がっている 
3体育館の舞台裏の上手下手が繋がる通路の真ん中あたりで 幻術 デスド・モニカと 唱えると 夢の霊界世界に入り二度と抜けられない
4学校の前で 救急車が通ると誰かが自殺する
5唄星小学校には 夜中の12時チャイムがある
6唄星小学校の1階の1年1組の前の廊下の手洗い場の一番右を使いながら モキホ コハネ ユズハ と、呪文を唱えると、その人の憎の塊がそこに住みついてしまい、次から使う人が呪われる
7これらの行いを先生に見られると 処罰される
———————
 〜目次〜

プロローグ 君と魔法は甦る >>1


∮第一章 星屑の奏でる日∮ 〜その君の心が輝くなら〜

・第一話 【咲】 >>3-5
・第二話 【月】 >>6-8
・第三話 【冷】 >>9 >>12-13
・第四話 【想】 >>14 >>18-19
・第五話 【白】 >>20 >>23 >>28
・第六話 【揺】 >>31 >>34 >>36
・第七話 【異】 >>37 >>40-41
・第八話 【朝】 >>44-45 >>48 →特別外伝部分
・第九話 【聖】 >>51 >>53-55
・第十話 【今】 >>56 →特別予告部分 >>60 >>61
・第十一話【寧】 >>62 >>64 >>65
・第十二話【君】 >>67 →特別外伝部分 >>69 >>70
・第十三話【瞳】 >>71-73
・第十四話【任】 >>74-77
・第十五話【冥】 >>78-80
・第十六話【海】 >>81-84
・第十七話【戦】 >>85
・第十八話【彩】 >>90 >>92 >>97
・第十九話【救】 >>98-99>>101
・第二十話【沁】
———
第一章 【特別外伝部分】

第八話 【朝】 >>48-49 >>50
第十二話【君】 白魔女伝説カイナ物語 >>68
本編と少し離れ、昔の話、今の話
そして 関係ない話まで、豊富な部分を 少し欄を分けて表示させました
本編に当たるにつれて、一部の話に影響してきます。本編とマッチさせて読んでくださいね
———
第一章 【特別予告部分】

・第九話【今】>>59

本編とマッチするに当て、着目してほしい部分を別で欄に作ることにしました
まぎらわしいですが、こちらと本編をマッチして読んでいただけると嬉しいです

Re: フライパン魔女さんの電話相談所! ( No.3 )
日時: 2013/11/17 15:09
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

———第一話   -咲-

蒼く染み渡った空 見下ろすと 大きな白い羽に翼に包まれた 

魔界国立 唄星ホシクズ小学校 

あ。あたし、ムリンカ! 元気な魔女の小学五年生!魔女学5級レベル!

此処は魔界 空を魔法が飛び交う世界

魔女のあたしたちは 爵位が厳しくて 魔女学 初段レベルになると ほかの次元 

つまり、人間界なんかに行けちゃうの
その上 初段魔女という資格をもらって 一人前の魔女になれる 
でも残念なことに あたしはまだ5級レベル
しっかり修行を積まなきゃね

「おーい!コレット〜っ!」
コレットっていうのはあたしの双子の妹 もち 小学五年生!魔女学は4級レベル・・・だからあたしより優等生 でも 今度はコッチに訊いてみようよ

「おーい!ティアレ」
ティアレは同い年の あたしとコレットの大親友! というか幼馴染!小学五年生! 魔女学は8級レベル・・・どう?あたし5級だよっ!すごいでしょーっ なーんてね♪

今日みたいにカラッとした快晴の空は フライパンに乗って空を飛ぶの、気持ちい!

そ、あたしたちは フライパン魔女さんなの

正式的には フライパン魔女師っていうの ちなみに男子の方は フライパン魔術師

「もう、なあに?ムリンカ」
ティアレが あきれたように言った

「え?学校に行こうと思って……」
とあたしが目の前にある学校を指差して 言うと、コレットが地味に言った

「今日、学校はお休みだよ」
その瞬間 あたしの目の前を流れていた風が一瞬で凍りついた気がした。
メラメラとティアレの方から熱気を感じる…

「ご、ごめん」
あたしが思わずフライパンにしがみつく手を強める

「…休日なのにいきなり 魔法で大声でわたしを起しあがって…。別にいいけど…これは毎度だし」
と またティアレは開き直った

「え、でも待って…火曜日…木曜日・・・」
あたしが、指で数えているうちに、またコレットがムッとしながら言う

「何回数えても今日は 土曜日」
と。
あたしが、頭を抱えていると一人の男の子がやってきた セイヤだ。

「あれ、セイヤじゃん どうしたの?もしかして今日が、学校だと思って間違えてきちゃった…とか?」
あたしがあっけらかんと言うと

「おまえ、もしかして間違えたのか?ムリンカらしい…っ」
と くくっ と笑った後 続けた

「俺が間違えるわけがねえだろ!俺は、今から魔書館に行ってくるの!」
と、ニカッと笑っていった。

「私も行っていい?」
遠慮がちに、コレットが言った

「もち!じゃあ行こうぜ」
と、セイヤはコレットを連れて行ってしまった

「…もうっ!」
セイヤは 小生意気なヤツだけど、何気にカッコいい

ってあれ、コレットも行っちゃったよ〜っ!

Re: フライパン魔女さんの電話相談所! ( No.4 )
日時: 2013/11/08 15:32
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

「ほんとにもう…。ムリンカ そういえば、昨日、コトノからもらった手紙のお返し魔法 できた?」
残されたあたしに、同じく残されたティアレが気遣うように言った。
コトノは、意地悪な魔女学5級の子 あたしと一緒
以上に汚い手を使う子で、嫌いな子も多い反面、取り巻きも多い

あまり今まで一緒に行動を共にしたこともなかったコトノが 昨日のホシクズ小学校の放課後に、ムリンカのところに歩み寄ってきて、 一通の手紙を渡したのだ

手紙 とはいっても、形あるものではなくて コトノも 魔力は5級だから 
魔法で、絶対読むことができるよう、呪文を唱えた瞬間に、頭に、そして心に流れてくる仕組みになっている

それは もちろんムリンカは読まないわけにはいけないどころか読ませられてしまい…
「うん、できたっていえばできたんだけど」
手紙のお返しは、自分自信のその感想を、頭から作り出してしまうので正直だ。
もちろん もらう方の手紙も、正直だ。

「ううん…作ったんだけど…」
元の送られてきた 手紙の内容があんまりすぎる。

その内容がまた頭をよぎった

———
ムリンカへ

あんた 魔女5級になったからって セイヤくんに手出しするんじゃないわよっ

ざまあみろ わたくしも 今日から 魔女5級ですわ

ほんとうのわたくしを見て絶句するムリンカの顔が見物ですわ

コトノ
———
という形である

「これじゃあ一方的な逆恨みだよね…」
あたしは あははと笑いながら言った。

「で、ムリンカはどういう返事返したわけ?」
———
コトノへ

あ、なんか言うの悪いんだけど、あたしもセイヤも 金曜日に進級カードをもらったので 4級です。。

そしてあまり意味が解らないんだけど・・・

ムリンカ
————
手紙の内容を告げた瞬間、ティアレが笑い始めた

「あはははは!!これでコトノも ざまあみろ!」
だけど…

「そういうティアレは 進級カードもらったの?」
あたしが嫌味っぽく言うと

「それがねえ…あたしもあるのよっ!」
と胸を張っていった。

あ、あのね 進級カードっていうのは、先生が月1回(それも第3または、第4金曜日)に、どれくらい魔力があるか見る時があって

それで進歩していると感じたら、1級上げますよ というカードをくれて、まだまだ修行 という時は カードをくれないの。
もらったカードは、土日の間に、お城に行って 引きかえてもらうのよ

ちなみにお隣の 魔界市立 藍之アイダン小学校の子は、第1月曜日にもらうとか
でも アイダン小学校は、国立のあたしたちの通うホシクズ小学校と違って 市立だから 見下してる子も少なくはないのよねえ〜

Re: フライパン魔女さんの電話相談所! ( No.5 )
日時: 2013/11/08 16:17
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

「じゃ、城に行こ」
あたしは、進級カードをカード入れに入っていることを確かめ、城に向かった。
国立唄星ホシクズ小学校は、国立!もちろんエリートだらけなうえ全て豪華
進級するにつれて制服も変わるのよ〜っ!

あたし 小学五年生の中で一番エリートなのは、あたしの双子の妹、コレット
でも、今日からはあたしとセイヤも学年トップだぞ!!

「なんたって、魔学だけはムリンカにはかなわないけどね」
と、ティアレも顔をすくめた
「魔学だけって…?」
あたしはビミョーな気分になる

いま着ている制服は、やっぱり あたしの方がおしゃれというか高貴な感じ でも着づらいから あげちゃいたいくらいなんだけどね

「何言ってんの ムリンカ!その制服だけでも どんなに栄誉あることか」
と顔を真っ赤にさせるティアレ かっわいい〜っ!

「と、とにかく行こう」
ティアレは、フライパンに乗って先を行く
それをあたしも追いかける

随分低い土地を 飛んでいた。平静な住宅街のすれすれラインに、壁魔法がかかっていて、空を飛ぶものには 入れない だけど 降りる場所でフライパンから降りれば大丈夫

ほら、あそこが 飛降所 そこがあるのを見て、あたしたちは、お城へ行くために 急上昇 上に上がろうとする

と、
ドンッ!

ティアレが、アイダン小学校の制服を着た女の子とぶつかった

「あ、すみません」
ふとした拍子に 二人はぶつかって 落ちる

ティアレが声を出すと、アイダン小学校の子は、目をそらして、フライパンを拾い上げると またがり 飛んで行ってしまった

「行儀悪いなあ。。もう!」
とあたしが 嫌な気持ちになりつつ ティアレを起すと、「あ」となった
「どうしたの?」
制服についた砂をはたきながら、ティアレが言った。

あたしは、砂からキラキラ光るモノを取り出した
「これ さっきの子のだよ」
これは 生徒手帳
自分の魔力が更新される手帳で、あたしも持ってる。

「ちょっと 中見ちゃお!」
あたしが好奇心で中を開けてしまう

「だ、だめ ムリンカ!!」
ティアレがとめるのも気にしずに、あたしは開いた
——
魔界市立藍之アイダン小学校 生徒手帳

学部学科名:魔学 

校長:楠野 雅之 
 
魔界市立藍之アイダン小学校 校歌

1揺るぎない出会い 笑顔帯びた瞳
明るく 元気に 蒼い空を 飛び立とう
魔学を学び みつめる未来 大切に

元気に輝く アイダン小学校

2思いれの箱に 団結した愛
頑張り 励まし 明るい空を 見上げよう
友と共に 明日へ続く道 大切に

元気に輝く アイダン小学校

揺川 咲乃 ユリカワ サクノ

魔女師

ID:ahodiea5kdahie?jdhoie

住所:ホシクズ市 雪守2丁目 666ー666J番地 スカイめぞん603号室

生 6t14 5/11 

小学五年

魔学級:初段

最終更新日 8/15
——
「最終更新日は、4ヶ月も前ね…それに、人間界からなのか 魔女名が記されてないわね」
ティアレが、思わずと言った感じに覗き込み 声を漏らす

「初段・・っ!」
あたしが、目を大きく見開く

「マンションに住んでるみたいだし…やっぱりお金がなかったのかしら」
「うーん・・やっぱり届けたほうが良いんだよね?」
あたしが、のんびり言うと、ティアレが言った。

「でもここまできちゃったし、先に城に行きましょう」
あたしたちは  またフライパンに乗り込んだ


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