コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 魔女の空飛ぶフライパン −闇と甦る魔物ー
- 日時: 2014/01/11 12:27
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: 闇を救う魔女
初めまして、環奈です。。☆
魔法モノ あんまり得意じゃないのですが…
こ、今回ばかりは頑張りますよっ!
常識のマナーも守れない人 Uターンお願いします
自分の小説 見てほしい というのがあれば言ってください ヒマがあれば行きます!
ではどうぞ♪
————————
登場人物・唄星ホシクズ小学校 七不思議一覧 目次>>2
(目次に書かれていないが 更新されている場合があります)
フラ魔女さん日記Ⅰ >>82
フラ魔女さん日記Ⅱ >>91
フラ魔女さん日記Ⅲ >>95
—————————
この世界には 「剣:聖:瑠:朱:藍:碧:志」
ソウル(剣)を持つ者は この世で一番強く 聖なる魔法を持った 正義の魔師
レビユ(聖)を持つ者は この世で古き歴史を築く一族
ルピア(瑠)を持つ者は そしてこの世で輝き瞳閉ざされし者
リンリ(朱)を持つ者は この世の火を灯し 一番の翼を持つ者
ランラ(藍)を持つ者は この世を藍し、潤し 綺麗事を並べ持つ
ルウガ(志)そして最後に この力を持つ者は強し微笑み 勝利の女神
そしてその全てが集まった時
闇を救う魔女を迎える
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
- Re: フライパン魔女さんの電話相談所! ( No.6 )
- 日時: 2013/11/08 16:41
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
第二話 -月-
お城には 魔王側近の、強い魔力を持つ「レノン」に、進級カードを渡す。
レノンは、初段から 6段までの試験を終え、さらに 子爵 男爵 伯爵 侯爵 公爵 大公という位を君臨した後
帝旺を初段から6段になる勉強をしたうえ 帝王 初段という新たなる資格を与えられ、魔王側近になっている。
次回の魔王候補にも与えられている
レノンは 国立の学校の進級カードしかやらない。 私立は 侯爵が市立は一般人だ。
これを聞くとやっぱり 国立が高貴な気がしてならない
ホコリ一つないレットカーペットを歩き、習った通りに礼をし、レノンの元へ歩み寄る
「生徒手帳を見せなさい」
と言われ、ティアレとあたしは いそいそと ホシクズ小学校のカバンから、生徒手帳を出す。
鞄の形と素材も 上下関係の厳しい魔界のせいか、やっぱりあたしのほうが豪華だった。
レノンは、生徒手帳を受け取ると、こういった。
「ムリンカからやる すまないが、ティアレは下がっていてくれ」
と言われ、一歩ティアレは下がる
あたしが振り向くと ティアレはウィンクしてくれた
「貴方は 魔界国立唄星ホシクズ小学校にて、級が上がるまでの魔学を達成したことを、ここに称する 魔学級4級 おめでとう」
あたしは、レノンから あたらしいボウシと、ステッキと、生徒手帳を頂き 礼をした。
因みに 級は、66級から始まるんだけど、たいていは、小学校入る前に50級にでもなっちゃうの。
こうやって、城で祝われるのは、小学生になってから
だいたい小学1年生の平均は40級
制服は、奇数の時に 偶数のときに ステッキ、ボウシ、生徒手帳の更新が行われる
「次は ティアレ」
あたしは、一歩下がり、ティアレは前に出た
「貴方は 魔界国立唄星ホシクズ小学校にて、級が上がるまでの魔学を達成したことを、ここに称する 魔学級7級 おめでとう」
ティアレはうれしそうに礼をして、制服をもらっていた
制服は 奇数の位の時にもらえる
一礼したあと、二人は 城を後にした
———
「やったあ〜っ!」
さっそくティアレはあたらしい制服に着替えた
「おー!にあってるよっ!」
ティアレの制服は、黒いニットに白いブラウス 銀色の星型ネックレス、黒いキュロット チャコールグレーのタイツに黒いブーツ というおしゃれな感じに変わった
「ふふっ!国立だと、豪華でいいわね!」
でも 国立の小学校に通う魔女(男の場合は 魔術師っていうのよ!)は、大人や、市立や私立の小学校の者から好かれてはいない
見下すような目線や、高貴な発言に憎む者もいるのだ
いままで、汚いことを言う大人に何度も会ってきた。
ちなみに、あたしの制服は 黒いノースリーブのドレス スカート部分がフレアになってる チャコールグレーのタイツに黒い革靴 金色のホシクズが舞い散ったような 星のネックレスに 星のイヤリング 髪にも、ティアラをつけている
「あれ——…」
茜色に染まった空が、だんだん暗くなっていく
「そろそろ帰ったほうがいいね」
寂しそうにティアレが言うと また笑顔を振りまいて
「じゃあね!」
と言った
あたしも
「じゃあね!また明日ね!」
って、叫んだ
- Re: フライパンの上に魔女1人! ( No.7 )
- 日時: 2013/12/01 12:08
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
「おまえ、もしかして国立小学校?」
見た目不良っぽい 魔術師が あたしが来るなり、セイヤと誰かに迫っていた
「ふうん、こんな豪華な制服着やがって」
と セイヤのことをすす笑っていた。
(・・助けなきゃ)
あたしは、動き出した。
セイヤが、あたしに気付いたのはわかった
(おまえ・・どうしてここに居るんだよ)
テレパシーが伝わってきた
テレパシーは、親しい者としかできない
(もう一人の人は 誰?・・)
(んなことどうでもいいだろ レイトっていうんだ)
(どうしてこんなことに巻き込まれてるのっ!)
(わかんねえよ たぶん 国立を憎んでるヤツだろ さっさとやっちまえばいいんだろ)
そこでテレパシーは途切れてしまった
(レイトって誰だろ)
セイヤが、動きに動けない状況なのを、草むらから、あたしは覗き見していたが、もう居ても立っても居られない 今すぐ魔法で とっちめてやりたい気分だ。
「何やってんのっ!!」
(やばっ…!!)
思わず草むらから出てしまった。
不良の中学生くらいの魔術師は、驚いたようだったけど すぐに笑った
「なんだ おまえ?」
取り巻きが何人もいる 独りじゃない
「ほら おまえ やっちまえ」
親分的な人が言うと、取り巻きが、あたしの目の前に立って言った
「幻術!デスド・モニカ」!!」
(なにやってるんだ!危ない ふせろ!!)
テレパシーが聞こえる
セイヤだ。
あたしの身体は凍りついて動かなかった
「風よっ!」
セイヤは、あたしの目の前に這い出てきて 風の魔術を使い、中学生を倒した
俺は 風を操る 魔学の力を持ってる
あいつ…ムリンカは 光水 という、魔女としていわくつきの魔学だ
光に水 魔界では1人なんじゃないか 光なんて、魔女として最悪だ 恥じらいだ と思ってる
だから、あいつは
人前で 属性魔学を使おうとしない
それに対して、コレットは 闇火 という、魔女として誇りに思うレアな魔学
ティアレは 草花と接することが可能な 植物の魔学を使うことが得意とされる
そして レイトは…氷の魔属性
同じく、ムリンカの力になれる魔力じゃない。
「おい フライパンに乗れ!行くぞ」
と、レイトとムリンカを促した
———
toムリンカ
「おまえ なにやってるんだよ」
あたしは、セイヤに怒られてしまった
「ご、ごめん……」
ひるんでいると、セイヤの目が大きく見開かれた
「——いや、でもサンキュ。……おっ、おい、お前、もしかして… 4級になったのか?!」
あたしのボウシとステッキを見たのだろう
「う、うん…」
あたしは、煌めくステッキを隠した
と、セイヤに悟られた
(おまえ…光の力 そんなに嫌なの、か?)
(…え——なんで?)
(だって ステッキ、隠しただろ)
ステッキには 自分の持つ魔力の現れが出ている だから、あたしのステッキは 水の流れをイメージしたせせらぎにものすごく キラキラと輝いている
(…セイヤには 分かんないよ)
光の力を持つ魔女なんていないもん 光という力がどんなけ疎ましいか
「まだ説明してなかったな こいつは レイト」
と、セイヤが言った
「あたしはムリンカ よろしくね」
というと レイトがうなずいた
- Re: フライパンの上に魔女1人! ( No.8 )
- 日時: 2013/12/01 12:09
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
(怖かった…)
あたしは、あのことを考えないことにした
今日は学校だった でもその前に アイダンへ ティアレと向かった
このまえ、落し物の生徒手帳を拾ってから返してなかったのだ。
「すみませーん!」
外部からきたあたしたちは アイダン小学校の正門にある インターフォンをタッチして言った。
「おーい!」
と、あたしたちが騒いでいると、正門を入っていくアイダン小学校の人の視線が厳しかった
頭の先から下までの制服とボウシとステッキと・・なめまわすように見回す
(視線が痛いよ…)
(仕方ないって、ムリンカ あたしたちのこと恨んでる人はたくさんいるし)
「おまえ、もしかして国立小学校?」「こんな豪華な制服着やがって」
前のことが思い出される
忘れたいのに
≪はい どうかしましたか?≫
声が聞こえて あたしは言った
「生徒手帳を拾ったんです 揺川 咲乃さんです」
≪わかりました。魔法で取っておきますので そこにおいておいてください ありがとうございました≫
あたしたちが見えているのだろう あたしを追い払うように 厳しい声で冷たい声で言った
———
そのあと 唄星ホシクズ小学校へ向かった
女は 魔女師
男は 魔術師
と、唄星ホシクズ小学校では名称がつけられる
魔女師の教室は 第1館 魔術師の教室は 第2館
それをつなぐ渡り廊下
という風に昔は分けられていたけど 今は 第1館が生徒の教室で 第2館が 体育館やプール・・・などなどだ。
あたしは、入り口から 魔女師の 5年A組に入った
ティアレとコレットとセイヤと同じクラス
先生は 品のいい女の マヤ先生
「おはよーございますっ!」
あたしの隣で、ティアレが笑った
「おはようございます」
優しげにマヤ先生が言った
「おはようございます!」
あたしも元気に言った
「おはようございます」
と、笑って言ってくれた
「わーっ!ムリンカぁっ!」
女子があたしの元に集まってくる
コレットは もう先に来ていて、席にすわって 本を読んでいた。
あたしみたいにしゃべるタイプじゃなく 優等生タイプだから、あまり人とかかわっていない
「ねえムリンカ!」
と、集まってくる中をかき分けるように 独りの女子が目の前につっ立った
コトノだ
「何」
あたしが、ぼんやりというと
「あなたの手紙の答え」
と、手早くコトノは言った
(あ、忘れてた)
と、ティアレと顔を見合わせる
「じゃあ行くよ」
「光の羽 碧羅の水」
あたしが呪文を唱えると、銀のホシクズがあたしの周りをまとう
———
コトノへ
あ、なんか言うの悪いんだけど、あたしもセイヤも 金曜日に進級カードをもらったので 4級です。。
そしてあまり意味が解らないんだけど・・・
ムリンカ
————
というメッセージが流れるはずだ。
- Re: フライパンの上に魔女1人! ( No.9 )
- 日時: 2013/11/09 14:39
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
第三話 【冷】
「あ、あんたって人は…」
コトノは顔に合わない言葉を言いながら顔を真っ赤にした
「もうお話になりませんわ」
と勢いよく取り巻きとあたしを睨んで 席へ座る
(し、視線が痛いよ〜っ)
「ねえ、ムリンカ さっきC組の子が会いたいって」
友達の一人ユキが 手紙って…?と目配せしたあと、言った
「え?誰?」
あたしが言うと、ユキが、藍色の綺麗な、下の方が天然パーマでくるりとした髪をなびかせて言った
「だれだったっけ…かわいい子だったよ モリンカ…?」
誰かが言った
「モリンカ…?聞いたことないなあ」
あたしがそういうと
「私たちも聞いたことないのよね」
と、ユキも顔を見合わせる
「とにかく あたし行ってくる」
とだけティアレに告げて あたしは教室を出た
C組なんて隣の隣だからすぐ
あたしが廊下からのぞくだけで、モリンカと名乗る女の子は気づいたように近寄ってきた
確かに、名札はモリンカと書かれている
「あなたが、ムリンカ?」
あたしを見る目は柔らかかったけど、背がちっちゃい
なんとなく背が小さい子に見上げられるといい気はしない
「そうだけど あたしに何か用?」
あたしがちょっとつっかかるように言うと、モリンカは言った
「あたしは別にようはないんだけど、ティナが会ってほしいってあなたに」
また新しく出てきた名前に あたしはくらくらしながら言った
「ティナ?」
「ティナは、D組の子 でもあの子 恥ずかしがりだから、こっそり会えるのが一番ね」
というと、ポケットから ミニフライパンスマホを取り出した
デコってある
「ティナ?もしもし、ムリンカが良いって言ったの だから今から向かうって」
と、のんびりというが、ムリンカには話が進み過ぎてさっぱりだった
「ちょ、ちょっと待って!!」
あたしが、睨むように言った
「あたしは会うなんて一言も行ってないわよ」
というと、
「あら、ティナが悲しむわ」
と、モリンカは言い捨てる
と、C組の女の子たちがみんなこっちをジロりと見てる
(わかった いけばいいんでしょっ!!)
「ほんと 女子は怖えーな!」
と言いながら、C組の男子があたしの元に寄ってきて言った
(素直にかっこいいヤツ)
「俺はジュライ あいつらには気をつけろよ。あと、ティナってヤツは何処にもいないぜ」
「えっ・・?」
あたしが呆然と立ち尽くす
「そっか まだお前はモリンカが———」
後の方は全然聞こえなかった じゃあなと、あたしに背を向けちゃったから
「あ、ありがと」
あたしも聴こえないような声で言った
- Re: フライパンの上に魔女1人! ( No.10 )
- 日時: 2013/11/09 23:58
- 名前: 桜かなで (ID: LYNWvWol)
なにこれ!すごいおもしろい!!本出版できるくらいだとおもいます!
続きすっごい楽しみ。がんばってくださいね!!
(なれなれしくすいません。)
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
この掲示板は過去ログ化されています。