コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 魔女の空飛ぶフライパン −闇と甦る魔物ー
- 日時: 2014/01/11 12:27
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: 闇を救う魔女
初めまして、環奈です。。☆
魔法モノ あんまり得意じゃないのですが…
こ、今回ばかりは頑張りますよっ!
常識のマナーも守れない人 Uターンお願いします
自分の小説 見てほしい というのがあれば言ってください ヒマがあれば行きます!
ではどうぞ♪
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登場人物・唄星ホシクズ小学校 七不思議一覧 目次>>2
(目次に書かれていないが 更新されている場合があります)
フラ魔女さん日記Ⅰ >>82
フラ魔女さん日記Ⅱ >>91
フラ魔女さん日記Ⅲ >>95
—————————
この世界には 「剣:聖:瑠:朱:藍:碧:志」
ソウル(剣)を持つ者は この世で一番強く 聖なる魔法を持った 正義の魔師
レビユ(聖)を持つ者は この世で古き歴史を築く一族
ルピア(瑠)を持つ者は そしてこの世で輝き瞳閉ざされし者
リンリ(朱)を持つ者は この世の火を灯し 一番の翼を持つ者
ランラ(藍)を持つ者は この世を藍し、潤し 綺麗事を並べ持つ
ルウガ(志)そして最後に この力を持つ者は強し微笑み 勝利の女神
そしてその全てが集まった時
闇を救う魔女を迎える
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- Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.61 )
- 日時: 2013/11/24 22:02
- 名前: かんな ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
toムリンカ
朝から 今日も学校だった。
行かないわけにはいかないけど 今日は なんとなく行く気になれなかった。というか 体調的に疲れた というか
でも 無理してあたしは 外へ出た
いつも通りに 自分の持つ 光の魔法を使い、太陽に、あたしの友、ティアレを呼び込むよう頼む
が。
それは今日もいつも通りにいかない
(もしかして、ティアレまで行方不明に?…)
そんな考えが少し浮かんで、暗い気持ちになってしまった。
けど、少し小耳にはさんだ話では
暗い気持ちをしていたり 憎む 哀しみなどの気持ちが強くなると悪魔に取り付かれる。とか。
詳しくは知らないけど 危ないらしい
そうはなりたくないので、あたしは、独り ホウキにまたがって、小学校までの道のりを行った
———
到着して、5ーAまでの階段を登っていたあたし
何ともなく 本当に疲れた感じ 頭がボーっとして、気持ち的にも 複雑で
そんな思いをしていた時 後ろから バンッ!と肩を叩かれて、一瞬の反応遅れで振り向く
「ティアレっ?」
「ばーか!俺はティアレじゃねーよ」
と、ニッと、セイヤが笑った
「なーんだ セイヤか…」
と あたしはまた下を向いて 階段を登り始める
「なんだよ。ノリが悪いな」
と、ちょっと素っ気なくセイヤが言うので あたしが言った
「ンなこと言ったって疲れてるんだよ。それにしても 人数が少ないね」
いつもなら 階段を元気よく駆け上がる 4年生の姿や、しゃべりながら笑いあう 6年生の女子軍団の存在 ほとんどが見当たらない
「まーな。しかも 今日の1,2時間目の授業である、悪魔について学ぶ。校長先生特別授業も なにか問題ある証拠だよな。」
と 腕を組んで頭の元にやるセイヤの話を聞きながら、さらに気が重くなっていく
「えー、校長先生直々の授業・・?」
めんどくさそうー!とあたしが思った時セイヤがあたしの顔を覗き込んだ
「おまえ大丈夫?顔色悪いけど。今のうちに保健室行っちゃえば?何なら、俺ついてくし」
「セイヤは授業サボりたいだけなんじゃ…?あたしは行かない 保健室は行かない」
と、保健室のある方向へは 背を向けて階段を登ろうとすると、セイヤがとめた
「おまえ 無理しないほうが良いぜ。 真面目な話、さっき あのヒュウは 病気で休んだって。そろそろ 魔師インフールエンザがかかってもおかしくないんだし」
その顔は本気で
でもあたしは 保健室は 嫌い
「嫌だ」
というあたしのカバンを捕まえて、ずりずりと無理矢理保健室まで連れて行かれてしまった
- Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.62 )
- 日時: 2013/11/26 20:35
- 名前: かんな ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: カイナ ユイ
第十一話 【寧】
toコレット
「あなたは?」
ルリカも消え、手当たり次第で 道を戻り、やっと自分の家に到着したのは、夕暮れだった。
夕暮れに 疲れた足をいやそうと、早く座りたくて家に入ろうとするのだけど ひとりの少年がそこに居た
「…ボク?」
名乗る名などない。と言わんばかりの態度に、ちょっと睨みつける
「そういう顔、しないでくれるかな。一応、兄なんだし」
と はにかみ笑いを浮かべる。
「…兄?」
「あ、じゃ、色々吹き込むと面倒なんで」
その瞬時に、煌びやかに背中を向け 軽やかな足取りで、フライパンに乗りに行った
家に、ムリンカはまだ帰っていなかった
———
toムリンカ
確かな話、気分は悪かったけど、授業を放り出して 保健室に行くほどのものではない。と思ったのだけど——…
「しつれーしまーす!」
と気軽なセイヤに続いて「失礼します」とあたしも入っていく
保健室には モリア先生が居た。
「どうしました?」
と、あたしたちを引き連れ、椅子に座らせる。
「いやあ、…」
と、セイヤが話をはじめ、モリア先生が あたしの顔をうかがって言う
「顔色が悪いわねえ。熱は、測れた?」
なぜかあたしは熱まで測ることになっていて。
小学3年生で習う 体温計魔法で測ります!
「はい」
手早くできるから便利なんだよ?
「∮☆φÅ☓ф*」
と書いてメモを渡す
一応 記号は 魔法の力であたしの元に出てくるのだけど、その記号と言ったら、さっぱり。あたしたちには、読めやしない。
読めるのは、モリア先生ともう一人のアユイ先生だけ。
カイナ先生はちょっと厳しい先生だ。
「ふ〜ん」
どうやら、処置法もわかるらしく、モリア先生はうなずいて言った
「とりあいず、ベットに横になりましょう。セイヤくんは ありがとう。帰ってくれていいわよ」
とにっこりスマイルなモリア先生
「えーっ 俺、用済みですか?」
と、頭を抱えて 顔面蒼白になるフリをして よろよろと 保健室を出て言った。
白いベットに、あたしは転がされ、その白いベットが包む、眠気さに負けて、目を閉じた
——
toラナラナ!
「おまえ 誰だ?」
それは 正真正銘 わたしたちのクラス、A組だった。
一時間目から、カコセちゃん、ムリン、ユキちゃん ティアレちゃん、そしてルリカちゃんをはじめ色々な人が居なくて。
たまたま ユキちゃんの組んだ RUBYSMILEYとJEWELROSEというチームの中の子、
コトノちゃんと、ムリンの妹のコレットちゃんだけしか居なかった
もちろん ほかの女子もいるんだけど 普段面識がない人ばかりだし、男子も少なくて
そんな場所に、ひとりの男の子があらわれて…。
わたしたちのA組の副担任、ヨータ先生が、きょうは休み だというマヤ先生の代わりだった。
「おまえ、誰だ?A組の生徒じゃないだろう」
と、ヨータ先生が言う
その男の子は、高貴そうで、自信満々とした物怖じしなさそうな顔で ヨータ先生の顔を見上げる
「そうですね この学校の生徒でもないし、 ボクらは `学校、に入るような `身分、ではありませんので」
と肩をすくめる その少年の姿は、どこか どこか誰かに似ているような、そんな気がして……
「ムリンカは 保健室だそうだ。 みんな席につけ」
と、ヨータ先生が目線をこちらに向け、言った
(えっ…!ムリンカちゃ…ぢゃなくてムリン、保健室っ?!)
朝早々から、ちょっと可哀想だなあ。と思ってしまう
「学校に入る身分ではない。だと?じゃあ何処のヤツなんだ。一旦校長室に連れて行く。」
と 先生 逆ギレ気味に、そそくさと廊下へ出て行ってしまった
- Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.63 )
- 日時: 2013/11/26 18:19
- 名前: かんな ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: カイナ ユイ
あーあーあーあーあー←何が言いたい?
いやあ、今は更新できないからさー。←誰もいない件
- Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.64 )
- 日時: 2013/11/26 20:40
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
toラナ
あれから先生は戻ってこなかった。ただでさえ 担任のマヤ先生がおらず、副担任のはずなのに 副担任のヨータも 1時間目からいなくなってしまう
きょうは、1,2時間目 校長先生の授業だって聞いたから・・なのかなあ?
でもそれにしても おかしすぎる気がしてたまらない
(これも、また。ニュースで報道されていた、連続行方不明事件に関連してるのかな)
病気、だと偽り休む者も多いが、その半分が行方不明に変わりない。という。
だけれど、ラナはそれを「信じない」ことにして 勇気を得ていた
皆、明日になれば絶対来る。明日は明るい日だから。そう思うことにする。
それが勇気になるから それが自分の力になるから
がらがら
2時間目が始まっている。というのに、5−A組だけではなくて、他のクラス、他の学年、他の学校までが 先生が消えているんだとか。
職員室にも誰もいない。児童ひとりぼっち。唯一残っている先生も何人かいるらしいが、5,6年は放っておいてあるのも同然 低学年を見ているようだった。
やっぱり 校長直々の授業だから・・?
違うよね?
何か、他に理由がある。よね?
「ラナ! 宿題を写させろ!やり忘れたんだよっ…。急いでやってたんだけど、魔属性の問題は、専門過ぎてわからねえし。問題に出ている魔属性を持っているヤツが こういう日に限って居ねえし」
と、セイヤが吐き捨てるように言った
クラスの男子、ケイトとセイヤがあたしの元に寄ってきたのだ。
「ああっ!」
わたしが あっとなった
「どうした?」
ケイトが わたしを覗き込むように言った
(どうしよう この場で 宿題忘れてた。なんて言えないよっ!)
昨日は、カコセやムリン、ティアレの力をかりて 宿題をやるつもりだったのだが 残念ながら色々ありすぎて出来なくて
背中から 突き刺さるような視線を感じる。
セイヤとケイトは あくまでも 「モテる」男子なのだ。一緒に居るところを見られたら みんなと一緒に行動できなくなる 嫌われる
どうしてもそれだけはいやで
慌てて取り繕う
「なら、もっと詳しくて勉強できるコトノちゃんとかの方が——。」
と言ったわたしを遮って 片手を上げて制したセイヤが言った
「俺らなんでそろって忘れもんを…。いや、悪いな。おまえが1番話しかけやすそうで優しそうだから。 あいつら ちょっと怖いし」
と、ケイトも尻馬に乗って続けた
「それに あいつらは イケメンセイヤに夢中で 勉強どころじゃなさそーだしさ。」
先ほど言った通り、セイヤは クラスで 女子にモテていて、ムリンカとは幼馴染という関係だ
「それはおまえも一緒だろ?」
と セイヤがケイトをじたっとみて言った
「ふーん モテるって、意識してたんだ?」
とケイトが勝ち誇ったような笑みを浮かべた
「なんで?」
「だって今 一緒って」
とあっけらかんとケイトが言うと、セイヤが頭を抱える
「と、とにかく宿題っ!」
とセイヤが言って ケイトも真面目な顔で言いだす
「時の魔法陣の問題なら カコセ。光の術式と白魔女の君臨の物語ならムリンカが詳しいし」
「だけどそのムリンカも居ねえし。あと、植物の問題と +宿の 明日の天気予想と魔風態予想。これはやらなくてもいいんだけどさ。 ラナの得意なヤツだろ?」
「ええっ…」
ラナ、大ピンチ!!
がらがら
そこに ドアを開けて入ってきた人が居た
- Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.65 )
- 日時: 2013/11/26 20:48
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
toムリンカ
(そういえば 1、2時間目は 校長先生直々の授業らしいけど)
教室からは 声が聞こえてくる
あたしは 休んですっきりしたワケでも、何でもなかったけど、モリア先生の目を盗んで 保健室から出てきた。
心なしか、さっきより気分が悪いような…
それはさておき クラスへ向かう
がらがら。
いい加減ドア取り換えるか 油塗ったらどうかな。ギシギシ言ってるよ…って?
「ムリンカちゃんじゃなあい!」
と 女子の大群…と言ってもいつもの半分に道をふさぐかのように回りをかこまれる
「えっ、えっ…」
あたしが戸惑ってる間に、ひとりの女子が言った
「もう、休みかと思ったじゃない。この通り、クラスの大半が風邪で休みらしいのよ。でも ほんとは行方不明なんじゃないかしら?」
ふうん
あたしが クラスを見回すと、確かに人は少ないような気がする
いつもクラスをまとめるような男子や女子もおらず しんとした雰囲気だ。
「お!ラナ!」
と あたしが手を振る
「お、おはよう 大丈夫?」
というラナに とりあいず大丈夫だ。と返事をするものの 青白い顔でラナが言うの前に、あたしが言った
「ん?セイヤ、ケイト どうしたの?」
「え?ああ、ムリンカじゃねえか」
とケイトが 頭をかいた後、つづけた
「宿題やり忘れたんで、クラスの男子に訊こうと思ったんだけど、見せてくれないんで、一番やさしそうで話しかけやすくて 成績優秀なラナに教えてもらおうと思ってさ」
とラナが さきほどまでの経緯を あたしに話す。
「あ、宿題・・・。ん、分かった協力するよ。光の方はできるし。時の魔法陣は辞書で調べてやったんだ」
と あたしが言う
昨日 頑張ってコレットと協力してやった甲斐があった
「えっ!さすが!———ねえ、セイヤくんケイトくん、ムリンに教えてもらえば?」
思い切ったように ラナが、ふたりに言っていた
「ねえ ラナ、1,2時間目は 校長先生の授業じゃないの?」
「え、なんでムリンが知ってるの?」
ラナが 目を丸くして言うので あたしが言った
「来るときに セイヤに聞いたの」
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