ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 祟呪死ータジュシー
- 日時: 2009/11/14 21:25
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
どうも!
小説は小5から初めてます!
つねにホラー専門です!
ヨロシクお願いします!
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- Re: 祟呪死ータジュシー ( No.96 )
- 日時: 2010/01/04 14:48
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
〜第三十三章・欲望戦ーヨクボウセンー
「私を殺してみせろ!!」
陽子は私をにらんだ。
すっごく怖い顔で。
「こ…殺すなんて怖いこと!
できるわけないじゃない!!」
私は陽子に言い返す。
「なら・・・、御前は欲望に負ける!!
永遠に苦しみを味わってもわうわ!!!」
苦しみ・・・?
この世こそ苦しみよ!!
でも私は絶対に決めた。
いじめなんかしない、悪いことなんかしない
人間になるって!!
陽子がカッターナイフで私をつきつけてくる。
私はあわててよける。
「どうしたの?攻撃はしてこないの?」
「・・・・・」
「そう!!なら
死んでもらうわ!!!」
またカッターナイフをこちらにつきつけてくる。
ぐちょ…
私の頬を流れる血。
「っ・・・」
痛みをこらえる。
私は陽子の気持ちがわかる。
誰でもこうしたいと思うときがある。
私もそうだった…
これで陽子の気持ちが収まるなら。
それからも私はよけはしなかった。
ずっとやられる。
すべてのところから痛みがはしる。
でも私はこらえた。
「あなたは本当にこらえるわね・・・。」
「あなたは…何故永久のゲームなんか作ったの?」
「人が許せなかったから…。
人って上手くいなかいことを
人にあたるのよ…。
人はいつの時代でもそう。」
「それで永久のゲームを・・・?」
「でも変わらなかったわね。
逆にもっと欲をだすようになったわ」
陽子の表情は怖い。
すっごく私をにらんでる。
「さぁいくよ!!」
陽子が私にカッターナイフをつきつける。
だがその時だった。
私のてがカッターナイフを持っている
陽子の腕をつかむ。
「・・・!!」
陽子が驚いた顔をする。
「ここで、あなたに殺されたら、
たぶん私の負けだわ。
でも、ここで陽子さんを殺したら
その時も私の負けだとおもう!!」
「はぁ?なんで?」陽子の顔が笑いにゆがむ。
「それも欲だから。」
「えっ・・・」
陽子のもっているカッターナイフをとる。
私の血で真っ赤にそまっているカッターナイフ。
そして私は自分の手首を切る。
「ちょ・・・」
「決着をつけましょう・・・
陽子さん・・」
あなたなら勝てますか?
- Re: 祟呪死ータジュシー ( No.97 )
- 日時: 2010/01/04 14:49
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
〜最終章・陽子ーヨウコー
「決着をつけましょう…
陽子さん」
ぐちょ…ぐちょ…
何回も何回もカッターナイフで自分の手首を切った。
「や…やめて!!」
陽子が叫ぶ・・・、
でも私はやめなかった。
「やめて!!だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
陽子は私の手首に
飛び掛った。
私はもうカッターナイフを持っている手を
手首にうとうとしたときだった。
そして陽子の手にカッターを突き刺してしまった。
しかも・・・
たまたま運悪く…
かんつうするくらいの勢いで。
「はっ!!陽子さん!!」
「自殺なんて…だめ…」
痛いのをこらえて陽子は
一生懸命言った。
「あなたは…
私と同じだった。
いじめられっこで
つらい思いをしてきた…
そうでしょう?」
陽子は苦しいのを必死に言った。
私は必死にその話を聞く。
「でもあなたは私とは
違う・・・」
「………」
「あなたは耐え切った。
あなたは私とは違く耐え切った。」
「陽子・・・」
陽子の目から涙が零れ落ちた。
ぽたぽたと…
ぽたぽたと…
血が混じった涙。
悲しい目で…
私と同じ、感情を持って。
そして言った。
「私と同じ運命を
たどらせたくなかったの!!!!」
声が響いた。
「・・・っ」
陽子が苦しみを耐えた。
わたしが手助けしようとしたとき。
「大丈夫!!!」
陽子は大きな声でそういった。
バタン…
陽子は倒れた。
そして最後に
小さく…優しい声で
私に言ってくれた。
「あなたは、
がんばって…」
ーがんばってー
陽子はそしてまるでろうそくの火のように
消えていった。
いつの間にか自分の部屋に戻っていた。
血だらけの後もない。
ただ手にはカッターナイフ。
「陽子…
私あなたの分まで・・・
がんばって生きるよ!!
なにがあっても!!
絶対に…!!」
私の頬からも涙が零れ落ちる。
ゆっくりと…
ゆっくりと…
「私…絶対に負けないよ!!」
そして私は泣き叫んだ。
陽子は
私の気持ちを理解してくれた。
だから
がんばれる勇気をくれた。
ー次の日ー
「おはよう!!」
私は明るくなった。
いじめられることもなくなった。
私をいじめていた沙希恵がいじめられていた。
だが私はそれをたすけることができた。
陽子も霊能力者がみて
居なくなってしまったと…
そして明るい学校生活…
11年前の谷津学園に戻った。
陽子…
ーありがとうー
感情ーカンジョウー
人の気持ちは分からない。
この現代社会には
友達がいない
心が傷だらけの人がいるかもしれません。
あなたなら
分かりますか?
この人のつらさが・・・。
あなたなら助け出すことができますか?
心の傷から・・・。
あなたなら勝てますか?
欲望
憎しみ
運命
後悔
分かれ道
失い
視線
そして
気持ちから…
祟呪死ータジュシー
〜完〜
- Re: 祟呪死ータジュシー ( No.98 )
- 日時: 2010/01/04 14:49
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
予告ーヨコクー
それはある晴れた日だった
あの惨劇は谷津学園に再び舞い戻ってきた
陽子復活!!!
新キャラクター登場!(◇が新キャラクター)
◇前崎実佳ーマエザキミカー
陽子復活を聞いたときから、
陽子について調べるようになった
「なんで陽子が復活したのよぉぉ!!」
◇市宮五月ーイチミヤサツキー
実佳の大親友
陽子のことをいっしょに調べている
怖い話が大好き!
「陽子ってなんのためにこんなことしてるの?」
◇策内桂ーサクナイケイー
五月の幼馴染。陽子には無関心
五月のことが実は好き
「陽子ぉ?なにそいつ?可愛いの?」
陽子ーヨウコー
永久のゲームを作ったもの
11年後復活!!
いじめにより自殺して永久のゲームを作った
「この世の中は腐ってるわ…」
谷口信彦ータニグチノブヒコー
元谷津学園の校長
陽子のことはよくしっている
取材者を11年前殺した(心の目編)
「陽子さんのすべてを知ってるか?」
人間の腹黒さを描いた
怖さ2倍の物語・・・
あなたの親友は本当に親友ですか?
永久のゲーム…
陽子…
そしてあの惨劇が…
すべて復活!!
祟呪死 弐怨ータジュシ ニオンー
1月3日より
祟呪死ータジュシー(全三十四話)
もヨロシク☆です!
あなたなら勝てますか?
- Re: 祟呪死ータジュシー ( No.99 )
- 日時: 2010/01/04 14:50
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
祟呪死 弐怨ータジュシニオンー
〜第一章・悪夢ーアクムー
真っ暗な場所にいる…
「ココハドコ?」
ぽつりと声がでる
目の前に女の子が現れる
私と同じくらいの女の子
髪が長くて
こちらをジーッとみてる
「この世の中は腐ってるわ…」
「え?」
女の子は細い声で私に言った
「私に殺されず自殺もせず無事卒業できたら、
あなたたちの勝ち。
なにをおこしても極楽に導きます。
ただし私にころされれば
一生永遠に苦しんでもらいます!」
「な…なにを言ってるの?」
「この惨劇を見ていなさい。
さぁ…
あなたなら勝てますか?」
_____ピピピ!ピピピ!!
「んん・・・」
目覚まし時計が部屋に鳴り響く
天気はとっても晴れてるのに
寝起きはとことなく悪い
私の名前は前崎実佳
まぁ
性格は…
とにかく調べるのがすきって感じかな?
私は急いで私宅をした
そしてまちあわせ場所まで行った。
「おーい!!実佳!!」
今私の名前を読んだのは
私の大親友の市宮五月。
「ごめん待った?」
「ぜんぜん!今来たばっかし・・・」
そして私たちは学校へ向かう
「ねぇ…私ね…
今日の夢はっきりと覚えてるの」
五月が急に夢の話をしだした
そういえば私もくっきりと・・・
おぼえてるな…。
「髪の長い子がでてきてさ、
腐ってるとか
苦しみを味わえだとか言って、
あなたなら勝てますかって言って
起きた…」
「え…?」
私と同じ夢
「え?なに?」
「私も同じ夢みた…」
「え?なにからかってるの?」
「髪が長くて
ここの制服きて細い声の女の子でしょ!!」
「え?なにこれ?気持ちわるっ!!」
なに?
こんなの初めて…
なんか朝からいやな予感はしていた
「おはよ!!」
私たちは教室の中にはいった
朝から男子が騒いでる
特に策内桂!!
「御前もかよ!!え?御前も!!」
実は五月の幼馴染らしい。
「桂!朝からうるさい!」
「おい!五月聞けよ!!
今朝はみんな同じ夢見てるんだぜ?」
「え?」
「髪のねげぇー可愛い女の子がでてきてさー!
あなたなら勝てますか?
ってな…」
「え?桂もみたの!?」
「じゃやっぱり御前も・・・」
これは偶然なんかと呼べる
ものじゃないわ…
「五月…きっとなにかあるよ…」
「うん…」
あなたなら勝てますか?
- Re: 祟呪死ータジュシー ( No.100 )
- 日時: 2010/01/04 14:51
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
〜第二章・朝会からの惨劇
ーチョウカイカラノサンゲキー
_____生徒にお知らせします!!
放送がなった
「なんだろうね」
_____すぐに体育館に集まってください!
朝会を始めます
「えー!たりぃなぁ!」
桂がいう
たしかに朝会はたるい…
校長の話が長いし!
お尻が痛くなるし!
それに今は9月!
体育館はすっごく寒い!!
「しかたない…
行こう実佳」
五月が言う
「うん…」
でもなんか引っかかる。
今日は朝会なんかないのにな…
ー体育館ー
「それでは校長先生のお話」
きちゃった…
とうとうこの長い時間が…
「みなさんおはようございます。
今日はちょっと…
その…」
校長先生は話すのにとまどってる
なに?なんなの?
「その…
中学3年生の方々はよーく聞いてください。
永久のゲームって聞いたことないですか?」
え?なにそれ?
「五月知ってる?」
「知らないわよ!ってか(トワ)ってなに?」
「もー五月ったら
(トワ)って永久ってかくでしょ?
それのもうひとつの呼び方!」
「そうなんだ!」
まったく…
でもなんなのそのゲーム
「私もよくはしらないのですが…
その(陽子)っていう女の子が
自殺をして
それからその遺書に書いてあったのが
その永久のゲームなんですね…
で…それ以来人がどんどん陽子に殺されるんです。
であの…今日話したいのは
その陽子さんがこの学校に戻ってきて…」
え!!
なにそれ?
殺されるって!!
「五月…なにこれ?」
「………」
五月は放心状態…
「あの〜!!」
誰かが手を上げた
「それって殺されたらどうなるんですか?」
校長先生は答えた
「殺されないようにするみたいなんですが…
殺されたら地獄に…
卒業できたらなにをしても極楽だと…」
「なんだよ!それ!!」
「そうよ!ふざけないでいでよ!!」
「霊能者よべよ!!」
「死にたくないよ〜!!」
中3はもう大パニック
「うっ…嫌だよそんなの…ひっく…」
「五月…泣かないでよ…
まだ死ぬわけじゃ…
殺されなければいいのよ!!」
「でっ!!でも…」
「五月弱きになっちゃだめ!!」
ん?
なにこの誰かに見られてる視線…
もしかして陽子!!
あ…あれ?
なんだ桂か…
なにさっきから五月のことみて赤くなってんのぉ!
「なによ桂!」
桂がびくっとする
「な…なんでもねぇよ!!」
まぁ桂なんかどうでもいい!
五月はもう大号泣!!
どうしたらいいの!
___しかし
そんな中
ひそり笑う影があった…
あなたなら勝てますか?
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