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- トウカ
- 日時： 2010/01/30 13:05
- 名前： 朝倉疾風 （ID: ikrpTGuK）
□登場人物□
柏木トウカ───カシワギ_
１７歳 幼い頃から嫉妬深く、過去の事件から特に大人を嫌う。 暴力的で疎まれがち。 かなりの美人。
桐谷リク───キリタニ_
１７歳 目がいつもタヒんでいる。 何を考えているのかよく分からない。 トウカの家で居候している。
葦羅木ユマ───アシラギ_
１７歳 超ド天然で何がしたいのか理解不能な言動をする転校生。 前にいた学校で問題があった。
柏木恵美───カシワギメグミ
３０歳 トウカの叔母でリクの遠い親戚。 実家が会社を持っている為、暮らしには不自由していない。
峰岡ウタ───ミネオカ_
１７歳 リクとは幼い頃友達だったが、ある事件で行方をくらます。
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- Re: トウカ ( No.34 )
- 日時： 2010/01/25 16:56
- 名前： 朝倉疾風 （ID: ikrpTGuK）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
大人＝気持ちが成長する事
と私は考えているので・・・・・リクには頑張ってもらわないと！
＞空
ばこーん、じゃないですよ。
ばっきーん、です。
＞嵐猫s
- Re: トウカ ( No.35 )
- 日時： 2010/01/25 17:17
- 名前： 朝倉疾風 （ID: ikrpTGuK）
そうめんを食べながら、液晶の画面をじっと見る。
キレイなアナウンサーが出ていて、訳もなくそのニュースを見ていたら、トウカに蹴られた。
「私以外の女は、嫌い」
「はいはい。 ごめんね」
機嫌を損ねたら僕の頭は吹っ飛ばされそうなので、気楽に謝る。
「リク、そうめんくれー」 「お、食べるね。 トウカ」 「長い間あんま食べなかったのだ」
だから痩せてるのか。
恵美さんが僕らを形容しがたい目で見ていた。
「アンタたち・・・・・本当にラブラブだねぇ」
「メグちゃんも誰か好きな男の子くらい見つけなさい！」
男の人じゃなく、男の子・・・・か。
「アタシャ男嫌いだし、妊娠もできないし、結婚する気も子供を授かる気も全く皆無だねぇ」
「ぬー。 じんせー楽しくねェでしょーがー！」
こんな子が人生を語っていいんだろうか。
疑問に思ったけど、無言でそうめんを啜る。
「・・・・・・・・・」
携帯が鳴った。 トウカが明らかに嫌な顔をするのが分かる。
恵美さんは、食事中に漫画を読むなーなんて説教するような大人じゃないから、別に気にしていないけど。
「ごめん、ちょっと」
トウカはじっとこっちを睨んでいる。
居間から出て、襖を閉めて廊下で電話に出る。
「・・・・・・・・なんなのかなぁ、キミは」
「えへへ。 嫌われてるみたいだねぇ」
自覚あんなら関わるな。
「で、何の用？ キミも暇だね。 昨日からずーっと一時間置きに電話がかかってくる」
葦羅木ユマが笑う声がした。
電話の向こうで、彼女は不気味に微笑む。
「柏木さんに、怒られるんじゃないのお？」
「いや、キミがかけてるだけだから。 それに、僕にとっても迷惑なんだけど」
「桐谷くんて、本当に嘘つきで人間らしーよね。 おもしろい」
踏み切りの音が聞こえる。 駅の近くだろうか。
「切るよ」
「人殺.しのクセに、よくいい気でいられるねぇ」
「黙らないとダメ・・・・・っ」
トウカが携帯を引ったくり、耳にあてる。
「・・・・・・・・・・・・・・消えてください」
相手が葦羅木だと分かったのか、低い声で冷静に言った。
しばらくして、トウカが眉をしかめながら、
「フザけないでください。 迷惑です。 気持ち悪いんです。 タヒんでください。 消えてください」
一気にそう喋って、
「・・・・・・・・・・・・・・・」
携帯を投げ捨てた。 廊下に殴打された携帯くんは、無残に破片が飛び散り、見事にぶっ壊れた。
それでも気が治まらないのか、トウカが携帯を踏み潰す。
廊下に血が垂れている。 携帯の破片で切ったんだろう。
「トウカっ」
トウカの腕を抑えようとしたけど、払いのけられた。
「何さっきの」
鋭く僕を睨みつけて、あくまでも衝動を抑えるように肩で息をしている。
「しつこい奴で」 「何なの、あの女。 毎回電話鳴ってたけど、何？」 「トウカが思っているような事は全然ないし。 向こうが勝手にだし」
「そんなの、リクがどう言おうと関係ないじゃんっっ！！」
怒鳴り、携帯の残骸を拾って僕に投げつけてくる。
避けなかったので、額にあたった。
つか、恵美さんは出てこないな。
「リクさぁ、前に喧嘩したの覚えてる!? あの時もそうだよねぇっ！ リクが他の女の子と一緒にいて、私との約束をほったらかして！！」
忘れるはず、ないだろ。
それでキミは自.殺未遂をしたんだから。
あの時から認識できなくなった、血の赤。
「あの後、リクが必死に謝ったから私許したんだけど！ 同じ繰り返しなら、リクもあいつらと同じだよっっ！！」
あー、トウカの記憶では僕が床に頭こすり付けて必死に謝ったって解釈になってるんだ。
いい頭だことですねぇ。
「でも、携帯壊れちゃったし。 もう会わないよ」
正確に言えば、壊したのトウカだけど。
「トウカ、ごめん」
「・・・・・・・なら、いい」
「ん？」
「謝るんなら、もうやらないで。 それなら、いい。リクは私のだから、それなら、いい」
「うん、僕はトウカ専用だよ」
トウカは笑わなかった。
でも無言で襖を開け、呑気にそうめんを食べている恵美さんの向かい側に座る。
「何してんの、早く食べて」
恵美さんが突っ立ってる僕にそう言った。
なんだかなぁ。
- Re: トウカ ( No.36 )
- 日時： 2010/01/25 20:48
- 名前： 朝倉疾風 （ID: ikrpTGuK）
眠いです。
- Re: トウカ ( No.37 )
- 日時： 2010/01/26 16:26
- 名前： 嵐猫 （ID: QP4Yy5Wh）
トウカ専用ですか。
む、自殺未遂だなんて！危ないですね・・・。
- Re: トウカ ( No.38 )
- 日時： 2010/01/26 16:45
- 名前： 朝倉疾風 （ID: ikrpTGuK）
ですよねぇ。
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