ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ロンリー・ジャッジーロ 4−2
- 日時: 2011/07/31 16:02
- 名前: こたつとみかん (ID: DNzgYQrN)
- 参照: ココに来て一年経った、かな?
起きている間はずっと寝ていたい。だけど書き続ける。それがなによりも好きだから。
こんにちは。新年明けましておめでとうございます。
最近ポケモンの白を購入しました。ミジュマル超可愛い^^
ではでは、この小説が貴方の享楽となりますように。
こたつとみかんでした。
序章 前>>3 後>>4
第一章 ①>>8 ②>>10 ③>>12 ④>>16 >>17
第二章 ①>>21 >>22 ②>>25 ③>>26 ④>>33 >>34 ⑤>>40 >>41 ⑥>>44 >>45 ⑦>>46 >>47 ⑧>>51 >>52 ⑨>>62 >>63 >>64
第三章 ①>>73 >>74 ②>>77 >>78 ③>>82 >>83 ④>>84 >>85 ⑤>>86 >>87 ⑥>>90 >>91 ⑦>>94 >>95 ⑧>>96 >>97 ⑨>>100 >>101 >>102 ⑩>>103 >>104 ⑪>>105 ⑫>>106 ⑬>>107
第四章 ①>>112 ②>>113
キャラ名鑑 その一>>18 その二>>68 その三>>72
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- Re: ロンリー・ジャッジーロ 第二章-8 ( No.64 )
- 日時: 2010/05/18 19:42
- 名前: こたつとみかん (ID: UGkC/3vC)
- 参照: おーいえ(‾∀‾)
その右肩を、ヴィルバーが掴む。
「……!」
アイビーが驚いたように振り向く。これはヴィルバーにとっての無意識による行動だったらしく、掴み、アイビーが振り向いた所で自分がどういうことをしたか理解した。
「あッ……! えと……」
ヴィルバーは熱湯に触れた手を急に引くみたいにアイビーから手を離した。そして混乱しながらも、頭の中で何を言えばいいのかを必死に探そうとする。その様子はとても滑稽に見えた。
やがて言葉が見つかったのか、ヴィルバーが笑う。
「そ、そうだ! アンタの電動鋸壊しちゃったし、今度直させてくれないっスか? もも、勿論タダで!」
アイリスのみならず、傍観者全員が呆れただろう。——そこは、デートでも何でも誘うべきだろう……! ニーベルも苦笑いをしていた。
そんな慌てふためくヴィルバーの様子が可笑しかったのか、アイビーは軽く吹き出して笑った。今度は狂っているなどと微塵も思わせないような、まさしく『少女』の笑い方だった。
「……考えておきますわ」
その笑顔にヴィルバーも頬を紅潮させつつ、釣られて笑う。
笑い終えたアイビーは顔を上げ、眼をそらさずにしっかりとヴィルバーを見据える。そしてその頬を少し赤らめながら微笑みかけた。先程の乙女のような笑い方といい、今までの笑い方とは一線を画す笑い方だった。そしてその笑い方はあり得ないほど似合っており、加えて顔を赤らめているものだから、その破壊力は計り知れない。
アイビーが指を絡めながら、「やはり恥ずかしい」とでも言うように俯く。それでもその眼はヴィルバーの顔を見ているものだから、結果上目遣いとなり、それは更にヴィルバーの顔を赤くさせた。
「ヴィルバー……って言いましたね、貴方。あの、私やっぱり、お礼は……、言っておきますわ」
ヴィルバーの手をアイビーが両手で掴む。そして、一言。
「ヴィルバー……さん。……ありがとう」
——聞いているこっちが恥ずかしくなるな。アイリスは連鎖的に顔を軽く赤くさせ、半ば呆れた様子でふたりを見守っていた。
アイビーはヴィルバーの手を離し、その場にいるのが耐え切れなくなったのか、何も言わずに走り去っていった。
ヴィルバーはというと、何が起きたのか判らずにフリーズしていた。いや、むしろ脳内の要領が今のでパンクし、思考停止を起こしているのかもしれない。——そんなことよりも、だ。
「デルブライト」
「は、はひッ?」
電源入れたての電灯のようにヴィルバーが返事をする。
「私の高周波斧の壊れたんだ。直してもらえないか? 勿論、金は払う」
ぶんぶんと手を振りながら「滅相もない」とヴィルバー。
「そ、そんな。別に御代なんて要らないっスよ! 承るっスよ。フール……リーさん!」
まだアイビーの件での余韻が残っているらしく、ヴィルバーは色々と滅茶苦茶に返事をする。アイリスの嫌う、「フール」という呼び方も言ってしまった。
本来なら殴ってもう間違えないようにさせてやるのがアイリスだったが、不思議と怒る気になれなかった。
アイリスはヴィルバーの元まで歩いていき、その手に壊れた高周波斧を乗せる。そして拳を握り、それをヴィルバーの胸に軽く当てる。
「フールでいい。よろしく頼む。……ヴィル」
これにはヴィルバーは無論のこと、ニーベルさえも驚いていた。アイリスが男性を親しく呼んだり、呼ばせたりすることは今までなかったからだ。
「判ったっス。……フール。出来次第、もって行くっスから、家の場所教えて欲しいっス」
アイリスは住所を詳しく教える。ヴィルバーはそれを一言で理解したようだ。それから帰ろうとすると、黒峰の姿がなくなっていることを確認した。
「ベル、黒峰は?」
そう聞くと、いつの間にかいなくなったと、ニーベルも気がついていなかったように返答する。別にいなかったからどうこうなるわけでもなく、「ああそうか」だけでも済ませられるのは黒峰に失礼だろうか。
「じゃあ、行こうか」
ヴィルバーに別れを告げ、アイリスはニーベルと共に機械の魔窟を後にする。その際、上空が大きく開けている構造の機械の魔窟の空から、ほのかに赤くなった日の光が魔窟内に差し込み、それが反射して綺麗な光が魔窟内を照らした。
第二章『大仕事』終わり
- Re: ロンリー・ジャッジーロ 第二章-9 ( No.65 )
- 日時: 2010/05/18 20:23
- 名前: right ◆TVSoYACRC2 (ID: zuIQnuvt)
どもー、rightだよー^^
もっと早く気づいておけばよかった…orz
んー…こんなこと言える立場でもないんだけど…。
改めて読み直してみると、比喩が少し足りないかなぁ〜と思ったよ。
たとえば、>>52のこの単語→「青色の雷」。
青でもいろんな青があるよね。
サファイアのように美しく輝くような明るい青とか、海のように澄んだ色をした青とか。
青の中のどんな青なのかを表現できると、自分としては雷の色を想像しやすかったと思う。
>>64の「綺麗な光」でも、どのように輝いているか(照らしているか)、どのくらいの明るさなのかとかも表現できるよね^^
例①:鏡に光が反射して、その鏡は激しく輝いている。まるで、この光は太陽のような光だ。そんなような明るさで、この部屋の中を照らしている。電球の代わり言ってもいいだろう。
例②:電池があまりないのか、懐中電灯の光が弱々しく照らされる。まるで薄い雲に隠された太陽だ。これでは本すら読めない。
…何か、かなり変だけど…参考になれば…^^;
きっと、みかの作文能力ならすぐにできるし、何よりすごい上手い比喩をできると思うよ。
しかし、相変わらず上手いね。さすがだよ!
この調子で頑張ってね!!
じゃあ、またね〜^^ノシ
- Re: ロンリー・ジャッジーロ 第二章-9 ( No.66 )
- 日時: 2010/05/21 16:14
- 名前: こたつとみかん (ID: zHMuS.n5)
- 参照: 誰か詠唱考えてぇ……! (必死)
>>65 right
あー、うん。言われてみると、所々そんなところが見えるよ…^^;
指摘してくれてありがとね。なんかもう、このまま気が付かずに書き続けてたらボロボロになるところだったよw
そっか、比喩かぁ…。
とりあえず、言われたこと参考にして頑張るよ! そっちも頑張ってね^^
みかでしたっ!
追記
あのさ、オリキャラで投稿してくれたカイさんいるじゃん? あれ、少しだけ年齢変えてもいいかな? 設定上、どうしても二十一歳だと流石に無理があって^^;
出来れば二十四とかそこらにしたいんだよー(汗
またねー^^
- Re: ロンリー・ジャッジーロ 第二章-9 ( No.67 )
- 日時: 2010/05/21 17:30
- 名前: right ◆TVSoYACRC2 (ID: zuIQnuvt)
>>66
うん、いいよ^^
話をスムーズに進めるために、ほかにも変えたい所があったらどんどん変えてね。
こっちは全然構わないし^^
ではまた後日〜ノシ
- Re: ロンリー・ジャッジーロ 第二章-9 ( No.68 )
- 日時: 2010/05/22 18:26
- 名前: こたつとみかん (ID: QxOw9.Zd)
- 参照: わ。もう三百!? 感激ですっ!
おーいえ!
二章終わりましたねぇ^^
次は三章ですが、テスト期間やらバイトやらでPCに向き合う時間が少なくてまだ③位しか書いていないんですよ(汗
これから徐々にスローペースで執筆していくので、それまで『キャラ名鑑』と解説で場を繋ごうかと思います!(逃
—名前について—
アイリス・フーリー・テンペスタやニーベル・ティー・サンゴルドなど、『ロン・ジー(略しました)』の世界での名前の組み立ては『<名前>・<母方の苗字>・<父方の苗字>』というふうになっています。決してミドルネームではないです。これ重要。
<例>
ヴィルバー・ニック・デルブライトとアイビー・スィンス・ハーバートが結婚して子供を生んだとします。子供の名前は……。ええと、『パズー』でも『シータ』でも『ムスカ』でも『ああああ』でも何でもいいのですが、この場合『ラピュタ』としましょう。
まあとりあえず、このラピュタは母のアイビーから<母方の苗字>である『スィンス』をもらい、父のヴィルバーから<父方の苗字>である『デルブライト』をもらうわけです。
つまり、子供のフルネームは『ラピュタ・スィンス・デルブライト』となります。あ、べつにヴィルとアイビーが結婚するというわけじゃありませんよ? 判りやすく例としてだしたまでですから^^;
……お判りになりましたか? はい、判った人挙手!
何か判らないことがあったら、いつでも聞いてください。
こたつとみかんでしたっ!
(前振り終了のお知らせ)
○名前:ヴィルバー・ニック・デルブライト
年齢:16歳(二章終了時点) 身長:173cm
容姿:ボサボサと清潔感のない茶髪。でも決して汚くはない。顔は中の下くらい。瞳の色は若干暗い感じの橙色。体格は華奢でもないが、どこかひ弱そう。
服装:インナーは無地の白Tシャツ。頭に作業用ゴーグルを巻いている。両手には軍手、腰には工具入れのベルトが付いている。アウターは上下がつながった、橙色のいわゆる『ツナギ』を着ている。……今これ見て「やらな(ry」という言葉を発する人間を思い浮かべた人、怒らないから正直に手を挙げて。
性格:喜怒哀楽が激しいほうだが、基本は気さくで明るい性格。その性格のせいで「うざい」と思われることもしばしば。
魔力:炎(12%)、水(14%)、雷(29%)、風(23%)、土(22%)
○名前:黒峰 辰彦(くろみね たつひこ)
年齢:20歳(第二章終了時点) 身長:178cm
容姿:真っ黒い短髪は清潔感の証。きりりとした顔立ちが、それに良く似合っている。普段から訓練を怠っていないので、無駄な肉がほとんど付いていない。故に泳げない。
服装:上下共に黒革のライダースジャケットとレザーパンツ。神刀を振るうのに向いているらしい。
性格:無法の国には珍しい正義感のある人柄。「アメニモマケズ」がそのまま合ってると言っても過言ではないかも。ついでに下戸。
魔力:風(100%)
以上で「キャラ名鑑その二」終わりですっ!
こたつとみかんでしたっ!
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