ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 色無〜禁じられた遊戯〜
- 日時: 2010/05/27 21:02
- 名前: しのぶ (ID: VMvMkRLZ)
タイトルは「しきむ〜きんじられたゲーム〜」って読みます。物語に対するコメント待ってます。
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- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.37 )
- 日時: 2010/08/13 14:59
- 名前: しのぶ (ID: p6e1/yUG)
いえいえ。そんな事なかったですよ!とても面白かったです!苺侍さん、これからも頑張ってくださいね!
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.38 )
- 日時: 2010/08/13 15:02
- 名前: しのぶ (ID: p6e1/yUG)
おいおい・・・・・・。ラミットムーンの一員が何易々と操られてんの?まったく・・・・・・。
しかも今、俺は最悪のコンディションだ。
頭痛はさっきよりさらに悪化しているし、視界もふらふらと安定しない。
こんな状態でミズノと戦うなんて無茶にも程がある。
だが、無理ではない。
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.39 )
- 日時: 2010/08/13 21:08
- 名前: しのぶ (ID: 5kDSbOyc)
そもそも、ミズノが俺のパートナーに選ばれたのは水の能力者だったからだ。
水の能力を持つ者は必ず、能力者の中でもずば抜けて俊敏になる。
その中でもミズノは特に素早く、なおかつ能力の扱いに長けていたからだ。(水は空気にも含まれているため、一歩間違えると能力の暴走に繋がってしまう危険な能力なのだ。)
だが、逆を返せばそれだけ。
力も人間と変わらないし、接近戦にしか役に立たない。
「ま……、きと……。逃げ……、て……。」
「瑠夏っ!」
どうやら、それが最後の力だったようで、後は獣のようなうめき声しか発せられない。
「待ってろ……。瑠夏……!」
俺は自分自身を鼓舞させるように一言つぶやいた後、いつもポケットに入れてある本を開いて呪文を唱える。
『雷よすべての時間を拒絶せよ。』
途端、音楽室全体を常人には見えない金色のシールドが包み込む。
これが、絶月。
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.40 )
- 日時: 2010/08/14 10:08
- 名前: しのぶ (ID: kM82Y1ex)
いうなれば結界だ。
灰崎を消去したときにも使ったが今回はそれよりかなり強度がある。
ここで起こった事は誰にもわからない。時間と空間から孤立させることができる、便利な能力。
練習すれば能力者全員が習得できる簡単なものだ。
「瑠夏、お前の力、書き込ませてもらうぜ!」
大きく一声叫んだあと、槙人、いや、ライはさっき開いた本に右手の人差し指と中指で
白紙のページをすっとなぞった。
『雷雲よ。我に従え。』
槙人がそう呟いた途端、さっき右手でなぞったところが急激に明るくなり始める。
「ぐ……。ぎゃぁぁ……。」
ミズノも大きな声で苦しみの叫びを上げた。
「ミズノ。お前の力、書き込ませてもらうっ!」
ザンッ!
風を切るような音とともに、ミズノの頭上に大きな雷雲が浮かび上がる。
「っ!!」
ミズノが頭上に気を取られている隙に、ライは本のページを
一枚、堂々と引き裂いた。
すると、さっきまでちょこまかと動いていたミズノの動きが、急に鈍くなり始める。
そう、まるで鎖にでも戒められているみたいに。
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.41 )
- 日時: 2010/08/28 14:49
- 名前: しのぶ (ID: gzQIXahG)
「グ……ギャギャ……。」
なにかに乗っ取られているミズノがうめき声を上げるがそれを全く無視して俺はほんのページを捲る。
目的のページにたどり着いた俺はミズノの方をきっと睨みつける。
それだけ、たったのそれだけでミズノの動きが一斉に止まる。
いや、正確には体をガタガタと震わせているが、戦うという意思を根こそぎ奪われたかのごとく、その場に膝をついてしまうミズノ。
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