ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 色無〜禁じられた遊戯〜
- 日時: 2010/05/27 21:02
- 名前: しのぶ (ID: VMvMkRLZ)
タイトルは「しきむ〜きんじられたゲーム〜」って読みます。物語に対するコメント待ってます。
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- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.12 )
- 日時: 2010/07/08 18:49
- 名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: BwWmaw9W)
いえいえw
続き、楽しみにしています!
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.13 )
- 日時: 2010/07/08 19:22
- 名前: しのぶ (ID: eqvLcwt4)
♪〜♪〜〜♪〜♪〜〜
中のアーティストがよほどうるさいタイプの奴らなのか、防音設備が整ってないのかは知らないが、(おそらく、後者であろう。)時々真横の道を通りすぎるサラリーマンやペットを連れて散歩をしている主婦がうるさそうにクラブハウスを睨みつける。
そんなクラブハウス【ミュージックキャット】に潜入したおれたちは、
「ノってるかぁー?」
「「イェーイ!!」」
「次の曲も、どんどん上げてこぉーぜぇ!!」
「「イェーイ!!」」
・・・。ステージの上で歌いまくっていた。
「♪〜逢いたいと願っていた君の横顔が〜♪」
早くもマイクの前でスイッチが入ってしまっている瑠夏、もといミズノは、もうノリノリでステージパフォーマンス中だ。
一応、隣でギターを弾いているおれはもう頭のどこかへ飛んで行っているらしい。(さっき心を覗いたら、大きくう、た、と書いてあったし。)
「〜〜〜♪・・・アタシの自由でしょ!」
ジャァーン!!
どうやら曲が終わっていたみたいだ。観客にとびっきりの笑顔でぶんぶん手を振っているミズノにミッション中だという自覚はない。
(オイ。る・・・、ミズノ。)
(・・・。わかっているわよ。さっきから失礼なことをぬけぬけと考えてさ。まったく。)
(だって、お前、・・・。)
(しかも、さっきあたしの本名呼びそうになってたし!ミッション中はコードネームで呼ばないと相手にこっちの素性がバレるでしょ!)
(・・・。悪かったよ。で、見つかったか?ターゲット。)
(もっちろん!前から6列目の一番左端にいる、黒のパーカーの男よ。)
(おっけ。記憶完了。)
(じゃあ、ライ。後はよろしく。)
テレパシーでの会話が終了した直後、
ミュージックキャットの電気が一斉に消えた。
「「何!?コレ!?」」
「「停電か!?」」
「やべぇ!地震かも!にげろ!」
みんなが地震という単語に反応して我先にと逃げ出す。働いている職員たちが
「みなさん!大丈夫!」
と、叫び続けているが、混乱に陥った観客の耳には全く届かない。もうどうしようもなくなって職員も逃げ出そうとした、その時、
「〜〜〜♪〜♪〜♪泣かないでと私を包み込む君の声〜〜♪」
歌が、聞こえた。
派手なパフォーマンスもない、ドラムやギターの伴奏もない、マイクも使っていない(電気が落ちているため使えない)、なのに、その声は、不思議と皆の足を止めさせた。素朴で、どこまでも綺麗な、透き通った澄んだ声。
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.14 )
- 日時: 2010/07/08 19:44
- 名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: BwWmaw9W)
さて誰の唄声だぁ!?
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.15 )
- 日時: 2010/07/08 21:11
- 名前: しのぶ (ID: eqvLcwt4)
観客たちはもちろん、職員たちまでもが先ほどまでの混乱を忘れたかのように、その場にぼうぜんと立ち尽くす。
「〜〜♪〜〜」
曲がサビに差し掛かった瞬間、おれは急いで黒いパーカーの男の肩をぽんぽんと叩いた。
「・・・?なんだぁ?今良いとこ・・・。ゴフッ!」
- Re: 色無〜禁じられた遊戯〜 ( No.16 )
- 日時: 2010/07/09 18:59
- 名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: BwWmaw9W)
続き、待ってますよぉーw
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