ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ジャージさん。
日時: 2011/01/05 16:59
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

.


一時のテンションで書いています。
……うーむ。

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Re: ジャージさん。 ( No.105 )
日時: 2011/01/31 16:26
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

「もういいだろ。 帰れガキ。 俺とあの小娘の関係なんざ、テメーに関係ねえだろ」

瀬尾さんが鬱陶しそうに俺を見る。 感情を表に出す事に躊躇いが無いと思う。 自分の思った事を隠す事なく、口にする。 羨ましい。

「無いけれど、個人的に興味があるんです」

そう、俺は好奇心旺盛だ。 頭の中に疑問符が出てきたら、それが分かるまでとことんやるタイプ。
まあ、何故かそれが勉強方面では全く働かなかったわけだけど。

「興味ねえ。 ……まあ、いいか。 俺とお前は他人だし」
「もう知り合いですよ。 瀬尾 緋色さん」

名前を呼ぶと、瀬尾さんがまた睨んできた。 なんだ、この人。
そんなに俺が嫌いか───!! ……嫌いか。

「まあ、俺は数年前からここに住んでるわけだけど。 アイツとはいつの間にか話すようになった。 平日でも学校行ってなかったし、俺にとってもアイツにとっても、いい話相手だったんだろうな」

そこまで言って。

「てかお前も学生っぽいけど、大学行ってねえの? 今日平日だけど」
「ノーコメントでお願いします」

俺の興味心は完璧無視だな、と悪態をついて。 瀬尾さんは続ける。

「んで、最初は普通に話してたんだけど。 いつからか……、その、どう言えばいいんだ? 迫ってくるっていうのか?」
「誘ってくる?」
「まあ、そういうこった」

へえ。 今時ませたガキもいるもんだ。 あの子、中学生くらいだけど。

「おかしいだろ。 三十代のおっさん相手に中学生が欲情するか? 最初は援交目的かと思ったけど、マジみてえなわけよ」
「断ったら、殺されかけたとか?」

違う、と瀬尾さんは言う。

「断ったら、ナイフで胸に傷をつけられて、マーキングって言われた」
「目茶苦茶アブナイ子じゃないっすか、センパーイ」

軽く肩を叩く。 
特に何の反応も無い。 うぬ、あきるな。

「で、今回は何で刺されたんですか?」
「──人と話したから」
「は?」

思考停止。 嘘。 本当はすぐにその意味が分かる。

「だから、テメーと話したからだよ。 テメーがアイツに俺が捜してるって言ったんだろ。 イコール、俺がテメーと話したって事だろ」
「ああ、嫉妬したんですか。 随分束縛の激しい子ですね」

やっぱり。 そういう感情なら、俺にも覚えがある。
好きな人を束縛し、身体を傷つけ、それでも愛しているんだと訴えるような──、ねえ夜音さん?

「でも、怖いですよね。 今俺と話してる事がバレたら、かなりキレるんじゃないですか」
「──まあ、もう遅ぇだろうな」

瀬尾さんの視線が、俺の後ろばかりを見ている事に、この時やっと気づいた。
振り返る。

「                   あちゃー」

ナイフを持った、長髪の少女がいた。

Re: ジャージさん。 ( No.106 )
日時: 2011/01/31 16:27
名前: rara (ID: 9QYDPo7T)

       ☆*+・100突破おめでとです☆・+*☆


         遅くなってすみません・・><
          おめでとうございます^^
      参照600越えもおめでとうございまーす!
        これからも頑張ってくださいね!!
            応援してます〜♪

            最後に・・・・・
      『ジャージさん・・大好きだぁぁ〜!!!』
          (すいませーん><;)

Re: ジャージさん。 ( No.107 )
日時: 2011/01/31 16:33
名前: アキラ (ID: STEmBwbT)

コメ、どうもです(^<^)
うわあ、参照600越えてんだ。 初めて知りました←
こういう人間ですが、よろしくデス

Re: ジャージさん。 ( No.108 )
日時: 2011/01/31 17:05
名前: アキラ。 (ID: STEmBwbT)
参照: アキラ。の「。」がなくても、アキラです←?

.



ミマサカ アマキ
美作 雨貴

その少女の名前なんだけど、教えてくれたのは瀬尾さんだった。
なんか、修羅場みたいだな。 俺、場違いじゃねえ?

「ファミレスの前に居た人だね。 おはよう。 また会ったね」
「あの時もだけど、今も大層物騒なものを持ってるね」
「ああ、これかい」

雨貴ちゃんがナイフを見て、薄く笑う。

「ボクの唯一の武器なんだ。 これくらい見逃してほしいな」
「それで何するのかな」
「それは勿論──、」

目が、合う。
俺とじゃなくて、瀬尾さんと。

「キミを、ボクのものにするためかなあ」



Re: ジャージさん。 ( No.109 )
日時: 2011/02/02 13:35
名前: アキラ。 (ID: STEmBwbT)

ちょいあげ。


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